富士通クライアントコンピューティング株式会社(ふじつうクライアントコンピューティング、英: FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED)は、レノボ傘下で、富士通グループ、日本政策投資銀行との合弁パソコンメーカーである[2]。略称はFCCL。
種類 | 株式会社 |
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略称 | FCCL |
本社所在地 | 日本 〒211-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田1‐1‐2 新川崎三井ビルディング(ウエストタワー) |
設立 | 2016年2月1日 |
業種 | (電気機器) |
法人番号 | 3020001114711 |
事業内容 | ノートPC、デスクトップPC等の研究、開発、設計、製造 、販売、企画、および保守・修理サポート |
代表者 | 大隈健史(代表取締役社長) |
資本金 | 4億円 |
売上高 | 2305億0500万円(2017年03月31日時点)[1] |
営業利益 | 127億9200万円(2017年03月31日時点)[1] |
経常利益 | 128億4300万円(2017年03月31日時点)[1] |
純利益 | 93億円(2017年03月31日時点)[1] |
総資産 | 788億7600万円(2017年03月31日時点)[1] |
従業員数 | 1,080人 (2021年4月現在) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | Lenovo International 51% 富士通 44% 日本政策投資銀行 5% |
主要子会社 | 島根富士通 FCCL GmbH |
関係する人物 | 吉村萬治郎 山本卓眞 池田敏雄 秋草直之 |
外部リンク | https://www.fujitsu.com/jp/group/fccl/ |
概要
2015年10月29日、富士通が同社のPC事業ならびに携帯電話事業の体制変更を発表し[3]、2015年12月24日には分社化について公表した[4]。
2016年2月1日、富士通クライアントコンピューティング株式会社として発足。
2017年11月2日、富士通とレノボは同社の株式の51%をレノボが取得し、44%を富士通、5%を日本政策投資銀行が保有することで合意したと正式発表した[5][6]。また、開発や製造の拠点は閉鎖せず、同じくレノボに買収されたNECのLAVIEと同様に富士通ブランド(FMV)を維持することになった[7]。この株式譲渡は2018年5月2日に完了した[8]。
2018年1月16日、個人向けのPCの全てに「ふくまろ」という名の独自AIを搭載することを発表[9]。また、エッジコンピューティングやAIの開発にも取り組むとしている[10]。
主な製品
コンピュータ
パーソナルコンピュータ
- FM-8シリーズ
- FM-7シリーズ
- (FM-77)シリーズ
- (FM77AV)シリーズ
- FM-11シリーズ
- FM-Xシリーズ
- FM-16βシリーズ
- FM16πシリーズ
- (FM-16)シリーズ(輸出専用機)
- FACOMシリーズ
- FACOM 9450シリーズ - パナファコム(現PFU)製
- FMRシリーズ
- FM TOWNSシリーズ
- FM TOWNS マーティーシリーズ
- FMVシリーズ
詳細は「FMVの機種一覧」を参照- FMV-TOWNSシリーズ(FM TOWNSのソフトが動く個人向けデスクトップFMV)/現在は終息
- FMV-TEOシリーズ(個人向けデスクトップ)/現在は終息
- FMV-DESKPOWERシリーズ(個人向けデスクトップ)/現在は終息
- FMV ESPRIMOシリーズ(個人向けデスクトップ、以前は法人向けデスクトップのブランド名であった)
- FMV-BIBLOシリーズ(個人向けノート)/現在は一部を除きほぼ終息
- FMV LIFEBOOKシリーズ(個人向けノート、以前は法人向けノートのブランド名であった)
- FMV-DESKTOPシリーズ(法人向けデスクトップ)/現在は終息
- FMV-LIFEBOOKシリーズ(法人向けノート)/現在は終息
- FMV-STYLISTICシリーズ(タブレットPC)/現在は終息
- (FMV-PenNote)シリーズ/現在は終息
- (FMV-PRO)シリーズ/現在は終息
- FMV-LOOXシリーズ/(個人向けタブレットPC)/富士通40周年記念モデルとしてFMV-BIBLOブランドのサブブランドであったLOOXをメインブランドとして復活させた
- ESPRIMOシリーズ(法人向けデスクトップ、従来のFMV ESPRIMOから改名)
- LIFEBOOKシリーズ(法人向けノート、従来のFMV LIFEBOOKから改名)
- CELSIUSシリーズ(ワークステーション)
- (ARROWS Tab Wi-Fi)シリーズ / ARROWS Tab Wi-Fi QHシリーズ(個人向けタブレット端末)
出典
- ^ a b c d e 富士通クライアントコンピューティング株式会社 第2期決算公告
- ^ “富士通のPC事業、レノボ傘下後もMade in Japanを貫く--新生FCCL“DAY 1”の誓い” (日本語). CNET Japan. (2018年5月16日)2018年5月23日閲覧。
- ^ “ユビキタスビジネスの体質強化について”. 富士通. (2015年10月29日)2017年12月8日閲覧。
- ^ “会社分割(簡易新設分割)による子会社設立に関するお知らせ”. 富士通. (2015年12月24日)2017年12月8日閲覧。
- ^ “富士通とレノボおよび日本政策投資銀行がPC事業の合弁会社を設立”. 富士通. (2017年11月2日)2017年11月3日閲覧。
- ^ “富士通とレノボおよび日本政策投資銀行がPC事業の合弁会社を設立”. Lenovo. (2017年11月2日)2017年11月3日閲覧。
- ^ “Lenovoが富士通のPC事業を支配下に。FMVブランドはNECに加え継続”. PC Watch. (2017年11月2日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ “联想集团日前已完成收购FCCL 51%股份”. (cnBeta) (2018年5月4日). 2018年5月11日閲覧。
- ^ “富士通PC、全機種に独自AI搭載 国内の個人向け”. 朝日新聞. (2018年1月17日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ “富士通・レノボ、データ解析機器 「脱パソコン」急ぐ”. 日本経済新聞. (2018年5月16日) 2018年5月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 富士通クライアントコンピューティング株式会社