あざの耕平(あざの こうへい、1976年1月28日 - )は、日本の男性ライトノベル作家。徳島県阿南市出身。山口大学人文学部卒業。
略歴
第9回ファンタジア長編小説大賞において、『霧の都の吸血鬼』で最終選考に残る。その後『月刊ドラゴンマガジン』誌上で行われた第1回龍皇杯に『Dクラッカーズ』で出場(『月刊ドラゴンマガジン』1998年9月号掲載)するが、優勝は逃す。
1999年1月、富士見ファンタジア文庫より『ブートレガーズ 神仙酒コンチェルト』で文庫デビュー。『Dクラッカーズ』は、その後富士見ミステリー文庫にてシリーズ化し、新レーベルとして立ち上げられたばかりだった富士見ミステリー文庫を支える人気作となった。
『Dクラッカーズ』は、主人公がジャンキーという設定で、ライトノベルとしては異色の作品であった。ネットや口コミで人気を伸ばし、「口コミで50万部突破!」が宣伝文句になる。
『BLACK BLOOD BROTHERS』のテレビアニメ化(2006年)をきっかけとして書籍取次会社を退社し、専業作家となる。アニメでは第11回にゲスト出演(九龍チャイルド役)している。
スロースターターとしても有名で、シリーズ物は3巻以降が急速に盛り上がると言われている。
人物
「あざの先生」と呼ばれるのがあまり好きではなく、「あざのさん」と呼んでほしいと語る。(2006年8月20日にキャラホビ2006内で行われた『BBB』トークショー&あざの耕平サイン会より)
「あざピー」という通称も広まっている。
作品リスト
- 富士見ファンタジア文庫
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- ブートレガーズ 神仙酒コンチェルト(1999年1月)(ISBN 4-8291-2866-6)
- 「字野耕平」名義。2013年11月に「あざの耕平」名義で『ブートレガーズ BOOTLEGGERS』に改題した新装復刊版が出版。((ISBN 978-4-04-712960-3))
- BLACK BLOOD BROTHERS(2004年7月 - 2009年5月)
- 東京レイヴンズ(2010年5月 - )
- ブートレガーズ 神仙酒コンチェルト(1999年1月)(ISBN 4-8291-2866-6)
- 富士見ミステリー文庫
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- Dクラッカーズ(2000年11月 - 2004年1月)
- 富士見ファンタジア文庫から、旧版未収録の短編や書き下ろしを含めた新装版が出版。(2007年5月 - 2007年12月)
- 真・女神転生3‐NOCTURNE アンソロジー(2003年6月)(ISBN 4-8291-6213-9)
- ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン(2006年12月)(ISBN 4-8291-6380-1) ※ 共著
- Dクラッカーズ(2000年11月 - 2004年1月)
- GA文庫
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- 神曲奏界ポリフォニカ・ぱれっと(2007年8月)(ISBN 978-4-7973-4299-4)
- (神曲奏界ポリフォニカ・ダン・サリエル)と白銀の虎(2008年9月)(ISBN 978-4-7973-5059-3)
- 神曲奏界ポリフォニカ・ダン・サリエルとイドラの魔術師(2009年4月)(ISBN 978-4-7973-5413-3)
- 神曲奏界ポリフォニカ・ダン・サリエルと真夜中のカルテット(2010年7月)(ISBN 978-4-7973-6025-7)
- 中公文庫
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- ダーティキャッツ・イン・ザ・シティ(2019年2月)(ISBN 978-4-1220-6688-5)
- テレビアニメ
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- K ※覆面作家集団「GoRA」の一員として原作、脚本に参加
- AYAKA -あやか- ※覆面作家集団「GoRA」の一員として原作、脚本に参加
- 漫画
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- 番傘少女 〜十番勝負〜(キャラクター原案:黒星紅白、作画:namo、『電撃G's magazine』2012年5月号)※黒星紅白の発行した同人誌のイラストを漫画にした作品
脚注
外部リンク
- あざログ
- あざの耕平 (k_aza) - Twitter
- あざの耕平祭り[]