特徴
かつては東日本の女峰と並んで、西日本のとよのかは日本のイチゴの代表的な品種だった[2]。それぞれ「東の横綱」「西の横綱」と評されることもあった[3]。
果実は大粒で円錐形。果皮は鮮赤色でつやがある[4]。香りがよく甘みもあるが、ほとどい酸味もあり、バランスが良い[4]。日持ちもする[4]。
日本だけでなくオーストラリアのタスマニア州でも栽培されており、これを日本に輸入することで一般的にはイチゴの季節外れとなる夏でも日本の市場に出回っている[5]。タスマニア産とよのかは日本産のものと味でも見た目でも遜色なく、特に洋菓子用として人気が高い[5]。
品種開発の経緯
農林省野菜試験場久留米支場(現・九州沖縄農業研究センター)で1983年に育成された[6]。
出典
- ^ a b c “とよのか”. 農林水産研究情報総合センター アグリナレッジ. 2022年7月20日閲覧。
- ^ 武田麻希 (2021年10月7日). “いちごにはどんな栄養が含まれている? 甘いいちごを選ぶコツも紹介”. マイナビ. 2022年7月20日閲覧。
- ^ a b 田中裕司「都道府県別イチゴ出荷量トップ10」『希望のイチゴ~最難関の無農薬・無肥料栽培に挑む~』2016年。ISBN (978-4594074289)。
- ^ a b c 『図説果物の大図鑑』マイナビ出版、2016年、160頁。ISBN (978-4839953843)。
- ^ a b 「イチゴが季節はずれの夏も売られているわけは?」『雑学の特上ネタ300皿』河出書房新社、2005年。ISBN (978-4309496023)。
- ^ “九州沖縄農業研究センター”. 農業・食品産業技術総合研究機構. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “食材 とよのか”. 辻調グループ. 2022年7月20日閲覧。