尼崎市総合文化センター (あまがさきしそうごうぶんかせんたー)は、兵庫県尼崎市にある複合文化施設。
尼崎市総合文化センター Amagasaki Cultural Center | |
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あましんアルカイックホール(2014年) | |
情報 | |
完成 | 1982年 |
開館 | 1982年7月10日 |
開館公演 | 朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 |
客席数 | 大ホール:1,820席 中ホール:650~804席 小ホール:250席 |
所在地 | 〒660-0881 兵庫県尼崎市昭和通2-7-16 |
位置 | 北緯34度43分16秒 東経135度25分13.2秒 / 北緯34.72111度 東経135.420333度座標: 北緯34度43分16秒 東経135度25分13.2秒 / 北緯34.72111度 東経135.420333度 |
アクセス | #アクセスを参照。 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
概要
美術・音楽・演劇等芸術文化の拠点となる施設として、1982年にグランドオープンした。
建物は、美術館や文化教室の役割をもつ文化棟(1975年1月10日開館)と、音楽・演劇公演の会場となるホール棟(1982年7月10日開館)で構成される[1]。声楽家集団関西二期会の活動拠点である。
尼崎市総合文化センターの運営主体は公益財団法人尼崎市文化振興財団である[1]。公益財団法人尼崎市文化振興財団の前身にあたる財団法人尼崎市総合文化センターは1973年(昭和48年)3月31日に設立が許可された[1]。2012年(平成24年)4月1日に財団法人尼崎市総合文化センターは公益財団法人に移行し、2018年(平成30年)に公益財団法人尼崎市文化振興財団に名称変更した[1]。
なお、施設内に2009年4月1日に株式会社エフエムあまがさきから引き継いだコミュニティFMのエフエムあまがさきがある。しかし、2022年6月、尼崎市は市文化振興財団へのエフエム放送の業務委託を2022年度で打ち切ることを決定した[2]。尼崎市文化振興財団は事業の継続は困難と判断し、2023年2月に総務省に無線局の廃止の届出を行い、2023年3月31日で閉局することになった[2]。
大ホール
メインホールのあましんアルカイックホール(旧称:尼崎市総合文化センター大ホール)は、1820名収容の音楽コンサートを主用途とする。優良ホール100選に選ばれているほか、オーストラリアのシドニー・オペラハウスと友好ホール提携を結んでいる。1982年7月10日に朝比奈隆指揮の大阪フィルハーモニー交響楽団が「交響曲第5番 (チャイコフスキー)」でこけら落し公演を開催した。
施設
ホテル棟を除き、全て公益財団法人尼崎市文化振興財団の所有である。
- 文化棟
- 美術ホール― 5階ホール、4階ホール
- ギャラリーアルカイック
- 尼崎市立地域研究史料館-7階
- 宴会場など
- ホール棟
- あましんアルカイックホール(旧称:尼崎市総合文化センター大ホール)
- 1820名収容。
- あましんアルカイックホール・オクト(旧称:尼崎市総合文化センター中ホール)
- 650~804名収容。コンピューター制御により、壁や床、客席を移動させることができる可変型ホール。
- 小ホール(愛称:アルカイックホール・ミニ)
- 250名収容の小ホール。
- リハーサル室
- 練習室
2012年1月31日に、尼崎信用金庫(あましん)との間で、大ホール・中ホールの命名権契約を締結した。当初の契約期間は2012年4月1日から2015年3月31日までの3年間(年間契約料700万円)で、以降も契約を更新中。契約期間中には、大ホールに「あましんアルカイックホール」、中ホールに「あましんアルカイックホール・オクト」という呼称を用いている。
- ホテル棟(住友生命ニューアルカイックビル/都ホテル 尼崎)
- 高さ100メートル、地上22階、地下1階建
- 客室185室・宴会場16室など
かつては建物を住友生命が所有し、株式会社ホテルニューアルカイックが運営を行う、ホテルニューオータニの提携ホテルであったが、2007年に近畿日本鉄道が建物と経営権をそれぞれ取得し、2008年4月からにより運営が行われている。2011年4月にホテル名を「都ホテルニューアルカイック」に改称した[3]。 2019年4月には、都ホテルズ&リゾーツのブランド再編に伴い、ホテル名を「都ホテル 尼崎」に改称した[4]。
アクセス
- 尼崎駅 (阪神)徒歩6分
- ペデストリアンデッキにより敷地内までつながれている。
- 尼崎駅 (JR西日本)より阪神バス(尼崎市内線)「尼崎総合文化センター」下車
- 塚口駅 (阪急)から阪急バス「尼崎総合文化センター」下車
- 阪神バス(阪神線)「尼崎文化センター前」下車
ギャラリー
命名権契約前の尼崎市総合文化センター(2011年)
左ホテル棟、中央に文化棟(2011年)
ホール棟(2011年)
ホテル棟(都ホテルニューアルカイック)(2011年)
注釈
- ^ a b c d “令和3年度 公益財団法人尼崎市文化振興財団について”. 公益財団法人尼崎市文化振興財団. 2022年6月17日閲覧。
- ^ a b “エフエムあまがさき来年3月閉局へ 尼崎市が委託費打ち切り、運営困難に”. 神戸新聞 (2022年6月17日). 2022年6月17日閲覧。
- ^ 「ホテルニューアルカイック」名称変更のお知らせ ~来春、「都」を冠し、「都ホテルニューアルカイック」とします。~ (PDF) - 近畿日本鉄道 2010年9月30日。2012年2月4日閲覧。
- ^ 都ホテルズ&リゾーツブランドの再編について~ブランドカテゴリーをより分かりやすくし、選んでいただけるホテルを目指します~ (PDF) - 株式会社近鉄・都ホテルズ 2018年8月2日。2019年6月26日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト