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上方漫才大賞

上方漫才大賞(かみがたまんざいたいしょう)は、上方漫才を育て顕彰する目的で1966年昭和41年)にラジオ大阪(OBC)が設立した賞。通称「上漫(かみまん)」。漫才関係で最も古い歴史を持つ賞で、現在は関西テレビ放送が主催社に加わっている[1]

上方漫才大賞
受賞対象上方漫才界のすべての漫才師の中でその年最も活躍した漫才師
開催日原則として4月に発表会を開催(5月に開催する場合あり)
日本
主催ラジオ大阪
関西テレビ放送
初回1966年
最新回2022年
最新受賞者ミルクボーイ
公式サイト公式サイト

「大賞」については、複数の候補(ノミネート芸人)をあらかじめ審査した後に、発表会で明らかにされる。例年は、この発表会が4月中の土曜日の午後に一般公開方式で催されていて、「奨励賞」と「新人賞」をノミネート芸人による漫才の競演(漫才バトル)で決める場にもなっている。また、2005年平成17年)の第40回以降の発表会では、関西テレビとラジオ大阪で関西ローカル向けに同時生中継を実施している。

若手に向けた漫才コンクールは東京や大阪を中心に継続的に行われているが、年齢・芸歴を問わず全ての漫才師から選出される賞があるのは上方漫才大賞だけである。かつては、読売テレビの主催で落語家ピン芸人を含めた全てのお笑い芸人を対象とした上方お笑い大賞があったが、2006年を最後に終了している。

概要

発表会は長らくオリックス劇場(旧大阪厚生年金会館大ホール)で催されていたが、2010年から2014年までは御堂会館、2016年には梅田芸術劇場、2021年以降はCOOL JAPAN PARK OSAKAを使用している。

例年は一般客による発表会の観覧を有料で認めていて、関西テレビとラジオ大阪で観覧希望者を募集している。2015年の第50回大会では、50回記念企画として、特典付きのプレミアムシートを別途販売していた。また、この大会から各賞の賞金と審査方法を変更。各賞のノミネート芸人については、インターネットで開催前に実施する投票の結果を加味したうえで、あらかじめ選出するようになった。また、新人賞に加えて、奨励賞でもノミネート芸人が発表会でネタを披露した後に受賞者を決定。さらに、新人賞・奨励賞とも、発表会の放送中に視聴者が「かみまん投票」(インターネット経由での投票システム)を通じて審査に参加できるようになった。

なお、2020年の初頭から日本国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを背景に、2020年の第55回は劇場からの生放送や奨励賞・新人賞の選考を中止。大賞の授与式のみ実施したほか、テレビ・ラジオとも事前に収録した内容を放送した[2]、2021年の第56回で、選考会・発表会・生放送・「かみまん投票」を再開。エースコックが冠スポンサーに付いたことによって、「エースコックpresents 上方漫才大賞」というタイトルが使われている。ただし、発表会の無料観覧募集までは実施せず、有料の前売券を購入した観覧客にのみTTホールへの入場を認めていた。

もっとも、「エースコックの冠大会」として開催されたのは第56回のみで、2023年の第58回では例年より遅い5月27日に発表会が組まれている。

受賞者について

大賞の最年少受賞記録は、ダウンタウンの25歳(第24回・1989年)。ダウンタウンは芸歴7年目[注 1]での大賞受賞であり、これはデビューから大賞受賞までの最短記録である。

結成から大賞受賞までの最短記録は、フットボールアワーの5年[注 2](第39回・2004年)。

大賞の最多受賞はオール阪神・巨人の4回。

第10回(1975年)から第56回(2021年)までの大賞受賞者は、奨励賞、新人賞、新人奨励賞、特別賞のいずれかを受賞している。第57回(2022年)でミルクボーイが受賞し、第9回(1974年)の三人奴以来、48年ぶりの奨励賞、新人賞を受賞していない大賞受賞者となった[3]

賞の一覧

  • 大賞:上方漫才界のすべての漫才師の中でその年最も活躍した漫才師に贈られる。賞状・記念トロフィー・賞金200万円が贈呈される。
  • 奨励賞:大賞に準ずる賞で、中堅級のキャリアが目安となる。賞状・記念トロフィー・賞金150万円が贈呈される。
  • 新人賞:第1回から第35回までと、第45回からは新人部門の1位。第36回から第44回までは優秀新人賞に次ぐ新人部門の2位。賞状・記念トロフィー・賞金100万円が贈呈される。

受賞者

大賞 奨励賞 新人賞
第1回
1966年
かしまし娘 島田洋之介・今喜多代 若井はんじ・けんじ
大賞 奨励賞 新人賞 特別賞
第2回
1967年
海原お浜・小浜 鳳啓助京唄子 横山やすし・西川きよし 砂川捨丸・中村春代
第3回
1968年
中田ダイマル・ラケット 漫画トリオ 若井ぼん・はやと 三遊亭小円・木村栄子
大賞 奨励賞 新人賞
第4回
1969年
夢路いとし・喜味こいし フラワーショウ 正司敏江・玲児
大賞 奨励賞 新人賞
第5回
1970年
横山やすし・西川きよし 平和ラッパ・日佐丸 コメディNo.1 鳳らん太・ゆう太
第6回
1971年
島田洋之介・今喜多代 横山ホットブラザーズ レツゴー三匹 中田カウス・ボタン
大賞 奨励賞 新人賞
第7回
1972年
宮川左近ショー チャンバラトリオ 浮世亭三吾・(十吾)
第8回
1973年
レツゴー三匹 Wヤング はな寛太・いま寛大
第9回
1974年
三人奴 人生幸朗・生恵幸子 トリオ・ザ・ミミック
大賞 奨励賞 新人賞
第10回
1975年
Wヤング 青芝フック・キック 海原かけるめぐる 若井小づえ・みどり
大賞 奨励賞 新人賞
第11回
1976年
チャンバラトリオ 上方柳次・柳太 オール阪神・巨人
第12回
1977年
横山やすし・西川きよし(2) 若井ぼん・はやと (浮世亭ジョージ)・ケンジ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 特別賞
第13回
1978年
Wヤング(2) (青芝まさお・あきら) 中田伸江・伸児 暁伸・ミスハワイ
第14回
1979年
コメディNo.1 ちゃっきり娘 ザ・ぼんち (Wさくらんぼ) 中田ダイマル・ラケット
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第15回
1980年
横山やすし・西川きよし(3) 青芝フック・キック 島田紳助・松本竜介 青芝金太・紋太
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 審査員特別賞
第16回
1981年
ザ・ぼんち オール阪神・巨人 春やすこ・けいこ 海原さおり・しおり 太平サブロー・シロー 横山やすし・西川きよし
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第17回
1982年
オール阪神・巨人 今いくよ・くるよ 太平サブロー・シロー ミヤ蝶美・蝶子
第18回
1983年
オール阪神・巨人(2) 若井小づえ・みどり ミヤ蝶美・蝶子 やすえ・やすよ
第19回
1984年
今いくよ・くるよ 西川のりお・上方よしお 宮川大助・花子 トミーズ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第20回
1985年
オール阪神・巨人(3) 太平サブロー・シロー トミーズ ちゃらんぽらん ハイヒール
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第21回
1986年
太平サブロー・シロー 宮川大助・花子 パート2 ダウンタウン
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 特別賞
第22回
1987年
宮川大助・花子 大木こだま・ひびき ダウンタウン 非常階段 まるむし商店 夢路いとし・喜味こいし
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第23回
1988年
若井小づえ・みどり ダウンタウン 清水圭・和泉修 ビッグブラザーズ
第24回
1989年
ダウンタウン トミーズ ビッグブラザーズ 月亭かなめ・ぜんじろう
第25回
1990年
宮川大助・花子(2) 中田カウス・ボタン どんきほ〜て ベイブルース
第26回
1991年
中田カウス・ボタン トミーズ ティーアップ ぴのっきお
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 特別賞
第27回
1992年
トミーズ 大木こだま・ひびき (犬丸兄弟) よゐこ 暁伸・ミスハワイ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第28回
1993年
トミーズ(2) 横山たかし・ひろし トゥナイト 雨上がり決死隊
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 審査員特別賞
第29回
1994年
横山たかし・ひろし 酒井くにお・とおる 千原兄弟 ますだおかだ 横山ホットブラザーズ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 審査員特別表彰
第30回
1995年
ハイヒール 里見まさと亀山房代 中川家 海原やすよ・ともこ ベイブルース
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 審査員特別賞
第31回
1996年
大木こだま・ひびき どんきほ〜て ジャリズム 高僧・野々村 横山やすし・西川きよし
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第32回
1997年
酒井くにお・とおる おかけんた・ゆうた 海原やすよ・ともこ こん松・せんべい
第33回
1998年
里見まさと・亀山房代 トゥナイト ハリガネロック 2丁拳銃
第34回
1999年
おかけんた・ゆうた ちゃらんぽらん アメリカザリガニ りあるキッズ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 特別功労賞
第35回
2000年
ちゃらんぽらん 海原はるか・かなた シンクタンク スクラッチ 夢路いとし・喜味こいし
大賞 奨励賞 優秀新人賞 新人賞
第36回
2001年
中田カウス・ボタン(2) ますだおかだ COWCOW キングコング
大賞 優秀新人賞 新人賞
第37回
2002年
ますだおかだ フットボールアワー ブラックマヨネーズ
大賞 奨励賞 優秀新人賞 新人賞
第38回
2003年
横山ホットブラザーズ アメリカザリガニ チョップリン 笑い飯
第39回
2004年
フットボールアワー ティーアップ せんたくばさみ チュートリアル
第40回
2005年
中田カウス・ボタン(3) メッセンジャー 南海キャンディーズ 麒麟
第41回
2006年
大木こだま・ひびき(2) 安田大サーカス NON STYLE アジアン
第42回
2007年
メッセンジャー 矢野・兵動 なすなかにし のろし
第43回
2008年
ティーアップ 海原やすよ・ともこ ギャロップ 鎌鼬
第44回
2009年
矢野・兵動 シンデレラエキスプレス ジャルジャル ダイアン
大賞 奨励賞 新人賞
第45回
2010年
中川家 笑い飯 スマイル
第46回
2011年
ブラックマヨネーズ 千鳥 銀シャリ
第47回
2012年
海原やすよ ともこ シャンプーハット プラスマイナス
第48回
2013年
千鳥 テンダラー プリマ旦那
第49回
2014年
笑い飯 ダイアン 学天即
第50回
2015年
テンダラー 学天即 吉田たち
第51回
2016年
オール阪神・巨人(4) 銀シャリ コマンダンテ
第52回
2017年
海原やすよ ともこ(2) スーパーマラドーナ トット
第53回
2018年
ダイアン 和牛 祇園
第54回
2019年
中川家(2) かまいたち ミキ
第55回
2020年
シャンプーハット 新型コロナウイルス感染拡大の影響で選考中止[2]
第56回
2021年
かまいたち プラス・マイナス ネイビーズアフロ
第57回
2022年
ミルクボーイ ミキ ニッポンの社長

候補者 

新人賞・奨励賞・大賞
第50回
(2015年)
新人賞
アキナ 尼神インター コマンダンテ シンクロック ブランケット 和牛 吉田たち
奨励賞
学天即 オジンオズボーン かまいたち 銀シャリ 藤崎マーケット
大賞
ザ・ぼんち テンダラー NON STYLE
第51回
(2016年)
新人賞
ミキ コマンダンテ トット どんぐり兄弟 尼神インター アルミカン マルセイユ
奨励賞
銀シャリ チキチキジョニー スーパーマラドーナ なすなかにし ジャルジャル
大賞
海原やすよ ともこ オール阪神・巨人 中川家
第52回
(2017年)
新人賞
ミキ 霜降り明星 尼神インター アルミカン ネイビーズアフロ トット 見取り図
奨励賞
吉田たち スーパーマラドーナ 和牛 なすなかにし アキナ
第53回
(2018年)
新人賞
アルミカン ネイビーズアフロ 祇園 マルセイユ 見取り図 霜降り明星 さや香
奨励賞
かまいたち ジャルジャル なすなかにし アインシュタイン 和牛
第54回
(2019年)
新人賞
アルミカン たくろう マルセイユ さや香 からし蓮根 ネイビーズアフロ ミキ
奨励賞
アキナ なすなかにし アインシュタイン かまいたち ジャルジャル
第55回
(2020年)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で選考中止
第56回
(2021年)
新人賞
エンペラー 風穴あけるズ カベポスター からし蓮根 コウテイ ネイビーズアフロ ラニーノーズ
奨励賞
アインシュタイン 祇園 プラス・マイナス ミキ 見取り図
第57回
(2022年)
新人賞
カベポスター からし蓮根 たくろう 天才ピアニスト ニッポンの社長 フースーヤ もも
奨励賞
祇園 すゑひろがりず ミキ 見取り図 ロングコートダディ

テレビ中継スタッフ

第57回(2022年4月9日放送分)
  • 構成:萩原芳樹、(小堂稔典)、中野貴至
  • 舞台監督:松上博明、徳永朗佳
  • 音響・PA:中西俊介
  • モニター:ズイコー21
  • ムービングオペレーター:澤目薫
  • 美術:すくらんぶる
  • メイク:powder(パウダー)
  • ナレーション:北又ちゅん
  • TD/SW:藤松智哉(カンテレ)
  • CAM:宮田太(カンテレ)
  • VE:松井勝正(カンテレ)
  • MIX:中道尚宏(カンテレ)
  • LD:大塚美穂
  • 音効:森原健晃
  • 編集:藤崎一成
  • 技術協力:ウエストワン、大阪共立、エビスラボ、トニックファンクション、関西ロケーションサービス
  • 撮影協力:COOL JAPAN PARK OSAKA
  • TK:小島由香、中嶋多美子
  • CG:井口和俊
  • タイトル:タイトルエイト
  • 編成:廣瀬重之(カンテレ)
  • 事業:大場雅(カンテレ)
  • 宣伝:春田享子・金叡珍(ともにカンテレ)
  • 演出:木下裕正(カンテレ)
  • ディレクター:猪原樂・芳仲真雪子(ともにカンテレ)
  • AD:川原悠・岩崎彩・岡崎優(ともにカンテレ)
  • プロデューサー:吉岡治郎・長野聡(ともにカンテレ)
  • 制作:カンテレ クリエイティブ本部 制作局制作部
  • 制作著作:カンテレ(関西テレビ放送)

関連番組

上方漫才大賞の使者! 漫才マン

毎年上方漫才大賞を盛り上げるため直前に放送される漫才特別番組[注 3][4]

基本関西ローカルだがフジテレビで放送されたことがある[5]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 1982年デビュー。
  2. ^ 1999年結成。岩尾はドレス、後藤はエレキグラムで活動歴がある。
  3. ^ 例外としてチョップリンがコントを披露したことはある。

出典

  1. ^ “上方漫才大賞、かまいたち初受賞 「日本のエースに」”. 朝日新聞 (2021年4月10日). 2021年11月28日閲覧。
  2. ^ a b “上方漫才大賞、生放送取りやめも…大平サブロー「行われたことがすごい」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年4月8日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/04/08/kiji/20200407s00041000328000c.html 2020年4月8日閲覧。 
  3. ^ “ミルクボーイが上方漫才大賞 内海崇「M―1の前から欲しかった賞」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2022年4月9日). https://hochi.news/articles/20220409-OHT1T51194.html?page=1 2022年4月9日閲覧。 
  4. ^ アイン、アキナ、祇園、和牛、笑い飯ら出演「漫才マン the プラチナ」 . お笑いナタリー(2020年3月29日). 2020年9月19日閲覧。
  5. ^ 漫才マンtheプラチナ<フジバラナイト SAT> . フジテレビ. 2020年9月19日閲覧。

外部リンク

  • 関西テレビ番組サイト
  • ラジオ大阪番組サイト
  • 上方漫才大賞 (@kamiman_award) - Twitter
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