アラン・コルノー(Alain Corneau, 1943年8月7日 - 2010年8月30日[1])は、フランスの映画監督、脚本家。
経歴
1943年8月7日、フランス・ロワレ県(マン=シュル=ロワール)に生まれる。コスタ=ガヴラスの助監督を務めた後に、1974年、『France société anonyme』で映画監督としてデビューした。
1991年、17世紀の2人のフランスの作曲家サント=コロンブとマラン・マレの師弟愛を描いた『めぐり逢う朝』でルイ・デリュック賞を受賞、2004年、永年の業績に対して第11回ルネ・クレール賞を授与された。
2007年にはジョゼ・ジョヴァンニの小説『おとしまえをつけろ』を原作にしたジャン=ピエール・メルヴィルの映画『ギャング』(1967年)のリメイク『マルセイユの決着』を監督した。
2010年8月30日、パリの病院で死去。67歳没[1]。
フィルモグラフィ
- Le Jazz est-il dans Harlem ? 短篇 (1969)
- France société anonyme (1974) 共同脚本ジャン=クロード・カリエール
- (真夜中の刑事) PYTHON357 Police Python 357 (1976)
- (メナース) La Menace (1977)
- セリ・ノワール Série noire (1979) ※第32回カンヌ国際映画祭コンペティション上映
- 武器の選択 Le Choix des armes (1981)
- (フォート・サガン) Fort Saganne (1984)
- (一匹の狼/ロンサム・コップ) Le Môme (1986)
- インド夜想曲 Nocturne indien (1989)
- (アフガン・ボーダーを越えろ!) Afghanistan, le pays interdit (1990)
- (めぐり逢う朝) Tous les matins du monde (1991) ※第42回ベルリン国際映画祭コンペティション上映、ルイ・デリュック賞受賞
- アメリカの贈りもの Le Nouveau monde (1995)
- (リュミエールの子供たち) Les Enfants de Lumière (1995)
- (リュミエールと仲間たち) Lumière et compagnie (1995)
- たれ込み屋 Le Cousin (1997) ※「フランス映画祭横浜1998」上映題
- Le Prince Du Pacifique (2000)
- (畏れ慄いて) Stupeur et tremblements (2003) ※「フランス映画祭横浜2003」上映題
- (ワーズ・イン・ブルー) Les mots bleus (2005) ※第55回ベルリン国際映画祭コンペティション上映
- マルセイユの決着 Le Deuxieme Souffle (2007) ※『ギャング』(1967年)のリメイク
- ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて Crime d'amour (2010)