クレイグ・ガレスピー(Craig Gillespie、1967年9月1日 - )は、オーストラリアの映画監督である。日本語では「クレイグ・ギレスピー」と表記されることもある[1]。
生い立ち
シドニーで生まれ育ち、19歳でニューヨークに引っ越し。[2]
イラスト・グラフィックデザイン・広告をマンハッタン視覚芸術学校で学ぶ。[3][4]
20代前半の時友達が映画監督になり、「君もやりなよ」と言ったので映画に興味を持った。[5]
職歴
15年間コマーシャル・ディレクターをやり、撮影監督アダム・キメルとロドリゴ・プリエトと一緒に仕事をした。[5][6]
広告代理店を渡り歩き、いっときは5年間で6社で働いた[7]。いろんな賞をもらった[3]。
脚本を受け取った時は、CMでもやっていた暗いユーモアが観客に受けるだろうと思ったが、「観客が喜ぶのはもっと広いコメディーであることは明らかで、僕が作っていたものじゃなかった。ちょうどニューライン・シネマは経営難だったんで、降りさせてもらったよ」と話している[5][6]。
『Mr.ウッドコック -史上最悪の体育教師-』の最初の撮影が終わると『ラースと、その彼女』の下準備にかかった。脚本は4年前にもらっていたが「ラブドールと恋をする」というアイデアが「馬鹿げてる」と思い手をつけてなかった[2][8]。
2021年には、ディズニーのアニメーション映画『101匹わんちゃん』の悪役クルエラ・ド・ヴィルの若き日の姿を描いた監督作となる実写映画『クルエラ』が公開された[9]。
フィルモグラフィー
長編映画
- Mr.ウッドコック -史上最悪の体育教師- Mr. Woodcock (2007年)
- ラースと、その彼女 Lars and the Real Girl (2007年)
- フライトナイト/恐怖の夜 Fright Night (2011年)
- ミリオンダラー・アーム Million Dollar Arm (2014年)
- ザ・ブリザード The Finest Hours (2016年)
- アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル I, Tonya (2017年)
- クルエラ Cruella (2021年)
- Dumb Money (2023年)
テレビドラマ
- ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ United States of Tara (2010年 - 2011年)
- My Generation (2010年)
- Trooper (2013年)
- フィジカル Physical (2021年)
- (パム&トミー) Pam & Tommy (2022年)
脚注
- ^ “ディズニー映画「ザ・ブリザード」奇跡の実話を再現する“3つのリアル”とは”. 映画.com (2016年1月4日). 2016年11月21日閲覧。
- ^ a b Douglas, Edward (2007年10月9日). “Craig Gillespie's Big Comeback”. ComingSoon.net. 2008年8月23日閲覧。
- ^ a b "Lars & the Real Girl Production Notes" (PDF) (Press release). (Verve Pictures). 2008年8月23日閲覧。
- ^ Hessey, Ruth (2008年4月2日). “Director – Craig Gillespie”. Time Out Sydney. 2008年8月23日閲覧。
- ^ a b c Dawson, Nick (2007年10月12日). “CRAIG GILLESPIE, LARS AND THE REAL GIRL”. (Filmmaker Magazine). 2008年8月23日閲覧。
- ^ a b Goldstein, Patrick (2007年10月2日). “Hit or miss? Yes”. Los Angeles Times 2008年8月23日閲覧。
- ^ Bodey, Michael (2008年4月2日). “Dysfunction and the love doll”. The Australian 2008年8月23日閲覧。
- ^ McClintock, Pamela (2010年3月16日). “Gillespie signs on for 'Fright Night' 'Lars and the Real Girl' guy boards DreamWorks remake”. Variety
- ^ “『クルエラ』監督、続編製作に前向き発言「私たちはクルエラにまだ出会ったばかり」”. シネマカフェ (2021年6月2日). 2022年7月21日閲覧。
- ^ “ドラマ『パム&トミー』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2022年3月11日). 2022年7月21日閲覧。