北國王冠(ほっこくおうかん)は、金沢競馬場ダート2600mで施行される地方競馬の重賞競走である。
北國王冠 | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 石川県(2022年) |
競馬場 | 金沢競馬場 |
2022年の情報 | |
距離 | ダート2600m |
格付け | 重賞 |
賞金 | 1着賞金700万円 |
出走条件 | サラブレッド系3歳以上、地方全国交流 |
負担重量 | 別定 |
出典 | [1] |
農林水産大臣賞典で、レース名となっている「北國」とは石川県の地方紙である北國新聞を表す。副賞として同紙を発行する北國新聞社賞も授与される[2]。
概要
1953年に北國王冠賞として創設[3]。1969年から名称が現在と同じ北國王冠となった。施行距離は幾度かの変遷を重ねて1965年から1996年まで2300mで実施。1997年より2600mに距離が延長された(ただし2013年のみ2300m)。また、2017年からは金沢所属馬限定で行われた2021年をのぞき地方全国交流である。
施行時期は概ね秋だが、2013年は5月、2021年は7月に開催された。施行距離は1997年以後、2013年と2021年をのぞき2600mとなっている[4]。
金沢競馬場における古馬4大重賞の1つと位置付けられている(残る3つは百万石賞、白山大賞典、中日杯)。
条件・賞金(2022年)
歴史
歴代優勝馬(2010年以降)
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | タイム | 優勝騎手 | 調教師 |
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第58回 | 2010年11月14日 | タートルベイ | 牡5 | 金沢 | 2:50.0 | 堀場裕充 | 加藤和宏 |
第59回 | 2011年11月13日 | ジャングルスマイル | 牡5 | 金沢 | 2:50.7 | 吉原寛人 | 金田一昌 |
第60回 | 2012年11月11日 | ナムラダイキチ | 牡4 | 金沢 | 2:50.4 | 畑中信司 | 藤木一男 |
第61[5]回 | 2013年5月5日 | ナムラダイキチ | 牡5 | 金沢 | 2:32.8 | 畑中信司 | 藤木一男 |
第62回 | 2014年11月2日 | ケージーキンカメ | 牡3 | 金沢 | 2:51.0 | 青柳正義 | 鈴木正也 |
第63回 | 2015年11月15日 | ジャングルスマイル | 牡9 | 金沢 | 2:54.3 | 平瀬城久 | 金田一昌 |
第64回 | 2016年11月13日 | トニーポケット | 牡7 | 金沢 | 2:56.2 | 藤田弘治 | 佐藤茂 |
第65回 | 2017年11月12日 | グルームアイランド | 牡6 | 金沢 | 2:56.3 | 吉原寛人 | 高橋俊之 |
第66回 | 2018年11月18日 | アサクサポイント | 騸10 | 愛知 | 2:56.5 | 加藤聡一 | 今津博之 |
第67回 | 2019年11月10日 | (タガノゴールド) | 牡8 | 兵庫 | 2:54.5 | 下原理 | (新子雅司) |
第68回 | 2020年11月8日 | スギノグローアップ | 牡7 | 小林 | 2:51.1 | 繁田健一 | 福永敏 |
第69回 | 2021年7月25日 | ハクサンアマゾネス | 牝4 | 金沢 | 2:08.7 | 吉原寛人 | 加藤和義 |
第70回 | 2022年11月13日 | アンタンスルフレ | セ4 | 金沢 | 2:50.3 | 丸野勝虎 | 角田輝也 |
※出典:[4]
その他
11月開催時は天候に恵まれないことも多く、2019年の第67回は良馬場で行われたがこれは5月開催だった2013年を除くと1997年の第45回以来22年ぶりのことであった[4]。
出典・脚注
外部リンク
- 金沢競馬場公式サイト 重賞レース等