天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議（てんのうのこうむのふたんけいげんにかんするゆうしきしゃかいぎ）は、日本国政府によって2016年（平成28年）10月17日から2017年（平成29年）4月21日まで14回にわたって開催された天皇・皇室に関する有識者会議である。
経緯
2016年（平成28年）8月8日15時に日本の公共放送NHKおよび各民放局からテレビ放送された、第125代天皇（現：上皇明仁）自らによるビデオ映像（象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば）において「天皇の高齢による公務負担の限界」が表明された[2]。
これを受けて同年9月23日、第3次安倍第2次改造内閣において内閣官房を事務局とする「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を開催することが、安倍晋三内閣総理大臣により決裁され[3]、同年10月17日に第1回の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が開催された[4]。
2017年（平成29年）4月21日に開催され最終回となった第14回の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が、同会議の「最終報告」を発表した[5][6]。
会議メンバー
以下6名[3]。
開催日程
脚注
- ^ “生前退位 年内にも論点、公表後に具体論 有識者会議”. 毎日新聞. (2016年10月7日)
- ^ 笠原英彦『皇室が無くなる日 「生前退位」が突きつける皇位継承の危機』新潮社、2017年2月25日。
- ^ a b 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議の開催について（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ a b 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第1回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ a b 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議 最終報告（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ “天皇退位 有識者会議の最終報告全文”. 読売新聞東京本社版朝刊 (読売新聞社): pp. 12-13. (2017年4月22日)
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第2回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第3回)議事録（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第4回)議事録（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第5回)議事録（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第6回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第7回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第8回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第9回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第10回)議事録（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第11回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第12回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議(第13回)議事概要（アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
関連項目
外部リンク
- 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議（2022年4月6日アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project