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シゴフミ

シゴフミ』は、湯澤友楼原作のメディアミックス作品。2006年から2008年まで電撃文庫(メディアワークス)よりライトノベルが全4巻刊行された。2008年1月から同年3月にかけてテレビアニメが放送されたほか、WEBラジオシゴフミ ㊙日報』も配信された。

シゴフミ
ジャンル ファンタジー
小説:シゴフミ 〜Stories of Last Letter〜
著者 湯澤友楼(原案)
雨宮諒
イラスト 黒星紅白(原案)
ポコ
出版社 メディアワークス
レーベル 電撃文庫
刊行期間 2006年10月 - 2008年3月
巻数 全4巻
アニメ
原作 湯澤友楼
監督 佐藤竜雄
シリーズ構成 大河内一楼
脚本 大河内一楼
キャラクターデザイン 川上哲也
音楽 七瀬光
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 バンダイビジュアル
ジェンコ
放送局 放送局参照
放送期間 2008年1月 - 3月
話数 全12話 + OVA
その他 WEBラジオシゴフミ ㊙日報
(テンプレート) - (ノート)
プロジェクト アニメライトノベル
ポータル (アニメ)・(文学)

概要

アニメと小説は共に同一の原案を基にしているが、登場人物やストーリーは別物である。また、初出は小説の方が早いが、原作が小説というのは誤りであり、湯澤友楼の原作をもとに小説やアニメが制作されているという表現が正しい[1]

基本的には1話完結形式で、死後文配達人とその相棒以外の登場人物は、各話で異なる。

なお、原作の「湯澤友楼」とは、本作のプロデューサー川淳、大信博、松倉二)とシリーズ構成(大河内一)の名前から1文字ずつ抜き出して組み合わせた、架空の名前である[2]

2008年1月15日には、Google検索上昇キーワードトップ10で本作は第7位を記録したことが、アサヒ・コムの「コミミ口コミ」で報じられた[3]

ストーリー

想いを残したまま亡くなった人が大切な人へ宛てて書いた手紙「死後文」(シゴフミ)を届ける「死後文配達人」の少女・フミカと、その相棒の喋る杖・カナカ、そして死後文に関わった人たちの姿を描く。

アニメ版の登場人物

メインキャラクター

フミカ
- 植田佳奈
本作の主人公兼ヒロイン。死後文配達人をしている、謎の少女。一人称は「ボク」。ぶっきらぼうだが真面目な性格で、死後文を渡すためなら多少強引な手段も取る。持ち歩いている銃は脅しにしか使わないため、自己防衛の際は肉弾戦となる。ネコが苦手で、たくさんのネコに寄られると気を失ってしまう。小説版の文伽に比べ、あまり他人に関わろうとはしない。
正体は、文歌がキラメキから虐待を受けた際に生まれた、彼女の「弱さ」を司るもう1つの人格。本来は活発かつボーイッシュな性格で主人格の文歌がフミ、もう1人の人格のフミカがミカであり、互いに「フミちゃん」「ミカ」と呼び合う唯一の友達同士であった。キラメキの虐待に耐えかね、主人格の文歌を守るためにキラメキの銃コレクションの1つで彼を撃つ。その後、文歌がショックで昏睡状態に陥ったことから戻る肉体を失ったため、実質的に死人扱いを経て配達人となった。キラメキを撃った銃を自分から文歌への死後文として持ち歩いており、彼女が目覚めた際に自分=弱さを撃たせて消し去るべく、文歌の眠る病院付近を配達地域に決めて彼女が目覚める日を待ち続ける。夏香と交流するうちに性格も柔らかくなり、最終回では、フミカの本体にして友人でもある文歌と本音をぶつけ合うようになる。今でも主人格である文歌のことが好きで「配達人姿のフミちゃん、可愛かった」と赤くなるため、カナカから呆れ返られていた。
全配達人中唯一年を取る(成長する)が、これはフミカの本体である文歌が肉体的には死んでいないためである。第8話では要と夏香が、第9話でチアキもその事実を知る。
カナカ
声 - 松岡由貴
フミカが持つ大きな杖。フミカが発声する番号に応じてさまざまな能力を発揮し、彼女の職務をサポートする。性別は女性。寡黙なフミカとは対照的に明朗快活な性格で頻繁に喋り、他のアロンズとは違って人間になる夢を持っているうえ、「立つ」「寝る」など人間のような行動をするが、それを見た他人に(本人が杖なので)そう見えないと指摘されると怒る。マトマとは仲が良くない。

サブキャラクター

野島 要(のじま かなめ)
声 - 寺島拓篤
本作の準主人公。透と大輝の友達。文歌とは中学時代の同級生で、仲も良かった。フミカの顔と銃を見て、彼女が文歌ではないかと思い始める。文歌のことが好きだったが、中学時代に告白するも振られてしまっている(しかし、フミカは「嫌いではなかった」と言っている)。しかし、今でも文歌のことが気になっているらしい(実は、要が好きになったのは本人格である文歌ではなくフミカ【ミカ】のほうであり、イヌから文歌を守ろうとした彼女に一目惚れしていた)。
野島 辰巳(のじま たつみ)
声 - 野島昭生
要の父親で刑事。通称「ノジさん」。温かさと厳しさを併せ持っている。
葛西 夏香(かさい なつか)
声 - 千葉紗子
本作の準ヒロインの1人。要の中学時代の同級生。文歌とは友達同士であり、要には密かに想いを寄せていた。好きなタイプは頭のいい人。好きな人ができると、その人と同じ本を読むらしい。時代劇マニア。
チアキ/清澄 千章(きよすみ ちあき)
声 - 浅野真澄
50年以上前に交通事故で死亡し、死後文配達人となった少女。フミカの同僚だが、配達地域が異なるために地上で出会う機会は少ない。
フミカより陽気な性格をしており、配達の仕事はややいい加減。また、貧乳であることにコンプレックスを持っているが、これは死後文配達人の体型が生前最期の時点のものに基き、半永久的に維持されているため。自分と違う特殊な経歴と共に肉体が緩やかな成長を続けているフミカには、興味を示している。配達人としてはフミカの先輩に当たるが、いつも彼女にちょっかいを出しては軽くあしらわれるといった、悪友的な関係である。
第9話では、交通事故が恋人の清澄才蔵と同乗した自動車で彼にプロポーズされた直後、わき見運転の車によるものでもあったことが明かされるが、生き残った才蔵は千章への思いから結婚せず、養子を取るだけで老後まで独身を貫いた末、死去したことも明かされる。まもなく、千章が見た才蔵の死後文である清澄家の墓には、彼の妻として千章の名が刻まれていた。
マトマ
声 - 加藤将之
チアキのサポートをしている、喋る大きな杖。性別は男性。同様の立場に在るカナカとは正反対に、非常に効率的で理知的なモノの言い方をする。そのため、カナカとは意見が合わず対立しがちで彼女から「トマトジュース」と呼ばれているが、ピクチャードラマでは本心ではカナカに好意を持っている節がある(ただし、カナカはまったく気づいていない)。
美川 文歌(みかわ ふみか)
声 - 仙台エリ
本作の準ヒロインの1人。要や夏香と仲の良かった少女でフミカの主人格。引っ込み思案な性格。かつてフミカが父親を銃で撃ったことを自分が行ったものと思い込んだショックから病院で眠り続けていたが、目を覚ます。目覚めてしばらくは昏睡前のことを思い出せずにいたが、偶然手にしたキラメキの本から全てを思い出し、フミカから「事件の真実」を聞かされる。そして「ある決意」を固めて行動を起こすが、それが裏目に出て自分だけでなく、周囲の人までも傷つけてしまう。全てを断ち切るために銃で自らを撃とうとするが、再び現れたフミカに止められて口喧嘩するも互いの存在を認め合い、和解した。
美川 キラメキ(みかわ キラメキ)
声 - 小山力也
文歌の父親で、人気作家。美しいモノが好きで、美しさに至上の価値があると思っており、逆に醜いモノが大嫌い。かつては優しい父親であったが、いつからか「芸術」と称して文歌を虐待するようになった(文歌の身体を原稿代わりに用い、下書きをしていた)。それが原因でフミカに撃たれて一命は取り止めたものの、キラメキもまた娘を失ったことで小説を書けなくなってしまう。しかし、春乃が担当につき、文歌の入院費用を捻出するためにまた小説を書き始めた。
葛西 春乃(かさい はるの)
声 - 折笠富美子
夏香の姉。出版社の編集部に3年勤めているにもかかわらずコピー係であったが、彼女がファンであるキラメキの担当に抜擢され、嬉しく思っている。見た目こそ頼りないが、娘を失ったことで原稿が書けなくなったと甘えるキラメキに活を入れて書けるようにするなど、ここ一番で頼れる存在。また、マヨラーでもあり、すき焼きを食べる時の溶き卵にもマヨネーズを入れるほど。

ゲストキャラクター

第1話・第2話

町屋 翔太(まちや しょうた)
声 - 代永翼
かもめ市の高校に通う少年。明るくまっすぐな性格。廃ビルの中で、自分の作ったミニロケットを組み立てて飛ばそうとしている。先日死んだ明日奈の父親からの死後文をフミカから届けられ、その死の真相を知る。それでも明日奈を信じると決めた直後、彼女にナイフで刺殺されてしまう。
綾瀬 明日奈(あやせ あすな)
声 - 仙台エリ
翔太とは違う高校に通う女子高生。キビキビした性格。翔太のいる廃ビルをよく訪れる。
実は父親の性的な商売道具にされていた上、その手が美紅にまで及びかけたために父親を殺害。さらに、事実を知った翔太も刺殺して逃亡を図るが、彼からの死後文に綴られた想いを受け、彼の遺したミニロケットを打ち上げようと廃ビルへ引き返す。打ち上げ作業中、追ってきた野島刑事が明日奈の説得を図るが、ナイフを持っていた彼女の姿にもう一人の刑事が勘違いで発砲。それにより致命傷を負った明日奈は、空高く飛んでいくミニロケットを眺めながら息絶える。
綾瀬 美紅(あやせ みく)
声 - 大前茜
明日奈の妹で、純真無垢な少女。父親が殺害された後は、明日奈と共に児童養護施設で暮らしている。明日奈の死後、彼女からの死後文を受け取る。

第3話

小竹 透(こたけ とおる)
声 - 阿部敦
大輝と要の友達。大輝が何故、自殺したのか疑問に思っている。大輝からの死後文を受け取り、自殺の真相を知る。第6、12話でも要と共に登場する。
千川 大輝(せんかわ だいき)
声 - 木村良平
透と要の友達。明るい性格で級友とも仲が良いが、少々忘れっぽい。ある日、自宅マンションの屋上から飛び降り、自殺を遂げた。自殺した理由は、ただ飛び降りたい気分だったから、という理由にもならない理由。
千川の父親
声 - 渡部猛
本名は不明。大輝の自殺に関して学校が何か隠していると思い込み、生徒を人質として学校に立て篭る。自殺の事実を知った直後に、警官隊によって取り押さえられる。

第4話

八広 蘭(やひろ らん)
声 - 喜多村英梨
高校のテニス部に所属する、ボーイッシュな少女。自分と父親を置いて男と駆け落ちした母親を憎んでおり、母からの死後文の受け取りを拒否する。
四ツ木 七恵(よつぎ ななえ)
声 - 新井里美
蘭と同じテニス部に所属している蘭の親友で、お淑やかな少女。
立石 尚子(たていし なおこ)
声 - 田中敦子
蘭の母親。蘭の幼少時、彼女と父親を置いて男と駆け落ちした。蘭に宛てた死後文を出す。

第5話

シュレディンガー
ある老夫婦に飼われていた黒猫。死んだ老夫婦の二人から別々に死後文を送られる。

第6話

菊川 公一(きくかわ こういち)
声 - 岩永哲哉
同級生からイジメられている少年。イジメの内容などをインターネットの掲示板に書き込んでいる。
森下 俊輔(もりした しゅんすけ)
声 - 平川大輔
公一の同級生。インターネットの掲示板に載っているイジメの内容などから、書き込み主が公一であることに気付く。

第7話・第8話

落合(おちあい)
声 - 渡辺美佐
名前は不明。春乃の上司であり、編集長。春乃を無能と評価しており、潰されても構わないという理由で彼女をキラメキの担当にした。
事業部長(じぎょうぶちょう)
声 - 藤原啓治
本名は不明。キラメキの本は出版すれば何十万単位で売れるため、彼が文歌に行った虐待の事実をもみ消した。

第9話

白河 塔子(しらかわ とうこ)
声 - 稲村優奈
水天宮島に祖父の墓参りに来た少女。同じ民宿に泊まるチアキたちと意気投合した。
清澄 才蔵(きよすみ さいぞう)
声 - 三宅健太
塔子の祖父で、チアキのかつての恋人。

第10話

文伽(ふみか)
声 - 矢島晶子
携帯ゲーム機動物コミュニケーションソフトがお気に入りの少女。その幼さから死をまだ理解できず、不思議なことと捉えている。
日比谷 毅彦(ひびや たけひこ)
声 - 岡野浩介
文伽の親類に当たる男性。ゲーム会社でグラフィックデザイナーとして働いていたが自分の書きたい絵を見失い、末期癌の告知を機に退職した。失意の中無気力な日々を送っていたが、たまたま訪れた文伽との出会いで自分の本当の夢を思い出し、最期はトラックから文伽を庇い満足して死んでいった。その後文伽にシゴフミを送る。

第11話・第12話

リサーラ
声 - 津田匠子
福音局の法律に詳しい女性。
愛澤 キレイ(あいざわ キレイ)
声 - 村井かずさ
文歌の母で女優。文歌を出産後にキラメキとは離婚しており、現在はイタリア在住。ロレンツォ(声 - 高橋研二)というボーイフレンドがいる。自由奔放な性格で妻や母でいるより、女性でいたいタイプ。キラメキとの結婚も女としての幸せを一度、体験しておきたいと思ったためであり、結婚式は楽しかったが出産は思ったのと違ったと発言して、文歌の引き取りを拒否した。

第13話

篠崎 鈴音(しのざき すずね)
声 - 堀江由衣
菊川公一の妹。両親が離婚したため公一とは苗字は異なる。文歌たちと同じ高校に通っている。シゴフミを装って、公一をイジメていた級友に復讐しようとする。

小説版の登場人物

死後文配達人

文伽(フミカ)
死後文配達人の少女。アニメのフミカと同じく、クールで淡々とした性格だが一人称は「私」で女言葉で話す。恥ずかしくなると、帽子を目深に被る。虫が大の苦手で、触ることもできない。将棋が得意(ただし全手を直感で指す)、またフミカに比べ、配達員であることに誇りを持ち、それを貶す者は許さない。その一方で陰ながら関わった人間を助けようとしたり、悲しんだりするなど不器用な優しさもある。昔から時間にルーズな所がある。
自らも死後文を届けたい相手がいる。また、生前「文歌」という配達員に死後文を送り届けられたことがある(第3巻冒頭。また、その会話の内容、服装、背景からアニメ版第10話に登場した「文伽」と同一人物ではないかという見方もできる。事実、アニメ版第10話DVDのオーディオコメンタリーで監督の佐藤竜雄が「同一人物」と明言している。ただし、髪の色や一部の設定など異なっている部分はある)。
マヤマ
文伽が持っている大きな杖(通称「アロンズ」、マヤマ自身は「マジックアイテム」と称する)。少年の声で話し、文伽の職務をサポートする。上の許可さえ取れれば、空間を捻じ曲げたりすることもできるらしい。いつも文伽に言い負かされており、将棋でも彼女には一度も勝ったことがない。ただし、文伽が読めなかったフランス語を読む際などに反撃するなどやたら彼女に対して対抗意識を持っている。
文伽の知らないところで、人間を知るため、文伽に勝つため、日本人の文化や人間の娯楽について日夜研究(リサーチ)している。スケジュールの管理に苦労しながらも文伽に合わせているのに、彼女に半人前扱いされていることに不満を抱いている(文伽曰く甘やかすと調子に乗って仕事が疎かになるかららしい)。
沙音(さおん)
三巻から登場した死後文配達人。配達人として深い経験と優秀な実績を持ち、生前の文伽とも関係がある。文伽同様クールな性格だが、穏やかな空気を纏っている。かつては日本を担当していたが、その後、紛争中の国もしくは地域を担当。
仕事中、死後文を届けずに破棄するという事件を起こし捕縛、裁断されかけるも過去の実績も考慮され、現在は白一色の世界で幽閉されている。
アスア
沙音が持つ「アロンズ」。沙音が幽閉されてからは所有者不在になっていたが、マヤマと流礼の台詞から、文伽が配達人になった際に「アスア」が「マヤマ」として生まれ変わったと考えられる。
流礼(るれい)
四巻で登場した死後文配達人の少女。明るく元気な性格の持ち主だが、子供っぽい性格が仕事に支障をきたしている。本人曰く「超絶美少女」だが、相棒であるゼルゼ曰く「駄々っ子小娘」「無能な配達員」文伽も「騒がしい子」と馬鹿にされていた。シゴフミを書く者に選定された(死後の)文伽を担当。当初は文伽の態度に激怒したり、男子に人気がある彼女に嫉妬したりするが過去の文伽を見る内に次第に彼女の本当の素顔を知り、文伽の記憶とその中にいた沙音の姿を見て、文伽に死後文配達人となることを提案した。
ゼルゼ
流礼が持つ「アロンズ」。しゃべり口調はぶっきらぼう。余裕を持って組んだスケジュールも、流礼に振り回されている。そのため、上(ガンドルフィ)から説教を受けることが多く彼女に憎まれ口を叩いている(所謂喧嘩友達的な関係である)。死人になった頃の文伽を高く評価しており、彼女の考えを理解したり、流礼より頭の良い美少女だと言っている。実は魔法少女マニア疑惑がある。

死後文に関わる人々

第1巻

『飛べない蝶』
月城 葵(つきしろ あおい)
高校2年生。煙草を吸っている。高校からの電車帰宅中、事故に巻き込まれて死亡。梨花と4月22日に一緒に屋上から飛ぶ約束をしていた。
綾瀬 梨花(あやせ りか)
高校1年生。葵と4月22日に一緒に屋上から飛ぶ約束をしていた。
『ひとひらの想い』
長谷川 典子(はせがわ のりこ)
貴明の恋人であり、マジックのアシスタント。体の不調を隠してまでショーの練習と多忙なステージをこなしていたため、突然意識を失い入院。そのまま意識が戻ることなく死亡。
相馬 貴明(そうま たかあき)
高名な奇術師であるロベール・ピエルスに弟子入りしてマジックの腕を磨いた、24歳の若手天才マジシャン。マジシャンであるせいか、死後文の存在を受け入れようとしない。
『父さんの眼差し』
亜里沙・ベルトン(アリサ・ベルトン)
私立帝蘭女学園に通っている、フランス人と日本人のハーフ少女。フェンシング部所属。
濱口 湊(はまぐち みなと)
私立帝蘭女学園フェンシング部部長。
ジル・ベルトン
亜里沙の父親。フランス人。私立帝蘭女学園フェンシング部コーチ。かつて、フェンシングのフランス代表に選ばれたこともある名手。自動車運転中、大事故に巻き込まれて死亡。

第2巻

『英雄になる瞬間(とき)』
桜井 進(さくらい しん)
消防隊員。大崎隊隊員。白石勇太の死後文を受け美久を救出し、「英雄」として報道される。
『青い空、白い猫。』
カムイ
朝倉家で飼われていた猫。捕まえたセミを運んでいる途中、車に轢かれてしまった。
朝倉 加奈子(あさくら かなこ)
カムイの飼い主である少女。
『キューピッド』
木村 愛(きむら あい)
高校生。彼女が仲人役を務めたカップルは必ず成就するという噂から、「きゅーちゃん」というあだ名で呼ばれている。弓道部所属で実力派。
南野 彰一(みなみの しょういち)
高校生。園芸部に所属していて、放課後に花壇の手入れをするのが日課になっている。
倉本 真帆(くらもと まほ)
高校生。彰一のクラスメイト。彰一に好意を抱いており、愛に仲人役を依頼し、彰一に告白したが、その翌日に交通事故で死亡。

第3巻

『嘘とオーロラ』
川島 慶介(かわしま けいすけ)
私立香坂学園高校1年生。他人の嘘によく騙される。ひょんなことから蘭と親交を深めるようになる。
上条 蘭(かみじょう らん)
私立香坂学園高校1年生。本来なら3年生のはずだが、病気で留年を繰り返している。一度も学校に現れず、出席番号が使われたことがないため、ナンバー・ゼロと呼ばれている。
『輝けるもの』前編、後編、中編
白川 望(しらかわ のぞむ)
高校生。唯華とは同じ団地で生まれ育った幼なじみ。照三郎が死後文に記した最後の願いである、『輝けるもの』の処分をすることになる。
倉橋 唯華(くらはし ゆいか)
高校生。望とは同じ団地で生まれ育った幼なじみ。
安井 照三郎(やすい しょうざぶろう)
数年前に町にやってきた老人。『輝けるもの』が人生には必要だと望と唯華に説いた。
『Rainy day』

第4巻

『僕の名前を呼んでおくれよ』
曽我 渡(そが わたる)
高校生。表では優しい男子生徒で通っているが、暗い一面を持っている。町で起きている連続殺人事件の犯人に強い憧れを抱いている。
河合 陽子(かわい ようこ)
高校生。渡のクラスメイト。細かい気配りができる優しい生徒だが・・・
『終わりの始まり』
北条 文伽(ほうじょう ふみか)
生前の文伽。何人かの男子が見惚れるほどの美少女で流礼も思わず嫉妬するほど。将来なりたい職業は公務員など成績も優秀。この頃からクールな性格で親友の綾に気を遣うなどさり気無い優しさも変わらないがそれ故にある罪を犯してしまう。
春日 綾(かすが あや)
文伽の友達。和俊と付き合っている。
本田 和俊(ほんだ かずとし)
綾と付き合っている、文伽のクラスメイト。ある日の帰り道、車に轢かれて事故死してしまう。
『Brother and Sister』
足尾 亮太(あしお りょうた)
高校生。シゴフミによって、幼い頃に別れた双子の兄がいたことを知ることになる。
新垣 卓(あらがき すぐる)
幼い頃に別れた亮太の双子の兄。シゴフミに込めた最後の願いを、亮太に託す。
新垣 明菜(あらがき あきな)
卓の義理の妹。卓が養子のため、血の繋がりはない。卓のことをとても慕っていた。
『始まりの終わり』

小説

アニメ版と同じ原案を基にした、外伝的作品としての先行ノベライズ。登場人物はアニメ版と違うが、死後文配達人と相棒以外の人物が毎回違うなどの部分は同じ。

既刊一覧

  • 雨宮諒(著) / 湯澤友楼(原案) / ポコ(イラスト) 『シゴフミ 〜Stories of Last Letter〜』 メディアワークス〈電撃文庫〉、全4巻
    1. 2006年10月25日初版発行(10月10日発売)、ISBN (4-8402-3591-0)
    2. 2007年3月25日初版発行(3月10日発売)、ISBN (978-4-8402-3765-9)
    3. 2007年11月25日初版発行(11月10日発売)、ISBN (978-4-8402-4065-9)
    4. 2008年3月25日初版発行(3月10日発売)、ISBN (978-4-8402-4187-8)

テレビアニメ

2008年1月から同年3月まで、全国独立U局BS11にて放送された。

第3話と第8話は、「社会情勢に配慮して内容を一部修正して放送」された。サンテレビでは第6話が放送されなかった[4]が、放送当日以前にGIGAZINEが同局へ問い合わせてみたところ、「内容が不適切」と理由を返答されたという[5]

テレビ未放送の第13話は、DVD第7巻に収録されている。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「コトダマ
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
エンディングテーマ「Chain」
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - ぺーじゅん / 歌 - Snow*

各話リスト

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 DVD収録
1 コクハク 佐藤竜雄 桜美かつし 川上哲也 - 一通目
(第1巻)
2 ロケット 長井龍雪 岡本真由美 川上哲也
3 トモダチ 佐藤卓哉 桜美かつし 清水明日香、吉田尚人
野村芙沙子
二通目
(第2巻)
4 ナミダ 木村真一郎 矢吹勉 高野和史、ひのたかふみ
5 タダイマ 柳沢テツヤ 上田繁 倉狩真吾、木本茂樹
梶谷光春
三通目
(第3巻)
6 サケビ 二瓶勇一 橋本敏一 野村芙沙子、冨岡寛
7 キラメキ 佐藤竜雄 長井龍雪 岡本真由美 四通目
(第4巻)
8 ハジマリ 桜美かつし 岩瀧智
9 サイカイ 下田正美 鈴木行 吉田隆彦、吉田尚人
田畑昭、加藤園
橋口隼人
川上哲也
野村芙沙子
五通目
(第5巻)
10 デアイ 二瓶勇一 矢吹勉 佐古宗一郎、高野和史
ひのたかふみ
川上哲也
11 メザメ 須間雅人 長井龍雪 岩瀧智、野村芙沙子
杉本功、岡本真由美
六通目
(第6巻)
12 シゴフミ 佐藤竜雄 桜美かつし 川上哲也、吉田尚人
清水明日香、岩瀧智
13 ソレカラ 川上哲也 - 七通目
(最終巻)

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
千葉県 チバテレビ 2008年1月5日 - 3月22日 土曜 25:35 - 26:05 独立UHF局
神奈川県 tvk 土曜 26:30 - 27:00
埼玉県 テレ玉 2008年1月7日 - 3月24日 月曜 26:00 - 26:30
京都府 KBS京都 2008年1月8日 - 3月25日 火曜 25:30 - 26:00
東京都 TOKYO MX 火曜 26:00 - 26:30
兵庫県 サンテレビ 火曜 26:10 - 26:40 第6話は未放送
三重県 三重テレビ 2008年1月10日 - 3月27日 木曜 27:05 - 27:35
日本全域 BS11 2008年1月11日 - 3月28日 金曜 23:00 - 23:30 BSデジタル放送 枠内
岐阜県 岐阜放送 2008年1月13日 - 3月30日 日曜 25:35 - 26:05 独立UHF局
日本全域 バンダイチャンネル 2008年1月14日 - 3月31日 月曜 12:00 更新 ネット配信
AT-X 2008年3月5日 - 5月21日 水曜 11:00 - 11:30 CS放送 リピート放送あり

映像特典

DVD各巻収録の映像特典ピクチャードラマ。全7話。第3話と第6話は絵コンテ漫画になっている。

ピクチャードラマ登場人物

蓮根 拓真(はすね たくま)
声 - 坂本梓馬
第2話に登場。自分の知らない差出人「カスガ ソウイチロウ」からの死後文を受け取った少年。ソウイチロウから角膜を移植されている。

サブタイトル

話数 サブタイトル 脚本 作画 監修 コンテ
ピクチャードラマ 一通目 「でーと」 大河内一楼 黒星紅白 佐藤竜雄 -
ピクチャードラマ 二通目 「ひとみ」 ポコ -
ピクチャードラマ 三通目 「ひげ」 - 佐藤竜雄
ピクチャードラマ 四通目 「どいがき」 黒星紅白 佐藤竜雄 -
ピクチャードラマ 五通目 「よびだし」 川上哲也 -
ピクチャードラマ 六通目 「つえ」 - 佐藤竜雄
ピクチャードラマ 七通目 「こもりうた」 川上哲也 佐藤竜雄 -

DVD/BD

各巻は「1巻」「2巻」ではなく「一通目」「二通目」と表記・呼称されているが、便宜上ここでは「巻」で表記する。

DVDは全7巻構成。第1巻から第6巻までは、テレビ放送分の全12話を各巻2話ずつ収録。第7巻は、テレビ放送最終話である第12話から数か月後の後日談として、第13話「ソレカラ」を収録[6][7]。また、2010年4月23日には『EMOTION the Best シゴフミ DVD-BOX』が発売された。

各巻には特典として「12Pライナーノーツ」「ピクチャードラマ」「オーディオコメンタリー」、初回版のみさらに「レターセット」が収録されている。ピクチャードラマは、大河内一楼による脚本とキャラクター原案の黒星紅白(第1巻、第4巻)、キャラクターデザイナーの川上哲也(第5巻、第7巻)、小説版イラストレーターのポコ(第2巻)によるカラーイラスト、キャストによるオリジナルのショートドラマ。第3巻と第6巻は、佐藤竜雄が描いた絵コンテ風のビジュアルで制作されている。オーディオコメンタリーは、キャストと監督・プロデューサーなどスタッフの合計3、4名が参加し、参加者は巻ごとに変更されている。作品内容からやや逸れたフリートークもあるが、キャラクターやストーリー構成に限らずシナリオ会議、演出や美術、撮影など製作面に関しても多く言及された内容になっている。

テレビ版では一部の話において放送内容が修正されていたが、DVDではこれらが未修正で収録されている。DVD第2巻のオーディオコメンタリーでは、プロデューサーが制作時には各方面から許可を得ていたことや修正後の心境などについて語っている。

2014年3月26日にはBlu-ray BOXが発売された。本作はテレビ放送時からHDで制作されていたため、これがHDマスターでの初収録となる[8]

CD

コトダマ
2008年1月23日発売 LHCM-1039
歌:ALI PROJECT
テレビアニメーション「シゴフミ」オープニングテーマ
Chain
2008年2月6日発売 LACM-4456
歌:Snow*
テレビアニメーション「シゴフミ」エンディングテーマ
シゴフミ オリジナルサウンドトラック
2008年3月26日発売 LACA-5755
音楽:七瀬光
テレビアニメーション「シゴフミ」サウンドトラック
シゴフミ マル秘日報 CD
ラジオ番組『シゴフミ マル秘日報』のDJCD。詳細は(シゴフミ マル秘日報#CD)を参照。

ラジオ

BEAT☆Net Radio!より『シゴフミ (秘)日報』として、2回のプレ放送を経て、本放送26回(全28回)配信された。

パーソナリティは、テレビアニメ版でフミカ役の植田佳奈、チアキ役の浅野真澄

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “人間の裏も表も描くTVアニメ「シゴフミ」のキャスト&監督インタビューをお届け”. 電撃オンライン (アスキー・メディアワークス). (2007年12月17日). http://dengekionline.com/data/news/2007/12/17/2d0a4e79561fa9b4c7d653188f5a37bb.html 2017年11月8日閲覧。 
  2. ^ . 毎日jp - まんたんウェブ (毎日新聞社). (2008年2月22日). オリジナルの2009年2月1日時点におけるアーカイブ。. 2017年11月8日閲覧。 
  3. ^ “《Web注目ワード》チーズケーキ、草思社、新風舎…年初から不景気”. アサヒ・コム (朝日新聞社). (2008年1月15日). http://www.asahi.com/komimi/TKY200801150230.html 2017年11月8日閲覧。 
  4. ^ “2月6日 サンテレビ第6話放送休止のお知らせ”. 『シゴフミ』公式サイト. バンダイビジュアル (2008年2月6日). 2021年1月5日閲覧。
  5. ^ “「シゴフミ」第6話、サンテレビでは内容が不適切として放送カットに”. GIGAZINE (OSA). (2008年2月6日). https://gigazine.net/news/20080206_shigofumi_suntv/ 2021年1月5日閲覧。 
  6. ^ “シゴフミ Blog:DVD特典話「シゴフミ」第13話完成☆”. シゴフミ Blog. LINE (2008年6月16日). 2020年10月21日閲覧。
  7. ^ “第13話「ソレカラ」”. 『シゴフミ』公式サイト. バンダイビジュアル. 2020年10月21日閲覧。
  8. ^ “シゴフミ Blog:「シゴフミ」イベント追加ゲスト紹介!&応援イラストも到着”. シゴフミ Blog. LINE (2014年3月17日). 2020年10月21日閲覧。

外部リンク

  • TVアニメ公式サイト
  • シゴフミ Blog(TVアニメ)
  • - ウェイバックマシン(2012年2月7日アーカイブ分)
  • - ウェイバックマシン(2006年8月13日アーカイブ分)
  • シゴフミ - ジェー・シー・スタッフ
  • シゴフミ公式アカウント (@shigofumi_info) - Twitter
  • シゴフミ (shigofumi.info) - Facebook
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