永平寺町(えいへいじちょう)は、福井県北部(嶺北地方)にある町。永平寺町のみで吉田郡を構成する[1]。仏教曹洞宗の大本山永平寺の門前町として知られ、町名の由来となっている。
えいへいじちょう 永平寺町 | |
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永平寺の一文字廊と仏殿 | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、北陸地方 |
都道府県 | 福井県 |
郡 | 吉田郡 |
市町村コード | 18322-9 |
法人番号 | 1000020183229 |
面積 | 94.43km2 |
総人口 | 18,594人 ([編集]) (推計人口、2023年4月1日) |
人口密度 | 197人/km2 |
隣接自治体 | 福井市、坂井市、勝山市 |
町の木 | 油桐 |
町の花 | 梅 |
他のシンボル | - |
永平寺町役場 | |
町長 | (河合永充) |
所在地 | 〒910-1292 福井県吉田郡永平寺町松岡春日一丁目4番地 北緯36度05分32秒 東経136度17分55秒 / 北緯36.09219度 東経136.29872度座標: 北緯36度05分32秒 東経136度17分55秒 / 北緯36.09219度 東経136.29872度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
■ ― 市 / ■ ― 町・村 | |
ウィキプロジェクト |
地理
位置
他県とは接しない内陸の町で、北西は坂井市、北東は勝山市、南は福井市である。
勝山盆地と福井平野の間、東から西へ流れる九頭竜川に沿って位置し、九頭竜川の上流側から順に上志比地区(旧上志比村)、永平寺地区となり、下流側が松岡地区(旧松岡町)となっている。
大佛湖から見た大佛寺山
永平寺門前町
山岳
- 主な山
河川
- 主な川
湖沼
- 主な湖
永平寺ダム(大佛湖)
人口
永平寺町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 永平寺町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |
■紫色 ― 永平寺町 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |
永平寺町(に相当する地域)の人口の推移 | ||
総務省統計局 国勢調査より |
健康
- 平均年齢 43.6歳(2005年国勢調査、吉田郡の値)
歴史
えいへいじちょう 永平寺町 | |
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廃止日 | 2006年2月13日 |
廃止理由 | 新設合併 (旧)永平寺町・松岡町・上志比村 → 永平寺町 |
現在の自治体 | 永平寺町 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、北陸地方 |
都道府県 | 福井県 |
郡 | 吉田郡 |
市町村コード | 18322-9 |
面積 | 50.4 km2 |
総人口 | 6,386人 (2005年国勢調査) |
隣接自治体 | 福井市、勝山市、丸岡町、松岡町、上志比村 |
町の木 | ケヤキ |
町の花 | アジサイ |
永平寺町役場 | |
所在地 | 福井県吉田郡永平寺町東古市10-5 |
特記事項 | 役場は現在の永平寺支所を使用していた。 |
ウィキプロジェクト |
先史
旧石器時代や縄文時代の遺跡や遺物が各地に分布する。県内最古級の石器が出土している。
古代
令制国としては越前国に属し、平安時代末期には(志比庄)という大規模な荘園が広がっていた。
中世
鎌倉時代の1244年(寛正2年)に道元が永平寺を建立した(「鎌倉仏教」も参照)。
近世
江戸時代には「市」が開かれ、勝山街道や永平寺への参詣の宿場町としても発展した。
近現代
1954年(昭和29年)3月31日に志比谷村、下志比村、浄法寺村が合併して志比村が発足。1962年(昭和37年)9月1日に志比村が町制を施行、改称して永平寺町となった。
平成の市町村合併の一環として2006年(平成18年)2月13日、松岡町・永平寺町・上志比村が(新設合併)し、新たな永平寺町が発足[2]した。
政治
行政
町長
- 歴代町長
- 町長職務執行者 鈴木喜代宏(上志比村廃止時の村長)2006年2月13日 - 2006年3月11日
- 初代 松本文雄(松岡町廃止時の町長)2006年3月12日 - 2014年3月11日 2期(満了)
- 2代 河合永充(前永平寺町議会議長)2014年3月12日 - 在任 3期目(任期満了2026年3月11日)
議会
町議会
- 永平寺町議会
- (永平寺町議会):定数14(任期満了2026年7月31日)[3]
- 町新設から2006年7月31日まで合併時在任特例で定数42名であった。その後20名、2010年改選時に18名、2018年の改選時より現定数14名となる。
県議会
福井県議会に永平寺町(吉田郡)から選出される議員の定数は1議席である。近年の選挙結果については「2023年福井県議会議員選挙」「2019年福井県議会議員選挙」を参照。
国会
永平寺町は、福井市、大野市、勝山市、あわら市、坂井市と構成される福井県第1区が選挙区となる。なお、当選挙区の衆議院選挙比例代表区選出議員については「比例北陸信越ブロック」を参照。
官公庁
裁判所
対外関係
姉妹都市・提携都市
海外
- 提携都市
国内
- その他
- 全国門前町サミット - 全国の神社仏閣を中心に発展してきた門前町を有する自治体・観光協会・商業関係者などが集まり地域活性、街作り推進のため開催する会議。
経済
- 主な産業
- 観光産業
- 繊維産業
- 農業
- 産業人口(2005年国勢調査、旧町村分の合計)
- 第一次産業:428人
- 第二次産業:3,297人
- 第三次産業:6,961人
第一次産業
農業
- 農業協同組合
第二次産業
繊維工業
醸造業
第三次産業
商業
- 主な商業施設
観光業
施設
警察
消防
- 永平寺町消防本部(東古市)
- 永平寺消防署(東古市)
医療
- 主な病院
郵便局
- 主な郵便局
- (永平寺郵便局)
図書館
- 主な図書館
- (永平寺町立図書館)
- (永平寺館)(町役場永平寺支所内)
- (上志比館)(上志比文化会館サンサンホール内)
文化施設
交流施設
運動施設
教育
大学
- 国立
- 福井大学 松岡キャンパス(医学部)
- 県立
- 福井県立大学 本部・永平寺キャンパス
中学校
- 町立
小学校
- 町立
交通
町内の鉄道及び一般国道・主要地方道は、永平寺地区中心部から永平寺へのアクセス国道1本を除くと九頭竜川と同様に3地区を東西に貫通している。町西端部の南北に北陸自動車道がかすめ、九頭竜川南岸の福井市境部に福井北JCT・ICがある(料金所は福井市に所在するが、一般道との接続点は永平寺町域)。
鉄道
町内の公共交通機関は一元的な集約が行われていない。
役場最寄駅は、松岡駅で、鉄道路線に沿って役場支所が所在する。
鉄道路線
廃線
バス
大学などがある松岡地区北部は、松岡駅からは休日等の同地域方面へのバスが運休となるが、福井駅前(福井市)からのバスが鉄道以上の頻度で運転されている。
路線バス
- 松岡駅からは福井大学医学部、福井県立大学、丸岡バスターミナルを経て丸岡駅(坂井市)へ向かう路線、鉄道路線にほぼ平行して永平寺口駅前と福井駅(福井市)に向かう路線がある。但し日曜・祝日はいずれも運休。
- 永平寺地区の永平寺口駅には永平寺門前と、丸岡バスターミナルを経て芦原温泉駅(あわら市)へ向かう路線が発着する。一部の便はその先あわら湯のまち駅(あわら市)を経て東尋坊、三国駅(坂井市)へ直通。
- 松岡地区北部の福井大学医学部・福井県立大学からは福井駅へ3路線合計で1時間に2本以上運転されている。
- 永平寺ライナー - 福井駅東口から中部縦貫自動車道経由の特急バスが松岡IC付近、永平寺地区南部の各停留所を経て永平寺まで運行(定員制)。
- 朝倉・永平寺ダイレクトパス - 福井駅東口から途中一乗谷朝倉氏遺跡周辺4箇所(福井市)のみ停車し永平寺まで運行。
- 永平寺おでかけ号 - 加賀温泉郷並びに加賀温泉駅(石川県加賀市)から国道364号経由で永平寺口駅付近・永平寺を結ぶバス(予約制)を毎日1往復運行。
- 永平寺町
- コミュニティバス - 松岡地区は松岡駅、永平寺地区は永平寺口駅、上志比地区は山王駅を拠点にそれぞれ運行している(運行は京福バス)。
レベル4自動運転車
日本国内では初となるレベル4自動運転車(7人乗り)を2023年5月21日から、町道「永平寺参ろーど」の約2キロメートル(荒谷停留所 - 志比停留所)で運行する予定である[4]。
高速バス
福井市境部の福井北ICに以下の路線が停車する。
- ドリーム福井号、青春ドリーム福井号(JRバス関東、京福バス、福井鉄道)
- 福井 - 東京線「昼特急」(京福バス、福井鉄道)
- 小松空港連絡バス(京福バス)
道路
高速道路
国道
県道
- 福井県道110号北野松岡線
- 福井県道111号舟橋松岡線
- 福井県道112号栃神谷鳴鹿森田線
- 福井県道113号稲津松岡線
- 福井県道114号吉野福井線
- 福井県道164号大畑松岡線
- 福井県道165号京善原目線
- 福井県道168号藤巻下荒井線
- 福井県道232号竹田東古市停車場線
- 福井県道245号永平寺線
- 福井県道254号上志比インター線
- 福井県道255号牧福島上荒川線
- 福井県道801号永平寺福井自転車道線
道の駅
- 道の駅禅の里(国道416号沿い)
観光
名所・旧跡
- 主な城郭・館
- 松岡館跡・お館の椿
- 主な神社
- 主な寺院
- 主な遺跡
観光スポット
文化・名物
祭事・催事
名産・特産
出身関連著名人
出身著名人
- 菅原睦(言語学者、東京外国語大学トルコ語学科准教授)
- 木村亜希子(声優)
- 田中裕梨(ミュージシャン、Blu-Swingのヴォーカル)
- 伊藤克矩(お笑い芸人、クレヨン)
- 伊藤康貴(社会学者、長崎県立大学講師)
- 藤井宏海(プロ野球選手)
- 齊藤悠葵(プロ野球選手・広島東洋カープ)
- 坪田真奈(福井テレビアナウンサー)
- (バーベQ青木)(プロレスラー・プロレスリング紫焔)
ゆかりのある人物
関連項目
脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 永平寺町旅ガイド
- 国土地理院 地形図閲覧システム 2万5千分1地形図名:丸岡
- 地図 - Google マップ