略歴
ピアノを安川加壽子、井上二葉、辛島輝治、萩原智子、作曲を長谷川良夫、南弘明に師事。東京芸術大学 3年在学中、フランス政府給費留学生として渡仏。パリ国立高等音楽院にて作曲科、ピアノ伴奏科ともに一等賞で卒業。パリ・エコール・ノルマルにてピアノ科を高等演奏家資格第一位で卒業。その間、作曲をオリヴィエ・メシアン、ピアノをイヴォンヌ・ロリオ、(マリア・クルチォ)、ピアノ伴奏をアンリエット・ピュイグ=ロジェに師事。世界各地、日本国内にてリサイタル、室内楽、コンチェルトの他、フランス国営放送局を始めとするヨーロッパ各地の放送局や日本のNHK等で多くの録音、録画など幅広い活動を行っている。レコード・CDでは世界で二例目にあたるメシアンのニワムシクイのLPやイゴール・マルケヴィッチ作品集LP、武満徹作品集CDなどを続々とリリース。また、作曲家としてもフランス文化省から委嘱を受け、その作品が演奏会や国際フェスティバルで演奏・録音されている。世界初のフォーレのピアノ全集の校訂を担当し、全巻を春秋社より出版している。現在、東邦音楽大学大学院大学特任教授、東邦音楽総合芸術研究所特任教授、東京芸術大学、桐朋学園大学各講師。
受賞歴
- 1976年 - ラ・ロシェル国際現代音楽オリヴィエ・メシアン・コンクール第2位
- 1979年 - パリのブラジル・ピアノ曲コンクール第1位
- 1980年 - (クロード・カーン)国際ピアノコンクール第1位
- 1980年 - (リナ・サラ・ガロ国際ピアノコンクール)第1位[1]
- 1980年 - 第1回日本国際音楽コンクールピアノ部門第4位
- 1981年 - マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクールピアノ部門第2位、及びスペイン音楽賞
- 1981年 - (サンジェルマン・アン・レイエ市現代音楽国際ピアノ・コンクール)第1位
- 1982年 - (サンタンデール国際ピアノコンクール)第6位[2]
- 1982年 - 第3回(グローバル音楽奨励賞)
- 1982年 - 第10回(京都音楽賞)実践部門賞
演奏収録
- クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス
- 事件ファイル#18 喪われた王女を求めて ラヴェル 「亡き王女のためのパヴァーヌ」
- 事件ファイル#28 幻の秘宝を追え! ドビュッシー 「牧神の午後への前奏曲」
- 事件ファイル#38 記憶をなくした男 フランク 「バイオリンソナタ イ長調」
- 事件ファイル#40 月の光は裏切りのメロディー ドビュッシー 「月の光」
- 事件ファイル#69 恋か妄想か?フランソワからの伝言ドビュッシー 「水に映る影」
脚注
外部リンク
- 藤井一興オフィシャルサイト - 藤井一興オフィシャルサイト
- クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス