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北原 みのり(きたはら みのり、1970年(昭和45年)11月24日 - )は、日本の著作家、活動家、フェミニスト、実業家。有限会社アジュマ取締役[1]。ポルノ・買春問題研究会外郭団体ポルノ被害と性暴力を考える会理事[2]。日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団の支援組織である希望のたね基金[3]で理事を務める[4]。
1886年に設立された矯風会(日本キリスト教婦人矯風会)を「矯風会がフェミニズムじゃなければ、何がフェミニズムだろう」と評価をして、「元祖#MeToo」と位置付けている[5][6]。
経歴
- 1970年、神奈川県生まれ。3歳まで横浜市鶴見区で育ち、その後は千葉県に転居した。津田塾大学学芸学部国際関係学科を卒業後に日本女子大学大学院で教育心理学を専攻[7]、性教育を研究するも同大学院を中退。出版社でのアルバイト、雑誌編集やフリーライター職などを経験[7]。
- 1995年、友人とともにホームページ製作会社を設立。
- 1996年、女性向けのアダルトグッズショップ 『ラブピースクラブ』を設立。これは日本において女性が経営するアダルトグッズショップの第一号であったともされる[7]。同年には「Pラビア」(指にはめるバイブレーター)を発売。
- 2006年、1996年よりレズビアン商業雑誌『アニース(anise)』にて掲載されていた天宮沙江の漫画の映画化作品『プリカちゃん』をプロデュース。雑誌 『AERA』(朝日新聞社)への寄稿している。また、『週刊金曜日』の書評委員も務める。週刊朝日・週刊金曜日で連載。
- 2014年12月3日、自身の女性器の3Dデータを配布した疑いで逮捕されたろくでなし子に関して、北原のアダルトショップで、ろくでなし子の女性器の石膏型を展示していたことにより、わいせつ物公然陳列の疑いで警視庁保安課に逮捕された[8][9]。検察は同月24日に北原をわいせつ物陳列罪で略式起訴し、裁判所は罰金30万円の略式命令を出した[10]。
- 2017年、慰安婦問題日韓合意に反対する一般社団法人「希望のたね基金」の理事に就任。
- 2019年、3月に相次いだ性犯罪の無罪判決を受けフラワーデモを呼びかける。
性売買・交友関連
前述のように「男性による女性の買春行為」を批判しているが、北原自身はウリセンを利用している。2004年9月出版の著書でもウリセンを利用した買春経験を明かしている[11]。
2010年9月に久しぶりにウリセンに行った際に、自身の好みの男性のタイプについて、色白で胸板があって、綺麗なデコルテで開襟シャツの似合う清潔な黒髪かつ、腕のつけねが適度に太いとのの靭やかな筋肉のある人だと気づいたことを自身のTwitterで明かしている[12]。新宿二丁目のウリセン行った際にIKKOそっくりと言われたり、ニューハーフと勘違いされた[13]。
エッセイスト中村うさぎと親しかった頃に一緒にウリセンへ行っている。2010年には、その際には男の趣味が全く違かったこと明かしている[14]。その後に意見が対立した以降から、中村うさぎとは決別している[15]。2016年11月出版の佐藤優との対談本「性と国家[16]」にて、中村うさぎがデリヘル嬢だった時やウリセン利用した経験を書いた本を読んだ感想として、「性を書く言葉に身体の痛みや感覚が感じられず観念しかない」と述べている。そのため2017年に対談本を読んだ中村は、自身の著書は「心の痛み」を書いたモノとしている[17]。
著書
単著
- 『はちみつバイブレーション』河出書房新社、1998年11月。ISBN (4-309-01249-3)。
- 『男はときどきいればいい 愛とセックスのレシピ』〈祥伝社文庫〉1999年。ISBN (4-396-31122-2)。
- 『フェミの嫌われ方』(新水社)、2000年。ISBN (4-88385-015-3)。
- 『オンナ泣き』晶文社、2001年。ISBN (4-7949-6483-8)。
- 『ブスの開き直り』新水社、2004年。ISBN (4-88385-067-6)。
- 『アンアンのセックスできれいになれた?』朝日新聞出版、2011年。ISBN (978-4-02-250807-2)。
- 『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』朝日新聞出版、2012年。ISBN (978-4-02-331081-0)。 のち講談社文庫
- 『さよなら、韓流』河出書房新社、2013年。ISBN (978-4-309-02160-7)。
- 『メロスのようには走らない。女の友情論』ベストセラーズ 2014年
共著
脚注
- ^ 北原みのり「メロスのようには走らない。女の友情論」 ベストセラーズ 2014年 (ISBN 4584135398)
- ^ メルマガ54号 AV出演拒否の女性に多額の損害賠償を求めたプロダクション側の弁護士に対する懲戒請求の経過について | :ポルノ被害と性暴力を考える会
- ^ “キボタネとは”. 希望のたね基金. 2020年9月2日閲覧。
- ^ “理事”. 希望のたね. 2020年9月2日閲覧。
- ^ “#MeToo 運動は、日本の明治時代にも起きていた!|性暴力とフェミニズムを考える|香山リカ/北原みのり”. 幻冬舎plus. 2022年4月22日閲覧。
- ^ “リレーエッセイNo.36 私たちは語りはじめた「日本キリスト教婦人矯風会」との出会い直しを経て得たもの -作家・ラブピースクラブ代表 北原 みのり-|女性共同法律事務所”. 2022年5月13日閲覧。
- ^ a b c 北原みのりプロフィール インターネットラジオ 『婆星(ばばぼし)』 公式ウェブサイト、2010年7月24日閲覧
- ^ 『ろくでなし子容疑者また逮捕 女性器の3Dデータ配布容疑』 2014年12月3日 産経新聞
- ^ 『漫画家「ろくでなし子」逮捕=ショップで女性器作品展示容疑―警視庁』 2014年12月3日 時事通信
- ^ ろくでなし子容疑者を起訴 北原みのりさんは罰金2014-12-25 共同通信
- ^ 「ブスの開き直り」2004年09月,北原みのり,新水社
- ^ “archive.md”. archive.md. 2023年1月12日閲覧。
- ^ “archive.md”. archive.md. 2023年1月12日閲覧。
- ^ “archive.md”. archive.md. 2023年1月12日閲覧。
- ^ https://archive.is/iZPkT
- ^ “性と国家 :北原 みのり,佐藤 優”. 河出書房新社. 2023年1月12日閲覧。
- ^ “archive.md”. archive.md. 2023年1月12日閲覧。
外部リンク
- 婆星
- 北原みのり (@minorikitahara) - Twitter
- 北原 みのり (minorikitahara) - Facebook
- ラブピースクラブ
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