概要
創刊時、1970年代の映画雑誌は他に「キネマ旬報」「月刊近代映画」(現「Kindai」)などがあったが、「キネマ旬報」が邦画(日本映画)を中心に日本で公開される外国映画の紹介と評論を主に掲載したのとは違い、「ロードショー」は、先に刊行されていた近代映画社の「スクリーン」同様、外国人スター俳優のグラビアを中心にした誌面構成であった。両誌は「月刊明星」と「(月刊平凡)」の「洋画(外国映画)スター版」という趣であったが、「スクリーン」と比べると邦画を紹介する記事が多く、TV番組の紹介記事もあった。映画評論家の批評やコラムやエッセイなどの連載,映画関係の付録など,競合する部分も多かった。
インターネットの普及などで購読者数が減少し、2008年11月21日発売の2009年1月号を最後に廃刊となった。1980年代には約35万部売れていたが、最後は約5万部まで減っていたという[2]。
スマートフォン向けWEBニュースサイト「集英社オンライン」が2022年3月31日に創刊され、「ロードショー」が同サイト内で14年ぶりに復活した。
開運!なんでも鑑定団(テレビ東京系列)の2022年10月11日放送分で、1972年の創刊以来、取材で集め、集英社の倉庫に眠るブルース・リー、オードリー・ヘップバーン、マイケル・ジャクソンなどのスターのサイン825点が鑑定依頼され、2,000万円と鑑定された。[3]。
脚注
関連項目
- SCREEN (雑誌) - ライバル誌。
- ゴールデン洋画劇場 - 番組エンディングで最新号の視聴者プレゼントが行われていた。
- 欽ドン! - 1970年代にニッポン放送で放送されていたラジオ番組『欽ちゃんのドンといってみよう!』の中で、スポンサーである集英社の雑誌名にちなんだ賞が贈られていた。「ロード賞」。
- 小森和子
外部リンク
- 【ああ懐かしの雑誌黄金時代】『ロードショー』 スターとの「距離感」と映画への「憧れ」 - Zakzak
- ロードショー編集部 (集英社オンライン)