たばこと塩の博物館(たばことしおのはくぶつかん)は、東京都墨田区にある博物館で、日本たばこ産業が運営する企業博物館である。「たばこと塩」はともに開館時の専売公社が扱っていた品目であった。開館の1978年から2013年までは渋谷区神南にあった。
たばこと塩の博物館 TOBACCO & SALT MUSEUM | |
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博物館の外観 | |
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施設情報 | |
正式名称 | たばこと塩の博物館 |
愛称 | タバシオ[1] |
専門分野 | たばこ・喫煙・喫煙具・塩 |
収蔵作品数 | 3万点 |
事業主体 | 日本たばこ産業 |
管理運営 | 日本たばこ産業 |
建物設計 | 安井建築設計事務所 |
開館 | 1978年(日本専売公社) |
所在地 | 〒130-0003 日本 東京都墨田区横川1-16-3 |
位置 | 北緯35度42分20.9秒 東経139度48分30.7秒 / 北緯35.705806度 東経139.808528度座標: 北緯35度42分20.9秒 東経139度48分30.7秒 / 北緯35.705806度 東経139.808528度 |
プロジェクト:GLAM |
概要
1978年(昭和53年)、日本専売公社(当時)によって、タバコと塩に関する資料の収集や調査を行うことを目的に、東京都渋谷区神南[2]の渋谷公園通り沿いに開設された[3]。開設は日本専売公社のタバコ製造販売70周年を記念する事業の一環であり、戦前から収集されていた様々なタバコや喫煙や喫煙具、世界中の岩塩など多くの資料が展示された[4]。
建物の老朽化や、収集資料の増加により手狭になったことなどを理由に、東京・渋谷の博物館は2013年(平成25年)9月1日に閉鎖された[4]。博物館の跡地(敷地面積880平方メートルの正形地)は売却される見通しである[4]。これに代わる博物館は、東京都墨田区横川にある、日本たばこ産業の敷地にある倉庫を改装し、2015年(平成27年)4月25日に開館した[4]。
博物館のロゴは専売公社のデザイナー(当時)田中晋が制作した[5]。
博物館は現在、約3万点の資料を収蔵しているほか、刊行物なども発行している。また、肉筆浮世絵83点、浮世絵版画1550点余、版本300点なども所蔵している。
- 所在地:東京都墨田区横川1-16-3
- 休館日:月曜日(祝日、振替休日の場合翌日)、年末年始
- 開館時間:10:00~18:00
- 入館料:大人・大学生 100円、小・中・高校生 50円
最寄り駅
- とうきょうスカイツリー駅 - 約500メートル
- 本所吾妻橋駅 - 約700メートル
※ 距離は徒歩時の道のり
移転前
渋谷公園通りの宇田川町交差点南東角にあった。
- 所在地 - 東京都渋谷区神南1-16-8
- 設計 - 梓設計
設備
- 常設展示 (1~3F)
- 特別展示室 (4F)
- 視聴覚ホール (1F)
常設展示
- 1F(エントランスホール) - マヤの絵文書の壁画
- M2F「たばこの来た道」 - 喫煙の発生とたばこの伝播、日本への伝来、世界のたばこなど
- 2F 「日本のたばこ」 - 江戸時代・近現代の日本のたばこなど
- 3F「日本の塩、世界の塩」
外観
入口
館内(2008年)
移転後の敷地には商業ビルが建てられた(撮影:2023年5月)
脚注
関連項目
外部リンク
- たばこと塩の博物館
- - ウェイバックマシン(2013年4月24日アーカイブ分)