大須賀大神(おおすかだいじん)は、千葉県成田市にある神社である。旧社格は郷社。伝統芸能「伊能歌舞伎」で有名であり、県内に残る数少ない農民歌舞伎が残る。
大須賀大神 | |
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所在地 | 千葉県成田市伊能345 |
位置 | 北緯35度50分20.04秒 東経140度25分44.46秒 / 北緯35.8389000度 東経140.4290167度 |
主祭神 | 経津主命 |
社格等 | 郷社 |
創建 | 810年(弘仁元年) |
例祭 | 4月17日 |
伊能歌舞伎
その由来は明らかになってはいないが、奉納芝居として、1697年(元禄10年)に始まったといわれている。1961年(昭和36年)に千葉県の無形民俗文化財に指定されたが、その後、高度経済成長などによる時代の変化や、火災による衣服の焼失などにより、1965年(昭和40年)の公演を最後に上演が途絶え、県の文化財指定も解除されてしまった。
しかし、伊能地区の有志達が集まり、復活の気運が高まり、1998年(平成10年)に「伊能歌舞伎保存会」が設立され、1999年(平成11年)復活を果たす事が出来た。現在は市内はもとより、市外での公演依頼も多く積極的に上演されている。現在、伊能歌舞伎は市の指定文化財に指定されている。
祭礼
(房総の魅力500選)
- 伊能のおあそび
- 毎年4月17日以降の最初の日曜日に行われる。「ぶっこみ」と呼ばれるお練りは、先頭の高さ5mの大万灯を4、5人の若者が振りながら進み、女性の踊りが入る。また、「伊能歌舞伎」も奉納芝居として上演される。