「おひまなら来てね」(おひまならきてね)は、五月みどりのシングル。1961年(昭和36年)5月に日本コロムビアから発売された。
概要
当曲名のシングル・レコードのA面は神戸一郎の「瀬戸の恋唄」で、五月盤はB面に収録されていた。
五月みどりは1958年(昭和33年)11月に「お座敷ロック」で歌手デビューしたが、暫くはヒット曲に恵まれなかった。それから約2年以上経ったある日、作曲家・編曲家の遠藤実から「君に合いそうな曲ができた」と言い、「おひまなら来てよネ~」と遠藤がその場で歌った処、その時に五月はビビッと来て「私に歌わせてください」と懇願する[1]。1961年5月、「おひまなら来てね」のシングルを発売。それまでの歌手にはなかった愛らしくチャーミングな美貌とともに、奇麗な「ちりめんビブラート」を生かしたこの歌は大ブレイクとなる。
レコード発売から約1年半が経過した、1962年(昭和37年)大晦日の「第13回NHK紅白歌合戦」に五月自身紅白初出場を果たし、本楽曲が歌唱された。
1968年時点での累計売上は32万枚[2]。
現在でも五月みどりの代表曲の一つであり、懐メロ・歌謡番組の特別番組などでもよく披露されている。
歌い出しの歌詞から、この曲のタイトルが「おひまなら来てよね」とされることがある[3]が、誤りである。