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異性化酵素

異性化酵素(いせいかこうそ、isomerase)とはEC5群に属する酵素で分子内反応を触媒する酵素である。日本語でもイソメラーゼと表されることもある[1]

概要

異性化酵素は機能により次のように分類されることもある。

  1. ラセマーゼエピメラーゼ - アミノ酸の光学異性の相互変換
  2. シス-トランス異性化酵素
  3. 分子内酸化還元酵素 - アルドースケトースの相互変換
  4. 分子内転移反応酵素〈ムターゼ〉 
  5. 分子内開裂反応酵素〈分子内リアーゼ
  6. 上記以外の異性化酵素

エピメラーゼとラセマーゼ

光学異性の相互変換を触媒するイソメラーゼの内、基質分子内に複数ある不斉点〈立体構造〉の1つを異性化する酵素をエピメラーゼと呼ぶ。基質分子が不斉点を1つしか持たずそれを異性化する酵素をラセマーゼと呼ぶ。すなわち、通常アミノ酸は不斉点を1つしか持たないのでアミノ酸の異性化酵素は一般にはラセマーゼと呼ばれる。それに対して糖は多数の不斉点を持つために異性化酵素は一般にはエピメラーゼと呼ばれる。糖であっても不斉点が一か所であればラセマーゼと呼ばれる[2]

一部の酵素は均一化、結晶化されたり補酵素要求性など特徴が明確になっているが、その一方、X線解析など酵素の立体構造の解析が進まず、異性化の反応機構が不明なものも多い[3]

EC.5.-(異性化酵素)

EC.5.1.-(ラセマーゼ・エピメラーゼ(光学異性の転換))

EC.5.1.1 (アミノ酸類に作用)

EC.5.1.2.-(ヒドロキシ酸類に作用)

EC.5.1.3.-(炭水化物およびその類縁体に作用)

EC.5.1.99.- (その他化合物に作用)

EC.5.2.-(シス-トランス異性化酵素)

EC.5.3.-(分子内で酸化還元酵素として働くもの)

EC.5.3.1.-(アルドース - ケトースの相互変換)

EC5.3.2.- (ケト基-エノール基の相互変換)

EC5.3.3.-(C=C結合の転位)

EC.5.3.4.-(S-S結合の転位)

EC.5.3.99.-(分子内酸化還元酵素)

  • EC5.3.99.1 欠番 削除
  • EC 5.3.99.2 プロスタグランジン-Dシンターゼ
  • EC 5.3.99.3 (プロスタグランジン-Eシンターゼ)
  • EC 5.3.99.4 (プロスタグランジン-Iシンターゼ)
  • EC 5.3.99.5 (トロンボキサン-Aシンターゼ)
  • EC 5.3.99.6 (アレンオキシドシクラーゼ)
  • EC 5.3.99.7 (スチレンオキシドイソメラーゼ)
  • EC 5.3.99.8 (カプサンチン/カプソルビンシンターゼ)
  • EC 5.3.99.9 ネオキサンチンシンターゼ

EC.5.4.-(分子内転位酵素;ムターゼ)

EC.5.4.1.-(アシル基を移すもの)

EC.5.4.2.-(リン酸基転位酵素;ホスホムターゼ)

EC.5.4.3.-(アミノ基を移すもの)

EC.5.4.4.-(水酸基を移すもの)

EC.5.4.99.-(その他の基を移すもの)

EC.5.5.-(分子内リアーゼ)

EC.5.99.-(その他の異性化酵素)

出典

  1. ^ イソメラーゼ、『理化学辞典』、第5版、岩波書店
  2. ^ エピメラーゼ、『理化学辞典』、第5版、岩波書店
  3. ^ 異性化酵素、『世界百科事典』、CD-ROM版、平凡社

関連項目

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