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中村メイコ

中村 メイコ(なかむら めいこ、1934年昭和9年〉5月13日 - )は、日本の(女優)、歌手タレント。旧芸名は中村 メイ子。本名は神津 五月(こうづ さつき)。芸名は、新旧ともに本名の五月に由来する(日本語の「五月」を英語の「May」に置き換えたもの[注釈 1])。ホリプロ所属。

なかむら めいこ
中村 メイコ
1955年
本名 神津 五月(こうづ さつき)
別名義 中村 メイ子(旧芸名)
生年月日 (1934-05-13) 1934年5月13日(89歳)
出生地 日本東京府
(現:東京都
職業 (女優)、歌手タレント
ジャンル 映画テレビドラマラジオ舞台
活動期間 1937年 - 現在
配偶者 神津善行(1957年 - )
著名な家族 中村正常(父)
中村チエコ(母)
神津カンナ(長女)
神津はづき(次女)
杉本哲太(次女の夫)
神津善之介(長男)
主な作品
テレビドラマ
ノンちゃんの夢
おやじのヒゲ』シリーズ
八代将軍吉宗
篤姫
(テンプレートを表示)

来歴

 
『毎日グラフ』1957年6月9日号表紙

東京府(現:東京都)出身。2歳の時にP.C.L映画製作所(現:東宝)制作の『江戸っ子健ちゃん』に出演し、映画デビューする。その後、映画やラジオに多数出演、複数の配役をこなし、浪曲師(2代目天中軒雲月)ばりの7つの声として[1]有名となった。天才子役としてデビューして以来、榎本健一古川ロッパ徳川夢声柳家金語楼森繁久彌らと共演した。幼い頃、菊池寛と会食している。NHKにはテレビ本放送開始以前のラジオ時代から出演。テレビ放送においては、1940年に開催が予定されていた東京オリンピックに先立つ実験放送の頃から出演し、黒柳徹子と並んで日本のテレビ放送黎明期を語る上で欠かせない存在となっている。

16歳の頃、雑誌社でアルバイトをしていた時に当時編集長格だった吉行淳之介に熱烈な恋をしたが、吉行は既に結婚していたため片思いに終わり、痛手に耐えかねてアルバイトを辞める[2]。吉行淳之介の短編『水の畔り』(1955年)の描写「ある冬の日、冗談のように彼の両手でつつみこんだ少女の片方の掌を、乱暴に彼の外套のポケットへ投げこんだ…」に登場する少女のモデルは中村メイコだった[3]。その後、神津善行と知り合い1957年に結婚した。

1955年には歌手としても活動し、「田舎のバス」(三木鶏郎作詞・作曲)がヒットした。また、ボニージャックスとともに関西の製菓会社パルナスのCMソングも歌った。「新妻に捧げる歌」(江利チエミの歌で、神津善行作曲)の作詞者である。

NHK紅白歌合戦』で1959年第10回から1961年の第12回まで3年連続で紅組司会を務めた。そのラジオ中継の音声が現存し、第10回は2009年4月29日放送のNHK-FM『(今日は一日“戦後歌謡”三昧)』の中で、中村の司会も含め全編が再放送された(音声はモノラル)。

2016年、芸歴80年目を迎えた。

人物

  • 榎本健一森繁久彌三木のり平三波伸介など、有名な喜劇俳優・コメディアン達と共演した影響で、本人は「デビューした2歳からずっと私の肩書きは女優ではなく、『喜劇女優』」[4]と語っている。三木について「私にとって唯一の師匠で、かつ一番怖い人でもあります」と評している。ある時代劇の舞台で早口の台詞を噛まずに言えたことに調子よくしていた所、共演した三木から「そういうもんじゃないんだ。舞台というのは動きだ!」と一喝されたとのこと。これに対し中村は、「(三木は)どんな小さな動きに関してもこだわりを持っている人でした」と語っている[5]
  • 美空ひばりとはプライベートでも大親友だったことが知られている。また、ひばりと同じ「三人娘」の江利チエミとも親交があった。だがひばりは52歳、チエミも45歳と二人共に若くして病死、二人それぞれの訃報を聞いた直後のメイコはショックの余り号泣していた。
  • 無名時代の川谷拓三が付き人をしていた。
  • 15歳の頃、愛読していた雑誌『ひまわり』の懸賞小説に応募して入選、初の著書となる『小さな花の背のび』(1952年)が刊行される。その後、読者投稿ページの編集長などを任される[6]
  • 前記の黒柳徹子とは古い時期から数回の共演歴があり、長年に渡る親友である。
  • 昭和九年会における数少ない女性メンバーである。

家族

作家の中村正常と、著述家で「おチエさんの老青春を生きる」の著者中村チエコ[7]の長女である。太平洋戦争中、「奈良は文化財がたくさんあるから爆撃はないだろう」という父の考えにより、奈良県生駒郡富雄村(現:奈良市富雄地区)に疎開した[8]

夫は作曲家の神津善行、長女は作家の神津カンナ、次女は女優の神津はづき、長男は画家の神津善之介と芸能一家で知られ、メイコを含めた神津家は「神津ファミリー」と呼ばれる。

出演

 
『江戸っ子健ちゃん』でデビューした子役時代

映画

  • (江戸っ子健ちゃん) - フクちゃん役(1937年)
  • 南風の丘(1937年)
  • 小島の春(1940年)- 夏川静江と二人だけのシーンが10分続く。
  • エノケンの孫悟空(1940年)
  • 島は夕焼け(1941年)
  • 希望の青空 - 武田純子役(1942年)
  • 愉しき哉人生(1944年)
  • 待っていた象(1949年)
  • ホームラン狂時代(1949年)
  • ママ横をむいてて(1955年)
  • 花嫁はどこにいる(1955年)
  • くちづけ - 第三話:女同志(1955年)
  • 森繁の新婚旅行(1956年)
  • 裏町のお嬢さん(1956年)
  • 奥様は大学生(1956年)
  • 東京チャキチャキ娘(1956年)
  • お初の片恋(1956年)
  • ジャックと豆の木(1956年)※日本語解説
  • 歌う弥次喜多 黄金道中(1957年)
  • 大安吉日(1957年)
  • 御用聞き物語(1957年)
  • 続御用聞き物語(1957年)
  • ロマンス誕生(1957年)
  • 森繁の僕は美容師(1957年)
  • 恋して愛して喧嘩して(1957年)
  • 暖簾(1958年)
  • おしゃべり奥様(1959年)
  • 奥様三羽烏(1959年)
  • ソ連ボリショイサーカス 熊のサーカス(1959年)※ナレーター
  • 春の夢(1960年)
  • 青べか物語(1962年)
  • 危い橋は渡りたい(1963年)
  • 拝啓天皇陛下様(1963年)
  • 喜劇 駅前天神(1964年)
  • 喜劇 駅前医院(1965年)
  • 喜劇 駅前漫画(1966年)
  • 喜劇 駅前番頭(1966年)
  • (トッポ・ジージョのボタン戦争)(1967年)※声の出演
  • 喜劇 駅前火山(1968年)
  • 冠婚葬祭入門 新婚心得の巻(1971年)
  • 喜劇 女は男のふるさとヨ(1971年)
  • 女生きてます 盛り場渡り鳥(1972年)
  • EXPO's70 公式長編記録映画 沖縄海洋博(1976年)※ナレーター
  • ふしぎな國・日本(1983年)
  • 息子(1991年)
  • (サラリーマン専科)(1995年)
  • 学校III(1998年)
  • さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-(2015年)

アニメ映画

テレビドラマ

舞台

テレビアニメ

吹き替え

ラジオ

バラエティ

ドキュメンタリー

  • JNNドキュメント「海医者 山医者」(2013年5月26日、中部日本放送)- ナレーション

代表曲

メディア企画

  • TBSソング(作曲:神津善行 TBS創立10周年記念)

CM

著書

  • 『小さな花の背のび』ひまわり社、1952年5月10日。(NDLJP):1623387。 
  • 『メイコのお婿さん探し』東邦社徳島書房、1954年12月1日。(NDLJP):2934654。 
  • 『ママ横をむいてて』ひまわり社〈それいゆ新書〉、1955年4月5日。(NDLJP):1662143。 
  • 『娘が空を見上げるとき』ひまわり社〈それいゆ新書〉、1955年5月15日。(NDLJP):1661680。 
  • 『ママは横をむいてはいられない』文化服装学院出版局〈すみれ新書〉、1964年12月25日。(NDLJP):2504787。 
  • 『メイコのガムシャラ教育 カンナとの"攻防"12年』祥伝社ノン・ブック 1971
  • 『メイコの「奥さん処世術」』主婦の友文庫 1973
  • 『メイコめい伝』朝日新聞社 1977 のち日本図書センター「人間の記録」
  • 『オトコ通り八丁目』集英社 1987 のち文庫
  • 『いい女になるための"自分育て"の12章』三笠書房 1989 のち知的生きかた文庫
  • 『"自分育て"の恋愛論 あなたの魅力をひきだす』三笠書房 1993
  • 『夫とふたりきり! これはもう恐怖です 定年夫婦の生き方・暮らし方』青春出版社 2000 のち文庫
  • 『老いてほどほど 老妻からのラブレター』家の光協会 2004「老いてほどほど、二人暮らし」PHP文庫
  • 『五月蝿い五月晴れ 人生という名の喜劇を生きて』東京新聞出版局 2005
  • 『人生の終いじたく だって気になるじゃない、死んだ後のこと。』青春出版社 2010 のち文庫
  • 『夫の終い方、妻の終い方「お二人様の老後」を生きぬく知恵と悪知恵』PHP研究所 2012 のち文庫
  • 『大切なこと、ちょっと言わせてね メイコ流・人生のお作法』大和書房 2013
  • 『メイコの食卓 おいしいお酒を、死ぬ日まで。』KADOKAWA 2014.3
  • 『人生の終いじたくまさかの、延長戦!?』青春出版社 2017.1
  • 『大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒント』講談社 2021.8

共著

  • 『メイコとカンナの本音でトーク』神津カンナ共著 小学館 1982
  • 『拝啓、あのねママ:メイコと母の往復書簡』中村チエコ共著 河出書房新社 1989
  • 『メイコとカンナのがんばれ!お年寄り こんな老人介護もあったのね』神津カンナ共著 TBSラジオ編 二見書房サラ・ブックス 1993
  • 『母と娘でいいたい放題 ほめてけなしてにぎやかに』神津はづき共著 講談社 1995
  • 『メイコとカンナのことばの取説』神津カンナ共著 亜紀書房 2006
  • 『もう言っとかないと』古舘伊知郎 聞き手 集英社インターナショナル 2018.6
  • 『87歳と85歳の夫婦甘やかさない、ボケさせない』神津善行共著 幻冬舎 2019.10

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 他の芸能人にも同由来の芸名命名がなされているといわれる。

出典

  1. ^ 正岡容 大西信行編『定本日本浪曲史』p.224
  2. ^ 『北杜夫マンボウぱじゃま対談 美女かいぼう編』p.50, 57-58(集英社、1978年)
  3. ^ 『週刊読売』1994年8月14日号。
  4. ^ 266号 注目の人 喜劇女優/中村メイコさんより - Wendy-Net、2012年7月13日閲覧。
  5. ^ 週刊現代5月22、29日号「昭和の怪物」研究その118・三木のり平「照れ屋だから、喜劇役者になった」p.26
  6. ^ 『鈴木悦郎 詩と音楽の童画家』河出書房新社、2012年、p.38
  7. ^ amazon.co.jp
  8. ^ “中村メイコさんと特攻隊員 満州っ子 平和をうたう/ウェブリブログ” (2009年3月22日). 2016年1月10日閲覧。
  9. ^ ほがらか日記 - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇
  10. ^ 謡と代用品 - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇
  11. ^ “中山美穂「朗読劇」初挑戦 吉田照美が企画&共演”. 日刊スポーツ (2015年8月26日). 2015年8月26日閲覧。
  12. ^ 全国朝日放送(株)『テレビ朝日社史 ファミリー視聴の25年』(1984.02)7ページ目 渋沢社史データベース

外部リンク

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