牡鹿半島(おしかはんとう)は、宮城県北東部にあって、太平洋に向かって南東に突きだした半島。同半島周辺の島嶼群は牡鹿諸島と呼ばれる。
牡鹿半島
地理
三陸海岸の最南端に位置する。古くは遠島とも呼ばれた[1]。西に石巻湾を抱き、東は太平洋に面する。半島の西付け根に万石浦がある。先端は(黒崎)。半島全域に渡って丘陵性であり、最高点は光山(445m)である。海岸は典型的なリアス式海岸となっており、南から黒潮が上がってくるために、冬でも比較的温暖で、雪もあまり積もらない[2]。半島沿岸部は、カキやわかめ、ホタテ、ホヤの養殖が盛んである[2][3]。中心地は、半島先端の石巻市鮎川地区。黒崎の東に金華山瀬戸を挟んで金華山と呼ばれる島がある。海岸部の多くが三陸復興国立公園に指定されている。
2011年に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で、地震前に比べて半島が東南東に約 5.3 m移動し、約 1.2 m沈下した(国土地理院調べ)[4]。
行政地域
交通
道路
産業
観光
関連項目
出典
- ^ 平凡社地方資料センター 1998, p. 639.
- ^ a b “牡鹿半島”. JAPAN WEB MAGAZINE. 2021年2月22日閲覧。
- ^ “三陸漁場の紹介”. 三陸岩手わかめ物語. 2021年2月22日閲覧。
- ^ “宮城・牡鹿半島が5.3メートル移動 地殻変動、東南東に”. 日本経済新聞. 2011年3月20日閲覧。
- ^ “”. 河北新報オンラインニュース (2014年10月3日). 2015年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月22日閲覧。
- ^ 震災前と震災後の被災地比較写真~記録としての写真の重要性
- ^ “おしかホエールランド復活 9年4カ月ぶり 震災で全壊、施設一新”. 河北新報ONLINE NEWS. (2020年7月23日)2021年4月16日閲覧。