ダウ90000(Daw90000、ダウきゅうまん)は、日本の8人組コントユニット。2020年旗揚げ。所属事務所はYOU GO sign(融合事務所系列)。
メンバー
現メンバー
- 蓮見 翔(はすみ しょう、1997年4月8日 - )(26歳)
- 主宰。脚本・演出を担当。漫才の際はツッコミ担当。
- 東京都出身、東京都立井草高等学校、日本大学芸術学部映画学科卒業。愛称は「はすみん」。
- 影響を受けたのはラーメンズ。
- ピンで活動する際には「蓮見水族館」という芸名を使用している。
- 毒舌でメンバーに対して厳しい一面を持つが、実際は7人に対してメンバー愛が深いところもある(過去に2人のメンバーの脱退を経験しているのも大きい)。
- 園田 祥太(そのだ しょうた、1998年3月2日 - )(25歳)
- 東京都出身、日本大学芸術学部映画学科卒業。メンバーで唯一蓮見と大学の同期。前身となる「はりねずみのパジャマ」にも結成当初から在籍。蓮見に誘われたのは「断らなそう」だったからであり、それまで演技経験もゼロだった[1]。
- グループ内ではいじられキャラであり[1]、後述するYouTubeラジオ『ダウ90000900000000』では「園田の地元」というコーナーが作られ、地元蒲田では千円札が二千円で売られていたり、ピザ窯で陶芸が行われていたりと、特殊な風習があるなどとネタにされている。この一方で同級であることもあり、蓮見に丁々発止でツッコめる人物でもある。
- 蓮見曰く「僕が蕎麦屋を始めたなら、一生懸命蕎麦を打っているのが園田」[2]。
- 飯原 僚也(いはら りょうや、1998年6月2日 - )(24歳)
- 道上 珠妃(みちがみ たまき、1998年10月2日 - )(24歳)
- 上原 佑太(うえはら ゆうた、1998年10月6日 - )(24歳)
- 忽那 文香(くつな あやか、1999年4月10日 - )(24歳)
- 中島 百依子(なかしま もえこ、1999年8月21日 - )(23歳)
- 吉原 怜那(よしはら れな、2001年2月22日 - )(22歳)
以前所属していたメンバー
- 吉行翼
- 谷十二
略歴
2020年9月27日、演劇企画団体「はりねずみのパジャマ」を前身とし、作・演出の蓮見と日本大学芸術学部出身のメンバーを中心に旗揚げ。2021年9月に2人が脱退し8人体制となる[11][12]。また、裏方の制作スタッフが3人ほどいる[13]。
月1回程度のコントライブを行い、翌年1月末に第一回本公演となる『フローリングならでは』を上演。2021年9月には第二回本公演『旅館じゃないんだからさ』を上演した。
演劇サークルを母体としているが、前身「はりねずみのパジャマ」時代から団体内にコントグループを作って学生お笑いの大会に出場しており[14]、学生芸人として扱われることもあった[15]。2021年3月に「テアトロコント」に「演劇枠」として出演したのをきっかけに[16][17]、お笑いの世界からも注目を浴びるようになる[13]。
お笑いのコンテストにも参加しており、M-1グランプリ2021では5人組で出場して、1回戦を2位通過、準々決勝まで進出[18]。
ABCお笑いグランプリ2022では決勝に進出した。
作風
演劇やコントを演じるが、「演劇やお笑いの壁みたいなものは彼らには存在せず、軽やかに飛び越え続けている」と評される[19]。肩書については敢えて「劇団」や「芸人」とは名乗らず「8人組」という言い方に留めており、その理由について、主宰の蓮見はニューズメディア「bizSPA!フレッシュ」のインタビュー記事にて以下のように述べている[20]。
「劇団」とはっきり名乗ってしまうと、コントの受け取られ方がちょっと変わるじゃないですか。
もし演劇かコント集団かどちらかに決めてしまうと、どっちかの仕事しか来ないのがいやだった。いろいろやるためには、今みたいに「8人組」とだけ言っておくのが一番いいかなって。
コントの内容やネタによって出演する人数編成が変わるのが特徴。男女の「あるある」的な設定を絶妙な笑いに仕上げると評される[21]。
ほぼすべてのネタで蓮見が脚本を作り、演出も行っている[22]。
ライブ・公演など
本公演
- ダウ90000第一回本公演『フローリングならでは』(2021年1月29日 - 31日、(北池袋新生館シアター))
- テアトロコントspecial/ダウ90000第二回本公演『旅館じゃないんだからさ』(2021年9月24日 - 9月27日、ユーロライブ)[23]
- ダウ90000第三回本公演『ずっと正月』(2022年1月26日 - 2月6日、新宿シアタートップス)[24]
- ダウ90000第四回演劇公演『いちおう捨てるけどとっておく』(2022年10月5日 - 10月19日、新宿シアタートップス)
- ダウ90000第五回演劇公演『また点滅に戻るだけ』(2023年5月17日 - 5月21日、本多劇場)
主なライブ
- あの子の自転車
- vol.1(2020年9月27日、北池袋 新生館シアター)
- vol.2(2020年10月30日、阿佐ヶ谷アートスペースプロット)
- vol.3(2020年11月28日、阿佐ヶ谷アートスペースプロット)
- vol.4(2020年12月19日、阿佐ヶ谷アートスペースプロット)
- Vol.5(2021年3月19日、阿佐ヶ谷アートスペースプロット)
- Vol.6(2021年5月21日、しもきたドーン)
- Vol.7(2021年6月30日、ユーロライブ)
- Vol.8(2021年11月5日、ユーロライブ)
- Vol.9(2022年8月9日、ユーロライブ)
- テアトロコントvol.50(2021年3月26日・27日、ユーロライブ)
- THE VERY BEST OF LIVE11(2021年7月25日、北沢タウンホール)
- テアトロコントvol.52(2021年8月27日・28日、ユーロライブ)
- スラッシュパイル寄席(2021年9月30日、草月ホール)
- しぶロフ寄席〜キュレーターはダウ90000〜(2021年11月26日、(LOFT9 Shibuya))
- 仁丹天丼丸三角(2021年12月26日、ヨシモト∞ホール)
- かが屋の新春ネタ初め一週間興行「寅」特別公演 かが屋×ダウ90000『タイガー』(2022年1月20日、下北沢駅前劇場)
- クラウンヒットパレード2022 (2022年2月13日、北沢タウンホール)
- 行列の先頭44 in LINE CUBE SHIBUYA(2022年5月18日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
- ダウ90000単独ライブ「10000」(2022年5月24日 - 29日、ユーロライブ)[25]
- テアトロコントvol.57(2022年7月29・30日、ユーロライブ)
- 爆笑問題 with タイタンシネマライブ #78(2022年8月26日、時事通信ホール)
- 劇場版ダウ90000ドキュメンタリー『耳をかして』(2022年11月23日、北沢タウンホール)
- +90000 ダウ90000×Aマッソ(2022年12月15日、EXシアター六本木)[26]
出演
テレビ
- ネタパレ(2022年1月21日 - 、フジテレビ) - 不定期出演[27]
- +90000アラウンド(2022年12月27日、テレビ朝日)[28]
- 劇団90001(2023年3月21日、NHK総合) - 冠番組[29]
- 週刊ダウ通信(2023年4月4日〈3日深夜〉 - 、テレビ朝日) - 冠番組[30]
テレビドラマ
- 脚本芸人 第1夜(2022年6月22日、フジテレビ)- 若手警備員 役(園田)
- ダウ90000 深夜1時の内風呂で(2022年9月28日、フジテレビ)
- 今日、ドイツ村は光らない(2022年10月5日 - 、Hulu・日本テレビ)[31]
- (オリジナルスピンオフドラマ 8人はテレビを見ない)(2022年10月17日 - 12月12日、TVer)
- (警視庁アウトサイダー) 第1話(2023年1月5日、テレビ朝日) - 最上賢太郎 役(上原)[32]
- (来世ではちゃんとします3) 第2話・第7話(2023年1月12日・2月16日、テレビ東京) - たっくん 役(飯原)[33]
- #who am I(2023年3月8日 - 22日、フジテレビ) - 佐久間那由多 役(園田)[34]
- (シガテラ)(2023年4月8日 - 、テレビ東京) - アキコ 役(吉原)[35]
ラジオ
- ダウ90000900000000(毎週金曜日、YouTube)
- 24時のハコ(2021年12月2日〈1日深夜〉 - 29日〈28日深夜〉、TBSラジオ) - 2021年12月度パーソナリティ[36]
- ダウ90000 その日のコント(2022年12月26日、TBSラジオ)
配信
雑誌
- 芸人雑誌 volume2(2021年4月21日、太田出版)
- 芸人雑誌 volume3(2021年7月22日、太田出版) - POWER PUSH[38]
- サイゾー 2021年9月号(2021年8月18日、サイゾー) - P様の匣
- 週刊プレイボーイNo.43(2021年10月11日、集英社)
- 東洋経済ONLINE(2022年7月17日、WEBメディア)
- Quick Japan vol.162(2022年8月30日、太田出版)
賞レース等での成績
脚注
注釈
出典
- ^ a b “ダウ90000園田祥太「オモロそうと思ってついて来たら、すごいところに来ちゃった」リアルな独白【ダウ90000インタビュー#3】|Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ). 2022年11月21日閲覧。
- ^ “ダウ90000の頭脳・蓮見翔はどんな10代を過ごしていた?結成前夜とこれから【ダウ90000インタビュー#1】|Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ) (2022年9月28日). 2023年5月13日閲覧。
- ^ “You Go sign|Group Company | 融合事務所 | YOUGO OFFICE”. yougooffice.com. 2022年9月12日閲覧。
- ^ a b “ダウ90000飯原僚也 “空手日本一”と“ぼっち演劇部員”を経て行き着いた現在地【ダウ90000インタビュー#5】|Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ). 2022年11月21日閲覧。
- ^ a b c “ダウ90000道上珠妃「蓮見さんのお芝居に出会わなければウェイウェイ大学生のままだった」【ダウ90000インタビュー#4】|Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ) (2022年10月15日). 2023年5月13日閲覧。
- ^ a b c “ダウ90000上原佑太「友達について行ったらいつの間に入っていた」グループ加入の内幕を告白【ダウ90000インタビュー#8】|Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ) (2022年12月4日). 2023年5月13日閲覧。
- ^ “ダウ90000忽那文香「蓮見さんとは最近まで喋るときに緊張していました」【ダウ90000インタビュー#7】|Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ) (2022年12月3日). 2023年5月13日閲覧。
- ^ “ダウ90000中島百依子「コントのあとでトークするのがとにかく苦手」人見知り少女が演技に目覚めるまで【ダウ90000インタビュー#6】|Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ) (2022年12月2日). 2023年5月13日閲覧。
- ^ a b “吉原怜那 @yoshirenalaser”. Twitter. 2022年9月12日閲覧。
- ^ a b “ダウ90000吉原怜那「高校時代のモヤモヤを地下お笑いにぶつけていた」グループ加入秘話も【ダウ90000インタビュー#2】|Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ) (2022年10月13日). 2023年5月13日閲覧。
- ^ daw90000の2021年9月9日のツイート、2023年1月26日閲覧。
- ^ ダウ90000 (2023年1月26日). "メンバー全員でコントをやってみたら、風向きが変わった──ダウ90000が「いけるな」と確信した瞬間<First Stage>#18(後編)". logirl (Interview). Interviewed by 安里和哲. テレビ朝日. 2023年3月15日閲覧。
- ^ a b なかじまそうたろう; 堀越愛 (2021年5月31日). “【YOAKEMAE芸人】〜番外編 ダウ90000〜 元学生芸人が、新ジャンルのエンタメを創り出す!「このメンバーで食っていけるようになりたい」”. WLUCK PARK -ワラックパーク-|ワラパー|芸人が集まるWEBメディア. 2022年3月23日閲覧。
- ^ “Vol.13 〈はりねずみのパジャマ〉の面白さについて / 佐藤佐吉演劇祭2020中止、延期に際し、参加した若手劇団の未来を拓きたい - MotionGallery”. motion-gallery.net. 2022年6月27日閲覧。
- ^ “佐久間Pやいとうせいこうが注目 新進気鋭の劇団『ダウ90000』に東ブクロ「感激」”. ラジトピ (2021年5月31日). 2022年6月27日閲覧。
- ^ “「テアトロコント」日本大学芸術学部出身・ダウ90000が初出演”. ステージナタリー. ナターシャ (2021年3月23日). 2022年9月26日閲覧。
- ^ “「テアトロコント」にダウ90000、コント枠はそいつどいつ・ラブレターズ・かが屋”. ステージナタリー. ナターシャ (2021年8月26日). 2022年9月26日閲覧。
- ^ a b “ダウ90000|コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2021年11月9日閲覧。
- ^ “批評・レビュー|渋谷コントセンター”. eurolive.jp. 2022年6月27日閲覧。
- ^ 釣木文恵 (2022年2月7日). “M-1グランプリで話題の“8人組”主宰が語る、諦めと強み「ずっと芸人になりたかった」”. bizSPA!フレッシュ. 2022年9月29日閲覧。
- ^ 木田トウセイ (2021年10月28日). “業界人が注目する次にブレイクする新世代芸人は? 男性ブランコ、金の国、9番街レトロetc.”. 日刊SPA!. 扶桑社. p. 3. 2022年9月26日閲覧。
- ^ "ダウ90000を主宰する蓮見翔インタビュー|演劇もコントもドラマも漫才も。すべてに才能を発揮するダウ90000・蓮見翔の創作力". TOKION (Interview). Interviewed by おぐらりゅうじ. 2022年11月11日. 2022年12月19日閲覧。
- ^ “蓮見翔が“演劇だと思っているもの”を披露、ダウ90000「旅館じゃないんだからさ」”. ステージナタリー. ナターシャ (2021年8月20日). 2022年3月23日閲覧。
- ^ “ダウ90000第3回本公演、冬に新宿シアタートップスで開催”. お笑いナタリー. ナターシャ (2021年11月5日). 2022年3月23日閲覧。
- ^ “ちょっと12000くらいになっちゃったかも、ダウ90000単独コントライブ「10000」開幕”. ステージナタリー. ナターシャ (2022年5月24日). 2022年5月24日閲覧。
- ^ “+90000”. テレビ朝日 (2022年10月18日). 2022年12月15日閲覧。
- ^ “ランジャタイ、モグライダー、真空ジェシカら「ネタパレ」出演、ダウ90000は初”. お笑いナタリー. ナターシャ (2022年1月21日). 2022年1月22日閲覧。
- ^ “ダウ90000とAマッソが完全に融合、今夜地上波で1日限定イベントの様子”. お笑いナタリー. ナターシャ (2022年12月26日). 2022年12月28日閲覧。
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- ^ “森田想、工藤美桜、三浦理奈、マーシュ彩、川口ゆりな、新田さちか、大規模オーディションから深夜ドラマ出演”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年2月28日)2023年2月28日閲覧。
- ^ “醍醐虎汰朗主演「シガテラ」THE RAMPAGE長谷川慎、ダウ90000吉原怜那ら出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年4月1日)2023年4月1日閲覧。
- ^ “「24時のハコ」12月担当はダウ90000、大好きなラジオで蓮見がしゃべる”. お笑いナタリー. ナターシャ (2021年11月25日). 2021年11月25日閲覧。
- ^ “【ダウ90000✖️松岡茉優】Paraviオリジナルバラエティ『ダウってポン』2月25日(土) 0時よりParaviで独占配信スタート!”. News.Paravi (2023年2月22日). 2023年2月23日閲覧。
- ^ “見取り図、金属バット、コウテイが表紙「芸人雑誌」第3弾は関西芸人ピックアップ”. お笑いナタリー. ナターシャ (2021年7月6日). 2021年8月22日閲覧。
- ^ “【8】7月7日(水) 南大塚ホール[東京]”. キングオブコント2021. 2021年11月9日閲覧。
- ^ “「第43回ABCお笑いグランプリ」決勝進出12組発表 4度目決勝のカベポスター「今度こそ」”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツNEWS (2022年6月23日). 2022年9月26日閲覧。
- ^ “【予選2回戦】合格者発表 – キングオブコント2022”. キングオブコント2022. 2022年8月13日閲覧。
- ^ a b "2回戦 東京/01/20(金)". R-1グランプリ2023. 2023年3月15日閲覧。
- ^ a b c "2回戦 東京/01/19(木)". R-1グランプリ2023. 2023年3月15日閲覧。
- ^ "1回戦 東京/⑬ 01/11(水)". R-1グランプリ2023. 2023年3月15日閲覧。
外部リンク
- ダウ90000 (@daw90000) - Twitter
- You Go Sign - 公式ホームページ