地理
大川の都島橋下流側から南西へ分岐し、扇町公園の南東縁をかすめ、梅ヶ枝橋跡上流側から南流し、堂島川に合流していた。南流区間では天満を東西に分ける境界でもあった。現在はほぼ全てが埋め立てられ、大部分が阪神高速12号守口線や扇町バイパスの用地に転用されている。
歴史
もとは下流側から扇町公園付近まで(南流区間)の入堀だったが、大塩平八郎の乱で天満が壊滅的な被害を受けたため、窮民救済を兼ねて上流側が開削された。
架かっていた橋
上流から
- (樋之口橋) - 天満橋筋
- (長江橋)
- (北辰橋)
- (夫婦橋) - 天神橋筋商店街。延長開削以前には夫婦池という池があった。現在の夫婦橋は観光用に建てられたもので、当時の欄干は天神橋4丁目2番地にある地蔵尊脇に保存されている。
- 扇橋 - 天神橋筋
- (梅ヶ枝橋) - 扇町通。埋立後は扇町バイパス梅ヶ枝橋アンダーパスの跨道橋となっている。
- (綿屋橋) - 埋立後は扇町バイパス梅ヶ枝橋アンダーパスの跨道橋となっている。
- (寺町橋) - 寺町通
- (溝側橋)
- (堀川橋) - 曽根崎通(国道1号)。埋立後は扇町バイパス堀川橋アンダーパスの跨道橋となっている。
- (天神小橋) - 扇町バイパス堀川橋アンダーパスがまだ浅い位置にあるため、跨道橋とならずに撤去され、道路も寸断されてしまった。
- (樽屋橋)
- (菅原橋) - 堺筋
- (樋之上橋)
- 太平橋 - 現在、天満堀川抽水所が存在。南側の河川公園に橋の欄干がある。
堀川の名を冠した建造物
現存している建造物
現存していない建造物