ダウラト・ハーン・ローディー(? - 1414年)は、インド北部を支配したトゥグルク朝の第9代、すなわち最後の君主(在位:1413年 - 1414年)。
生涯
トゥグルク朝と直接の血縁関係は無く、アフガン系のローディー族出身といわれる。
末期状態にあったトゥグルク朝で強力な臣下として権力を握り、1413年にナーシルッディーン・マフムード・シャーが崩御して王家が断絶すると後継者として即位した[1]。
しかし、このために求心力までも失ったトゥグルク朝はさらに混乱し、1414年にティムールの旧臣だったヒズル・ハーンの侵攻を受けて打ち負かされ、ここにトゥグルク朝は滅亡した[1]。
脚注
参考文献
- (フランシス・ロビンソン) 著、月森左知 訳『ムガル皇帝歴代誌 インド、イラン、中央アジアのイスラーム諸王国の興亡(1206年 - 1925年)』創元社、2009年。
関連項目
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