大縣神社(おおあがたじんじゃ)は、愛知県犬山市にある神社である。旧社格は、式内社(名神大社)・尾張国二宮・旧国幣中社・別表神社。
大縣神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 愛知県犬山市宮山3 |
位置 | 北緯35度19分48.56秒 東経136度57分58.45秒 / 北緯35.3301556度 東経136.9662361度座標: 北緯35度19分48.56秒 東経136度57分58.45秒 / 北緯35.3301556度 東経136.9662361度 |
主祭神 | 大縣大神 |
社格等 | 式内社(名神大) 尾張国二宮 旧国幣中社 別表神社 |
創建 | 垂仁天皇27年 |
本殿の様式 | 尾張造 |
例祭 | 10月10日 |
地図 | 大縣神社 |
「大県神社(読みは同じ)」と表記する場合もある。
歴史
概史
社伝によれば「垂仁天皇27年に、本宮山の山頂から現在地に移転した」とある。
神階
祭神
祭神は、大縣大神(おおあがたのおおかみ)としている。大縣大神は、国狭槌尊とする説、天津彦根命(大縣主の祖神)とする説、少彦名命とする説、(大荒田命)(日本武尊の三世孫で迩波縣君の祖)とする説、(武恵賀前命)(神八井耳命の孫で迩波縣君の祖)とする説などがあり、はっきりしない。いずれにしても、「大縣大神は、尾張国開拓の祖神である」とされている。
境内
境内には、いくつかの境内社がある。かつては別宮二社、末社52社があったとされる。その中の一つの摂社の姫の宮には、玉姫命が祀られている(倉稲魂神とする説もある)。ここは古来より安産・子授など女性の守護神として崇敬されており、女陰をかたどった石などが奉納されている。これは小牧市田縣神社の男根に対応するものである。本宮山の山頂には、大縣大神の荒魂を祀る本宮社がある。
社殿は「大縣造」と称されるもので、寛文元年(1661年)に尾張藩2代目藩主である徳川光友によって造営されたものである[1] 。
また同神社は、愛知県で二番目に大きい前方後円墳である茶臼山古墳(青塚古墳)も管理している。付近には、円墳などの古墳群が点在する。
境内の裏手のある山の斜面には、約300本のしだれ梅の梅園がある。
祭事
豊年祭
別名「於祖々祭(おそそ祭)」とも言う。毎年3月15日直前の日曜日に行なわれる祭事。女陰をかたどった山車などが練り歩く。この祭りと対になっているのが、田縣(たがた)神社の豊年祭で、こちらでは男根をかたどった神輿が練り歩く。
梅まつり
文化財
- 重要文化財
施設
- 総合結婚式場大縣神社
- 梅園
- 楽田神社
- 大国恵比須神社
所在地
交通アクセス
- 名鉄小牧線の楽田駅下車、徒歩で約20分。または、楽田駅東口から犬山市コミュニティバス つつじヶ丘団地行き(平日のみ、祝日も運行)で約8分。
- 愛知県道177号大県神社線
周辺
施設
その他
脚注
参考文献
- 鈴木二郎『大県神社史』、1969年
関連図書
関連項目
外部リンク
- 大縣神社公式HP
- 古今宗教研究所
- 大縣神社
- - ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分)
- - ウェイバックマシン(2019年3月30日アーカイブ分)
- 愛知の公式観光ガイド AICHI NOW 大縣神社