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「人間の証明」オリジナル・サウンドトラック

「人間の証明」オリジナル・サウンドトラック』は、1977年に公開された、角川映画第二弾『人間の証明』のサウンドトラックである。

「人間の証明」オリジナル・サウンドトラック
大野雄二サウンドトラック
リリース
録音
  • 1977年5月 (1977-05)
  • サウンド・シティ・スタジオ
  • モウリ・スタジオ
ジャンル サウンドトラック
時間
レーベル アトランティック / ワーナー・パイオニア
プロデュース 角川春樹
チャート最高順位
  • 最高6位オリコン
  • 登場14回(オリコン)
  • 売上5.9万枚(オリコン)[1]
『「人間の証明」オリジナル・サウンドトラック』収録のシングル
  1. 人間の証明のテーマ
    リリース: 1977年8月10日 (1977-08-10)
(テンプレートを表示)

解説

前作の角川映画『犬神家の一族』に引き続き、音楽を大野雄二が担当した。

前作の『犬神家の一族』は日本映画の通常の音楽制作費の3倍予算を組み、映画音楽(すべてインストゥルメンタル)としてはレコードも売れたほうだったがヒットとは言えなかった。金子由香利が歌ったシングルレコードも発売されたが、これは主題曲で映画そのものには使われず、コマーシャルでも流れなかったため、ほとんど話題にもならなかった。そのため本作では主題歌が導入される[2]。主題歌を歌ったジョー山中は当時、世間一般での知名度が低かったため、主題歌を歌う山中と松田優作をスターにすべく、角川春樹は動いた[2]

音楽を任された大野雄二は、「アメリカ映画みたいにわかりやすいメロディーがあって、映画を見終わった後に、その主題歌をちゃんと覚えているようなものにしたかった」と語っている[3]

『犬神家の一族』では、サウンドトラック用音源を先に作って、映画の中の尺に合わせて別に録音したが、今作も同様にアルバム音源とは別に2回録音したが、アルバム音源でも監督からOKが出た[3]

「映像がすべて出来上がってからも、それに合わせて新たに収録する音楽もあったから、音源さえ見つかれば、マニアックな人のために、サントラだけのアルバムもできるかもしれない」[3]「角川さんは音楽を大事にしてくれた。通常は他のことにお金を使って、残りのお金で音楽は作られている。音楽にもお金をかけなければいい作品はできないと角川さんはわかっていたと思う」[3]

本主題歌の累計売上はミリオンセラーに達した[4]。本映画とはスタッフ・スポンサー共に異なる、2001年 (2001)テレビ東京で放送されたテレビドラマ『(人間の証明2001)』でも制作側の意向により本主題歌が使用された[4]

エピソード

ジョー山中は、本レコードの発売日に大麻取締法違反で逮捕されたため、発売された当時「人間の証明のテーマ」をテレビで歌うことはできなかった[2]。原作者の森村誠一はラジオに出ると、この曲をかけてくれとリクエストしたが、それはできませんと断られた。「人間の証明のテーマ」はヒットしているにもかかわらず、ラジオでもテレビでもコマーシャル以外は流れなくなっていた。つまりはレコードを買う以外聴けなくなり、そのためますますレコードが売れた[2]

日本アカデミー賞が始まった年で、本作もノミネートされていたが、受賞できなかったのはこれが影響していると大野雄二は語っている[3]

収録曲

SIDE A

  1. OPENNING  – 我が心の故郷へ  – (2:06)
  2. A KEY TO THE MYSTERY  – 謎のキーワード  – (3:27)
  3. HAPPY FEELING  – ハッピー・フィーリング  – (1:57)
  4. BALLADE OF LAMENT  – 運命のバラード  – (4:16)
  5. CAR CHASE  – 死の追跡  – (2:27)
  6. COFFEE HOUSE AT DAWN  – 夜明けのコーヒー・ショップ  – (5:05)

SIDE B

  1. GET UP ALL THE PEOPLE  – 黒のファンタジー  – (2:13)
  2. FANTASIA  – 翔炎  – (3:02)
  3. REMINISCENCES OF KIRIZUMI  – 霧積の想い出  – (2:42)
  4. SCORCH TO KIRIZUMI  – 悲しみの霧積へ  – (3:04)
  5. THE MAIN THEME FROM "PROOF OF THE MAN"  – 「人間の証明」のテーマ  – (4:16)
  6. THE WAY TO THE SPA OF KIRIZUMI  – 霧積温泉への道  – (1:38)
  7. INSTRUMENTAL THEME FROM "PROOF OF THE MAN"  – 「フィナーレ」 — ケン・シュフタンの死  – (4:58)

レコーディング・メンバー

ミュージシャン

  • ドラム:市原康
  • ベース・ギター:高水健司岡沢章
  • エレキ・アコースティックギター:松木恒秀
  • エレキギター:杉本喜代志
  • ハモンドオルガン:羽田健太郎
  • 電子ピアノ、ベーゼンドルファーピアノ、アープシンセサイザー:大野雄二
  • パーカッション:穴井忠臣
  • コンサートマスター:(三戸恭雄)
  • チェロ:(野瀬正彦)
  • ハープ:(入江愛子)
  • トランペット:伏見哲夫、(羽鳥幸次)、数原晋
  • トロンボーン:(新井英治)
  • ソプラノ&アルトサックス:(村岡健)
  • アルト&テナーサックス:ジェイク・H・コンセプション
  • バリトンサックス:(砂原俊三)
  • フルート:(衛藤幸雄)、(相馬充)、篠原猛
  • オーボエ:(石橋雅一)
  • ビブラフォン:(金山功)

スタッフ

  • ゼネラルプロデューサー:角川春樹
  • プロデューサー:大野雄二折田育造
  • アシスタント:鈴木清司、(梶原和男)、(伊藤成一)
  • ミキサー:伊豫部富治
  • レコーディング スタジオ:(サウンド・シティ・スタジオ)、(モウリ・スタジオ)
  • デザイン キャップ:(赤坂啓史)、(市川明)
  • イメージフォト:高梨豊

発売履歴

発売日 レーベル 規格 規格品番 備考
1977年9月25日 (1977-09-25) アトランティック / ワーナー・パイオニア LP K-10004A
1998年5月25日 (1998-05-25) ダブリューイーエー・ジャパン CD CPC8-3002 ジャケットのデザインがオリジナルとは異なる。
2015年10月21日 (2015-10-21) ブリッジ / ワーナーミュージック・ジャパン SHM-CD EGDS-71 2015年 (2015)デジタルリマスター版、紙ジャケット仕様。

関連項目

脚注

  1. ^ 「オリコンチャートブック〈LP編(昭和45年‐平成1年)〉」ORICON BOOKS、1990年5月1日、339ページ。
  2. ^ a b c d 『角川映画 1976-1986 日本を変えた10年』(中川京介)、角川マガジンズ、2014年2月21日発行、ISBN-10: 4047319058、ISBN-13: 978-4047319059、68-71頁。
  3. ^ a b c d e ジャケット内の大野雄二解説より。
  4. ^ a b スポニチアネックス、2001年1月8日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)

外部リンク

BRIDGE INC. ONLINE STORE
  • 大野雄二「「人間の証明」オリジナル・サウンドトラック」(EGDS-71)
大人のミュージックカレンダー
  • 映画『人間の証明』における大野雄二の音楽とは?[DI:GA ONLINE×大人のMusic Calendar共同企画]第8回
その他
  • 人間の証明 サウンドトラック  – recording engneer iyobetomiji
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