中津川市(なかつがわし)は、岐阜県の東濃地域にある市。長野県に隣接しており、古くより木曽谷や伊那谷との関係が深いが、近年は愛知県名古屋市などとの関係が強まっている。
なかつがわし 中津川市 | |
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国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 岐阜県 |
市町村コード | 21206-7 |
法人番号 | 4000020212067 |
面積 | 676.45km2 (境界未定部分あり) |
総人口 | 74,024人 ([編集]) (推計人口、2023年4月1日) |
人口密度 | 109人/km2 |
隣接自治体 | 恵那市、下呂市、加茂郡白川町、東白川村 長野県:木曽郡南木曽町、王滝村、大桑村、下伊那郡阿智村、平谷村 |
市の木 | こうやまき |
市の花 | サラサドウダン |
中津川市役所 | |
市長 | 青山節児 |
所在地 | 〒508-8501 岐阜県中津川市かやの木町2番1号 北緯35度29分15秒 東経137度30分02秒 / 北緯35.48758度 東経137.50058度座標: 北緯35度29分15秒 東経137度30分02秒 / 北緯35.48758度 東経137.50058度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
■ ― 市 / ■ ― 町・村 | |
特記事項 | 恵那市との間で境界未定部分あり |
ウィキプロジェクト |
地理
美濃三河高原にあって丘陵地が多い東濃において、北部と南部を中心に山地が広く分布する点が特徴である。南部では市の中心部からも見える木曽山脈に属する恵那山 (2,191m) とその前面に前山・保古山など屏風山山系が北東 - 南西方向に連なり、北部では阿寺山地が北西 - 南東方向に山を連ねている。市の北部は(平成の大合併)により中津川に編入された恵北(旧恵那郡北部)地域である。どちらも第四紀における断層運動により形成された断層崖であり、特に恵北地域を縦断する阿寺断層は地学的にも名高い。最も標高の低い場所で230m[広報 1]、全域として見た場合は、各河川の流下方向に沿うように東から西へ向かって標高が低くなっている。
断層運動によって相対的に沈降した盆地に木曽川支流中津川、四ツ目川が流れ込んで形成された、傾斜のある段丘面上に市街地が分布する坂の多い町。市域を東西に横断して流れる木曽川と市街地との間には丘陵があり、木曽川とその支流は合流地点周辺において先行谷の様相を示すことが多く、市の西部は苗木花崗岩の奇岩が連なる景勝地・恵那峡を形成している。
市北部・旧恵北地域は、阿寺断層沿いの低地を北から白川(加子母川)付知川・川上川が流れ、南の木曽川に注いでいる。白川のみは西流し、飛騨川に注いでいる。各河川沿いの低地や段丘面上に集落が連なるように分布している。
中津川市の中心部は、かつて中山道の宿場町・中津川宿として栄えた中津地区である。ここは今日でも宿場町ならではの歴史ある家屋が軒を並べている。前述の中津川、四ツ目川はそれぞれ恵那山、前山を源流とする河床勾配の大きな急流河川であり、過去に幾度となく氾濫してきた。四ツ目川とは、四回目の氾濫を意味する説がある。宿場町は中央本線の中津川駅よりも少し(20m程)高い場所にあり、1932年の四ツ目川の氾濫により駅周辺が被害を受けた際も助かったとされる。
- 山:恵那山、(神坂山)、(焼山)、保古山、奥三界岳、夕森山、笠置山、高時山、小秀山、前山
- 河川:木曽川、付知川、阿木川、白川、川上川、中津川、落合川、四ツ目川、和田川
- 湖沼:根の上湖、保古の湖、阿木川湖、椛の湖、高峰湖、ひょうたん池、神谷池
- ダム:落合ダム、大井ダム
気候
中津川(2010年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 14.8 (58.6) | 19.0 (66.2) | 25.3 (77.5) | 29.2 (84.6) | 32.6 (90.7) | 37.0 (98.6) | 39.2 (102.6) | 38.8 (101.8) | 36.5 (97.7) | 31.3 (88.3) | 23.7 (74.7) | 21.8 (71.2) | 39.2 (102.6) |
平均最高気温 °C (°F) | 6.9 (44.4) | 8.6 (47.5) | 13.5 (56.3) | 18.6 (65.5) | 24.4 (75.9) | 27.0 (80.6) | 30.6 (87.1) | 32.4 (90.3) | 28.0 (82.4) | 22.2 (72) | 15.8 (60.4) | 9.2 (48.6) | 19.8 (67.6) |
日平均気温 °C (°F) | 1.1 (34) | 2.3 (36.1) | 6.5 (43.7) | 11.7 (53.1) | 17.5 (63.5) | 21.0 (69.8) | 25.0 (77) | 26.1 (79) | 22.1 (71.8) | 16.1 (61) | 9.4 (48.9) | 3.6 (38.5) | 13.5 (56.3) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.5 (25.7) | −2.7 (27.1) | 0.7 (33.3) | 5.5 (41.9) | 11.1 (52) | 16.4 (61.5) | 20.9 (69.6) | 21.9 (71.4) | 17.7 (63.9) | 11.4 (52.5) | 4.3 (39.7) | −0.8 (30.6) | 8.6 (47.5) |
最低気温記録 °C (°F) | −10.4 (13.3) | −10.2 (13.6) | −6.8 (19.8) | −4.2 (24.4) | 1.3 (34.3) | 7.6 (45.7) | 16.5 (61.7) | 15.8 (60.4) | 7.9 (46.2) | 0.7 (33.3) | −3.1 (26.4) | −8.4 (16.9) | −10.4 (13.3) |
降水量 mm (inch) | 59.0 (2.323) | 90.6 (3.567) | 141.0 (5.551) | 165.3 (6.508) | 153.8 (6.055) | 219.5 (8.642) | 289.7 (11.406) | 240.1 (9.453) | 241.8 (9.52) | 178.5 (7.028) | 91.4 (3.598) | 76.1 (2.996) | 1,907.1 (75.083) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 5.9 | 7.7 | 10.1 | 10.5 | 9.9 | 13.8 | 15.5 | 12.9 | 11.6 | 9.9 | 7.5 | 8.7 | 124.3 |
平均月間日照時間 | 160.8 | 160.9 | 195.3 | 191.2 | 230.3 | 157.3 | 167.8 | 195.3 | 160.1 | 164.4 | 154.6 | 137.3 | 2,077.9 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[1] |
隣接する自治体
地区
中津川市の地名も参照。
- 中津(なかつ)
- 古くは中山道中津川宿に由来する市の中心市街地。市役所などの官公庁、銀行、JR中央本線中津川駅、大型ショッピングセンター、西隣の坂本地区との境界付近に市民病院や中央道中津川ICなどがある[注釈 1]。東西に走る国道19号は片側2車線の中津川バイパスとして市街地を避けて南東を迂回する形で整備されており、市内のロードサイド店は当バイパスに集中している。秋になると栗きんとんの販売が始まり、当バイパス沿いの「すや」、「川上屋」の駐車場には多数の観光バスが停車している。国道257号の城山大橋が無料開放されて苗木以北の地域とのアクセスが向上した。中津川駅は市内各所および恵那市との間のバス交通の拠点である。中津川の右岸に王子マテリア中津川工場、下水処理場が立地している。一方同じ右岸でも上流にある本町公園には桜が植えられており、市内の花見スポットとなっている。なお、中津川左岸には三菱電機の工場群が立地している。子野川流域には(東濃用水)の(中津川浄水場)が立地している。毎年1月10日には十日えびすが、8月12日・13日にはおいでん祭が開催される。北部を東西に木曽川が流れ、南部には屏風山断層の活動によって隆起した山々が連なってそびえる。その影響で市街地も南高北低の急斜面上に形成されている。本来はこの「中津」というのがここの地名で、市名である「中津川」は川の名前であるが、大分の中津市との重複や中津川宿の名から「中津川」となった。そのため、学校名や企業名には「中津○○」というものも多い。中津川上流部の川上(かおれ)も当地区に含まれる。人口は28,653人[統計 1]。
- 坂本(さかもと)
- 旧恵那郡坂本村。江戸時代は中山道:中津川 - 大井宿間の間の宿として栄えた(茄子川の東町、中町地区)。市の西部、中津・恵那両市街地の中間に位置し、恵那市と接する。国道19号やJR美乃坂本駅があり通過交通量が多い。中津地区と同様、中津川バイパスが中心部の南を迂回しており、旧19号は市道などに置き換わっている。中津川バイパスは2012年、全線で片側2車線となる予定である。国道19号深沢交差点の南に中津川中核工業団地が立地している。工業団地内に中日新聞の印刷工場[注釈 2]、八百健市場[注釈 3]、大型パチンコ店 (VEGAS) が存在する他、中津川公園として整備され、多目的ホールの「東美濃ふれあいセンター」や、野球場などが存在する。ただし、美乃坂本駅からのバス便はなく、バスで訪れる際は中津川駅を利用する必要がある。南部の保古山からなだらかな緩斜面が広がるため、中津川市の中では比較的平坦な田園地帯だが、北部は赤土地層の高台になっており、北端で急崖となって木曽川へ落ち込んでいる(恵那峡)。保古山周辺は根の上高原として観光地化されている。東海丘陵要素植物群であるハナノキ、シデコブシが多く分布する。特に地区内におけるハナノキの自生範囲は広い。なお、リニア中央新幹線の岐阜県での駅が美乃坂本駅付近に設置される予定である[広報 2]。人口は12,681人。増加率は市内で最も高い[統計 1]
- 阿木(あぎ)
- 旧恵那郡阿木村。市の南端に位置する。地区の中心では恵那方面へ流れる阿木川に沿って集落が存在する。中津市街地とは根の上高原で遮られており、国道363号で結ばれてはいるが急勾配・急カーブで幅員狭小なため便は悪く、市中心部との間のバス路線もない。そのため、恵那市との結びつきが強い。また明知鉄道阿木駅、飯沼駅がおかれているが、それも恵那市へと伸びている。人口は2,824人[統計 1]。
- 苗木(なえぎ)
- 中津・坂本の両地区の北部に位置し、木曽川を挟んで接している。江戸時代には苗木藩がおかれたが、小藩で石高の小さい藩が支配していた町だったため苗木に城下町の風情はあまり残っていない。苗木花崗岩と呼ばれる貫入花崗岩が局所分布しており、西隣の蛭川地区とともに花崗岩ペグマタイト鉱物の日本三大産地の一つとして知られる。花崗岩質の土壌が広く露出しているため、全国有数の自然放射線量の高さを誇る[広報 3]。人口は6,545人[統計 1]。
- 落合(おちあい)
- 旧恵那郡落合村。市の東部、落合川が木曽川に合流する付近の河岸段丘上に集落が広がる。江戸時代まで中山道落合宿として栄え、木曽路の入口であった。国道19号が通過し、JR中央本線落合川駅がある。東濃用水の落合取水場がある。阿寺断層と屏風山断層が近接する地域でもあり、落合川沿いには棚田が分布する。市内では桃の産地として知られるが耕作放棄地も多く、サルの被害にも悩まされている。人口は4,451人[統計 1]。
- 神坂(みさか)
- (昭和の大合併)の際に旧長野県西筑摩郡神坂村から越県合併した地区。市域の最東端である。落合地区の南東部に位置し、落合川の上流、恵那山の南西山麓に点在する山村集落。中央自動車道恵那山トンネルの岐阜県側入口があり、長野県との県境をなす。最澄が817年に設けた「広済院」があったと思われる所を寺領とした比叡山延暦寺の「飛び地境内」がある[2][注釈 4]。元来の地名は湯舟沢といい、地区内に中津川温泉クアリゾート湯舟沢がある。人口は953人[統計 1]。
- 山口(やまぐち)
- 旧長野県木曽郡山口村の中心地。落合地区の北部、木曽川の左岸に南北に集落が集まっている。国道19号が通過し交通量が多い。JR中央本線も通過しているが駅は置かれていない。馬籠もこの地区に含まれる。人口は2,075人[統計 1]。
- 坂下(さかした)
- 旧恵那郡坂下町。木曽川右岸にあり、川を挟んで山口地区に面する。長野県との県境で木曽郡南木曽町と接する。国道19号が中心部のすぐ近く(弥栄橋の先、山口地区)を通り、JR中央本線坂下駅がある。木曽川の複数の河岸段丘に集落が広がる、文字通り坂の町。段丘面上には阿寺断層の明瞭な断層崖が走る。人口は5,605人[統計 1]。
- 川上(かわうえ)
- 旧恵那郡川上村。坂下から川上川を国道256号で北に進むとたどり着く。夕森公園など、清流と美しい山林に恵まれた地区。東側は長野県だが阿寺山地を挟んでおり、直接の往来は困難である。人口は997人[統計 1]。
- 蛭川(ひるかわ)
- 旧恵那郡蛭川村。木曽川を挟んで恵那市街地の北部に位置し、人の流れも恵那市の方が結びつきが強いが、他の恵北町村に倣って中津川市と合併した。南端では木曽川が恵那峡を形成し、北端では(遠ヶ根峠)を挟んで加茂郡白川町と接する。良質の花崗岩を産するため採石・石工業が盛んである。かつては遠ヶ根鉱山、恵比寿鉱山などの鉱山があったが、現在は閉山している。人口は3,872人[統計 1]。
- 福岡(ふくおか)
- 旧恵那郡福岡町。苗木の北、蛭川の東、坂下の西に位置する。地区を南北に付知川が流れ、川に沿うように国道256号・国道257号が走る(川上地区から西進してきた国道256号が福岡地内で国道257号と合流し重複区間となって北上する)。恵北の中では比較的広い段丘面が分布しており、のどかな景観を形成している。人口は7,379人[統計 1]。なおアクセントは九州の福岡と異なり、平板。
- 付知(つけち)
- 旧恵那郡付知町。福岡の北にあり、清流・付知川を発し、上流部では付知峡の渓谷美をなす。阿寺断層の断層谷を流れる付知川に沿って集落は南北に長く、南部は「下付知」、北部は「上付知」と呼ばれる。東側は長野県、西側は加茂郡白川町・東白川村と接しているがいずれも急峻な山地を挟んでいるため、交通の便は南北を走る国道256号・257号が主役である。中津川市中心部へは北恵那交通バスが福岡、苗木を経由して南下する路線を持っている。人口は6,949人[統計 1]。
- 加子母(かしも)
- 旧恵那郡加子母村。広大な中津川市の最北端で市の中心部からはバスで1時間ほどである。市域の最西端でもあるが市の西部と認識されることは少ない。国道256号を北上し、塞の神峠をトンネルで超えるとたどり着く。南は付知、西は東白川村、北は下呂市に接する。地区内を流れる白川は、他の河川とは異なり東白川村方面へ西流し飛騨川に合流する。国道256号は加子母地内で西へ折れ、加茂郡東白川村へと通じ、国道257号が下呂市へと北上している。東濃ひのきの一大産地であり、トマトをはじめ農業も盛んな第一次産業の村。地歌舞伎の風習が残る。人口は3,500人[統計 1]。
歴史
沿革
- 1951年(昭和26年) 4月1日 - 恵那郡中津町と苗木町が合併して、中津川町が成立した。面積101.48km2。
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 市制施行。
- 1954年(昭和29年)7月10日 - 恵那郡坂本村を編入。134.58 km2。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 恵那郡落合村を編入。158.73 km2。
- 1957年(昭和32年)11月1日 - 恵那郡阿木村を編入。236.90 km2。
- 1958年(昭和33年)10月15日 - 前日付けで長野県西筑摩郡神坂村のうち峠、馬籠および荒町の区域を同郡山口村に編入したうえで、神坂村(残部)を編入。276.53 km2。
- 1968年(昭和43年)4月1日 - 境界変更して、苗木字向並松の区域を恵那郡福岡町に編入。275.93 km2。
- 1990年(平成2年)4月1日 - 面積訂正275.98 km2。
- 2005年(平成17年)2月13日 - 岐阜県恵那郡(恵北)坂下町・川上村・加子母村・付知町・福岡町・蛭川村、ならびに長野県木曽郡山口村を編入。676.38 km2。
町村合併の変遷表
明治以前 | 明治元年 - 明治22年 | 明治22年 7月1日 町村制施行 | 明治23年 - 明治45年 | 大正元年 - 昭和39年 | 昭和40年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |||
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中津川村 | 中津川村 | 中津川町 | 明治30年4月1日 中津町 | 昭和26年4月1日 中津川町 | 昭和27年4月1日 市制 中津川市 | 中津川市 | 中津川市 | 中津川市 | ||
駒場村 | 駒場村 | 駒場村 | ||||||||
手賀野村 | 手賀野村 | 手賀野村 | ||||||||
日比野村 | 明治8年1月 改称 苗木村 | 苗木村 | 明治23年10月24日 町制 苗木町 | |||||||
瀬戸村 | 明治8年1月 瀬戸村 | |||||||||
上地村 | ||||||||||
千旦林村 | 千旦林村 | 千旦林村 | 明治30年4月1日 坂本村 | 坂本村 | 昭和29年7月10日 中津川市に編入 | |||||
茄子川村 | 茄子川村 | 茄子川村 | ||||||||
落合村 | 落合村 | 落合村 | 落合村 | 落合村 | 昭和31年9月30日 中津川市に編入 | |||||
阿木村 | 阿木村 | 阿木村 | 阿木村 | 阿木村 | 阿木村 | 昭和32年11月1日 中津川市に編入 | ||||
飯沼村 | 飯沼村 | 飯沼村 | 明治30年4月1日 阿木村に編入 | |||||||
信濃国筑摩郡湯舟沢村 | 明治8年1月 筑摩県筑摩郡神坂村 | 長野県西筑摩郡神坂村 | 長野県西筑摩郡神坂村 | 長野県西筑摩郡神坂村 | 昭和33年10月15日 旧・湯舟沢村域を中津川市に編入 | |||||
信濃国筑摩郡馬籠村 | 昭和33年10月14日 旧・馬籠村域を長野県西筑摩郡山口村に編入 | 昭和43年5月1日 郡名改称 長野県木曽郡山口村 | 平成17年2月13日 中津川市に編入 | |||||||
信濃国筑摩郡山口村 | 明治 7年9月 田立村と合併 筑摩県筑摩郡山田村 明治14年2月 田立村が分離 長野県西筑摩郡山口村 | 長野県西筑摩郡山口村 | 長野県西筑摩郡山口村 | 長野県西筑摩郡山口村 | ||||||
蛭川村 | 蛭川村 | 蛭川村 | 蛭川村 | 蛭川村 | 蛭川村 | |||||
坂下村 | 坂下村 | 坂下村 | 坂下村 | 明治44年1月1日 町制 坂下町 | 坂下町 | 坂下町 | ||||
上野村 | 上野村 | |||||||||
川上村 | 川上村 | 明治38年7月1日 分立 川上村 | 川上村 | 川上村 | ||||||
付知村 | 付知村 | 付知村 | 明治30年4月16日 町制 付知町 | 付知町 | 付知町 | |||||
福岡村 | 福岡村 | 福岡村 | 明治30年4月1日 福岡村 | 福岡村 | 昭和41年4月1日 町制 福岡町 | |||||
田瀬村 | 田瀬村 | |||||||||
高山村 | 高山村 | |||||||||
下野村 | 下野村 | 下野村 | ||||||||
加子母村 | 加子母村 | 加子母村 | 加子母村 | 加子母村 | 加子母村 |
人口
中津川市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 中津川市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |
■紫色 ― 中津川市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |
中津川市(に相当する地域)の人口の推移 | ||
総務省統計局 国勢調査より |
行政
- 市長:青山節児(2012年1月22日就任、3期目)
歴代市長
代 | 氏名 | ふりがな | 就任日 | 退任日 |
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初代 | 市岡のぶ介 | いちおか のぶすけ | 1952年4月1日 | 1955年1月24日 |
2-3代 | 竹村壽吉 | たけむら としきち | 1955年2月12日 | 1960年3月26日 |
4-5代 | 間孔太郎 | はざま こうたろう | 1960年5月15日 | 1968年5月14日 |
6-7代 | 西尾彦朗 | にしお ひころう | 1968年5月15日 | 1976年5月14日 |
8-10代 | 小池保 | こいけ たもつ | 1976年5月15日 | 1988年5月14日 |
11-13代 | 小林房吉 | こばやし ふさきち | 1988年5月15日 | 2000年5月14日 |
14代 | 中川鮮 | なかがわ あきら | 2000年5月15日 | 2004年5月14日 |
15-16代 | 大山耕二 | おおやま こうじ | 2004年5月15日 | 2011年12月22日 |
17-18代 | 青山節児 | あおやま せつじ | 2012年1月22日 | 現職 |
上水
旧中津川市域と福岡地区の一部で(東濃用水)を使っているが、近隣の配水池より標高の高い分団等は使用していない。また、それ以外の地区にもおおむね簡易水道が引かれている[広報 4]。
下水
中津、坂本地区には公共下水道が引かれている。苗木、落合、馬籠、坂下、付知、福岡、蛭川地区には特定環境保全公共下水道が引かれている[広報 5]。
議会
市議会
- 定数:21人
- 任期:2019年(平成31年)4月30日 - 2023年(令和5年)4月29日
- 議長:柘植貴敏
- 副議長:牛田敬一
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表) |
---|---|---|
中津川自民クラブ | 11 | ◎島﨑保人、柘植貴敏、大堀寿延、岡﨑隆彦、鷹見憲三、吉村浩平、勝彰、吉村孝志、水野賢一、長谷川透、宮嶋寿明 |
日本共産党 | 2 | ◎鷹見信義、木下律子 |
新政会 | 1 | ◎三浦八郎 |
市民クラブ | 2 | ◎櫛松直子、牛田敬一 |
市議会公明党 | 2 | ◎田口文数、糸魚川伸一 |
市民ネット | 1 | ◎黒田ところ |
無会派 | 1 | ◎粥川茂和 |
衆議院
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
国内
- 姉妹都市
- 提携都市
教育
大学
- 国立
- 名古屋大学 東海地区 国立大学共同中津川研修センター
- 私立
高校
中学校
- 中津川市立第一中学校
- 中津川市立第二中学校
- 中津川市立苗木中学校
- 中津川市立坂本中学校
- 中津川市立落合中学校
- 中津川市立阿木中学校
- 中津川市立神坂中学校
- 中津川市立坂下中学校
- 中津川市立加子母中学校
- 中津川市立付知中学校
- 中津川市立福岡中学校
- 中津川市立蛭川中学校
小学校
- 中津川市立東小学校
- 中津川市立西小学校
- 中津川市立南小学校
- 中津川市立苗木小学校
- 中津川市立坂本小学校
- 中津川市立落合小学校
- 中津川市立阿木小学校
- 中津川市立神坂小学校
- 中津川市立坂下小学校
- 中津川市立川上小学校
- 中津川市立付知南小学校
- 中津川市立付知北小学校
- 中津川市立福岡小学校
- 中津川市立山口小学校
- 中津川市立加子母小学校
- 中津川市立蛭川小学校
※なお、名古屋市の「中津川野外教育センター」(小学生向け)が市内苗木に置かれているため、名古屋市の小学生はここで宿泊研修を行う。
研究施設
- 岐阜県中山間農業研究所中津川支所
指定自動車教習所
- (岐阜中津川自動車学校)
- (東濃自動車学校)
公共施設など
国の機関の一部は中津川合同庁舎にある。
官公庁
- 裁判所
- 法務省
- 財務省
- 農林水産省
- 厚生労働省
- 岐阜労働局中津川公共職業安定所 (ハローワーク中津川)
- 岐阜県警察中津川警察署
- 中津川市消防本部
- 中津川市役所
- 中津事務所
- 苗木事務所
- 坂本事務所
- 落合事務所
- 阿木事務所
- 神坂事務所
- 山口総合事務所
- 坂下総合事務所
- 川上総合事務所
- 加子母総合事務所
- 付知総合事務所
- 福岡総合事務所
- 蛭川総合事務所
図書館
※学校図書館を除く
- 中津川市立図書館[注釈 5]
- 中津川市立蛭川済美図書館
- 中津川市立付知公民館図書室
- 中津川市立加子母公民館図書室
- 中津川市立坂下公民館図書室
- 中津川市立山口公民館図書室
- 中津川市立川上公民館図書室
- 中津川市立福岡公民館図書室
病院
- 総合病院中津川市民病院
- 阿木診療所
- 国民健康保険坂下病院
郵便局
運動施設
- 中津川公園
- (中津川公園競技場)
- 中津川公園多目的グラウンド
- 中津川公園野球場
- 中津川公園テニスコート
- スケートパーク
- 東美濃ふれあいセンター
- 中津川市サンライフ
文化施設
交通
鉄道
市の中心となる駅:中津川駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
道路
- 高速道路
- 一般国道
- 県道
バス
【中津川駅前を発着するバス路線】
- 北恵那交通
- 東鉄恵那車庫
- 市役所前
- 王子製紙前
- 加子母総合事務所前
- 付知峡倉屋温泉
- 恵那山ウエストン公園
- 坂下駅前
- 馬篭
- 市民病院
- 中京学院大
- 美乃坂本
- 松恵線
- 東美濃ふれあいセンター前
- 東濃鉄道
- 可児車庫⇔中津川駅前⇔中央道馬篭⇔バスタ新宿行き
【中央自動車道の中津川インターチェンジ及び中央道馬篭(神坂パーキングエリア)に停車するバス路線】
- JRバス関東の可児車庫⇔中津川インター⇔中央道馬篭⇔バスタ新宿行き
- 名鉄バスと京王バス東の共同運行による名鉄バスセンター⇔中津川インター⇔中央道馬篭⇔バスタ新宿行き
- JR東海バス・JRバス関東の共同運行による名古屋駅⇔中津川インター⇔中央道馬篭⇔バスタ新宿⇔東京駅行き
- JR東海バスと山梨交通の共同運行による、名古屋駅⇒中津川インター⇔中央道馬篭⇔甲府駅⇔竜王(※名古屋駅⇔中津川インター間の乗降は不可。)
- 名鉄バス・信南交通・伊那バスの共同運行による、名鉄バスセンター⇔中津川インター⇔中央道馬篭⇔箕輪
【中央自動車道の中央道馬篭(神坂パーキングエリア)に停車するバス路線】
- 名鉄バス・信南交通の共同運行による、名鉄バスセンター⇔中央道馬篭⇔飯田
【その他中津川市内のバス路線】
- 北恵那交通
- 坂下駅前⇔田瀬橋・加子母総合事務所前
- 坂下駅前⇔夕森公園口
- 坂下駅前⇔馬篭
- 坂下駅前⇔宮の洞
- 上苗木⇔市民病院
- 市民病院⇔付知峡倉屋温泉
- 後田⇔美乃坂本
- 濃飛バス
- 加子母総合事務所前⇔下呂バスセンター
- 南木曽町新交通システム
- 馬篭⇔南木曽駅
- 坂下診療所⇔南木曽駅
- 中津川市コミュニティバス
- 蛭川和田⇔恵那駅西
- 東濃鉄道
- 名鉄バスセンター⇔馬籠⇔妻籠
道の駅
名所・旧跡
- 奥恵那峡(木曽川)
- 乙女渓谷
- 付知峡(森林浴の森100選)
- 福岡ローマン渓谷
- 夕森公園キャンプ場
- (ちこり村)
- 夜明けの森
- 椛の湖
- 根の上高原(根ノ上高原ともいう)
- 富士見台高原
- 恵那山ウェストン公園
- オフロードパーク黒井沢
- 中津川市ふれあい牧場
- 恵那峡ワンダーランド
- 恵那峡天界苑
- (中津川マロンパーク)(秋のみ営業)
- (女夫岩)
- 星ヶ見公園
- 星ヶ見岩 [3]
県立自然公園
温泉・入浴施設
- 中津川温泉クアリゾート湯舟沢
- 付知峡倉屋温泉おんぽいの湯
- 東山温泉
- 渡合温泉(3月下旬から11月までの期間限定の宿)
- 岩寿温泉
- (紅岩温泉)
- ローソク温泉
記念館・博物館・史料館
- (中山道歴史資料館)
- (中津川宿脇本陣森家)
- (はざま酒造株式会社 酒游館)
- 藤村記念館 (岐阜県)
- 馬籠脇本陣史料館
- 清水屋資料館
- 槌馬屋資料館
- まごめ自然植物園
- 青邨記念館
- 熊谷守一記念館
- 東山魁夷 心の旅路館
- 中津川市鉱物博物館
- 中津川市子ども科学館
- 中津川市中山道歴史資料館
- 中津川市苗木遠山史料館
- 博石館
その他
- 加子母地区 水無神社秋季大祭(毎年9月)
- 加子母地区 平成13年10月 環境省選定かおり風景100選(加子母村の檜とササユリ)に選定
主な神社
寺院
- 中津
- (西生寺)(真宗大谷派) 天正年間に周興が開山。
- (正善院)(日蓮宗) 明治19年に兵庫県尼崎市の本興寺の末寺を移転再興。
- (大泉寺)(浄土宗) 天正4年に安誉虎角が開山。
- 宗泉寺(曹洞宗)
- (南林寺)(臨済宗妙心寺派) 明治43年に岐阜県美濃市の清泰寺の末寺を移転。
- (遍照寺)(高野山真言宗)
- 東圓寺(曹洞宗)
- 駒場
- (山王寺)(曹洞宗)
- (善光寺)(曹洞宗)
- (福昌寺)(曹洞宗) 慶長年間に殺心により開山。岐阜県恵那市の長国寺の末寺。
- 手賀野
- 落合
- 醫王寺(浄土宗)
- (善昌寺)(曹洞宗)
- (高福寺)(浄土宗) 天文十二年 圓譽が開山。
- 神坂
- (天徳寺)(臨済宗妙心寺派)
- 馬籠
- (永昌寺)(臨済宗妙心寺派)
- 山口
- (光西寺)(曹洞宗)
- 坂下
- 川上
- 浄光寺(曹洞宗)
- 蛭川
- 苗木
- (永寿寺)(臨済宗妙心寺派)
- 下野
- 法界寺(臨済宗妙心寺派)
- 付知
- 加子母
- 千旦林
- 大林寺(曹洞宗)
- (来遊寺)(真宗大谷派)
- (蓮光寺)(真宗誠照寺派)
- 茄子川
- 源長寺(曹洞宗)
- (羅漢教会)(高野山真言宗)
- 阿木
- 飯沼
- 禅林寺(曹洞宗)
- (子安寺)(天台宗)
名物・特産物
主要事業所
工業団地
著名な出身者
- (伊佐治好音) (三重テレビアナウンサー、大垣ケーブルテレビアナウンサー)
- 市川笑三郎(三代目)(歌舞伎俳優、旧坂下町出身)
- 伊藤潤二(漫画家、旧坂下町出身)
- 恵那櫻徹(大相撲力士、旧坂下町出身)
- 垣内俊哉(実業家)
- 片田敏孝(防災研究者、旧加子母村出身)
- 可児徳(体育学者、旧苗木城下出身)[4][5]
- 草野満代(フリーアナウンサー、旧福岡町出身)
- 熊谷守一(画家)、旧付知町出身)
- 小林敏明(哲学者、旧苗木町出身)[6]
- 島崎藤村(小説家、信州馬籠宿出身)
- 末松安晴(通信工学者、東京工業大学学長、国立情報学研究所所長、文化勲章、文化功労者、旧坂下町出身)
- 杉原千畝(外交官、幼少期の一時期、旧中津川町で過ごした)
- 杉本達治(公選第19代福井県知事)
- すぎやまこういち(作曲家、青年時代、旧坂下町に疎開)
- 曽我信之(FUJI社長、日本ロボット工業会理事)
- 中嶋茜(ロンドンパラリンピック女子ゴールボール金メダル)
- 長島乙吉(鉱物研究者、旧苗木村出身)
- 長瀬富郎(明治時代の実業家、花王創業者、旧福岡町出身)
- 永冶美優紀(タレント)
- 西尾武喜(第26-28代名古屋市長、旧阿木村出身)
- 仁科鋭美(プロレスラー)
- 花田光(声優)
- 葉山夏樹(田辺三菱製薬社長、日本製薬工業協会副会長、旧木曽郡山口村出身)
- 原アンナ(タレント)
- 前田青邨(画家)
- 松原大祐(静岡第一テレビアナウンサー、熊本朝日放送アナウンサー、松原朋美の兄)
- 松原朋美(中京テレビアナウンサー、松原大祐の妹)
- 向井永浩 (実業家)
- 山内太地(大学研究家)
- 山田元気(サッカー選手)
- 山田大地(サッカー選手)
- 吉田喜昭(脚本家)
- くわざわゆうこ(絵本作家)
中津川市長
その他
方言
中津川市は東海東山方言の中の美濃弁に属するが、濃尾平野で話されているような連母音の融合は無い。長野県に接しているため信州弁の影響が強い。特に以前は長野県であったが岐阜県中津川市に越県合併した旧山口村や旧神坂村はその傾向が強い。また飛騨に接する旧加子母村は飛騨弁の影響が見られる。
テレビ・サテライト局のチャンネル
市外局番
市内は全域0573(中津川MA)[注釈 6]であるが蛭川地区のみは恵那MA[注釈 7]であり、この地域への通話は市内でも市外局番が必要である。なお、馬籠地区は2009年2月28日まで合併前と同じ0264(木曽福島MA)を使っていた。
中津川市を舞台とした作品
- 命〜天国のママへ〜(2013年、TBS系スペシャルドラマ):加子母地区でロケが行われた。
脚注
注釈
- ^ 中津川ICの住所は、主に坂本地区で使われる「千旦林」ではあるが、小中学校の学区は中津側に属し、通常は中津地区とみなされる[要出典]。
- ^ 県内では岐阜市と中津川市の2か所[要出典]。
- ^ 東濃東部唯一の卸売市場[要出典]。
- ^ 1958年(昭和33年)に建立された最澄の「遺跡顕彰碑」があり、最澄の遺徳をしのぶ法要が毎年営まれる[2]。
- ^ 2009年に旧ユニー跡地に新図書館を建設する計画が持ち上がったが、計画に反対する住民グループが計画を推進してきた市長・大山耕二のリコールを請求する事態に発展。大山は辞職して2011年末の出直し市長選に出馬したが、計画中止を訴えた青山節児に敗れた。新図書館建設計画は2012年5月に正式に中止が決定[要出典]。
- ^ 中津川MAの市内局番は60 - 80番台を使用する。
- ^ 恵那MAの市内局番は20 - 50番台を使用する。
出典
- ^ “中津川 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年4月18日閲覧。
- ^ a b 森川洋 (2016年11月24日). “街道が結ぶ最澄の縁 旅の難所に宿・顕彰碑前で法要 中津川「延暦寺飛び地」”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 岐阜全県版
- ^ アスペクト編集部『巨石巡礼:見ておきたい日本の巨石22』アスペクト、2011年。(ISBN 9784757218734)、pp.72-77
- ^ “大河ドラマ「いだてん」に登場 可児徳、中津川出身の偉人”. 岐阜新聞 (2019年1月9日). 2019年2月1日閲覧。
- ^ 青山節児 (2018年12月1日). “こんなところに!?なかつがわ 日本初参加のオリンピックに寄与 〜可児徳〜”. 中津川市. 2019年2月1日閲覧。
- ^ [1]
広報資料・プレスリリースなど一次資料
統計資料
関連項目
- 全日本フォークジャンボリー
- 東濃ひのき
- 姫路城 - 「昭和の大修理」で当時の付知町の檜が用いられた。
- チンワルド雲母 - 中津川市が日本の主な産地の一つ。
- はだか武兵
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 中津川市 (city.nakatsugawa) - Facebook
- 中津川市 古文献アーカイブ - ADEAC デジタルアーカイブシステム
- 中津川観光協会公式Webサイト
- 中津川市に関連する地理データ - オープンストリートマップ