人物・来歴
学生時代
神奈川県横須賀市出身。父はヴァイオリニストの徳永茂、兄はチェリストの徳永兼一郎。父の英才教育を受け、鷲見三郎にも師事した。1958年、小学校6年生の時、第12回全日本学生音楽コンクール全国大会で第1位を受賞。桐朋学園大学音楽科に進み、斎藤秀雄に師事。1965年、第34回日本音楽コンクールで第3位を受賞した。
大学卒業後
1966年、当時日本楽壇史上最年少のコンサートマスターとして東京交響楽団に入団。1968年、文化庁在外派遣研修生としてベルリンへ留学、ミシェル・シュヴァルベに師事した。1974年、チャイコフスキー国際コンクールに出場し、ディプロマ賞を受賞した。
NHK交響楽団のコンサートマスターとして
1976年、NHK交響楽団のコンサートマスターに就任。その後、首席コンサートマスターを経て、ソロコンサートマスターに就任した。N響定期公演で最も印象的な出来事は、急遽ブラームスの協奏曲を弾いたことだという[1]。チェリストである兄も団員だった。1994年に退団。
この頃、すぎやまこういちがエグゼクティブ・プロデューサーを務めるCDレーベル〈ハーモニーCDクラシックス〉にて、「徳永二男ゴールドコンサートI、II」やN響室内合奏団によるヴィヴァルディ「四季」などのクラシックの録音を残す。同時にコンサートマスターとしてN響版「交響組曲ドラゴンクエスト」の録音にも参加。青少年のクラシック入門に貢献する。
近況
宮崎国際音楽祭の総合プロデューサー、JTアートホール室内楽シリーズの音楽監督を務める。国立音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授、洗足学園大学客演教授。 2016年、文化庁長官表彰。
出演
CD
- ドラゴンクエストシリーズ
- 全てコンサートマスターでの参加。詳細は各項目を参照。
脚注
注釈・出典
外部リンク
- 「才能は自分で大きくする」バイオリニスト徳永二男 楽壇生活50周年(産経新聞)