だるま料理店

串カツ専門店の「だるま (食堂)」とは異なります。

だるま料理店（だるまりょうりてん）とは、神奈川県小田原市本町にある有限会社だるま料理店が運営する日本料理店である。

有限会社だるま料理店

だるま料理店主屋 （神奈川県小田原市本町）
種類	特例有限会社
本社所在地	日本 〒250-0012 神奈川県小田原市本町2丁目1番30号 北緯35度15分4.74秒 東経139度9分34.34秒 / 北緯35.2513167度 東経139.1595389度 / 35.2513167; 139.1595389座標: 北緯35度15分4.74秒 東経139度9分34.34秒 / 北緯35.2513167度 東経139.1595389度 / 35.2513167; 139.1595389
業種	(小売業)
法人番号	8021002052474
外部リンク	http://www.darumanet.com/
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概要

地元の網元だった廣澤仁三郎が創業した、料理店である。仁三郎は金沢の達磨（たつま）勘兵衛の次男として生まれたが、小田原の割烹「天利」を営む廣澤家に養子として入り、1893年（明治26年）に足柄下郡小田原町大手前（現：神奈川県小田原市本町2丁目）でこの店を創業した。屋号の「だるま」は、仁三郎の旧姓に由来する。

相模湾で捕れた魚介類を中心に、刺身、寿司、天ぷらなどの日本料理を供している。本町2丁目の本店のほか、支店として同じ小田原市内にある本町1丁目の小田原市民会館食堂、早川の小田原漁港内「魚市場食堂」がある。

主屋

本店は、主屋と別館から構成される。主屋については、創業時の建物が関東大震災で損壊したため、1926年（大正15年）に2代目・廣澤吉蔵が再建したものである。

木造2階建て、建築面積503平方メートルの建物であり、建材には吉蔵がブリの大漁で得た資金により、檜、松、欅といった良材が用いられた。外観は全体として楼閣風で、正面中央に唐破風玄関を置き、屋根は比翼入母屋造となっている。

屋内は、1階が食堂となっているほか、2階が数寄屋風書院造の座敷となっている。階段などにはアール・デコの影響も見られている。

こうした建築年代や意匠から、2002年（平成14年）には「だるま料理店主屋」として国の登録有形文化財に登録された。

なお、主屋正面玄関脇には、一方に「だるまさん」、もう一方に「おかめさん」の像がそれぞれ置かれている。

ギャラリー

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  別館

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  だるまさん

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  おかめさん

関連項目

• 小田原市
• 登録有形文化財
• 川崎長太郎 - 小田原出身の作家。常連客であり、決まって「ちらし丼」を注文していた。

外部リンク

 

ウィキメディア・コモンズには、だるま料理店に関連するカテゴリがあります。

• のれんと味小田原だるま料理店
• 登録有形文化財（建造物）の登録について（文部科学省サイト内）
• 国指定文化財データベース – だるま料理店主屋