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生涯
天正13年(1585年)、徳川氏の家臣・伊奈忠次の嫡男として誕生。
父に従って徳川家康の下で奉行職に就いていた。関ヶ原の戦いやその前哨戦である会津征伐などに従軍、主に小荷駄奉行などの後方支援などに従事したようである。家康が江戸に入ると父と共に検地や新田開発、河川改修に携わり、慶長15年(1610年)に父・忠次が死去すると、遺領を相続し関東代官職を継いだ。
その後も大坂の陣に従軍。冬の陣では外堀を埋め立てる際に普請奉行を務め、長柄川を堰き止める作業などに才を発揮、また夏の陣では首級を30挙げるなど活躍した。