江田島(えたじま)は、広島県江田島市に属する広島湾の島である。隣接する能美島(東能美島・西能美島)とは陸続きでY字型の一つの島となっている。
概要
広島市の南、呉市の西に位置する。Y字型の付け根から北西部が能美島、北東部が江田島である。能美島との間には江田島湾が存在し、津久茂瀬戸と呼ばれる狭い海峡で広島湾とつながっている。能美島と江田島は元々別の島であり、飛渡瀬と呼ばれる狭い海峡で隔てられていた。後にこの海峡は埋め立てられたが、現在でも飛渡瀬は地名として残っている(現在の大柿町飛渡瀬)。
1888年(明治21年)に海軍兵学校が東京築地から移転して以来、海軍ゆかりの島として認知されるようになり、「江田島」は海軍兵学校の代名詞となった。大日本帝国海軍解体後も引き続き海上自衛隊第1術科学校および海上自衛隊幹部候補生学校が置かれている。
江田島は安芸郡に属していたが、津久茂地区だけは1925年(大正14年)2月1日に江田島村に編入されるまで能美島と同じく佐伯郡であった。江田島村は1951年(昭和26年)10月1日に町制を施行して江田島町となり、1島1町の状態が続いていた。2004年11月1日に能美島の3町と合併して江田島市となったが、江田島市役所は江田島ではなく能美島の旧大柿町に置かれている。
島内の施設
交通
- 国道487号
- 大須港 - 2012年4月1日以降、寄港する定期便は存在しない。
- 切串港・小用港・秋月港 - カーフェリーや高速船によって広島港・呉港と結ばれている。
脚注
- ^ “島面積” (PDF) (2015年10月1日). 2017年5月7日閲覧。
外部リンク
- 江田島へ行こう