概要
名称は「越後(こし)の新しい息吹(いぶき)」の意味で県民投票の結果、新潟県知事平山征夫が命名。「コシヒカリ」の血統を受け継ぎつつ、新鮮で活力に満ちた21世紀の米をイメージしている[1]。
「コシヒカリ」の孫で、高品質・良食味特性を持つ優良7系統を育成し、10日ほど刈り取りが早く成熟期は早生の晩。稈長が10cmほど低いことで、耐倒伏性がやや強い。平成28年産米の新潟県内での作付割合は、「コシヒカリ」に次ぐ20%弱で、全国でも11位となっている[1]。
- 交配系譜[2]
経過
- 1993年(平成5年)- 早生品種として、新潟県農業総合研究所で育種プロジェクトチームを結成。
- 1999年(平成11年)- 「新潟県奨励品種選定委員会」で奨励品種に選定(新潟56号)。
- 2000年(平成12年)- 試験販売を開始。
- 2001年(平成13年)- 本格的に生産・販売を開始。
脚注
- ^ a b 日本食糧新聞社 編 2018, p. 68.
- ^ “水稲早生品種「こしいぶき」について”. 新潟県農林水産部 農産園芸課. 2020年10月10日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- こしいぶき(全農にいがた)
- 水稲早生品種「こしいぶき」について - 新潟県農林水産部 農産園芸課
- 新潟米図鑑vol.2~新潟の銘柄米ガイドブック~ - 新潟県農林水産部 食品・流通課
- こしいぶき【コシイブキ】品種登録データベース