ノーベル物理学賞 | |
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受賞対象 | 物理学 |
会場 | ストックホルム |
国 | スウェーデン |
主催 | スウェーデン王立科学アカデミー |
初回 | 1901年 |
最新回 | 2022年 |
最新受賞者 | アラン・アスペ ジョン・クラウザー アントン・ツァイリンガー |
公式サイト | https://www.nobelprize.org/ |
対象となる分野は大きく分けて、天文学や天体物理学、原子物理学、素粒子物理学の3分野であるが、気象学など地球科学からの受賞もある[1]。
ノーベル物理学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には宝箱を持ち雲の中から現れた自然の女神のベールを科学の神が持ち上げる素顔を眺めている姿(化学賞と共通)がデザインされている[2]。
歴代受賞者
1900年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1901年 | ヴィルヘルム・レントゲン Wilhelm Conrad Röntgen | ドイツ帝国 | 後に彼に因んで命名される[注 1]注目すべき放射線X線の発見 Nature: 53 (1896) 274-276 | |
1902年 | ヘンドリック・ローレンツ Hendrik Antoon Lorentz | オランダ | 放射現象に対する磁性の影響[注 2]の研究 | |
ピーター・ゼーマン Pieter Zeeman | オランダ | |||
1903年 | アンリ・ベクレル Antoine Henri Becquerel | フランス共和国 | 自発的放射能の発見 | |
ピエール・キュリー Pierre Curie | フランス共和国 | ベクレルによって発見された放射現象に関する共同研究[注 3] | ||
マリ・キュリー Marie Curie, née Sklodowska | フランス共和国 ( ポーランド立憲王国出身) | |||
1904年 | レイリー卿 (ジョン・ウィリアム・ストラット) Lord Rayleigh (John William Strutt) | イギリス | 重要な気体の密度に関する研究、およびこの研究により成されたアルゴンの発見 | |
1905年 | フィリップ・レーナルト Philipp Eduard Anton von Lenard | ドイツ帝国 ( ハンガリー王国出身) | 陰極線に関する研究 | |
1906年 | ジョゼフ・ジョン・トムソン Joseph John Thomson | イギリス | 気体の電気伝導[注 4]に関する理論および実験的研究 | |
1907年 | アルバート・マイケルソン Albert Abraham Michelson | アメリカ合衆国 | 彼が考案した精密光学機器マイケルソン干渉計[注 5]とそれによる分光学および計量学の研究 | |
1908年 | ガブリエル・リップマン Gabriel Lippmann | フランス共和国 | 彼が考案した、光干渉に基づき鮮明に色を複製する手法[注 6] | |
1909年 | グリエルモ・マルコーニ Guglielmo Marconi | イタリア王国 | 無線通信の進展への貢献 | |
フェルディナント・ブラウン Karl Ferdinand Braun | ドイツ帝国 |
1910年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1910年 | ヨハネス・ファン・デル・ワールス Johannes Diderik van der Waals | オランダ | 気体および液体の状態方程式に関する研究[注 7] | |
1911年 | ヴィルヘルム・ヴィーン Wilhelm Wien | ドイツ帝国 | 熱放射を支配する法則に関する発見[注 8] Ann. Phys.: 58 (1896) 662-669 Philos. Mag. ser5: 43 (1897) 214-220 | |
1912年 | ニルス・グスタフ・ダレーン Nils Gustaf Dalén | スウェーデン | 灯台や灯浮標などの照明用ガス貯蔵器に取り付ける自動調節機の発明 | |
1913年 | ヘイケ・カメルリング・オネス Heike Kamerlingh Onnes | オランダ | 低温における物性の研究[注 9]、特にその成果である液体ヘリウムの生成 | |
1914年 | マックス・フォン・ラウエ Max von Laue | ドイツ帝国 | 結晶によるX線回折現象の発見 | |
1915年 | ヘンリー・ブラッグ Sir William Henry Bragg | イギリス | X線による結晶構造解析に関する研究[注 10] Nature: 90 (1912) 219-219 (William Henry Bragg) Nature: 90 (1912) 410-410 (William Lawrence Bragg) | |
ローレンス・ブラッグ William Lawrence Bragg | イギリス | |||
1916年 | 受賞者なし | 賞金はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた | ||
1917年 | チャールズ・バークラ Charles Glover Barkla | イギリス | 元素の特性X線の発見 | |
1918年 | マックス・プランク Max Karl Ernst Ludwig Planck | ドイツ帝国 | エネルギー量子の発見による物理学の進展への貢献 Annalen der Physik: 1 (1900) 719 Annalen der Physik: 4 (1901) 553 | |
1919年 | ヨハネス・シュタルク Johannes Stark | ドイツ国 | (カナル線)のドップラー効果、および電場中でのスペクトル線の分裂[注 11]の発見 |
1920年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1920年 | シャルル・エドゥアール・ギヨーム Charles Edouard Guillaume | スイス | インバー合金の発見とそれによる精密測定の開発 | |
1921年 | アルベルト・アインシュタイン Albert Einstein | スイス | 理論物理学に対する貢献、特に光電効果の法則の発見 Ann. Phys. (Berlin): 17 (1905) 132-148 Ann. Phys. (Berlin): 20 (1906) 199-206 Ann. Phys. (Berlin): 22 (1907) 180-190 Phys. Z.: 10 (1909) 185-193 Verh. der Deutschen Physikal. Gesellschaft: 18 (1916) 318-328 Phys. Z.: 18 (1917) 121-128 | |
1922年 | ニールス・ボーア Niels Henrik David Bohr | デンマーク | 原子構造と原子から放射に関する研究についての貢献 Philos. Mag. ser.6: 26 (1913) 1-24 Philos. Mag. ser.6: 26 (1913) 476-502 Philos. Mag. ser.6: 26 (1913) 857-875 | |
1923年 | ロバート・ミリカン Robert Andrews Millikan | アメリカ合衆国 | 電気素量[注 12]および光電効果[注 13]に関する研究 Phys. Mag. XIX: 6 (1910), 209 Phys. Rev. 2 (1913), 109-143 | |
1924年 | マンネ・シーグバーン Karl Manne Georg Siegbahn | スウェーデン | (X線分光学)における研究および発見 | |
1925年 | ジェイムス・フランク James Franck | ドイツ国 | 電子の原子に対する衝突を支配する法則の発見[注 14] | |
グスタフ・ヘルツ Gustav Ludwig Hertz | ドイツ国 | |||
1926年 | ジャン・ペラン Jean Baptiste Perrin | フランス共和国 | 物質の不連続的構造に関する研究、特に沈殿平衡についての発見[注 15] Ann. de Chim. et de Phys. (VIII): 18 (1909) 5-114 | |
1927年 | アーサー・コンプトン Arthur Holly Compton | アメリカ合衆国 | 彼に因んで命名されたコンプトン効果の発見 | |
チャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソン Charles Thomson Rees Wilson | イギリス | 霧箱(蒸気の凝縮により荷電粒子の飛跡を観察できるようにする方法)の考案 | ||
1928年 | オーエン・リチャードソン Owen Willans Richardson | イギリス | 熱電子効果の研究、特に彼に因んで命名された(リチャードソンの法則)の発見 Proc. Cambridge Philos. Soc.: 11 (1901) 286-295 Philos. Mag. ser.6: 23 (1912) 263-278 Science: 38 (1913) 57-61 | |
1929年 | ルイ・ド・ブロイ Prince Louis-Victor Pierre Raymond de Broglie | フランス共和国 | 電子の波動的特性[注 16]の発見 |
1930年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1930年 | チャンドラセカール・ラマン Sir Chandrasekhara Venkata Raman | 英領インド | 光散乱に関する研究と彼に因んで命名されたラマン効果の発見 Nature: 121 (1928) 501 Indian J. Phys.: 2 (1928) 387 | |
1931年 | 受賞者なし | 賞金はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた | ||
1932年 | ヴェルナー・ハイゼンベルク Werner Karl Heisenberg | ドイツ国 | 量子力学の創始[注 17]ならびにその応用、特に同素異形の水素[注 18]の発見 Z. Phys.: 33 (1925) 879-893 | |
1933年 | エルヴィン・シュレーディンガー Erwin Schrödinger | オーストリア | 原子論の新しく有効な形式の発見[注 19] Phys. Rev.: 28 (1926) 1049-1970 (Schrödinger) | |
ポール・ディラック Paul Adrien Maurice Dirac | イギリス | |||
1934年 | 受賞者なし | 賞金の3分の1はノーベル財団の基金に、残り3分の2はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた | ||
1935年 | ジェームズ・チャドウィック James Chadwick | イギリス | 中性子の発見 Nature: 129 (1932) 312 | |
1936年 | ヴィクトール・フランツ・ヘス Victor Franz Hess | オーストリア | 宇宙線の発見 Phys. Z.: 13 (1912) 1084-1091 | |
カール・デイヴィッド・アンダーソン Carl David Anderson | アメリカ合衆国 | 陽電子の発見 Phys. Rev.: 43 (1933) 491-498 Phys. Rev.: 44 (1933) 406-423 | ||
1937年 | クリントン・デイヴィソン Clinton Joseph Davisson | アメリカ合衆国 | 結晶による電子線回折現象の発見 | |
ジョージ・パジェット・トムソン George Paget Thomson | イギリス | |||
1938年 | エンリコ・フェルミ Enrico Fermi | イタリア王国 | 中性子放射による新放射性元素の存在証明および関連して熱中性子による原子核反応の発見 Z. f. Phys.: 88 (1934) 161 Nuovo Cim.: 11 (1934) 1 | |
1939年 | アーネスト・ローレンス Ernest Orlando Lawrence | アメリカ合衆国 | サイクロトロンの発明・開発およびその成果、特に人工放射性元素 |
1940年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1940年 | 受賞者なし | 賞金の3分の1はノーベル財団の基金に、残り3分の2はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた | ||
1941年 | ||||
1942年 | ||||
1943年 | オットー・シュテルン Otto Stern | アメリカ合衆国 | 分子線の手法の開発[注 20]への貢献と陽子の磁気モーメントの発見 | |
1944年 | イジドール・イザーク・ラービ Isidor Isaac Rabi | アメリカ合衆国 ( オーストリア=ハンガリー帝国出身) | 彼が考案した、原子核の磁気的性質[注 21]を測定する共鳴法[注 22] Phys. Rev.: 55 (1939) 526 | |
1945年 | ヴォルフガング・パウリ Wolfgang Pauli | アメリカ合衆国 ( オーストリア=ハンガリー帝国出身) | パウリ原理とも呼ばれる排他律の発見 Z. f. Phys.: 31 (1925) 765-783 | |
1946年 | パーシー・ブリッジマン Percy Williams Bridgman | アメリカ合衆国 | 超高圧装置の発明と、それによる高圧物理学に関する発見 | |
1947年 | エドワード・アップルトン Sir Edward Victor Appleton | イギリス | 上層大気の物理的研究、特に(アップルトン層)の発見 | |
1948年 | パトリック・ブラケット Patrick Maynard Stuart Blackett | イギリス | ウィルソンの霧箱の手法の発展と、それによる原子核物理学および宇宙線の分野における発見 | |
1949年 | 湯川秀樹 Hideki Yukawa | 日本 | 核力の理論的研究[注 23]に基づく中間子の存在の予想 Proc. Phys. Math. Soc. Jap.: 17 (1935) 48 |
1950年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1950年 | セシル・パウエル Cecil Frank Powell | イギリス | 写真による原子核崩壊過程の研究方法の開発およびその方法による諸中間子の発見 | |
1951年 | ジョン・コッククロフト Sir John Douglas Cockcroft | イギリス | 人工的に加速した[注 24]原子核粒子による原子核変換についての先駆的研究 | |
アーネスト・ウォルトン Ernest Thomas Sinton Walton | アイルランド | |||
1952年 | フェリックス・ブロッホ Felix Bloch | スイス | 核磁気の精密な測定における新しい方法[注 25]の開発とそれについての発見 Phys. Rev.: 69 (1946) 127 (Bloch) Phys. Rev.: 70 (1946) 460-474 (Bloch) Phys. Rev.: 69 (1946) 37-38 (Purcell) Phys. Rev.: 73 (1948) 679-712 (Purcell) | |
エドワード・ミルズ・パーセル Edward Mills Purcell | アメリカ合衆国 | |||
1953年 | フリッツ・ゼルニケ Frits (Frederik) Zernike | オランダ | 位相差を用いた手法の実証、特に位相差顕微鏡の発明 Physica: 1 (1934) 689-704 Z. Tech. Phys.: 16 (1935) 454-457 Physica: 9 (1942) 686-698 Physica: 9 (1942) 974-986 | |
1954年 | マックス・ボルン Max Born | イギリス | 量子力学に関する基礎研究、特に波動関数の確率解釈[注 26] | |
ヴァルター・ボーテ Walther Bothe | 西ドイツ | コインシデンス法による原子核反応とそれによる発見 | ||
1955年 | ウィリス・ラム Willis Eugene Lamb | アメリカ合衆国 | 水素スペクトルの微細構造[注 27]に関する発見 | |
ポリカプ・クッシュ Polykarp Kusch | アメリカ合衆国 | 彼が考案した電子の磁気モーメントの正確な決定法[注 28] | ||
1956年 | ウィリアム・ショックレー William Bradford Shockley | アメリカ合衆国 | 半導体の研究およびトランジスタ効果の発見 | |
ジョン・バーディーン John Bardeen | アメリカ合衆国 | |||
ウォルター・ブラッテン Walter Houser Brattain | アメリカ合衆国 | |||
1957年 | 楊振寧 Chen Ning Yang | アメリカ合衆国 ( 中華民国出身) | 素粒子物理学における重要な発見に導いた、いわゆるパリティについての洞察的な研究[注 29] Phys. Rev.: 104 (1956) 254-258 (Yang and Lee) | |
李政道 Tsung-Dao Lee | アメリカ合衆国 ( 中華民国出身) | |||
1958年 | パーヴェル・チェレンコフ Pavel Alekseyevich Cherenkov | ソビエト連邦 | チェレンコフ効果の発見とその解釈 C.R. Acad. Sci. USSR: 2 (1934) 451 (Cherenkov) C.R. Acad. Sci. USSR: 14 (1937) 107 (Frank and Tamm) | |
イリヤ・フランク Ilya Mikhailovich Frank | ソビエト連邦 | |||
イーゴリ・タム Igor Yevgenyevich Tamm | ソビエト連邦 | |||
1959年 | エミリオ・セグレ Emilio Gino Segrè | アメリカ合衆国 | 反陽子の発見 Phys. Rev.: 100 (1955) 947-950 (Segrè and Chamberlain) | |
オーウェン・チェンバレン Owen Chamberlain | アメリカ合衆国 |
1960年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1960年 | ドナルド・グレーザー Donald Arthur Glaser | アメリカ合衆国 | 泡箱の発明 Phys. Rev.: 87 (1952) 665-665 | |
1961年 | ロバート・ホフスタッター Robert Hofstadter | アメリカ合衆国 | 原子核内での(電子線散乱)とそれによる核子の構造の発見[注 30] Phys. Rev. Lett.: 5 (1960) 263-265 Phys. Rev. Lett.: 6 (1961) 293-296 | |
ルドルフ・メスバウアー Rudolf Ludwig Mössbauer | 西ドイツ | ガンマ線の共鳴吸収についての研究および、それに関連する彼に因んで命名されたメスバウアー効果の発見 | ||
1962年 | レフ・ランダウ Lev Davidovich Landau | ソビエト連邦 | 彼が確立した凝縮系物理の理論、特に液体ヘリウムについて | |
1963年 | ユージン・ウィグナー Eugene Paul Wigner | アメリカ合衆国 ( ハンガリー王国出身) | 原子核および素粒子に関する理論への貢献、特に対称性の基本原理の発見とその応用 | |
マリア・ゲッパート=メイヤー Maria Goeppert-Mayer | アメリカ合衆国 | 原子核の殻構造に関する発見[注 31] Phys. Rev.: 75 (1949) 1766–1766 (Jensen) Phys. Rev.: 79 (1950) 1019–1019 (Jensen) | ||
ヨハネス・ハンス・イェンゼン J. Hans D. Jensen | 西ドイツ | |||
1964年 | チャールズ・タウンズ Charles Hard Townes | アメリカ合衆国 | 量子エレクトロニクス分野の基礎研究および、メーザー・レーザー原理に基づく振動子・増幅器の構築 | |
ニコライ・バソフ Nikolay Gennadiyevich Basov | ソビエト連邦 | |||
アレクサンドル・プロホロフ Aleksandr Mikhailovich Prokhorov | ソビエト連邦 | |||
1965年 | 朝永振一郎 Shin-ichiro Tomonaga | 日本 | 量子電磁力学の分野における基礎研究と、素粒子物理学についての深い結論[注 32] Prog. Theor. Phys.: 1 (1946) 27-42 (Tomonaga) Phys. Rev.: 82 (1951) 664-679 (Schwinger) Phys. Rev.: 80 (1950) 440-457(Feynman) Phys. Rev.: 84 (1951) 108-128 (Feynman) | |
ジュリアン・シュウィンガー Julian Schwinger | アメリカ合衆国 | |||
リチャード・P・ファインマン Richard P. Feynman | アメリカ合衆国 | |||
1966年 | アルフレッド・カストレル Alfred Kastler | フランス | 原子のラジオ波共鳴を研究するための光学的手法の発見および開発[注 33] | |
1967年 | ハンス・ベーテ Hans Albrecht Bethe | アメリカ合衆国 | 原子核反応理論への貢献、特に星の内部におけるエネルギー生成に関する発見 Phys. Rev.: 55 (1939) 434-456 | |
1968年 | ルイス・ウォルター・アルヴァレズ Luis Walter Alvarez | アメリカ合衆国 | 素粒子物理学に対する決定的な貢献、特に彼がもたらした水素泡箱を用いた手法、およびデータ解析の発展により可能となった多数の共鳴状態の発見 | |
1969年 | マレー・ゲルマン Murray Gell-Mann | アメリカ合衆国 | 素粒子の分類およびその相互作用に関する貢献と発見[注 34] Phys. Rev.: 92 (1953) 833-834 |
1970年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1970年 | ハンス・アルヴェーン Hannes Olof Gösta Alfvén | スウェーデン | プラズマ物理学の様々な部分への有意義な応用[注 35]を伴う、電磁流体力学における基礎的研究および発見 | |
ルイ・ネール Louis Eugène Félix Néel | フランス | 固体物理学における重要な応用をもたらした反強磁性[注 36]および フェリ磁性に関する基礎的研究および発見 | ||
1971年 | ガーボル・デーネシュ Dennis Gabor | イギリス ( ハンガリー王国出身) | ホログラフィーの発明および発展 Nature: 161 (1948) 777-779 Proc. Roy. Soc.: A197 (1949) 454 Proc. Phys. Soc.: B64 (1951) 449 | |
1972年 | ジョン・バーディーン John Bardeen | アメリカ合衆国 | 一般にBCS理論[注 37]と呼ばれている、彼らが共同で発展させた超伝導についての理論 Phys. Rev.: 108 (1957) 1175-1204 (Bardeen, Cooper, and Schrieffer) | |
レオン・クーパー Leon Neil Cooper | アメリカ合衆国 | |||
ジョン・ロバート・シュリーファー John Robert Schrieffer | アメリカ合衆国 | |||
1973年 | 江崎玲於奈 Leo Esaki | 日本 | 半導体内および超伝導体内の各々におけるトンネル効果の実験的発見 Phys. Rev. Lett.: 5 (1960) 147-148 (Giaever) Phys. Rev. Lett.: 5 (1960) 464-466 (Giaever) | |
アイヴァー・ジェーバー Ivar Giaever | アメリカ合衆国 ( ノルウェー出身) | |||
ブライアン・ジョゼフソン Brian David Josephson | イギリス | トンネル接合を通過する(超電流)の性質、特にジョセフソン効果としてよく知られる普遍的現象の理論的予測 Phys. Lett.: 1 (1962) 251-253 Adv. Phys.: 14 (1965) 419 | ||
1974年 | マーティン・ライル Sir Martin Ryle | イギリス | 電波天文学における先駆的研究(観測および発明、特に開口合成技術に関して) | |
アントニー・ヒューイッシュ Antony Hewish | イギリス | 電波天文学における先駆的研究(パルサーの発見に果たした決定的な役割[注 38]) | ||
1975年 | オーゲ・ニールス・ボーア Aage Niels Bohr | デンマーク | 核子の(集団運動)と独立粒子運動との関係の発見、 およびこの関係に基づく原子核構造に関する理論の開発[注 39] | |
ベン・ロイ・モッテルソン Ben Roy Mottelson | デンマーク ( アメリカ合衆国出身) | |||
レオ・ジェームス・レインウォーター Leo James Rainwater | アメリカ合衆国 | |||
1976年 | バートン・リヒター Burton Richter | アメリカ合衆国 | 新種の重い素粒子の発見についての先駆的研究 Phys. Rev. Lett.: 33 (1974) 1404-1406 (S. C. C. Ting) Phys. Rev. Lett.: 33 (1974) 1406-1408 (B. Richter) Phys. Rev. Lett.: 33 (1974) 1408-1410 (フラスカティ国立研究所(LNF)による追実験) Phys. Rev. Lett.: 25 (1970) 1523-1526 (J/ψの予兆)[注 40] | |
サミュエル・ティン(丁肇中) Samuel Chao Chung Ting | アメリカ合衆国 | |||
1977年 | フィリップ・アンダーソン Philip Warren Anderson | アメリカ合衆国 | 磁性体と無秩序系の電子構造の基礎理論的研究[注 41] Phys. Rev.: 109 (1958) 1492-1505 (Anderson) Proc. Roy. Soc.: A62 (1949) 416 (Mott) Rev. Mod. Phys. 40 (1968) 677-683 (Mott) Phys. Rev. Lett.: 35 (1975) 1293-1296 (Mott) | |
ネヴィル・モット Sir Nevill Francis Mott | イギリス | |||
ジョン・ヴァン・ヴレック John Hasbrouck Van Vleck | アメリカ合衆国 | |||
1978年 | ピョートル・カピッツァ Pyotr Leonidovich Kapitsa | ソビエト連邦 | 低温物理学における基礎的発明および諸発見[注 42] | |
アーノ・ペンジアス Arno Allan Penzias | アメリカ合衆国 ( ドイツ国出身) | 宇宙マイクロ波背景放射の発見[注 43] Astrophys.J.: 142 (1965) 419 | ||
ロバート・W・ウィルソン Robert Woodrow Wilson | アメリカ合衆国 | |||
1979年 | シェルドン・グラショー Sheldon Lee Glashow | アメリカ合衆国 | 素粒子間に働く弱い相互作用と電磁相互作用を統一した相互作用についての理論への貢献、特に弱中性カレントの予想[注 44] Nucl. Phys.: 22 (1961) 579-588 (Glashow) | |
アブドゥッサラーム Abdus Salam | パキスタン | |||
スティーヴン・ワインバーグ Steven Weinberg | アメリカ合衆国 |
1980年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1980年 | ジェイムズ・クローニン James Cronin | アメリカ合衆国 | 中性K中間子崩壊における基礎的な対称性の破れの発見 Phys. Rev. Lett.: 13 (1964) 138-140 (Cronin, and Fitch) | |
ヴァル・フィッチ Val Logsdon Fitch | アメリカ合衆国 | |||
1981年 | ニコラス・ブルームバーゲン Nicolaas Bloembergen | アメリカ合衆国 ( オランダ出身) | レーザー分光学への貢献 Phys. Rev.: 104 (1956) 324-327 (Bloembergen) Phys. Rev.: 127 (1962) 1918-1939 (Bloembergen) | |
アーサー・ショーロー Arthur Leonard Schawlow | アメリカ合衆国 | |||
カイ・シーグバーン Kai Manne Börje Siegbahn | スウェーデン | 高分解能光電子分光法の開発 | ||
1982年 | ケネス・ウィルソン Kenneth G. Wilson | アメリカ合衆国 | 相転移に関連した臨界現象に関する理論[注 45] Phys. Rev. B: 4 (1971) 3174-3183 Phys. Rev. B: 4 (1971) 3184-3205 Phys. Rev. Lett.: 28 (1972) 240-243 Phys. Rev. Lett.: 28 (1972) 548-551 Phys. Rep.: 12 (1974) 75-199 Rev. Mod. Phys.: 47 (1975) 773-840 | |
1983年 | スブラマニアン・チャンドラセカール Subrahmanyan Chandrasekhar | アメリカ合衆国 ( インド出身) | 星の構造および進化にとって重要な物理的過程に関する理論的研究[注 46] Philos. Mag.: 11 (1931) 592 Astrophys. J.: 74 (1931) 81 Astrophys. J.: 96 (1942) 161 | |
ウィリアム・ファウラー William Alfred Fowler | アメリカ合衆国 | 宇宙における化学元素の生成にとって重要な原子核反応に関する理論的および実験的研究 Rev. Mod. Phys.: 29 (1957) 547-650 | ||
1984年 | カルロ・ルビア Carlo Rubbia | イタリア | 弱い相互作用を媒介する場であるW粒子およびZ粒子の発見を導いた巨大プロジェクトへの決定的貢献 CERN/ISR-PO: 70-5(1970) (van der Meer) | |
シモン・ファンデルメール Simon van der Meer | オランダ | |||
1985年 | クラウス・フォン・クリッツィング Klaus von Klitzing | 西ドイツ | 量子ホール効果の発見[注 47] Phys. Rev. Lett.: 45 (1980) 494-497 Metrologia: 21 (1985) 11-19 | |
1986年 | エルンスト・ルスカ Ernst Ruska | 西ドイツ | 電子を用いた光学に関する基礎研究、特に最初の電子顕微鏡の設計 | |
ゲルト・ビーニッヒ Gerd Binnig | 西ドイツ | 走査型トンネル電子顕微鏡の設計 Phys. Rev. Lett.: 49 (1982) 57-61 (Binnig, and Rohrer) | ||
ハインリッヒ・ローラー Heinrich Rohrer | スイス | |||
1987年 | ヨハネス・ベドノルツ J. Georg Bednorz | 西ドイツ | セラミックスの超伝導体[注 48]を発見したことによる重要なブレイクスルー Zeitschrift für Physik B 64 (1986) 189-193 (Bednorz, and Muller) | |
カール・アレクサンダー・ミュラー Karl Alexander Müller | スイス | |||
1988年 | レオン・レーダーマン Leon M. Lederman | アメリカ合衆国 | ニュートリノビーム法、およびミューニュートリノの発見によるレプトンの二重構造の実証 Phys. Rev. Lett.: 9 (1962) 36–44 (Lederman, Schwartz, and Steinberger) | |
メルヴィン・シュワーツ Melvin Schwartz | アメリカ合衆国 | |||
ジャック・シュタインバーガー Jack Steinberger | アメリカ合衆国 ( ドイツ国出身) | |||
1989年 | ノーマン・ラムゼー Norman F. Ramsey | アメリカ合衆国 | 分離振動場法[注 49]の開発、およびその水素メーザーや原子時計への応用 Phys. Rev.: 76 (1949) 996 Phys. Rev.: 78 (1950) 695-699 Phys. Rev.: 78 (1950) 699–703 Phys. Rev.: 126 (1962) 603–615 J. Res. Nat. Bur. Stand.: 88 (1983) 301-320 Rev. Mod. Phys.: 62 (1990) 541–552 | |
ハンス・デーメルト Hans G. Dehmelt | アメリカ合衆国 ( ドイツ国出身) | イオントラップ法の開発 Phys. Rev. Lett.: 41 (1978) 233-236 Phys. Rev. A: 22 (1980) 1137-1140 Phys. Rev. Lett.: 55 (1985) 67-70 Phys. Rev. Lett.: 56 (1986) 2797-2799 Phys. Rev. Lett.: 59 (1987) 26-29 (Dehmelt) | ||
ヴォルフガング・パウル Wolfgang Paul | 西ドイツ |
1990年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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1990年 | ジェローム・アイザック・フリードマン Jerome I. Friedman | アメリカ合衆国 | 素粒子物理学におけるクォーク模型の展開に決定的な重要性[注 50]を持った、陽子および束縛中性子標的による電子の深非弾性散乱に関する先駆的研究 Phys. Rev. Lett.: 23 (1969) 930-934 Phys. Rev. Lett.: 23 (1969) 935-939 | |
ヘンリー・ケンドール Henry W. Kendall | アメリカ合衆国 | |||
リチャード・E・テイラー Richard E. Taylor | カナダ | |||
1991年 | ピエール=ジル・ドゥジェンヌ Pierre-Gilles de Gennes | フランス | 単純な系の秩序現象を研究するために開発された手法が、より複雑な物質、特に液晶や高分子[注 51]の研究にも一般化できることの発見 Phys. Lett. A: 38 (1972) 339-340 Macromolecules: 8 (1975) 80 J. Physique: 39 (1978) 77 Rev. Mod. Phys.: 57 (1985) 827-863 Adv. Colloid Interface Sci.: 27 (1987) 189 Mater. Res. Soc. Bull.: 16 (1991) 20 | |
1992年 | ジョルジュ・シャルパク Georges Charpak | フランス ( ポーランド出身) | 粒子検知器、特に多線式比例計数管の発明および発展[注 52] Nucl. Instrum. Methods: 62 (1968) 262-268 Nucl. Instrum. Methods: 80 (1970) 13-34 | |
1993年 | ラッセル・ハルス Russell A. Hulse | アメリカ合衆国 | 重力研究の新しい可能性を開いた新型連星パルサーの発見[注 53] Astrophys. J. Lett.: 195 (1975) L51-L53 | |
ジョゼフ・テイラー Joseph Hooton Taylor, Jr. | アメリカ合衆国 | |||
1994年 | バートラム・ブロックハウス Bertram N. Brockhouse | カナダ | 凝縮体の研究に用いる中性子散乱技術の開発についての先駆的貢献((中性子分光法)の開発) Phys. Rev.: 111 (1958) 747-754 Rev. Mod. Phys.: 30(1958)236-249(erratum RMP 30(1958)1177) Phys. Rev. Lett.: 2 (1959) 256-258 Phys. Rev.: 119(1960)980-999 | |
クリフォード・シャル Clifford G. Shull | アメリカ合衆国 | 凝縮体の研究に用いる中性子散乱技術の開発についての先駆的貢献(中性子回折技術の開発) Phys. Rev.: 76 (1949) 1256-1257 Phys. Rev.: 81 (1951) 527-535 Phys. Rev.: 83 (1951) 333-345 Rev. Mod. Phys.: 25(1953)100-107 Phys. Rev.: 97 (1955) 304-310 | ||
1995年 | マーチン・パール Martin L. Perl | アメリカ合衆国 | レプトン物理学の先駆的実験(タウ粒子の発見) Phys. Rev. Lett.: 35 (1975) 1489-1492 Phys. Lett. B: 63 (1976) 466-470 | |
フレデリック・ライネス Frederick Reines | アメリカ合衆国 | レプトン物理学の先駆的実験(ニュートリノの検出) Science: 124 (1956) 103-104 | ||
1996年 | デビッド・リー David M. Lee | アメリカ合衆国 | ヘリウム3の超流動の発見[注 54] Phys. Rev. Lett.: 28 (1972) 885-888 (Osheroff, Richardson, and Lee) Phys. Rev. Lett.: 29 (1972) 920-923 (Osheroff, Richardson, and Lee) Phys. Rev. A: 8 (1973) 1633–1637 (Osheroff, Richardson, and Lee) | |
ダグラス・D・オシェロフ Douglas D. Osheroff | アメリカ合衆国 | |||
ロバート・リチャードソン Robert C. Richardson | アメリカ合衆国 | |||
1997年 | スティーブン・チュー Steven Chu | アメリカ合衆国 | レーザー光を用いて原子を冷却および捕捉する手法の開発[注 55] Phys. Rev. Lett.: 55 (1985) 48-51 (Chu) Phys. Rev. Lett.: 57 (1986) 314-317 (Chu) Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 169-172 (Phillips) Phys. Rev. Lett.: 57 (1986) 1688-1691 (Cohen-Tannoudji) Phys. Rev. Lett.: 59 (1987) 1659-1662 (Cohen-Tannoudji) Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 826-829 (Cohen-Tannoudji) J. Opt. Soc. Am. B.: 6 (1989) 2023-2045 (Cohen-Tannoudji) | |
クロード・コーエン=タヌージ Claude Cohen-Tannoudji | フランス ( アルジェリア出身) | |||
ウィリアム・ダニエル・フィリップス William D. Phillips | アメリカ合衆国 | |||
1998年 | ロバート・B・ラフリン Robert B. Laughlin | アメリカ合衆国 | 分数電荷の励起状態を持つ新たな量子流体の形態[注 56]の発見 Phys. Rev. Lett.: 48 (1982) 1559-1562 (Tsui and Störmer) Phys. Rev. Lett.: 50 (1983) 1395-1398 (Laughlin) | |
ホルスト・ルートヴィヒ・シュテルマー Horst L. Störmer | ドイツ | |||
ダニエル・ツイ(崔琦) Daniel C. Tsui | アメリカ合衆国 ( 中華民国出身) | |||
1999年 | ヘーラルト・トホーフト Gerardus 't Hooft | オランダ | 物理学における電弱相互作用の量子構造の解明[注 57] Nucl. Phys.: B7 (1968) 637-650 (Veltman) Nucl. Phys.: B33 (1971) 173-199 ('t Hooft) Nucl. Phys.: B35 (1971) 167-188 ('t Hooft) Nucl. Phys.: B44 (1972) 189-213 ('t Hooft and Veltman) Nucl. Phys.: B50 (1972) 318-353 ('t Hooft and Veltman) | |
マルティヌス・フェルトマン Martinus J. G. Veltman | オランダ |
2000年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由[3]・原著ないし関連論文 | |
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2000年 | ジョレス・アルフョーロフ Zhores I. Alferov | ロシア | 情報通信技術における基礎研究(高速エレクトロニクスおよび光エレクトロニクスに利用される半導体ヘテロ構造の開発[注 58]) | |
ハーバート・クレーマー Herbert Kroemer | ドイツ | |||
ジャック・キルビー Jack S. Kilby | アメリカ合衆国 | 情報通信技術における基礎研究(集積回路の発明) | ||
2001年 | エリック・コーネル Eric A. Cornell | アメリカ合衆国 | アルカリ金属原子[注 59]の希薄気体でのボース=アインシュタイン凝縮の実現、および凝縮体の性質に関する基礎的研究 Science 269 (1995) 198–201 (Cornell and Wieman) Phys. Rev. Lett.: 77 (1996) 420-423 (Cornell and Wieman) Phys. Rev. Lett.: 75 (1995) 3969-3973 (Ketterle) | |
ヴォルフガング・ケターレ Wolfgang Ketterle | ドイツ | |||
カール・ワイマン Carl E. Wieman | アメリカ合衆国 | |||
2002年 | レイモンド・デイビス Raymond Davis Jr. | アメリカ合衆国 | 天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノの検出[注 60] Phys. Rev. Lett.: 12 (1964) 303-305 (Davis) Phys. Rev. Lett.: 20 (1968) 1205-1209 (Davis) Phys. Rev. Lett.: 58 (1987) 1490-1493 (Koshiba) Phys. Rev. D: 38(1988) 448-458 (Koshiba) Phys. Rev. Lett.: 77(1996) 1683-1686 (Koshiba) Phys. Rev. Lett.: 81 (1998) 1562-1567 (Koshiba) | |
小柴昌俊 Masatoshi Koshiba | 日本 | |||
リカルド・ジャコーニ Riccardo Giacconi | アメリカ合衆国 | 宇宙X線源[注 61]の発見を導いた天体物理学への先駆的貢献 Phys. Rev. Lett.: 9 (1962) 439-443 Phys. Rev. Lett.: 11 (1963) 530-535 | ||
2003年 | アレクセイ・アブリコソフ Alexei A. Abrikosov | アメリカ合衆国 ロシア | 超伝導と超流動の理論に関する先駆的貢献[注 62] Sov. Phys. JETP: 5 (1957) 1174-1182 (Abrikosov) Zh. Eksp. Teor. Fiz. 32 (1957) 1442-1452 (Abrikosov) Zh. Eksp. Teor. Fiz.: 20 (1950) 1064-1082 (Ginzburg) Phys. Rev.: 140 (1965) A1869-A1888 (Leggett) Phys. Rev.: 147 (1966) 119-130 (Leggett) Phys. Rev. Lett.: 29 (1972) 1227-1230 (Leggett) Phys. Rev. Lett.: 31 (1973) 352-355 (Leggett) Rev. Mod. Phys.: 47 (1975) 331-414 (Leggett) Phys. Rev. Lett. 46 (1981) 211-214 (Leggett) | |
ヴィタリー・ギンツブルク Vitaly L. Ginzburg | ロシア | |||
アンソニー・レゲット Anthony J. Leggett | イギリス アメリカ合衆国 | |||
2004年 | デイビッド・グロス David J. Gross | アメリカ合衆国 | 強い相互作用における漸近的自由性の理論的発見 Phys. Rev. Lett.: 30 (1973) 1343–1346 (Gross and Wilczek) Phys. Rev. D: 8 (1973) 3633-3652 (Gross and Wilczek) Phys. Rev. D: 9 (1974) 980-993 (Gross and Wilczek) Phys. Rev. Lett.: 30 (1973) 1346-1349 (Politzer) Phys. Rep.: 14 (1974) 129-180 (Politzer) | |
H. デビッド・ポリツァー H. David Politzer | アメリカ合衆国 | |||
フランク・ウィルチェック Frank Wilczek | アメリカ合衆国 | |||
2005年 | ロイ・グラウバー Roy J. Glauber | アメリカ合衆国 | 光学コヒーレンス[注 63]の量子論への貢献[注 64] Phys. Rev. Lett.: 10 (1963) 84-86 Phys. Rev.: 130 (1963) 2529-2539 Phys. Rev.: 131 (1963) 2766-2788 | |
ジョン・ホール John L. Hall | アメリカ合衆国 | 光周波数コム技術[注 65]を含む、レーザーに基づく精密分光法の開発への貢献 Science: 288 (2000) 635-639 (Hall) Rev. Sci. Instrum.: 72 (2001) 3749-3771 (Hall) Phys. Rev. Lett.: 87 (2001) 270801 [4-pages] (Hall) Phys. Rev. Lett.: 82 (1999) 3568-3571 (Hansch) Phys. Rev. Lett.: 84 (2000) 5102-5105 (Hall and Hansch) Phys. Rev. Lett.: 84 (2000) 5496-5499 (Hansch) Phys. Rev. Lett.: 85 (2000) 2264-2267 (Hansch) | ||
テオドール・ヘンシュ Theodor W. Hänsch | ドイツ | |||
2006年 | ジョン・C・マザー John C. Mather | アメリカ合衆国 | 宇宙マイクロ波背景放射が黒体放射の形をとることおよびその非等方性の発見[注 66] Astrophys. J.: 420 (1994) 439-444 Astrophys. J.: 464 (1996) L1-L4 | |
ジョージ・スムート George F. Smoot | アメリカ合衆国 | |||
2007年 | アルベール・フェール Albert Fert | フランス | 巨大磁気抵抗の発見[注 67] Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 2472-2475 (Fert) Phys. Rev. B: 39 (1989) 4828-4830 (Grünberg) | |
ペーター・グリューンベルク Peter Grünberg | ドイツ | |||
2008年 | 南部陽一郎 Yoichiro Nambu | アメリカ合衆国 ( 日本出身) | 素粒子物理学および原子核物理学における自発的対称性の破れの機構の発見 Phys. Rev.: 117 (1960) 648 Phys. Rev.: 122 (1961) 345-358 Phys. Rev.: 124 (1961) 246-254 | |
小林誠 Makoto Kobayashi | 日本 | 自然界においてクォークが少なくとも3世代以上存在することを予言する、対称性の破れ[注 68]の起源の発見[注 69] Progress of Theoretical Physics Vol. 49 No. 2 (1973) pp. 652-657 | ||
益川敏英 Toshihide Maskawa | 日本 | |||
2009年 | チャールズ・カオ(高錕) Charles K. Kao | イギリス アメリカ合衆国 ( 中華民国出身、1948年香港移住) | 光通信を目的としたファイバー内光伝達に関する画期的業績[注 70] Proc. IEE: 113 (1966) 1151-1158 | |
ウィラード・ボイル Willard Boyle | アメリカ合衆国 カナダ | 撮像半導体回路であるCCDセンサーの発明 Bell System Tech. J.: 49 (1970) 587-593 | ||
ジョージ・E・スミス George E. Smith | アメリカ合衆国 |