JRFU福岡トレーニングセンター（ジェイアールエフユーふくおかトレーニングセンター）は、福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭1丁目の香椎パークポート緑地に位置する、日本ラグビーフットボール協会（JRFU）の施設。広さ約54,000平方メートル[1]。2023年5月から名称を「JAPAN BASE」とし、本格開業した[2][3]。九州ラグビーフットボール協会の事務所がある。
概要
1999年に、当時の北九州コカ・コーラボトリング（後にコカ・コーラ・ウェストジャパン→コカ・コーラウェスト→コカ・コーラボトラーズジャパン、以下単に「コカ・コーラ」と称する。）が、香椎パークポート緑地の一部を福岡市から借り受けていた。
西日本社会人ラグビーリーグ（当時は国内1部相当）に所属していた北九州コカ・コーラボトリングラグビー部（のちのコカ・コーラウェストレッドスパークス→コカ・コーラレッドスパークス）の練習会場として使用するために、「さわやかスポーツ広場」という名称で整備したグラウンドである[1]。
天然芝のグラウンドやクラブハウスなどを兼ね備えており、レッドスパークスの活動拠点としてだけではなく、地元ジュニアチームや、女子チーム、ユースチームの活動の拠点としても利用されていた。
2021年4月30日、コカ・コーラが新リーグ（JAPAN RUGBY LEAGUE ONE）への参入断念と、同年末でのコカ・コーラレッドスパークスの活動終了を発表した[4]。これまで地域で利用されていたラグビーグラウンド施設が閉鎖され、福岡県ラグビーフットボール協会が存続の署名活動を行う[5]などの事態となった。
2022年1月、日本ラグビーフットボール協会（JRFU）がコカ・コーラに対して施設の譲渡を希望し、福岡市に対しても施設の継続使用を要請[1]。調整の結果、9月30日にJRFUがトレーニングセンターとしての継続使用について、福岡市と合意した旨の発表が行われた[6]。
2022年12月1日、「JRFU福岡トレーニングセンター」を開設。天然芝グランド（ラグビー場）の一般貸し出しを開始した[7]。
2023年3月18日、九州ラグビーフットボール協会がここに移転。
2023年5月、名称を「JAPAN BASE」とし[2]、改築したクラブハウスなどと共に全面開業。ラグビー日本代表（男子・女子・ジュニア、15人制・7人制）の強化拠点事業と、ラグビーおよび他のスポーツの普及振興の一環として、地元のラグビースクールや学生・社会人チームの利用や各種大会の開催など、ホスピタリティサービス事業も展開する[6][3]。
出典
- ^ a b c “福岡にラグビー強化センター設置へ 日本協会が福岡市に要望の方針”. 西日本スポーツ. (2022年1月21日) 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b “福岡における日本ラグビー強化拠点の 名称決定について”. JRFU. 2023年3月16日閲覧。
- ^ a b “JAPAN BASEについて”. JRFU. 2023年5月15日閲覧。
- ^ 『当社ラグビー部 活動終了のお知らせ』（プレスリリース）コカ･コーラ ボトラーズジャパン、2021年4月30日。2022年9月30日閲覧。
- ^ “「さわやかスポーツ広場の存続を求める」署名 ご協力の御礼”. 福岡県ラグビーフットボール協会. 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b 『日本ラグビー強化拠点 「JRFU福岡トレーニングセンター(仮称)」の運営について』（プレスリリース）日本ラグビーフットボール協会、2022年9月30日。2022年9月30日閲覧。
- ^ “福岡トレーニングセンターについて”. JRFU. 2023年1月17日閲覧。
外部リンク
- JAPAN BASE
- 九州ラグビーフットボール協会