甲后線（こうごうせん）は、台湾台中市で計画中（zh:大台中地區山海線鐵路雙軌高架化建置計畫、俗に繁: 台中山手線計畫／台中山海線）の台湾鉄路管理局（台鉄）の路線。台中市政府が推進する台鉄での市内環状路線網「大台中山手線」の一角を構成し、孤の上辺にあたることから「彩虹線」の通称がある。
| 甲后線 | |
|---|---|
| 甲后線計画図（赤線の上辺） | |
| 基本情報 | |
| 国 | 台湾 |
| 起点 | 大甲駅 |
| 終点 | 后里駅 |
| 駅数 | 5 |
| 開業 | 未定 (計画中) |
| 運営者 | 台湾鉄路管理局 |
| 路線諸元 | |
| 路線距離 | 13.4 km |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 線路数 | 複線 |
| 電化方式 | 交流25,000ボルト |
概要
海岸線大甲駅と台中線后里駅間13.4km・途中3駅を事業費309.5億ニュー台湾ドルで新設するもので[1]、戦前から戦後に途中駅を除いてほぼ同じ経路を通っていた台湾糖業鉄道の后甲線（戦前の名称は大甲線）の事実上の改軌・復活でもある。后甲線は北港製糖（大日本製糖の前身）による営業線として1912年（明治45年）に開業し[2]、戦後1970年に廃止された。
21世紀になってから2005年統一地方選挙で民主進歩党から台中市長選に立候補した林佳龍が市内環状路線「幸福山手線」を構成するものとして提唱したものの[3]、林はこの選挙で敗れた。
2010年台中市長選挙では林は出馬を見送ったものの、党公認候補だった蘇嘉全陣営の元で「甲后線」構想を再度提唱、現職だった中国国民党の胡志強も7線の捷運整備構想を訴え、同区間を「台中捷運黄線」としていた[4]。
2014年に再度台中市長選に立候補した林が実現を訴えた[5]。新市長となった林は2016年に行政院の支持を得て[6]、翌年の前瞻基礎建設計画にリスト入りしたことから計画策定・建設に弾みがつくとみられている。
沿革
実現可能性調査
総合計画
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駅一覧
関連項目
出典
- ^ （繁体字中国語）“〈中部〉台中山手線交通部複審 總經費926.1億”. 自由時報. (2016年5月5日)
- ^ 北港製糖株式會社鐵道大甲線運輸營業開始許可1912-07-03,官報第8718号台湾総督府告示第98号
- ^ （繁体字中国語）“大台中山手線 大紀事”. 林佳龍台中市長競選總部
- ^ （繁体字中国語）“【台中市】捷運政策比一比／胡提七線齊發 蘇推幸福山海線”. 自由時報. (2010年11月6日)
- ^ “新市長就任で実現なるか 台中で新たな「山手線」整備計画／台湾”. フォーカス台湾. (2014年11月30日)
- ^ （繁体字中国語）“大台中山手線 大甲后里「彩虹線」獲政院支持”. 自由時報. (2016年12月26日)
- ^ （繁体字中国語）“整合地區發展 中市府加速推動落實大台中山手線”. 台中市政府新聞局. (2015年5月17日)
- ^ （繁体字中国語）“蔡副院長視察大台中山手線鐵路計畫 承諾協助市府儘速推動”. 台中市政府新聞局. (2016年2月5日)
- ^ （繁体字中国語）“台中山手線過初審 可望108年動工”. 聯合報. (2016年3月29日)
- ^ （繁体字中国語）“中央前瞻建設計畫 台中運輸全壘打”. 聯合報. (2017年4月24日)
- ^ （繁体字中国語）“「大台中山手線」帶動區域均衡發展”. 自由時報. (2015年8月3日)
- ^ a b c （繁体字中国語）“大台中山手線 中市府預計負擔5百億”. 新一代時報. (2017年4月23日)
外部リンク
- 大臺中軌道系統 台中市政府交通局交通計画科 （繁体字中国語）