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株式会社コクミン(英: Kokumin Co.,Ltd.)は、大阪府大阪市住之江区に本社を置くドラッグストアチェーンストアを運営する企業である。
本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 日本 〒559-0007 大阪府大阪市住之江区粉浜西1-12-48 |
設立 | 1949年6月 |
業種 | (小売業) |
法人番号 | 9120001030612 |
事業内容 | 医薬品・化粧品等の販売 |
代表者 | 代表取締役社長 絹巻秀展 代表取締役副社長 鎌田光雄 |
資本金 | 9118万円 |
売上高 | 398億円(2020年度) |
純利益 | △7億2600万0000円 (2022年5月期)[1] |
純資産 | 164億6799万2000円 (2022年5月31日現在)[1] |
総資産 | 337億5606万2000円 (2022年5月31日現在)[1] |
従業員数 | 2,542人 |
主要株主 | ウエルシアホールディングス株式会社 76.26%[2] |
外部リンク | www |
特記事項:1935年4月5日創業 |
概要
1935年創業。日本チェーンドラッグストア協会正会員。比較的古くからあるドラッグストアであり、かつてはマツモトキヨシに次ぐ売上げを誇っていた。
ココカラファインヘルスケア[注 1]、ドラッグイレブン[注 2]などとともに、WINグループを形成してきたが、2022年6月にウエルシアホールディングスとの資本業務提携締結に伴って同社の子会社となり、ウエルシアグループの一員となった[3]。
なお、ハピコムには非加盟ではあるものの、2022年9月からポイントサービスを「Tポイント」へ移行し、ウエルシアグループ共通のポイント催事(毎週月曜のポイント2倍デー、毎月15日・16日のシニアズデー、毎月20日のお客様感謝デー)が新たにスタートした。
沿革
- 1935年4月 大阪市住之江区に創業者・絹巻薫が「粉浜コクミン薬局」を開設
- 1949年6月「株式会社コクミン薬局」を設立
- 1952年10月 第2号店として京都駅店をオープン
- 1957年12月ドラッグストアとして日本で初めて地下街(現:NAMBAなんなん)に出店
- 1961年8月「株式会社コクミン」に社名変更
- 1962年12月 関東1号店として蒲田店をオープン
- 1963年12月 九州1号店として博多駅名店街店を(現:マイング店)オープン
- 1969年12月 業容拡大に伴い本社新社屋(大阪市住之江区)を建設
- 1971年11月 北海道1号店として札幌地下店をオープン
- 1972年3月 業界に先駆けPOSシステムを導入
- 1973年4月 東京支社(現:東京事務所)を開設
- 1983年7月 九州支社(現:九州事務所)を開設
- 1985年4月 創業50周年を迎える
- 1986年3月 北海道支社(現:北海道事務所)を開設
- 1991年8月 郊外型ドラッグストアの1号店として姫路店をオープン
- 2003年4月 WINグループ結成に参加
- 2005年9月 株式会社メディシーナ(調剤事業)を吸収合併
- 2005年10月 コクミンポイントアップカードをリニューアル
- 2009年5月 物流業務効率化のため「関西物流センター」を開設
- 2009年7月 「関東物流センター」を開設、 成田国際空港への出店により国内主要5空港を網羅(成田国際空港、新千歳空港、羽田空港、関西国際空港、福岡空港)
- 2011年4月 調剤の年間売上高が100億円を突破
- 2011年8月 介護施設への処方薬の宅配を開始
- 2013年3月ビューティ新業態店舗「KOCOLO GARDEN」をオープン
- 2013年11月 ファミリーマートとの包括提携契約を締結
- 2014年6月 コンビニドラッグ「FM小岩駅前店」をオープン
- 2015年4月 創業80周年を迎える。コクミン心斎橋ビルグランドオープン
- 2022年6月 ウエルシアホールディングスと資本業務提携を締結、株式の取得に伴って同社の子会社となり、ウエルシアグループへ加入[2][4]。
- 2022年9月 ポイントサービスをウエルシアグループの大半の企業で導入されているTポイントへ移行(移行に伴い、同年4月21日をもって店頭でのコクミンポイントアップカードの新規入会申込、同年8月31日をもってポイントカードへのポイント付与、同年12月31日をもってポイントの利用と発行済みのお買物値引券を順次終了)[5]。
展開店舗
192店舗(2016年4月末)
- 現存する店舗
- コクミン(KoKuMiN、コクミン、コクミンドラッグ) - 都市・繁華街型やコンビニ型
- コクミン薬局 - 調剤型
- シルク - 郊外型
- シティドラッグ
- AIRPORT+DRUG
- Keypoint Drug
- Keiyo Drug
- Plug in Drug
- かつて存在した店舗
- KOCOLO GARDEN - ビューティ特化型
- フレンチ
不祥事
2020年1月頃から中国で発生した新型コロナウイルスによる影響で全国各地でマスクの品薄状態が続いている中[6]、一部の店舗で500円程度で販売しているマスクを最大で9000円程の強壮剤や化粧品などとセットにして販売する、いわゆる「抱き合わせ商法」を行っていたことが週刊文春による取材で発覚[7][8]。同年2月19日にその事実を認め、謝罪した[9]。なお、週刊文春による報道では中国人客に対して、この抱き合わせ商法を行っていたと報じていたが[7]、コクミンドラッグはハフポストによる取材に対して、「国籍に関わらず、(日本人客を含む)全ての客に対してセット販売を行っており、特定の客に対して差別をした上で、この販売方法をとった訳ではない」として、一部否定している[8]。公正取引委員会は私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)19条にて禁じている不公正な取引方法に抵触する可能性があるとして、マスクと他の商品との「抱き合わせ商法」を行わないよう、業界団体の日本チェーンドラッグストア協会に要請する事態になった[10]。
売上高
- 2015年4月期 533億円
- 2016年4月期 612億円
- 2017年4月期 622億円
脚注・出典
注釈
- ^ 2021年10月にココカラファインとマツモトキヨシホールディングスが経営統合したことに伴い、グループの一員となる。
- ^ 2020年5月にウエルシアホールディングスと同じハピコム系のツルハホールディングスが株式を取得して子会社となり、ツルハグループの一員となる。
出典
- ^ a b c 第75期決算公告、2022年(令和4年)8月31日付「官報」(号外第188号)88頁。
- ^ a b (PDF)『株式会社コクミン及び株式会社フレンチとの資本業務提携(子会社化)に関するお知らせ』(プレスリリース)ウエルシアホールディングス株式会社、2022年1月18日2022年6月2日閲覧。 。
- ^ ウエルシアグループ加入のお知らせ
- ^ “ウエルシアHD、ドラッグストア「コクミン」買収”. 日本経済新聞 (2022年1月18日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ “当社のポイントアップカードについての重要なお知らせ” (PDF). 株式会社コクミン. 2022年6月25日閲覧。
- ^ “新型肺炎でマスク販売が例年の9倍 品薄で高額転売も”. スポーツ報知(2020年2月7日作成). 2020年2月21日閲覧。
- ^ a b “コクミンドラッグ 中国人に高額商品とマスクを抱き合わせ販売”. 週刊文春(2020年2月19日作成). 2020年2月21日閲覧。
- ^ a b “コクミンドラッグ、品薄マスクを高額商品とセットで販売。「販売方法を工夫しようという店長の指示だった」広報明かす”. ハフポスト日本版(2020年2月21日作成). 2020年2月21日閲覧。
- ^ “一部報道に関して”. 株式会社コクミン(2020年2月19日作成). 2020年2月21日閲覧。
- ^ “マスクの「抱き合わせ販売」やめて! 公取委が業界団体に要請”. 産経新聞(2020年2月27日作成). 2020年2月27日閲覧。
関連項目
- 朝日放送ラジオ - かつて平日15時の時報スポンサーだった。
外部リンク
- コクミン
- コクミンドラッグ (kokumin.drug.store) - Facebook
- コクミンドラッグ (@kokumin_drug) - Instagram
- コクミンドラッグ - YouTubeチャンネル