『おはよう九州沖縄』(おはようきゅうしゅうおきなわ)は、平日朝の『NHKニュースおはよう日本』を飛び降りた後の時間帯に、九州・沖縄向けに放送しているニュース番組である。
概要
2018年度以降、平日の7:45~8:00に放送している。
内容は、九州・沖縄のローカルニュースから2本を伝えた後、各地からのリポートまたは中継を放送。西日本各地区との共通中継を伝えることもある。その後は各放送局で朝のニュースを担当したアナウンサー顔出しによる天気カメラリレー(福岡と北九州はカメラ映像のみで番組キャスターが話題を伝える)で終わる。短縮前は九州・沖縄の天気予報も伝えていた。
ただ、2011年度については東日本大震災の余波が続く中始まったということもあり、カメラリレーに代えてブロック天気予報が復活した。
土曜・日曜以外の祝日はいずれも休みとなる。また2013年度からは、九州本土では原則として県域枠が撤廃され、地域枠が全てこの番組となった。
2018年3月19日から3月23日まで、2018年度に先駆けて一週間限定で平日の放送時間を7:45に繰り上げ、ニュース・九州・沖縄各局のリポート・九州・沖縄の道路交通情報(日本道路交通情報センター福岡センターから)・九州・沖縄の気象情報に番組構成を改めた(祝日である3月21日を除く)。
2018年度からは、沖縄局を除き平日の県域枠が撤廃され、全てこの番組となった(7:55〜8:00は九州・沖縄の気象情報を放送)[注釈 1][注釈 2][注釈 3]。ただし、気象災害や国政選挙・統一地方選挙の投開票日の翌朝などの重大ニュース発生時、政見放送放送時は、臨時で一部もしくは全てが県域枠になる。
2020年4月13日から2020年7月3日まで10:00-10:30で、当番組および他地区のローカルパートについて、2019新型コロナウイルス関連ニュースの再放送を実施していた。
2022年4月4日からは番組をテーマ曲を含めて一部リニューアルし、これまで15分全てを佐々木理恵キャスター兼気象予報士が担当していたのを改め、ニュース部分は同時期に(東京アナウンス室)から福岡放送局(2度目)に異動してきた新井秀和アナウンサー(2022年4月3日まで『おはよう日本』の土日祝メインキャスターを担当)がキャスターを務める。なお、佐々木は降板せず番組キャスターとして引続き出演する[1]。更にニュースを伝える際のスタイルも座って行うのではなく、立って行うスタイルに変更された。
放送日時
いずれもJST。※は気象情報のみ。
- 平日
-
- 5:56〜5:59(2018年度から)※
- 6:28〜6:30(2018年度から)※
- 6:53〜7:00(2022年度から)
- 7:45~8:00(2018年度から)
- 土曜日
-
- 6:28〜6:30(2018年度から)※
- 6:55〜7:00(2022年度から)
- 7:30〜7:35(2013年度、2018年度から、EPG上は「ニュース・気象情報(九州沖縄)」名義だが実質この番組のフォーマットで進行))
- 日曜日
-
- 6:55〜7:00(2022年度から、EPG上は「ニュース・気象情報(九州沖縄)」名義だが実質この番組のフォーマットで進行)
- 7:40〜7:45(EPG上は「ニュース・気象情報(九州沖縄)」名義だが実質この番組のフォーマットで進行)
- 日曜以外の祝日
-
- 6:55〜7:00(2023年度から、EPG上は「ニュース・気象情報」名義だが実質この番組のフォーマットで進行)
- 7:25〜7:30(EPG上は「ニュース・気象情報(九州沖縄)」名義だが実質この番組のフォーマットで進行)
- 7:57〜8:00 ※(EPG上は「気象情報(全国)」名義だが実質この番組のフォーマットで進行)
例外等
- オリンピック期間中、平日7時台の放送はオリンピック関連ニュースに伴う『おはよう日本』の全国枠拡大のため7:50からの短縮放送となる。
- 2006年度までは7:35~7:45、2007年度は7:36~7:45、2017年度までは7:51~8:00だった。
- 2017年度までは7:45~7:51は、各県ごとのニュースを放送(北九州は福岡からのネット受け)。ただし、2018年度以降も沖縄県だけは7:45〜7:55に県域ニュースを放送している。
- 2011年度は、東日本大震災関連報道の余波で当初7:56~8:00の変則編成であった。この間ニュースリポートを休止。
- 2017年12月25日から28日までと、2018年1月4日から5日までと、同年3月19日から23日までは6:55〜6:59.55、7:45~8:00だった。
- 2018年度(平日)から2021年度(平日)までは6:53〜6:59.55、2018年9月までは6:55 〜6:59.55だった。
- 2021年度(土曜日・日曜日)までは6:55 〜6:59.55だった。
- 2022年7月4日、「(台風4号)」関連のニュースを「おはよう日本」の番組途中飛び降りし、福岡局のスタジオから伝えた。(5:51〜6:00、6:18頃〜6:30、6:48頃〜7:00、7:18〜7:30)
- 2022年7月4日 - 2022年7月7日は、「第26回参議院選挙各県選挙区候補者 経歴・政見放送」を7:30(7月5日福岡県域・鹿児島局、沖縄局を除く九州各局は台風4号関連のニュースを放送)から放送したため、7:56開始(7月5日は7:55開始)の気象情報(九州沖縄)のみの放送となる。
- 2022年10月4日は、北朝鮮によるミサイル発射関連のニュースを東京から緊急放送中のため、当番組を中止している。
- 2023年4月13日は、九州沖縄の気象情報を伝える途中、北朝鮮によるミサイル発射関連のニュースを東京からの緊急放送に切換をしたため、7:55で番組打ち切りとなっている。
- 2022年度(祝日)までは6:55 〜6:58.55だった。
キャスター
平日
2017年度までは福岡局の担当アナウンサー・契約キャスターが県域ニュースに続いて担当。2009年度まではシフト勤務であったが、2010年度から8年間は他地区に倣い以下の2名による隔週交替勤務固定になった。また、全国8時台が廃止されたため、当該キャスターが番組の締めコメントを述べている。
2018年度以降は、NHKの働き方改革もあって佐々木理恵が番組キャスターとなった。佐々木は気象予報士の資格も持つためで、ニュースと気象を専門的に一人で伝える珍しい体制となった。災害報道の必要がある場合は引き続き11時までテレビ地域放送での気象解説も担当することがある(その後は『はっけんTV』の松井渉に交代)。佐々木が休みを取った場合は福岡局のアナウンサーがニュースパートを担当し、別に気象予報士(主に橘高香純、松井渉)が気象情報を担当する。
2022年4月4日より、番組キャスターは新井秀和と佐々木理恵となる。新井(ニュースリード)と佐々木(ニュース、気象情報担当)の2人体制[2][3]。新井は、異動(東京アナウンス室で主に『おはよう日本』土日祝日キャスターなどを担当)で『おはサタ!』を降板した2016年3月下旬以来、6年ぶりに朝のローカル番組のキャスターを担当となり、佐々木とも2015年度以来のコンビ復活となる。
年度 担当者 備考 2010 柴崎行雄 渡邊佐和子 渡邊は異動のため2011年3月25日が最終出演。 2011 三輪秀香 三輪は2011年4月4日から出演。 2012 上野速人 三輪は異動のため2013年2月までの出演。
後任の雨宮は同年3月11日初出演。2013 - 2014 雨宮萌果 2015 佐々木理恵 小宮山晃義 上野は異動のため2015年7月までの出演。 後任は、火曜 - 木曜は佐々木が担当、月曜と金曜はスポーツアナウンサーが担当。 (小宮山は同年8月3日初出演)
2016 長麻未 『おはサタ!』と兼任。 2017 松﨑洋子 2018 佐々木理恵[4] 松﨑は夕方の『ロクいち!福岡』担当に転出。
佐々木がニュースキャスターと気象予報士を兼任。全国でも珍しい一人二役で進行。2019 2020 2021 2022 新井秀和[5] 佐々木理恵 佐々木は2022年5月2日から復帰。 2023
土曜日・日曜日・祝日
- 土曜日・日曜日・祝日は福岡局アナウンサーのローテーション制。
- 2023年4月1日より、前日夜からのお泊り勤務の福岡局アナウンサーが『おはよう九州沖縄』(土曜日・日曜日)を担当している。担当するアナウンサーは、前日夕方17時55分から23時までのラジオニュース(いずれも九州沖縄向け)と夜の九州沖縄のニュース・気象情報(土曜日・日曜日・土曜日と日曜日を除く祝日の20時台/平日は放送なし)を担当している[注釈 4]。祝日(土曜日・日曜日を除く)については、2023年度以降も引続き、当日9時55分から12時15分までのラジオニュースを担当する福岡局アナウンサーが『おはよう九州沖縄』(祝日)を担当している[注釈 5]
- 2023年3月26日までは、『おはよう九州沖縄』(土曜日・日曜日・祝日)を担当したアナウンサーが続いて9時55分(日曜は11時50分)から12時15分までのラジオニュースを担当していた(※いずれも九州沖縄向け)。
脚注
注釈
- ^ ただし沖縄局においては、3月下旬の年度末や8月のお盆に当たる週は県域枠の放送が休止となる場合があり、その週に限り、沖縄局も同番組をフルネットする。
- ^ 毎年6月23日、慰霊の日が平日の場合、その日に限り、沖縄局も同番組をフルネットする。
- ^ 2022年4月11日、連続テレビ小説『ちむどんどん』の初回放送に伴い、ちむどんどんゆかりの地から生中継(池間昌人が担当)があるため、沖縄県域枠の放送を休止し、沖縄局も同番組をフルネットした。
- ^ 具体例として、2023年4月1日・15日・29日、5月7日は、前日夜からのお泊り勤務担当の酒井良彦(当時)、4月2日・8日・16日・23日は、前日夜からのお泊り勤務担当の森田哲意(当時)、4月9日は、前日夜からのお泊り勤務担当の見浪哲史(当時)、4月22日は、前日夜からのお泊り勤務担当の藤澤義貴(当時)、4月30日、5月6日は、前日夜からのお泊り勤務担当の小林将純(当時)、5時55分から12時15分までのラジオニュースをいずれも斎康敬(当時)が担当。
- ^ 具体例として、2022年5月3日は、ラジオニュースを原田徹、5月4日は、野口葵衣(当時・いずれも前日夜から7時58分まで・お泊り勤務)が担当し、藤澤義貴(当時)が当番組を担当。5月5日は、廣瀬雄大(当時・前日夜から7時58分まで・お泊り勤務)が担当し、森田哲意(当時)が当番組を担当。
出典
- ^ 佐々木が休暇中、5:56-5:59と6:28-6:30の気象情報(ローカルパート)は、2022年2月14日から2022年4月1日までは福岡局アナウンサーが持ち回りで担当した。2022年4月4日から2022年4月28日までは番組キャスターの新井が兼務した。
- ^ (PDF)『【発表】 NHK福岡放送局制作番組 2022年度MC・キャスター』(プレスリリース)NHK福岡放送局、2022年3月28日、1頁2022年3月29日閲覧。"おはよう九州沖縄2022年度"。 。
- ^ 2022年5月2日、佐々木が復帰するまでの間、新井と橘高香純(気象予報士・佐々木の代理キャスター)の2人で進行。4月26日 - 28日は、尾花麻美(気象予報士)が佐々木の代理キャスターとして出演。8月15日 - 19日は、佐々木が夏季休暇に伴い、8月15日 - 17日は、橘高が代演。8月18日 - 19日は、尾花が代演。8月22日 - 26日は、新井が夏季休暇に伴い、藤澤義貴が代演。佐々木が冬季休暇に伴い、12月22日 - 23日は、尾花が代演。12月26日 - 28日は、橘高が代演。新井が冬季休暇に伴い、2023年1月4日 - 6日、10日- 13日は、藤澤が代演。
- ^ 2022年2月14日から2022年4月1日までニュースは福岡局アナウンサーが1週間単位で担当。気象情報は橘高香純が担当。
- ^ 9時55分からの「九州沖縄の気象情報」(R1)、12時台(通常は12時15分から5分間)の福岡県のニュース(北九州局も県域のため福岡局発)も兼務している。
関連項目
- ニュース845福岡
- おはようサタデー九州沖縄
- おはサタ!
- ロクいち!福岡、ニュースブリッジ北九州、クマロク!、ぎゅっと!長崎、情報WAVEかごしま、てげビビ!、ぶんドキ、ニュースただいま佐賀、おきなわHOTeye(平日夕方地域ニュース番組) - 平日版のリポートで素材を使われることがある
外部リンク
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