倉橋島(くらはしじま)は、広島県呉市に属する島。かつて島内には倉橋町と音戸町とがあったが、合併により呉市に併合され消滅した。
概要
瀬戸内海の芸予諸島に属する島のひとつで、面積は69.47 km2(国土地理院のデータによる)。音戸の瀬戸にかかる音戸大橋で本州と、(早瀬瀬戸)にかかる早瀬大橋で江田島市と、そして鹿島大橋で鹿島とつながっている。
1890年(明治23年)、大日本帝国呉に呉鎮守府が置かれると、大日本帝国海軍の秘密基地の様相が強くなり、要塞地帯法により測量、漁業、撮影なども禁止され、艦砲試射場、高射砲台、石油貯蔵基地などが建設された。1941年(昭和16年)、倉橋島の大浦崎に「P基地」という海軍の限られた者しか出入り出来ない基地が作られ、格納庫、吊り上げ場、組立工場、充電場、搭乗員、工員宿舎等が並び、倉橋島の山には対空用25 mm機関銃が設置された。
地理
- 山岳
- (古観音山)
(火山) ()[注 1]- (千本岳)
- (岳浦山)
- 河川
観光地
- 桂が浜 - 美しい松原が広がる
交通
- 広電バス呉倉橋島線
- なべタクシー音戸さざなみ線
- 国道487号
- 広島県道35号音戸倉橋線
- 広島県道283号倉橋大向釣士田港線
著名な出身者
脚注
注釈
出典
関連項目
- 『故郷』