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中村克

中村 克(なかむら かつみ、1994年2月21日 - )は、東京都調布市出身の競泳選手。専門は自由形早稲田大学卒。100m自由形で日本人初となる47秒台を記録した。リオデジャネイロ東京オリンピック日本代表。100m自由形日本記録保持者。 islのスキンレース日本人初優勝

中村 克
選手情報
フルネーム 中村 克
国籍 日本
泳法 自由形
所属 イトマン東進
生年月日 (1994-02-21) 1994年2月21日(29歳)
生誕地 東京都
身長 183cm
体重 80kg
獲得メダル
パンパシフィック水泳選手権
2018 男子400mメドレーリレー
2018 男子400mリレー
アジア競技大会
2014 仁川 男子400mリレー
2018 ジャカルタ 男子400mリレー
2018 ジャカルタ 男子50m自由形
2018 ジャカルタ 男子100m自由形
2018 ジャカルタ 男子400mメドレーリレー
(テンプレートを表示)

経歴

競泳は調布に住んでいた中学1年の時に始めた[1]。中学2年の時に足立第十四中学へ転校すると、東京マリン舎人の所属となった[1]。3年の時には全国中学校水泳競技大会の400mリレーで2位となった[1]武蔵野高校2年の時にはインターハイの50m自由形で優勝した。3年の時には2連覇を達成すると、100m自由形でも2位になった。

2012年には早稲田大学スポーツ科学部へ進学した(2016年卒業[2])。3年の時には日本選手権の50mと100m自由形で3位に入った。パンパシフィック選手権の100m自由形では6位だったものの、初の48秒台となる48秒96を記録した。また、400mメドレーリレーではチームの2位に貢献した[1]学生選手権では50mと100m自由形で2冠を達成した。アジア大会の400mフリーリレーでは2位だった。4年の時には日本選手権の50m自由形で2位だったが、100mは48秒78で初優勝を飾った。世界選手権の派遣標準記録に達していなかったので個人戦の代表にはなれなかったが、リレーの代表メンバーに選ばれた[3]ジャパンオープンの100m自由形では、2009年の高速水着時代に藤井拓郎が記録した48秒49を0秒08上回る48秒41の日本新記録を樹立して優勝を成し遂げた[4]

2016年の日本選手権では100m自由形で個人の派遣標準記録は切れなかったものの、自身の日本記録を更新する48秒25で優勝して、400メートルリレーの2016年リオデジャネイロオリンピック代表に選出された[5]。同オリンピック同リレー予選レースにおいて、第一泳者として47秒99の日本記録を樹立。日本人として初めて47秒台を記録した[6]。2018年2月のきららカップ2018の50メートル自由形で21秒87の日本記録を樹立した[7]。さらに、コナミオープンでは100m自由形で自身の日本記録を0秒12更新する47秒87で優勝した[8]。この記録により2018年度、世界ランキング2位となった。


2021年の日本選手権兼東京五輪代表選考会では、男子100メートル自由形決勝が行われ、中村克(イトマン東進)が48秒23で7連覇を達成し、個人の派遣標準記録を突破した。

2020年東京オリンピック競泳男子400メートルリレーに、(難波暉)、塩浦慎理、(関海哉)と出場したが、タイムは3分14秒44で全体で13位となり予選を通過できなかった[9]。競泳男子100メートル自由形予選では48秒48のタイムで全体17位となり、0秒04の差で予選敗退となった[10]

男子400Mメドレーリレー決勝が行われ、日本(入江陵介武良竜也水沼尚輝―中村克)は従来の記録を0秒12更新する3分29秒91の日本新をマーク。最終泳者を務めた自由形スプリントのエース・中村克が、驚異的な泳ぎを見せた。バタフライの水沼から6位で引き継ぐと47秒04の快泳。引き継ぎ参考ながら、今大会の100M自由形銀メダリスト・チャルマーズ(豪州)と互角の泳ぎを見せた(チャルマーズは46秒96)。

https://hochi.news/articles/20210801-OHT1T51122.html?page=1

人物

趣味はアロマ集めで、においフェチだという[11]インターネット上ではイケメンだと評判になっているが、本人は「普段、言われないので、名前と顔を覚えていただけるならうれしいな」とコメントしている[1]

主な戦績

(全て自由形での成績)

香港大会 50m自由形 優勝、100m自由形 優勝 北京大会 50m自由形 優勝、100m自由形 優勝 シンガポール大会 50m自由形 優勝、100m自由形 優勝

  • 2016年 - 日本選手権 50m 優勝 100m 優勝
  • 2016年 - オリンピック 400mフリーリレー 8位 400mメドレーリレー 5位
  • 2017年 - 日本選手権 50m 優勝(1着同着) 100m 優勝
  • 2018年 - 日本選手権 50m 優勝 100m 優勝
  • 2018年 - パンパシフィック選手権 

50m自由形 4位  100m自由形 5位  400mフリーリレー 3位  400mメドレーリレー 2位

50m自由形 2位 100m自由形 2位 400mフリーリレー 優勝

  • 2018年 - 世界選手権(25m) 

100m自由形7位  400mメドレーリレー 3位

  • 2019年 - 日本選手権 50m自由形 4位 100m 優勝

自己ベスト

  • 50m自由形 21秒87
  • 100m自由形 47秒87(日本記録)

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 十四中出身の中村克選手パンパシフィック水泳で活躍
  2. ^ 2016 リオデジャネイロオリンピック 早稲田大学学生・校友の選手たちが活躍しました早稲田大学競技スポーツセンター 2016年8月26日
  3. ^ 萩野「個人メドレー2種目で金メダルを」世界選手権・競泳代表メンバー発表会見
  4. ^ 中村克、日本新記録で優勝…男子100自由形 読売新聞 2015年5月23日
  5. ^ 男子400メートルリレー 五輪代表権獲得 個人は中村が日本新でV スポーツニッポン 2016年4月8日
  6. ^ 日本男子400リレー48年ぶり決勝進出 中村、100自47秒99の日本新 zakzak 2016年8月8日
  7. ^ 中村が男子50自で日本新=競泳 時事通信 2018年2月11日
  8. ^ 池江、50バタで日本新=中村は100自で更新-競泳コナミ・オープン 時事通信 2018年2月18日
  9. ^ “日本は予選突破ならず 難波出場の競泳男子400mリレー”. 中日新聞. https://www.chunichi.co.jp/article/297731 2021年7月25日閲覧。 
  10. ^ “オリンピック 競泳男子100m自由形 中村克 予選敗退”. 日本放送協会. (2021年7月27日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210727/k10013164101000.html 
  11. ^ 【競泳】アロマ王子・中村、有言実行!日本新でV スポーツ報知 2015年5月23日

外部リンク

  • 中村克 紹介サイト(イトマンスイミングスクール)
  • 早稲田大学競技スポーツセンター 水泳部
  • 中村克 (@katsumohi21) - Twitter
  • 中村克 (@katsumi.221) - Instagram  
  • 中村克オフィシャルブログ「挑戦」-Ameba
  • - 国際オリンピック委員会 (英語) 
  • 中村克 - オリンピックチャンネル 
  • 中村克 - Olympedia (英語) 
  • - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語) 
  • 中村克 - FINA (英語) 
  • 中村克 - SwimRankings.net (英語) 
  • 中村克 - SwimSwam (英語) 
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