概要
1998年に千葉県の学生エンジニアによって設立[1][3]。当初はSI事業や携帯向けの通信販売サイトのシステム開発を手掛けていたが、2010年にソーシャルゲーム事業へ進出[1][3]。
ソーシャルゲーム事業進出後は「モンスター☆モンスター」「神装!!ヴァルキリーカード」「帝国戦記」などをリリースし、これらのタイトルがヒットしたことから2014年8月期は約15億円の売上があった[1]。
2017年4月には「アルスラーン戦記 戦士の資格」をリリースしたものの[1]、「アルスラーン戦記 戦士の資格」は2018年8月にサービスが終了した[4]。その後は同業者間との競争により業績が悪化し、2018年8月期の売上も約9億円にまで落ち込んだ[1]。その後もヒット作には恵まれなかった[5]。
2020年に入ってからは本社を住友ケミカルエンジニアリングセンタービルから、本店所在地と同一の千葉市花見川区へ移転したり、取締役を2名削減するなどの経費削減を図ったが、業績や資金繰りの改善には至らなかった[1][5]。このためさくらソフトは、2021年4月7日に千葉地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[1][3][6]。子会社であったまかねソフトも、同年4月14日に千葉地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[1]。負債総額はさくらソフトは約2億1000万円。さくらソフトとまかねソフトの2社合計で約3億4000万円。
さくらソフト運営していたタイトルの内、「帝国戦記」と「テイルズ オブ アスタリア」は運営体制の見直しなどによりサービスが継続されるが[7]、他のタイトルは破産手続開始決定と同時にサービスが終了した[3]。
さくらソフトは2022年4月13日に法人格が消滅した[8]。
運営・開発を行っていた主なタイトル
この節の加筆が望まれています。 |
- モンスター☆モンスター
- 神装!!ヴァルキリーカード
- 帝国戦記
- アルスラーン戦記 戦士の資格
- テイルズ オブ アスタリア
- Magicソリティア~魔術士オーフェンはぐれ旅~[9]
- 真・恋姫夢想~乙女乱舞~
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k TSR速報 (株)さくらソフトほか1社東京商工リサーチ 2021年5月6日
- ^ a b c 会社分割(簡易新設分割)及び新設会社の株式譲渡に関するお知らせKLab 2020年6月17日
- ^ a b c d さくらソフトが倒産…『神装の戦乙女』はサービス終了、『帝国戦記』『テイルズ オブ アスタリア』は継続に向け調整中Social Game info 2021年4月23日
- ^ さくらソフト、『アルスラーン戦記 戦士の資格』のサービスを2018年8月16日をもって終了Social Game info 2018年6月27日
- ^ a b ハザードマップ さくらソフト/TASLY JAPAN ゲーム競争厳しくヒット作続かずSankei Biz 2021年5月13日
- ^ ゲーム会社さくらソフト、破産手続開始を官報に掲載オタク産業通信 2021年4月27日
- ^ 【重要】運営体制の見直しについてテイルズ オブ アスタリア公式twitter 2021年4月20日
- ^ 株式会社さくらソフト国税庁法人番号公表サイト
- ^ さくらソフト、『Magicソリティア~魔術士オーフェンはぐれ旅~』の事前登録を開始!ソリティアでアニメの名シーンをコレクションSocial Game info 2020年3月31日
外部リンク
- - ウェイバックマシン(2021年3月11日のキャッシュ)