北村 清士(きたむら せいじ、1887年 - 1980年)は、大分県竹田市出身の教育者、郷土史家。竹田市立図書館館長を務めた。竹田市名誉市民。
人物
1887年、旧士族の家に誕生。大分師範学校(大分大学学芸学部の前身)を卒業後、教員となり、長年にわたり教育に携わる。第二次世界大戦後に帰郷、1953年に竹田市立図書館館長となった。図書館勤務のかたわら郷土史の研究を行い、126冊に及ぶ著書を残した[1][2]。
略歴
おもな著書
- 直入郡全史(私家版、1933年) - 編集
- 中川家御紋並花押考(私家版、1957年)
- 農民一揆(私家版、1958年)
- 大分県の切支丹史料(私家版、1960年)
- 修正増補清原雄風家集(竹田市立図書館、1960年)
- 岡藩藩祖中川秀成公の略伝 : 三百五十年祭典に際して(中川秀成公三百五十年祭典奉賛会、1961年)
- 庶民的な偉人中川入山公伝(私家版、1961年)
- 岡城物語(1962年)
- 詩情豊かな岡城物語(私家版、1974年再版) - 北村清士著・中村孝也校閲
- 滝廉太郎を偲ぶ(私家版、1963年)
- 西南戦争血涙史(私家版、1965年)
- 竹田市の名勝旧蹟を尋ねて(私家版、1965年)
- 中川史料集(新人物往来社、1969年)
- 竹田市埋蔵文化財 包蔵地調査カード(私家版、1970年)