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カバヤ食品

カバヤ食品株式会社(カバヤしょくひん)は、岡山県岡山市北区東京都千代田区に本社を置く日本菓子メーカーである。日本カバヤ・オハヨーホールディングスの100%子会社

カバヤ食品株式会社
Kabaya Foods Corporation
本社営業部・岡山工場
種類 株式会社
略称 カバヤ
本社所在地 日本
709-2196
岡山県岡山市北区御津野々口1100
設立 1946年昭和21年)12月24日
業種 (食料品)
法人番号 1260001001862
事業内容 菓子
代表者 代表取締役社長 野津 基弘
資本金 1億円
売上高 238億円(2020年3月期)
従業員数 746人(2021年5月現在)
主要株主 日本カバヤ・オハヨーホールディングス 100%
関係する人物 野津克巳
外部リンク https://www.kabaya.co.jp/
特記事項:東京本社:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル10階
(テンプレートを表示)

キャッチフレーズは「おいしさ、健康・美、たのしさ」。

概要

1946年(昭和21年)創業。終戦間もない頃、岡山駅前喫茶店の店舗裏で菓子製造を始めたのが会社の起源だという。当時、水飴の製造メーカーであった林原が、水飴の需要が落ち込む2月と8月の閑散期を埋めるため、自社でキャラメルの生産を始めたことが設立のきっかけである[1]

社名の「カバヤ」は、戦後間もない頃創業されたことから、平和を愛し、おとなしい動物であるというイメージを持つカバから採られたものである[注釈 1]

沿革

  • 1946年昭和21年) - 創業(当初は林原グループ)。キャラメル・キャンディの製造を開始。
  • 1951年(昭和26年) - カバヤ販売株式会社を設立。
  • 1952年(昭和27年) - カバヤ文庫プレゼントキャンペーン開始。
  • 1960年(昭和35年) - インスタント食品、粉末ジュースの製造開始
  • 1963年(昭和38年) - ガム・チョコレート製造開始。
  • 1964年(昭和39年) - 清涼菓子「ジューC」製造開始。
  • 1972年(昭和47年) - カバヤ販売を吸収合併、製販一体化。
  • 1975年(昭和50年) - 「マスカットキャンディー」販売開始。
  • 1978年(昭和53年) - 仏マジョレット(Majorette)社と提携し、ミニカーの販売開始。玩具菓子「ビッグワンガム」製造開始。
  • 1979年(昭和54年) - 林原グループより離脱・独立。
  • 1983年(昭和58年) - カバヤ第一食品株式会社を吸収合併、大阪工場とする。
  • 1984年(昭和59年) - 関東工場建設。
  • 1988年(昭和63年) - CI導入、現ロゴマーク使用開始。
  • 1990年平成2年) - グミの製造開始。
  • 1991年(平成3年) - 岡山工場を現在地へ新築移転。関東工場も生産ラインを増設。
  • 1996年(平成8年) - 創業50周年。「さくさくぱんだ」製造開始。
  • 2000年(平成12年) - 岡山工場に焼き菓子ラインを新設。大人向けブランド「カレーム」の立ち上げ。
  • 2004年(平成16年) - 「ピュアラルグミ」製造開始。カバヤ文庫やおまけ玩具などの展示施設を整備した工場見学ライン「カバヤライブラリー」開設。
  • 2006年(平成18年) - 創業60周年。宣伝カー「カバ車」の復刻。
  • 2009年(平成21年) - 「生キャラメル」製造開始。
  • 2011年(平成23年) - 創業65周年記念事業として「カバ車・ガールフレンド」を製作。関東第二工場を新設。
  • 2014年(平成26年) - 大阪工場を閉鎖。
  • 2016年(平成28年) - 創業70周年。持株会社「日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社」設立。関連会社のオハヨー乳業、エス・バイ・エル カバヤと共に傘下となる。
  • 2017年(平成29年) - 菓子の海外輸出開始[2]
  • 2018年(平成30年) - 一般社団法人日本経済団体連合会へ入会。関東工場において食品安全マネジメントシステムの国際規格FSSC22000の認証を取得[3]
  • 2019年(平成31年) - 岡山工場において食品安全マネジメントシステムの国際規格FSSC22000の認証を取得

事業所

  • 本社営業部・岡山工場(岡山市北区御津野々口1100)
  • 東京本社(東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル10階)
  • 関東工場(茨城県常陸大宮市国長400) - チョコレート菓子『さくさくぱんだ』の成型から包装ラインの工場見学ができる。事前予約が必要。
  • 大阪工場(2014年閉鎖)(大阪市此花区伝法3-1-11)

関連会社

  • エクセルパック・カバヤ - パッケージ製造
  • ライフデザイン・カバヤ
  • スクエアビル
  • リンク&リンケージ
  • カバヤゴルフガーデン
  • トータルアシスト・カバヤ
  • 東京レジャー開発
  • 株式会社瀬戸内海経済レポート
  • 専門学校岡山情報ビジネス学院
  • 記念国際高等学校岡山キャンパス
  • 希望高等学園
  • イケダペットファーム

業務提携

過去の関連会社・事業

  • 林原 (企業) - カバヤ食品(林原グループの製菓部門)の前身。戦後、カバヤ食品を設立。後の1979年(昭和54年)に完全独立した。
  • (リーフ (企業)) - アメリカの食品メーカー。大リーグプロ野球カードのガム(名称不明)やビッグリーグガム等の野球関連の食玩を手がける。1960年代初旬頃にカバヤ食品と業務提携(当時)。
  • (カバヤリーフ) - 米リーフ社と提携による販売子会社(当時)。ライセンスにより主に野球関連の食玩を手がける。プロ野球カードのガムやビッグリーグガムとエフワンガム(後にニューエフワンガム)等を発売。

主な商品

景品・食玩

カバヤ文庫

カバヤ文庫(カバヤぶんこ)は、カバヤ食品の創業時の看板商品だった「カバヤキャラメル」の景品。キャラメルの箱の中に封入されていた「文庫券」(点数カード)を50点集めて、目録で「カバヤ児童文庫」(世界名作小説集)のタイトルを希望してカバヤ本社に郵送すると、希望通りの本が送られてくるというもの。

1952年(昭和27年)から1954年(昭和29年)までの3年間、キャラメルの販促キャンペーンとして実施した。現在はカバヤ文庫の全巻を岡山県立図書館で閲覧できる。また、同図書館のサイトでデジタル化したものを検索閲覧できる[5]

また漫画もおまけとして配布しており、巴里夫がデビュー間もない頃に漫画を描いていた[6]

ちなみに当時は定期刊行物としてハードカバーは認められておらず、林原一郎会長は「子どもが大切にする本だからハードカバーです」とゆずらなかった事から、広島郵政局に提出する見本はペーパーバックとして製作し、応募者にはハードカバーを送ったとされる[7]

食玩シリーズ

各種の食玩を販売するメーカーとしても知られている。初期の頃はキャラメルのおまけのカバヤ文庫に始まり、後には乗り物等のプラ製玩具を封入した。

カバヤリーフ(前述)時代は野球関連の食玩を手がけ、プロ野球選手のカードガム(名称不明)やビッグリーグガム(主に野球ボールガムと立体パズル)とエフワンガム(乗り物等のミニモデル。後のニューエフワンガムより簡易プラ組立てキット)等を発売。それらを発展させ、現在の玩具菓子市場の先駆けとなった。

1978年(昭和53年)発売の「ビッグワンガム」は、あくまで「おまけ」としてプラ組立てキットが付いていて、長期に渡って発売されるロングラン商品(休止中)となった。

その派生としてキャラクター物に進出。ボトムズガムとトランスフォーマーガム等の他、勇者シリーズ等のロボットアニメのプラ組み立てキット食玩も数多い。玩具メーカーの通常のプラモデル商品や玩具等で商品化が見送られたロボット、メカニック等も意欲的に商品化が試みられた。女児向けの商品も、プラ組み立て方式で遊びをテーマとした商品化が試みられた。

1990年代に、ぷよぷよのカードと人形付きの清涼菓子(ラムネ)「ぷよぷよラムネ」を販売している[4]

1997年(平成9年)、デンマーク玩具メーカー・レゴ社の日本法人レゴ・ジャパンと提携し、レゴブロック付きの清涼菓子(ラムネ)を発売。また、フランスの玩具メーカー・マジョレット(Majorette)社のミニカーも継続的に(「おまけ」として)輸入・販売が継続されている[注釈 2]。女児向けのセボンスター(アクセサリー玩具)は、マジョレットミニカー同様のロングセラー商品として知られる。

2000年代には、『B-伝説! バトルビーダマン』、『爆球Hit! クラッシュビーダマン』といったビーダマンシリーズの食玩を発売したが、『爆球Hit! クラッシュビーダマン』の最終回を以って販売終了している。それからしばらく発売されていなかったが、2011年(平成23年)の『クロスファイト ビーダマン』より復帰されている。2013年(平成25年)の『ビーストサーガ』を最後に再び終了した。それから3年後の2016年(平成28年)の『タイムボカン24』より再度食玩を発売されている。

2010年代にはタカラトミーの人気ブランド、トミカプラレールの食玩が発売されている。

他にもDVDCD付きガム(食玩CD)など、バラエティに富む商品が発売されている。

カバヤオリジナル食玩の一例

  • クラッカー・ジャック
  • ビッグリーグガム - 米リーフ社と提携の野球関連食玩。主に野球ボールガムと立体パズルを封入。
  • エフワンガム - ビッグリーグガムのコンセプトを引き継いだ食玩。エフワンガムの乗り物等のおまけをニューエフワンガム以降は簡易プラ組立てキットに発展させた。
  • ビッグワンガム - ビッグリーグガム・ニューエフワンガム、 二つのコンセプトとニューエフワンガムのおまけのコンセプトを引継ぎ発展させたプラスチックスケールモデル食玩。ニューエフワンガムと同じくポリエチレン系の軟質プラスチックを採用。現在の食玩市場の基盤を作った。ネーミングの由来は、原点の野球食玩(カバヤリーフ時代)頭文字のBIG(ビッグ)を踏まえ、当時本塁打世界記録の王貞治選手の愛称であるビッグ1(ワン)を合わせた事に由来する。
  • SF超大作 宇宙連合軍ガム - プラ組み立てキット入り食玩。ビッグワンガムとは違い、こちらはオリジナルSFメカ中心。
  • スポーツファイター - ダイバー、剣道など各スポーツの用具を装着した人型ロボの軟質プラ組み立てキット。
  • コミック怪獣 - 箱入りキャラメル。塩ビ製のオリジナル怪獣 全8種類。
  • セボンスター
  • マジョレットミニカー
  • ガイアビルダー
  • 食通メカカップメンウォ~ズ
  • 世界の神話
  • チャレンジゴルフ
  • 電脳妖怪バーチャルゴースト
  • バイオパズラー
  • 鎧装魔神ガイソード - バイオパズラーの流れを汲む食玩。
  • 百獣戦記ジュウカイザー
  • 武装獣士ゼロアーマー
  • 武闘機神アイアンロード
  • ほねほねザウルス
  • 鋼鉄の戦騎デュエルナイツシリーズ - フィギュア造形はボークスが担当。派生シリーズに「メタルウォーリアーズ」「メタリックビースト」など。また、ボークスが展開している玩具「ブロッカーズ・学園機士デュエルナイツ」シリーズとの連動機能を持つ「ビートルアーマー」「デュエルアームズ」がある。
  • 水野晴郎シネマ館 - DVD付き玩具菓子。
  • 勇者伝説ブレイブガム - 勇者シリーズのロボットのプラ組み立てキットを「トランスフォーマーガム(平成版)」のノウハウをフィードバックしながら発売するシリーズ。
  • シルバニアファミリーミニシリーズ

広報活動

キャンペーン

 
復刻カバ車「クッキーくん」
(ベース車両は初代トヨタ・エスティマ

初代宣伝カー「カバ車」

1952年(昭和27年)から7年間、カバの胴体を象った宣伝カー「カバ車(カバしゃ)」を使ったキャンペーンも行うなど、地方に本社を置く製菓会社としては異色の宣伝活動を行った。この「カバ車」は、排気量1000ccのトヨペットトラックシャーシを利用した車両で[8]、カバの背中にカバヤキャラメルの箱を載せるというスタイルであった[9]

車体製作は広島ボディーが担当[8]、設計にあたってはモックアップとして実物大のクレイモデルを作成し[9]、それに合わせて手作業で車体を製作した上で架装したが、製作に半年を要した[8]。標準的なベース車両の価格が当時約40万円だったのに対して、「カバ車」は1台約125万円であった[8]。15台が製造されたが、全て手作業による製作だったため、1台1台が微妙に表情が変わっていたという[9]

完成した車両は、1952年(昭和27年)4月に岡山市立出石小学校の校庭でお披露目を行った[9]上で、日本全国を走行し、話題を提供した[9]。山道で「カバ車」と対向した馬車馬が動かなくなったり、農作業中の牛が「カバ車」を見て暴れだした、というエピソードが残されている[9]。しかし、交通規制等の理由により[9]、「カバ車」は昭和30年代に全て廃車となった。現存する車両はなく、本社にミニチュアモデルが残されただけであった[9]

移動動物園

一方で、1953年(昭和28年)から2年間、本物のカバの「カバ子」(デカ (カバ))を乗せた移動動物園を販促キャンペーンの一環として行い、日本各地を回ったこともあった。

その後「デカ」は2010年8月5日に石川県能美市いしかわ動物園で死亡。推定年齢は58歳だった。人間に換算すると100歳以上で、動物園で飼育されているカバとしては日本最長寿、世界でも第2位の長寿であった[10]

2代目宣伝カー「カバ車・ガールフレンド」

2006年(平成18年)、創業60周年の記念事業として「カバ車」復刻プロジェクトが始動。カバヤに持ちかけて当初この計画を立ち上げたのは兵庫県尼崎市にある工業高校校長で、ベース車両はトヨタ・エスティマ。さらに移動動物園巡業に同行したカバ「デカ」(当時は「カバ子」)と「カバ車」を対面させるという計画もあった。

2011年(平成23年)、創業65周年の記念事業として「カバ車・ガールフレンド」を製作。カバ車2台の名称を「クッキーくん」、「チョコちゃん」に決定した。

提供番組

現在の提供番組

過去の主な提供番組

CMタレント

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 実際のカバ、特に野生の個体は非常に獰猛だが、あえてイメージキャラにしている。
  2. ^ 時折、日本車のミニカーがラインナップに入ることがあるが、車種名が日本国外のものであったり(例:3代目三菱・RVR→ASX)、日本国内未発売の車種(例:トヨタ・カローラアルティス)がラインナップに入ることがある。
  3. ^ が2時間30分のスペシャルで放送中止の日は同番組の提供になる
  4. ^ 番組極初期の1982年頃に後半枠のネットスポンサーのひとつとして提供していた。

出典

  1. ^ 『林原家』 p. 125
  2. ^ “カバヤ食品が菓子の海外輸出開始 第1弾、北米向けにグミ3種類”. 山陽新聞. (2017年10月17日). https://www.sanyonews.jp/article/612697/1/ 2017年10月17日閲覧。 
  3. ^ 企業概要・沿革 | 会社情報 - カバヤ食品
  4. ^ a b マイコンBASICマガジン』1994年5月号、166頁。
  5. ^ カバヤ児童文庫《デジタル岡山大百科》
  6. ^
  7. ^ あさひふれんど千葉、1993年10月1日
  8. ^ a b c d 『バス・ジャパン』第8号 p.56
  9. ^ a b c d e f g h 『バス・ジャパン』第8号 p.57
  10. ^ 共同通信「58歳国内最高齢のカバ死ぬ カバヤ食品、宣伝で活躍」、47NEWS 2010年8月5日 2010年8月6日閲覧
  11. ^ 読売新聞』1972年1月10日付夕刊9面、本作新番組広告。

参考文献

  • 『季刊『バス・ジャパン』第8号』バス・ジャパン刊行会、1979年。ISBN (479527763X)。 
  • 『林原家 同族経営への警鐘』日経BP社、2014年。ISBN (978-4822263997)。 

関連項目

外部リンク

  • カバヤ食品株式会社
  • カバヤ食品 - YouTubeチャンネル
  • Kabaya Foods - IMDb(英語)
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