『ひぐらしのなく頃に 巡』(ひぐらしのなくころに めぐり)は、原作:竜騎士07、作画・ストーリー構成:赤瀬とまとによる日本の漫画作品[1]。ヤングエースUP(KADOKAWA)にて、2021年10月15日より連載を開始。
ひぐらしのなく頃に 巡 | |
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漫画 | |
原作・原案など | 竜騎士07 |
作画 | 赤瀬とまと |
出版社 | KADOKAWA |
掲載サイト | ヤングエースUP |
レーベル | 角川コミックス・エース |
発表期間 | 2021年10月15日 - |
巻数 | 既刊3巻(2023年3月3日現在) |
(テンプレート) - (ノート) | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | (漫画) |
本作は、『(ひぐらしのなく頃に 業)』や『(ひぐらしのなく頃に 卒)』を再構築し、異なる解答編として物語が展開される[2]。
あらすじ
郷壊し編
- 第1話~第5話
- これまでの結末に至る経緯が明かされる。
- 鷹野率いる山狗部隊との戦いが終わったあと、梨花は沙都子を誘い、聖ルチーア学園への進学を決意。詩音の反対を押し切り、猛勉強の末に二人は無事合格。入学後は学園の人気者になっていく梨花に対し、勉強嫌いの沙都子は落ちこぼれ、補習クラスに落とされる。さらに、梨花の取り巻きの画策により、二人の関係の亀裂が深まっていく。
- そんな中、雛見沢へ久しぶりに帰った沙都子は、部活メンバーに歩み寄ろうとした際にカケラ空間へ飛ばされ、謎の女と出会う。沙都子は謎の女から「梨花の100年間」を見せられ、そして「時を繰り返す」ことを提案される。昭和58年に戻った沙都子はさまざまな選択をすることで最善の未来を探すが、どの方法を採っても望まぬ未来が訪れてしまう。運命を変えられないと悟った沙都子は、昭和58年6月の充実した日々を取り戻すために「惨劇」を起こすことを決意する。
鬼明し編
- 第6話~第8話
- これまでの結末に至る経緯が明かされる。
- 目が覚めると昭和58年6月に戻っていた梨花は、再び惨劇を打ち破るために行動を開始する。その裏で、沙都子は入江診療所を襲撃し、鷹野からH173を奪い取る。
- その一方で、レナの父は間宮リナによって美人局の被害に遭っていた。父を守るため、レナは彼女と話し合う。二人の話し合いは和解に終わったが、沙都子にH173を打ち込まれたことでレナは発症してしまう。その後、父との生活を守るために、レナは"頑張る"ことを決意する。
綿明し編
- 第9話~第11話
- これまでの結末に至る経緯が明かされる。
- 次のゲームまでに必要なモノを揃えるため、沙都子は繰り返す力を駆使して拳銃とH173の薬品を手に入れる。そして、園崎姉妹のどちらかに沙都子がH173を打ち込むことで、第二のゲームが幕を開ける。
- 魅音のことを女の子だと認め、人形を手渡してくれた圭一に対して、彼女は恋心を抱く。そんな中、祭りの最中に圭一が祭具殿に忍び込んだことで、彼が「祟り」という名目で御三家によって消されてしまうことを魅音は危惧する。圭一を祟りから守るため、魅音はオヤシロ様の祟りを終わらせることを決意する。
祟明し編
- 第12話~第13話
- これまでの結末に至る経緯が明かされる。
- エウアの言う「変化」により改心した鉄平が沙都子の元へ帰ってくる。沙都子は鉄平が帰ってきたことを利用し、学校側には虐待の被害者として、鉄平側にはいじめの被害者として悲劇のヒロインを演じる。
- 鉄平の頼みにより北条家へ訪れた大石は、沙都子にH173を打ち込まれたことで雛見沢症候群のL5を発症してしまう。発症した大石は、沙都子からの虚偽の証言により、梨花がオヤシロ様の祟りの黒幕であると勘違いする。複数の証拠を掴んだ大石は、おやっさんの仇を討つためにオヤシロ様の祟りを解決することを決意する。
猫明し編
- 第14話
- これまでの結末に至る経緯が明かされる。
- 鉄平の変化はループによって断片的な記憶が積み重なって起こったものだと沙都子はエウアから説明される。沙都子は雛見沢での幸せな日々を永遠に守るために、過去のカケラをなぞることをやめてひたすら惨劇を起こし続ける。その惨劇の嵐に耐え兼ねた梨花はとうとう屈服してしまう。
明暮し編
- 第15話~
書誌情報
出典
- ^ “https://twitter.com/zorane_chama”. Twitter. 2022年3月11日閲覧。
- ^ a b “業・卒を再構築し、マンガ版は別解へと向かう「ひぐらしのなく頃に 巡」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月4日)2022年4月4日閲覧。
- ^ “「ひぐらしのなく頃に 巡(1)」赤瀬とまと 角川コミックス・エース”. KADOKAWA. 2022年2月4日閲覧。
- ^ “「ひぐらしのなく頃に 巡(2)」赤瀬とまと 角川コミックス・エース”. KADOKAWA. 2022年10月4日閲覧。
- ^ “「ひぐらしのなく頃に 巡(3)」赤瀬とまと 角川コミックス・エース”. KADOKAWA. 2023年3月3日閲覧。
外部リンク
- 07th Expansion公式サイト
- 07th Expansion 公式Twitterアカウント
- ヤングエースUP - ひぐらしのなく頃に 巡