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ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン・フットボール・クラブWest Bromwich Albion Football Club [ˈbrɒmɪ, -ɪ])は、イングランドウェスト・ミッドランズ州ウェスト・ブロムウィッチに本拠地を置くプロサッカークラブ。WBAは略称。英国では主にWest Bromと表記される。

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC
原語表記 West Bromwich Albion Football Club
愛称 ツグミ(Throstles)
バギーズ(The Baggies)
クラブカラー 白と青
創設年 1878年
所属リーグ EFLチャンピオンシップ
ホームタウン ウェスト・ブロムウィッチ
ホームスタジアム ザ・ホーソンズ
収容人数 26,850[1]
代表者 (頼国伝)
監督 カルロス・コルベラン(英語)
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
()テンプレート(()ノート)サッカークラブPJ

歴史

 
ウェスト・ブロムの選手達(1888年)
 
ザ・ホーソンズ

1878年バーミンガム郊外の工場職員グループによって設立。創立時のクラブ名はウェスト・ブロムウィッチ・ストローラーズ(West Bromwich Strollers FC)であったが、1881年に現在の名称に変更された。チームの愛称Baggiesはこの当時の選手達がぶかぶかのバギーパンツを穿いてプレーをしていたことに由来する。

1888年に始まった世界最古のサッカーリーグ、フットボールリーグに最初から参加した12クラブのうちの一つ。

イングランド中部という保守的な地域であるが(ミッドランド工業地帯)の少数派民族が多い地域に居を構えていることもあり、歴史的にマイノリティーの支持を集めるクラブである。また同地域において、いち早く黒人選手をレギュラー起用している。

近年は、プレミアリーグチャンピオンシップを行き来するエレベーターチームと位置づけられている。2003-04シーズンはフットボールリーグ・ディビジョン1(2部)で2位の成績を収めて昇格を果たした。2004-05シーズンには最終節で“グレートエスケープ”と言われる大逆転劇を演じ、17位残留を決めたが、2005-06シーズンは19位となりチャンピオンシップへ降格した。2006-07シーズンは、4位となったがプレーオフで敗退し1年でのプレミア復帰とはならなかった。

2007-08シーズンにチャンピオンシップ優勝を飾り、2年ぶりのプレミアリーグ昇格を決めるが、2008-09シーズンは、最下位となり1年でチャンピオンシップへここ8年で3度目の降格となった。2009-10シーズンはチャンピオンシップ2位となり、プレミア復帰を果たした。2010-11シーズンは序盤戦でアーセナルマンチェスター・ユナイテッドなどの強豪相手に健闘するなど順調な滑り出しを見せたが、その後失速して一時17位まで順位を下げた。2011年2月11日に監督がロベルト・ディ・マッテオからロイ・ホジソンに交代するとチームは復調。最終的にはクラブ史上最高の11位まで順位を上げ、見事残留を果たした。[2]2011-12シーズンは10位。[3]監督がスティーブ・クラークに交代した2012-13シーズンは8位。[4]トニー・ピューリスが指揮した2016-17シーズンは10位。[5]2016年8月5日、クラブを保有していた(ジェレミー・ピース)は、中国の投資会社グループにクラブを売却した。売却価格は約2億ポンドと報じられており、クラブのオーナーには(頼国伝)が就任した。[6]しかし、2017-18シーズンは、最下位となりチャンピオンシップへ降格した。[7]2018-19シーズンは、4位となったがプレーオフで敗退し1年でのプレミア復帰とはならなかった。[8]2019年6月13日、スラベン・ビリッチが監督に就任した。[9]19-20シーズンは2位でシーズンを終え、自動昇格となり2年ぶりにプレミアリーグに復帰が決まった。20-21シーズンは、スラヴェン・ビリッチサム・アラダイスが指揮を執るもチームは下位から抜け出せず、プレミアリーグ19位となり2部降格が決定。

2021-22シーズン、ヴァレリアン・イスマエルを監督に招聘[10]

名称変更

  • 1878-1881 ウェスト・ブロムウィッチ・ストローラーズFC
  • 1881-現在 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC

タイトル

国内タイトル

  • フットボールリーグ・ファーストディヴィジョン(現プレミアリーグ):1回
1919-20
  • フットボールリーグ・セカンドディヴィジョン(現チャンピオンシップ):3回
1901-02, 1910-11, 2007-08
  • FAカップ:5回
1887-88, 1891-92, 1930-31, 1953-54, 1967-68
  • フットボールリーグカップ:1回
1965-66
  • コミュニティーシールド:2回
1921, 1955
  • FAユースカップ:1回
1976
  • バーミンガムシャー・シニアカップ:5回
1886, 1895, 1988, 1990, 1991
  • スタッフォードシャー・シニアカップ:13回
1883, 1886, 1887, 1889, 1900, 1902, 1903
1924, 1926, 1932, 1933, 1951, 1969

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズン ディビジョン FAカップ リーグカップ 欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 順位 選手 得点数
1997-98 ディビジョン1 46 16 13 17 50 56 61 10位 4回戦敗退 3回戦敗退 (リー・ヒューズ) 14
1998-99 ディビジョン1 46 16 11 19 69 76 59 12位 3回戦敗退 1回戦敗退 (リー・ヒューズ) 31
1999-00 ディビジョン1 46 10 19 17 43 60 49 21位 3回戦敗退 3回戦敗退 (リー・ヒューズ) 12
2000-01 ディビジョン1 46 21 11 14 60 52 74 6位 3回戦敗退 2回戦敗退 (リー・ヒューズ) 21
2001-02 ディビジョン1 46 27 8 11 61 29 89 2位 準々決勝敗退 3回戦敗退 (スコット・ドビー) 10
2002-03 プレミア 38 6 8 24 29 65 26 19位 4回戦敗退 3回戦敗退 (ダニー・ディチオ)
(スコット・ドビー)
5
2003-04 ディビジョン1 46 25 11 10 64 42 86 2位 3回戦敗退 準々決勝敗退 (リー・ヒューズ) 11
2004-05 プレミア 38 6 16 16 36 61 34 17位 4回戦敗退 2回戦敗退 ロバート・アーンショウ 11
2005-06 プレミア 38 7 9 22 31 58 30 19位 3回戦敗退 4回戦敗退 ネイサン・エリントン
ヌワンコ・カヌ
5
2006-07 チャンピオン 46 22 10 14 81 55 76 4位 5回戦敗退 3回戦敗退 ディオマンシ・カマラ 20
2007-08 チャンピオン 46 23 12 11 88 55 81 1位 準決勝敗退 3回戦敗退 ケヴィン・フィリップス 22
2008-09 プレミア 38 8 8 22 36 67 32 20位 4回戦敗退 2回戦敗退 クリス・ブラント 8
2009-10 チャンピオン 46 26 13 7 89 48 91 2位 5回戦敗退 3回戦敗退 クリス・ブラント
グラハム・ドーランズ
13
2010-11 プレミア 38 12 11 15 56 71 47 11位 3回戦敗退 5回戦敗退 ピーター・オデムウィンギー 15
2011-12 プレミア 38 13 8 17 45 52 47 10位 4回戦敗退 3回戦敗退 ピーター・オデムウィンギー 10
2012-13 プレミア 38 14 7 17 53 57 49 8位 3回戦敗退 3回戦敗退 ロメル・ルカク 17
2013-14 プレミア 38 7 15 16 43 59 36 17位 3回戦敗退 3回戦敗退 サイド・ベラヒーノ
ステファン・セセニョン
5
2014-15 プレミア 38 11 11 16 38 51 44 13位 準々決勝敗退 4回戦敗退 サイド・ベラヒーノ 14
2015-16 プレミア 38 10 13 15 34 48 43 14位 5回戦敗退 3回戦敗退 サロモン・ロンドン 9
2016-17 プレミア 38 12 9 17 43 51 45 10位 3回戦敗退 2回戦敗退 サロモン・ロンドン 8
2017-18 プレミア 38 6 13 19 31 56 31 20位 5回戦敗退 3回戦敗退 サロモン・ロンドン
ジェイ・ロドリゲス
7
2018-19 チャンピオン 46 23 11 12 87 62 80 4位 4回戦敗退 3回戦敗退 ドワイト・ゲイル 24
2019-20 チャンピオン 46 22 17 7 77 45 83 2位 5回戦敗退 1回戦敗退 チャーリー・オースティン
ハル・ロブソン=カヌ
10
2020-21 プレミア 38 5 11 22 35 76 26 19位 3回戦敗退 3回戦敗退 マテウス・ペレイラ 12
2021-22 チャンピオン 46 18 13 15 52 45 67 10位 3回戦敗退 2回戦敗退 カーラン・グラント 18
2022-23 チャンピオン 46

欧州の成績

現所属メンバー

2022年3月4日現在[11]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
14 MF   (ジェイソン・モルンビー)
15 FW   アンディ・キャロル
16 DF   (マット・クラーク)
18 FW   カーラン・グラント ( )
20 MF   アダム・リーチ
21 DF   (セドリック・キプレ) ( )
22 DF   (キーン・ブライアン)
25 GK   デイビッド・バットン
27 MF   アレックス・モワット
28 MF   (レイハーン・タロック)
29 DF   (テイラー・ガードナー=ヒックマン)
32 MF   (ケヴィン・カストロ)

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

監督

ローン移籍選手

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
14 MF   (ジェイソン・モルンビー) (ブライトン)
No. Pos. 選手名
16 DF   (マット・クラーク) (ブライトン)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
19 MF   ロメイン・ソーヤーズ (ストーク・シティFC)
36 GK   (アレックス・パーマー) (ルートン・タウンFC)
No. Pos. 選手名
38 GK   (ジョシュ・グリフィス) (リンカーン・シティFC)

歴代監督

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

脚注

  1. ^ “Premier League Handbook Season 2017/18”. premierleague.com. Premier League. 2017年11月9日閲覧。
  2. ^ “Premier League 2010/11”. Soccerbase. 2019年9月21日閲覧。
  3. ^ “Premier League 2011/12”. Soccerbase. 2019年9月21日閲覧。
  4. ^ “Premier League 2012/13”. Soccerbase. 2019年9月21日閲覧。
  5. ^ “Premier League 2016/17”. Soccerbase. 2019年9月21日閲覧。
  6. ^ “West Bromwich Albion to be sold to Chinese investment group”. BBC Sport. 2016年8月5日閲覧。
  7. ^ “West Brom relegated from Premier League after Southampton beat Swanea”. BBC Sport. (2018年5月8日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/44046183 2018年5月9日閲覧。 
  8. ^ “Aston Villa beat West Bromwich Albion to reach Championship play-off final”. BBC Sport. (2019年5月14日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/48182254 
  9. ^ “Slaven Bilic: West Bromwich Albion name ex-West Ham manager as head coach”. 2019年6月13日閲覧。
  10. ^ “イングランド2部降格WBA、4年契約でフランス人指導者イスマエルの招へいを発表 | Goal.com”. www.goal.com. 2021年6月25日閲覧。
  11. ^ “First team”. Squad. 2022年3月10日閲覧。

外部リンク

  • 公式サイト
  • Official Supporters Club
  • Former Players Association
  • Women's team
  • West Bromwich Albion F.C. Official Hospitality Website
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