京都信用金庫(きょうとしんようきんこ、英語:THE KYOTO SHINKIN BANK)は、京都府京都市下京区に本店を置く大手信用金庫。略称は「きょうしん」。
沿革
概要
京都の金融機関では、京都銀行、京都中央信用金庫に次いで第3位の規模を持つが、その歴史は上位2行庫よりも古い。スローガンは「ゆたかなコミュニティを求めて」、シンボル・ステートメントは「絆」。
製造業への融資量が多く、預貸率が比較的高いのが特徴である。また「コミュニティバンク」を国内の金融機関で初めて提唱したことでも知られており、その一環として多くの店舗に「コミュニティホール」を設け、地域の人々の交流場所、イベント等に利用されている。
2020年11月、旧河原町支店ビルでコワーキングスペース『QUESTION』を開業。地上8階、地下1階のビルに、2~4階に有料会員が利用できるコワーキングスペース。5階は高校生から大学院生までが無料で活用でき、1階には学生が運営するバー。6階には京都信金の河原町支店。運営事業者として京都信金のほか、京都移住計画を手掛けるツナグム(京都市)など地元企業が参画。200社ほどの協力を募り、事業成長などの疑問に答える仕組みも設ける[1]。
特色
店舗の多くが菊竹清訓による設計で、京都市内のランドマークとなっている。ビル内などの一部店舗を除き、支店の名称が入口部分の表示に加えて店舗壁面にシンボルマークと共に大書きされるのが特徴。1979年に第21回毎日芸術賞を受賞した。
1993年よりマスコットキャラクターに京都市に本社を置く任天堂のマリオが起用されており、ICキャッシュカードと「静脈認証対応ATM設置店舗」のステッカー、並びに日立製作所製ATM用明細に使用されている。かつては封筒や通帳にも使用されていた。
営業エリア
営業エリアは京都府、滋賀県、大阪府と2府1県にわたっている(ただしいずれも全域はカバーしていない)。
京都府
京都市、亀岡市、長岡京市、向日市、乙訓郡、宇治市、城陽市、久世郡、八幡市、京田辺市、綴喜郡、相楽郡、木津川市、南丹市(ただし旧北桑田郡美山町を除く)、船井郡京丹波町(ただし旧和知町を除く)、福知山市(ただし旧天田郡三和町のみ)
滋賀県
大津市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、湖南市、野洲市、高島市、近江八幡市(ただし旧蒲生郡安土町を除く)
大阪府
相互送金(現在は終了)
不祥事
脚注
関連項目
外部リンク
- 京都信用金庫 公式サイト