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第七千代丸

第七千代丸(だいななちよまる)とは、2006年10月6日に宮城県女川港沖の出島座礁したさんま漁船のことである[5]。乗組員16人(全員)が死亡・行方不明となり[6]、「重大海難事件」に指定された(2008年3月27日裁決言渡し・仙台地方海難審判庁[4][7]

第七千代丸

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基本情報
船種 大型さんま漁船 [1][2]
経歴
進水 1994年10月 [3]
要目
総トン数 198トン [4]
全長 44.56メートル [3]
機関方式 ディーゼル機関 [3]
出力 735キロワット [3]
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2006年の海難事故

第七千代丸の遭難事故
日付 2006年10月6日 [8]
時間 21時07分頃 [3]
場所 宮城県女川港[9]
座標 北緯38度29.6分 東経141度36.4分 / 北緯38.4933度 東経141.6067度 / 38.4933; 141.6067 (第七千代丸の海難事故)[3]
原因 2006年10月の低気圧
死者 9人 [4]
行方不明者 7人 [4]
損害 漁船が荒天により転覆 [6]
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2006年10月6日の夜、宮城県女川港沖を航行中の第七千代丸(総トン数198トン・乗組員16人)が、発達した低気圧による荒天に遭遇して転覆した(女川湾付近で座礁)[5][6][10]。千代丸はさんま棒受け網漁のために10月4日6時頃に宮城県気仙沼港を発し、北海道釧路港南東方沖合及び青森県八戸港東方沖合の漁場での操業を経て、さんま約100トンを漁獲して(ほぼ満載状態で)女川港に向かっていたところ、航行不能となった[4]。この事故により、9人が死亡し7人が行方不明となった。

海難の原因

海難審判所は、第七千代丸の遭難の原因について、次のように述べている[4]

第七千代丸の遭難は、三陸東方沖合での操業を終えて漁獲物等を満載し、岩手県南部の陸岸沖を経由して宮城県女川港に向け帰航中、急速に発達する低気圧の北上により海上暴風警報等が繰り返し発表され、女川港周辺海域の気象・海象状況が急速に悪化する荒天下、満載状態で荒天海域を航行する際の危険性に対する判断が不適切で、岩手県南部ないし宮城県北部の安全な港で避泊せず、満載状態のまま、夜間、暴風と高起したを船体斜め後方から受ける態勢で女川港に向けて航行中、大量の海水がウエルデッキに打ち込んだまま滞留し、船体前部が沈下して航行不能となり、主電源を喪失して主機が停止したまま、風下に存在する険礁に向 けて漂流したことによって発生したものである。船舶所有者が、安全運航の確保に対する具体的な関与が不十分で、女川港周辺海域の気象・海象状況の変化を把握せず、岩手県南部ないし宮城県北部の安全な港で避泊するよう千代丸に指示しなかったことは、本件発生の原因となる。

その他

2006年10月は、本州太平洋側で海難が続発した月である[11]。わずか数日間に重大海難が3件も発生したが[12]、特に第七千代丸が遭難した10月6日には、茨城県鹿島港沖でも重大海難が発生している(ジャイアントステップ号の事故)[9]。一日のうちに重大海難が複数回(2件以上)も発生するのは極めて異例である[7]。これらの事故の多くは、いずれも発達した低気圧による荒天に伴うものであった[9]

脚注

  1. ^ JCG塩釜だより (平成19年1月 第6号)
  2. ^ 2006年 東北で低気圧による暴風と大雨 - (NHK災害アーカイブス)
  3. ^ a b c d e f 海難審判・船舶事故調査協会「平成19年仙審第35号 漁船第七千代丸遭難事件」[1]
  4. ^ a b c d e f “日本の重大海難 (漁船第七千代丸乗揚事件)”. www.mlit.go.jp. 海難審判所 (一部改変). 2023年3月17日閲覧。
  5. ^ a b 災害時気象速報 低気圧による平成18年10月4日から10月9日にかけての暴風と大雨 (PDF) - 気象庁
  6. ^ a b c 発達した低気圧の通過に伴う海難の防止対策 (PDF)
  7. ^ a b “日本の重大海難”. www.mlit.go.jp. 海難審判所. 2023年2月26日閲覧。
  8. ^ 宮城県女川港付近において発生した船舶事故 (PDF) - 消防庁
  9. ^ a b c “発達した低気圧の来襲!鹿島港で3隻座礁など太平洋側で海難続発”. 海上保安レポート. 2023年1月31日閲覧。
  10. ^ “気象災害報告 (2006-590-14)”. agora.ex.nii.ac.jp. デジタル台風. 2023年3月17日閲覧。
  11. ^ “低気圧による暴風と大雨 (2006年10月4日~10月9日)”. www.data.jma.go.jp. 気象庁. 2023年1月30日閲覧。
  12. ^ “発達した低気圧の通過に伴い海難相次ぐ”. www.mlit.go.jp. 2023年1月30日閲覧。

外部リンク

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