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ウォークマン

ウォークマン: WALKMAN)は、1979年7月1日からソニー[† 1]が販売しているポータブルオーディオプレイヤーシリーズ。

概要

ソニーのポータブル(モノラル)テープレコーダー「プレスマン」からスピーカーと録音機能を省き、ステレオ再生専用ヘッドに置き換えステレオの再生に特化した製品として誕生する[1]

開発経緯

カセットテープタイプの初代ウォークマンの開発を言い出したのは、創業者であり当時会長の盛田昭夫であった。開発のきっかけは当時の名誉会長であった井深大が、旅客機内で綺麗な音で音楽が聴けるモノを(自分が一人で使うために)作ってほしいと、当時オーディオ事業部長であった大曾根幸三に依頼するところから始まる。

大曾根は周りにあったプレスマンを改造し、それにあり合わせのヘッドホンを付けたプロトタイプを井深に渡した。その性能に驚いた井深が、すぐに盛田に聴かせ、その可能性に気がついた盛田は、商品化を命じることになる。

当時社内からは、録音機能の無いテープレコーダーは絶対に売れないと反発されたが、それを押し切り開発を続行、思いのほか音質が良いと感じた[誰?]という。

実際の開発は黒木靖夫のデザインコーディネートのもと大曾根部隊のエンジニアによって行われた。のちに黒木靖夫はウォークマン開発の功績によりソニー取締役になった。

発売当初のマスコミの反応は芳しくなく、人目に触れなければとの考えから、宣伝部や営業スタッフはウォークマンを身につけ山手線を一日中グルグル回るという作戦に出る。日曜日には若いスタッフにも製品を身につけさせ、街中を歩かせた。さらに影響力のある有名人にも製品を提供するなどして認知を高めていった。こうした工夫された広告・宣伝活動により発売1ヶ月で3000台ほどの売上から、翌月には初回生産3万台を全て売上げ、供給不足が半年間続くほどの人気となった[1]

商標とロゴ

 
2000年まで使用されたウォークマンのロゴ
 
2000年からのロゴ

日本では最初からウォークマンの商品名で発売されたが、文法に合わない和製英語であるウォークマン(Walkman)を避けて、海外では当初、他の商品名で発売された。アメリカではウォーク・アバウツ=歩き回る、ラン・アバウツ=走り回るからの造語で「Sound about(サウンド・アバウツ)」、イギリスでは密航者を意味する「Stow away(ストウ・アウェイ)」、スウェーデンでは「Free Style(フリー・スタイル)」の商品名で発売された。しかし、来日した音楽家らによって日本からウォークマンが土産として“輸出”され、彼らの口コミにより日本国外でも「ウォークマン」の知名度が高まったことから、1年も経たずにウォークマンに統一された。黒木靖夫によると、この判断には、当時の会長・盛田昭夫の独断的な決定があった[2]


2002年、オーストリア最高裁判所は「ウォークマン」がポータブルオーディオプレイヤーの一般名称と化しており、ソニーは商標権を失っているとする判決を下した。現在でもオーストリアにおいて、ソニーは「ウォークマン」の商標を独占使用出来ない[3]

初代ロゴは広告宣伝用と製品貼り付け用の2種類があり、前者は「A」の文字から足が生えていた。1980年代のテレビCMでは、「A」の文字から生えた足が歩き出すというグラフィックで「WALKMAN」ロゴを表示していた。1990年代に入ると広告宣伝用ロゴは使われなくなったが、製品貼り付け用のロゴは2000年4月まで使用された。

現在の「WALKMAN」ロゴは2代目である。2000年5月より使用され、「W.WALKMAN」と呼ばれている。なお、ビデオウォークマンにはこれらのロゴは使用されなかった。

種類

製品一覧についてはウォークマンの製品一覧を参照

現行

内蔵フラッシュメモリーデジタルオーディオプレーヤー/旧称 ネットワークウォークマン)
現在の主流的存在。2000年6月ライター型のNW-E3(64MB)が発売。現在単に「ウォークマン」と表記した場合、公式上はこのフラッシュメモリー型を指す。当初はネットワークウォークマンと表記したが、2005年のAシリーズ発売時に「ウォークマン(当初はEシリーズ)」へと改称した。カセット型との区別のために「(メモリータイプ)ウォークマン」や旧称の「ネットワークウォークマン」と表記されることもある。2006年モデルからAシリーズ(上級機種)、Sシリーズ(機能特化機種)、Eシリーズ(エントリーモデル)とカテゴライズされ、後にWシリーズ(イヤフォン一体型機種)、Zシリーズ・ZXシリーズ・Fシリーズ・Aシリーズ(以上Android搭載機種[† 2][† 3])、WM1シリーズ(フラッグシップモデル)を展開。iPodシリーズとの競合関係で知られる。2009年~2010年にはXシリーズ(最上級機種)も存在した。また海外向けにはBシリーズ(Eシリーズよりさらに機能を絞り込んだモデル)もある。

過去

カセットテープコンパクトカセット
かつては単にウォークマンと表記されていたが、2005年にソニーがフラッシュメモリー/HDD型の呼称をネットワークウォークマンからウォークマンへと改称したため、区別のため「テープウォークマン」もしくは「ウォークマン(テープ)」と表記されることがある。1979年のウォークマン初号機TPS-L2を筆頭に、2000年ごろにかけて、ヘッドホンステレオの筆頭的存在であった。2000年代前半までは録音機能・ラジオ(シンセサイザーチューナー)をそれぞれ搭載しつつ、音質・スタミナ・コンパクトさなどをテレコと差別化した録再/ラジオ内蔵機種や、1988年から1996年頃まで子供向けのモデルが「My First Sony」ラインナップの一つとして存在した。
2010年4月末で国内向け出荷を終了し、店頭在庫分のみの流通となる[4][5]。なお、ウォークマンにカテゴライズされないソニー製のポータブル型カセットレコーダー(録再機能・ラジオ搭載型など)は「テレコ」としてラインナップされており、音質やコンパクトさなどに重視しない機種として存続していたが、これも2012年12月をもって生産を終了している。これの発売で規格上ポータブル化出来なかったエルカセットがコンパクトカセットとの規格争いに敗北する。
CD(コンパクトディスク
CDウォークマン。1984年に初代の(D-50)発売[† 4]。当初は「ディスクマン (Discman) 」と呼ばれており、後に8cmCD専用機として「CDウォークマン」の商標が登場したが、1998年10月以降「ディスクマン」と「CDウォークマン」が統合。2012年時点での販売機種はエントリーモデルのD-EJ002(2005年発売)と、MP3ファイルでの音楽が再生できるD-NE241(2010年発売)の2機種であった。D-NE241は2010年発売のため新機種と思われがちだがD-NE241(JE)という2006年に発売した海外モデルをベースに、ACアダプターとパッケージ・説明書を日本国内向けとしたものに過ぎない。またこのD-NE241が多機能モデルの後継機となるが、リモコンは画面なしなど前機種よりも劣る。2014年に最終機種のD-EJ002とD-NE241が販売終了となり姿を消した。過去の製品については(ウォークマンの製品一覧#CD)も参照のこと。
ラジオ
ラジオウォークマン。ラジオ受信機能のみを搭載した機種。1980年に初代のSRF-40発売。日本市場では1980年代の一時期発売された。なお、ソニーの携帯型ラジオは従来通り別カテゴリで引き続き発売されているほか、ラジオチューナーを内蔵したウォークマンも発売されている。
ビデオテープ
ビデオウォークマン1988年に初代のGV-8発売。現在発売機種はない。同社のハンディカムブランドのポータブルビデオレコーダーは現在も発売されている[6]
DAT
DATウォークマン。1990年に初代のTCD-D3発売。2005年にTCD-D100の生産・出荷完了(2006年3月までに販売完了)をもって姿を消した。過去の製品については(ウォークマンの製品一覧#DAT)も参照のこと。
MD(ミニディスク
MDウォークマン。1992年11月1日に初代の録再機MZ-1と再生専用機MZ-2P発売。1990年代後半〜2000年代前半の筆頭的存在であった。2008年末に最終機種のMZ-N920の生産完了となり姿を消した(再生専用機の最終機種は2003年10月10日発売、2006年夏に生産完了のMZ-E520)。ただ、その後も上位規格Hi-MD対応の高性能録再機MZ-RH1が2011年まで生産された。過去の製品については(ウォークマンの製品一覧#MD)も参照のこと。
(Hi-MD)(ミニディスク
Hi-MDウォークマン。2004年1月に同社によって規格発表、2004年7月10日に初代の録再機MZ-NH1/MZ-NH3Dと再生専用機MZ-EH1発売。MD規格の上位版だがデジタルオーディオプレーヤーの爆発的な普及時期と重なり普及しなかった。2011年9月に最終機種のMZ-RH1の生産完了(同年12月までに販売完了)となり姿を消した(再生専用機の最終機種は2005年11月20日発売、2009年春頃に生産完了のMZ-EH50)。過去の製品については(ウォークマンの製品一覧#MD)も参照のこと。
また、MZ-RH1の生産終了発表と同時にHi-MDディスクの生産完了も発表され、通常のMD規格よりも機器・ディスク共に先に消滅した(2018年12月現在、通常MDディスクは同社から継続販売されているほか、ティアック社製の業務用を含む一部据え置き機器が現在も販売されている)。
ビデオCD
Video CD ウォークマン。1996年6月21日に初代のD-V500が発売。現在発売機種はない。
DVD
DVDウォークマン。1998年に「DVDディスクマン」として初代機種「PBD-D50」「PBD-V30」発売。その後、2001年11月21日に改称したD-VM1が発売[7]。2006年発売のD-VE7000Sの生産完了をもって姿を消す。ソニーのポータブルDVDプレーヤーはBDZシリーズなどビデオ機器のカテゴリーに移動し、現在も発売されている[8]。(但しEMS製でオーソドックスな性能となっており、ウォークマンブランドではない。)。
メモリースティックデジタルオーディオプレーヤー/旧称 ネットワークウォークマン)
メモリースティックウォークマン(MS WALKMAN)、後にネットワークウォークマンと表記する。1999年12月21日に初代のNW-MS7発売[9]。メモリースティック専用であったが、メモリースティックデュオと内蔵フラッシュメモリー両対応の過渡期を経て、内蔵フラッシュメモリー専用型にバトンを渡す形で2003年のモデルを以て姿を消した。
内蔵ハードディスクデジタルオーディオプレーヤー/旧称 ネットワークウォークマン)
ネットワークウォークマン。2004年7月10日に初代のNW-HD1が発売[10]。1インチHDDを搭載。2005年11月19日発売のNW-A3000/A1200/A1000から「ウォークマン Aシリーズ」となるが、その後のフラッシュメモリータイプの大容量化・低価格化に伴い1年余りで生産完了となり姿を消した。

歴史

ウォークマンの登場によって「音楽を携帯し気軽に楽しむ」という新しい文化が創造された。また小型化・軽量化・薄型化を限りなく追求したのもウォークマンの歴史であった。

創成期

 
TPS-L2(画像は1981年上期頃製造の後期型)。ウォークマンの一号機。1979年発売。

盛田はウォークマンの構想が持ち上がった時からすでに、その主な顧客層として若者を想定し、若者にターゲットを絞った[11]。そして、若者というターゲットに訴求するためには、当時の若者は雑誌を読んでいたので、従来主流とされていた新聞だけではだめだと判断し、新聞向けとは別に雑誌向けの製品発表会を開催した[11]。新聞社向けの発表はホテルに記者を集めて説明するという従来のスタイルであったのに対し、雑誌向けの発表会についてはまず銀座・ソニービルに集まった記者をバスで代々木公園へ運んだあと、記者全員にウォークマンを配り、記者がそのヘッドホンを装着して再生ボタンを押すと、音楽とともに商品説明がヘッドフォンから流れると同時に記者の目の前にウォークマンを装着した若者が登場し、二人乗り自転車に乗ったり、ジョギングやエアロビクスをするといった、若者がどのようにして音楽を楽しむのかデモンストレーションを行った[11]

こうして1979年昭和54年)7月1日にウォークマン1号機「TPS-L2」が発売された。

この雑誌向けの製品発表の結果、様々な雑誌に大きな反応が起きた[11]。多くの雑誌が、ウォークマンをただの新製品として紹介するだけでなく、「ウォークマンは新しい若者のライフスタイルの象徴」として誌面で採用し、さまざまな記事の中で小物として使い始めた[11]。たとえば『月刊明星』は、発売が7月末となる1979年9月号の見開きページで西城秀樹が上半身裸の短パン姿でウォークマンを聴きながらローラースケートをしている写真を掲載した[12]。その後も続々と各雑誌がウォークマンを取り上げ、8月には各店舗でウォークマンの売り切れが続出し、大ヒットに繋がった[13]

このように盛田の顧客層分析、広告宣伝、メディア戦略、販売促進などのマーケティングによってウォークマンは反響を呼び、販売成功につながった[11]

1980年代

 
ウォークマンII WM-2(初期型)1981年
 
ウォークマンII WM-2(後期型)1982年
 
WM-2のカセットリッド内部

1983年(昭和58年)10月に発売された「WM-20」は、カセットケースサイズを実現するために、伸縮ケースと超扁平薄型モーターを採用し、当時社会現象化した松田聖子CMに起用した。1985年(昭和60年)9月に発売された「WM-101」では、さらなる薄型化を実現するためにガム型充電式電池を初採用、1987年(昭和62年)7月に発売された「WM-501」では、ガム型充電池を本体内蔵型に変更することで、初めてカセットケースサイズを下回った。

カセットウォークマンが一定の売れ行きを見せたことで、1980年代末に普及し始めたばかりのCDに注目するようになる。1984年11月1日に世界初のポータブルCDプレーヤーであるD-50を発売し、改良版のD-50MkIIからディスクマンのブランドでプレーヤーを展開した。しかし、カセットテープとは異なり、CDでは「音飛び防止」が課題となった。

ウォークマン10周年を迎えた1989年(平成元年)には、10周年記念限定ウォークマンが抽選でプレゼントされた。

  • WM-701S(CT) - WM-701Cに真鍮製・純銀メッキを施したもので、200台限定で制作された。10周年の箱に入れられている。
  • WM-701T(CT) - WM-701Sのティファニーバージョン。外観はWM-701Sとほぼ同じであるが、ティファニーの名前が刻まれている。また、木箱に入れられている。250台限定で製造され、うち200台が抽選でプレゼントされた。

1990年代

ソニーは1992年平成4年)5月21日発売の「D-515」において、他社に先駆けて電子音飛び防止技術のESP(「X秒音飛びガード」)を開発し、ESPを搭載したディスクマンを「ディスクマンESP」として差別化して販売した。音飛び防止技術は徒歩などの突発的な振動によってピックアップ部の読み出しが失敗して発生する音飛びを、再生中のCDデータを先読みしてメモリに記憶して、読み出し失敗時にメモリから読み出すことで音飛びを抑える機能である。音飛び防止技術搭載の製品に需要があったこともあり、普及するのは時間の問題であった。

以降は改良を重ね、1998年(平成10年)1月発売の「D-700」「D-800」にて「連続音飛びキャンセラー(ESP2)」が登場、音飛び防止技術がESPから連続音飛びキャンセラーへ進化するのにあわせて、ブランドもディスクマンESPからCDウォークマンへと変更され、1998年(平成10年)11月の「D-707」「D-808」の「高音質連続音飛びキャンセラー」、1999年(平成11年)7月の「D-E01」(15周年記念モデル)の「G-PROTECTION」へと、ESPのギミックおよびメモリ容量を改良し進化することとなる。

カセットでは1990年(平成2年)4月発売の「WM-600」以降、液晶リモコンの採用、頭出し機能(AMS)やホールドシャッターの搭載、スタミナ再生を打ち出していき、1994年(平成6年)7月1日にはウォークマン15周年記念モデルとして「WM-EX1」を発売する。前機種の「WM-EX999」とは比較にならないほどの先進機能を次々に搭載したことや使い勝手を考慮したデザイン設計が支持を得て、ウォークマンの大ヒット商品となった。

1990年代はウォークマンの最盛期となった。1995年(平成7年)9月10日には本体とリモコン一体型イヤホン間を独自のアナログ無線通信によりワイヤレス化した「WM-WX1」を、1997年(平成9年)10月10日にその後継機種である「WM-WE1」「WM-WE7」を発売した。1998年(平成10年)10月21日にはリモコン接続端子をマイクロプラグからステレオミニプラグに変更し、連続再生96時間という当時最長を誇った「WM-EX9」を発売、カセットウォークマンの売れ行きは絶頂期を迎えた。

これ以降、ポータブルCD/MDプレーヤーやデジタルオーディオプレーヤーの台頭と、他社(パナソニック/アイワなど)がカセットプレーヤーをエントリーモデル主体へシフトした事により、ELバックライト付き液晶リモコン・高速送り出し・低消費電力などメカ構造が高度で高価格であったオーディオカセット型のウォークマンは2000年(平成12年)以降衰退して行くことになる。

1992年(平成4年)にMDウォークマンが発売され、以降はMDウォークマンの普及にもカセットウォークマンと並行して尽力することとなる(カタログはウォークマンブランド統合まで、CT/CDとは独立していた)。日本では2000年(平成12年)頃に、その編集のしやすさから一定のシェアを獲得することができたが、ミニディスク自体がATRACという非可逆圧縮音源を採用しているため、「ATRAC=音質が悪い」というイメージを覆すことはできず[† 5][† 6]、アメリカやドイツなどでは普及しなかった。

1994年(平成6年)7月1日にはウォークマン15周年記念モデルとして前述の「WM-EX1」が発売された。

ウォークマン20周年・CDウォークマン15周年を迎えた1999年(平成11年)7月1日には、同年後半に当時の最新技術を盛り込んだプレステージモデルが発売された。

  • WM-EX20(CT) - メカ構造の一部はWM-EX9と共通しているが、フルステンレス化を施し更なる薄さを実現。SRS Surround機能を初めて搭載。
  • WM-WE01(CT) - ワイヤレスウォークマン。従来のWM-WE7では一体型であったリモコン部分についても分離し、ワイヤレス化。本体 - イヤホン間の通信方式を改良
  • D-E01(CD) - 15周年記念モデル。ディスクマン/CDウォークマンでは唯一となる、シャッター型のスロットインによる投入方式を採用(8cmCDは12cmCDアダプターの装着が必要)。高音質連続音飛びキャンセラーを改良した「G-PROTECTION」を初搭載。

2000年代

MDウォークマンにおいても、10周年を迎えた2002年秋に当時の最新技術を盛り込んだプレステージモデルが発売された。

  • MZ-E10 - 発売当時の世界最小、最薄(9.9mm)、最軽量(内蔵電池込みで55g)を実現した再生専用機。後にQUALIA 017に基本構造が転用される。
  • MZ-N10 - 発売当時の世界最小、最薄(最薄部12.9mm)、最軽量(内蔵電池込みで84g)を実現した録音再生機。NetMDにも対応。

ウォークマン25周年・ネットワークウォークマン発売5周年を迎えた2004年には初のHDDタイプとしてNW-HD1が発売された。また、ウォークマン30周年・デジタルオーディオプレーヤー発売10周年を迎えた2009年に発売されたNW-X1050/1060が事実上の30周年記念モデルとなっている。

2000年5月には、ネットワーク、CD、MD、カセットでブランドを統一し、「w.walkman」というロゴを採用した。2005年には、フラッシュメモリー/HDD型の名称を従来のネットワークウォークマンからウォークマンへと変更し、新たにシリーズ別に系統化されるようになった。

2001年以降は、デジタルオーディオプレーヤーの世界的な普及に伴い、日本国内市場でも激しい競争にさらされることとなる。ソニーは、デジタルオーディオプレイヤーの開発において先駆者であったが、ATRAC対応でMP3非対応・デジタル著作権管理の煩わしさ・専用アプリケーションの品質問題等、ユーザーの利便性を考慮しない製品の販売が続いたため、後発であるApple ComputeriPodiTunesに市場を奪われることになった。

2006年10月には(NW-S700F)シリーズが発売され、高音質化やマルチコーデックへの対応により、一定のシェアを回復した。2008年10月に発売したNW-S730F/630Fシリーズでは、若年層に向けたマーケティング展開を実施したことも功を奏し、2009年8月の最終週(24〜30日)販売台数シェアでiPodを追い抜き、4年8ヶ月ぶりに首位を記録することとなった。

2010年代

2010年8月には、2002年7月から96ヶ月連続首位だったアップルを抜き、月間販売シェアで1位、週間販売シェアでは8月第1週〜最終週(8月2日〜9月5日)に1位--を記録した。この事については、例年9月にあるiPodのモデルチェンジ前の「買い控え」によるとする見方などがあったが、2010年11月第2週と同年12月の月間で1位に返り咲いた。その後、2011年の年間販売台数シェアはソニーが54.1%、アップルが38.6%、2012年上半期もソニーが54.0%のシェアでトップを獲得した[14]。 トータルの販売金額でも、2011年9月にソニーが初めてアップルを上回ってトップに立って以来、2011年11月、2012年11月を除いて1位を獲得している[15]。価格帯別では税別平均単価1万円以下でソニーが4~6割と優勢であり(2010年1月〜8月)、税別平均単価1万円以上ではアップルが優勢である[16]

ソニーが国内ランキング1位に返り咲いた理由として、アップルユーザーがiPod classicと同じ形で音楽も聞けるiPhoneiPadに流れたからとする見方がある[17]

日本国内では「ウォークマン △シリーズ」の本格展開以前からDAP製品を前面に展開した東芝の「gigabeat」やパナソニックの「D-snap」、日本ビクター(現・JVCケンウッド)の「alneo」が2008年末〜2010年春までに相次いで生産終了・事実上の撤退となり、2012年現在、日本の大手電機メーカーで(音楽再生に特化した)DAPを新規開発・発売を行うメーカーはソニーとJVCケンウッド(KENWOODブランド)の2社のみとなっていたが、2015年にはティアックや(オンキヨーパイオニアの両ブランド。現・オンキヨーホームエンターテイメント)がハイレゾリューションオーディオ対応のプレーヤーを発売している。また、アイリバー(シリーズ、韓国)等海外メーカー製のハイレゾ対応高価格帯プレーヤーも日本国内向けに販売されている。

北米・欧州市場ではiPodに後塵を拝している状態であり、ソニーがウォークマン用アクセサリーなどの他に、iPodのアクセサリーも販売しており、国内でも2010年にウォークマン用の他にiPod用のドックスピーカーの販売を始めた。ただ欧州などではウォークマンとは別にソニーモバイル(旧ソニー・エリクソン)が出している「Walkman Phone」も販売しており、2007年第1四半期に世界で1890万台販売し、「音楽携帯をリードしている」(同社CEOマイルス・フリント)という状態があった。因みに、iPodのシェアが高いのは欧米だけで、中国や韓国などのアジアでは、iPod、ウォークマン共にシェアは低い[要出典]。またウォークマンは世界中の市場で販売されている。

こうした中、新世代メディアの台頭により(旧世代メディア)のウォークマンの販売終了も進んでいる。2010年10月22日、カセットテープ型ウォークマンの日本国内での販売終了を発表した[18]。1979年に初代のカセットテープ型の製品が発売されてから、31年間の歴史に幕を閉じた。理由として、音源および機器のデジタル化(音楽配信やフラッシュメモリー型製品など)に伴う新世代メディアへの移行がほぼ済んでおり、カセットテープの需要が少なくなったことが挙げられる。2010年3月時点のカセットテープ型の世界累計販売台数は約2億2000万台。2010年4月最終出荷分の店頭在庫がなくなり次第その姿を消すこととなる。ただし、中国のEMSで委託生産している日本国外向けは販売を続ける方針[19]

同様にCD・MD型ウォークマンも需要が落ち込み、2011年7月7日にはMD最終機種のMZ-RH1と「Hi-MD」ディスクの全世界での生産・販売終了を発表した[20]。更に2014年にはCD2機種(D-NE241、D-EJ002)の生産も終了した。

2019年には、40周年記念モデルが期間限定の受注生産で販売された[21]

規格

ウォークマンからは、いくつかの規格が生まれた。ステレオヘッドホンの接続端子の規格としてステレオミニプラグとマイクロプラグ、そして充電池の規格としてはガム型電池である。

ヘッドホンプラグ

初代 アラカルトヘッドホンでない
リモコン付属モデル
アラカルトヘッドホン 1997年秋以降 現行のウォークマン バランス端子搭載モデル
(2016年秋以降)
本体のヘッドホン端子 ステレオミニ ステレオミニへの
変換プラグが付属
変換プラグ付属
→ステレオミニ
ステレオミニ・5極プラグ
(ステレオミニ併用)
ステレオミニプラグ
Φ4.4mm・5極プラグ
(バランス接続・JEITA統一規格)
本体のリモコン端子 なし 9極プラグ 9極プラグ
→ステレオミニ併用型
ステレオミニ併用型
リモコンのヘッドホン端子 リモコンなし リモコンとヘッドホンが
一体で分離不能
マイクロ ステレオミニ リモコンが付属しない製品が多い
 
マイクロプラグ(左)とステレオミニプラグ(右)。ともにウォークマンが生んだ規格である。
ステレオミニプラグ

既存の部品の組み合わせで開発された1979年発売の初代ウォークマン「TPS-L2」にあって、ステレオミニプラグはただ一つ新規開発された部品であった。当時ステレオのヘッドホンは標準プラグによるのが普通で、ミニプラグにはモノラルのものしかなかった。そのためウォークマンの試作機ではモノラルのイヤホン端子を2組使ってステレオヘッドホンを接続していた[22]が、市販化までにステレオのミニプラグとそれを受けるジャックが新規に開発された[23]。このステレオミニプラグはソニー以外の製品にも広く採用され、デファクトスタンダードとなった。

マイクロプラグ

1987年頃からのウォークマンでは、従来一体であったリモコンとヘッドホンを差し替えできるようにした「アラカルトヘッドホン」を採用したが、リモコンとヘッドホンとの接続にステレオミニプラグよりさらに小さい「マイクロプラグ」という新規の規格を採用していた。デファクトスタンダードとなったミニプラグと違って、こちらはデファクトスタンダードとはならなかった。当初の本体とリモコンは「9極プラグ」と呼ばれる独自の平形端子で接続され、ステレオミニプラグ用の変換プラグが付属した。1993年頃以降の機種では9極プラグを廃してステレオミニジャックとリモコン端子を併用して接続する形式に変更され、リモコンを使わなければ直接本体とステレオミニプラグ端子のヘッドホン類との接続が可能にはなった。

1994年頃にステレオミニプラグ-マイクロジャックの変換コードがソニーの接続コードアクセサリーで用意され、リモコンが使える状態で他社製のヘッドホンや外部機器にも接続できるようになった。一方、1990年代から1997年後半までに発売されたソニーの単品(汎用型)オープンエア型ヘッドホンは本体と直結したケーブル長0.3m程度の部分はマイクロプラグ端子で、ウォークマンのマイクロジャック端子のリモコンと接続することを前提とした設計がされていた。同梱のステレオミニジャック変換を兼ねた延長用ケーブルを接続することでステレオミニジャック機器と接続できるようになっている。このマイクロプラグ-ステレオミニジャックのケーブルも接続ケーブルのアクセサリーで付属品と同等品が発売されていたが、やや長い(0.8m程度)ため、この変換ケーブルを通じてステレオミニジャック転換後のウォークマンリモコンとの接続には取り回し面で不便が生じた。

単品ヘッドホンはマイクロプラグ部分をステレオミニプラグへの変更を経て、現在もヘッドホン本体は短いケーブル+延長ケーブル同梱という事実上のセパレートケーブル構成が踏襲されている。

ディスクマンやMDウォークマンにおいても採用されてきたが、ステレオミニプラグと違って他社の採用はなく、1997年9月の新機種よりリモコン・ヘッドホン間の接続にも本体・リモコン間と同じステレオミニプラグを使う方針転換を行った。転換と同時に単品販売されたMDウォークマン用のスティック・コントローラーでは、ステレオミニジャック転換前のMDウォークマンでの使用を想定し、ステレオミニプラグのヘッドホンを同梱していた。

2015年現在、マイクロプラグ仕様のヘッドフォンイヤフォンおよび変換プラグの生産は終了している。2015年現在は流通在庫のみの販売となっている。ヘッドフォンに至ってはかつて(ノイズキャンセリング)機能の付いた最新鋭のものも発売されていたことがある。これらは品番にMPが付けられている。しかし、ごく一部の大規模家電量販店を除きほぼ店頭で見かけることは無く、取り寄せや通信販売などの限られた方法でしか入手ができない。これに対して、ステレオミニプラグの製品はソニー以外からも豊富に発売されており、容易に入手が可能である。

ノイズキャンセリング用5極プラグ

2006年秋からはノイズキャンセリング機能を本体に内蔵したウォークマン(デジタルオーディオプレーヤー型)Sシリーズの登場により、ステレオミニプラグにマイク用の接点を増やした5極プラグが登場した。5極プラグ採用のヘッドホンは2008年以前のノイズキャンセリング機能搭載モデルのウォークマン以外では使用できないが、ステレオミニプラグのヘッドホンは変換アダプターなしで使用できる。

2009年モデルからはステレオミニプラグと同一形状の新5極プラグが採用された。新5極プラグは一般のヘッドホンジャックに差し込み、通常のヘッドホンとしても使用できる(ノイズキャンセリング機能は使用不可)。

ガム型充電池

   
ウォークマン用ガム型充電式電池(上の黄緑色の帯の方がニッケル・カドミウム蓄電池、下のオレンジ色の帯の方がニッケル・水素充電池
専用充電器

1985年に本体の電源として単三型電池より小型のガム型充電式電池を開発。こちらも他社の製品にも広く採用され、デファクトスタンダードとなった。これ以降本体の電池投入口はガム型充電池用のみ搭載し、乾電池は外付けのケースに入れる形式が他社製ポータブルオーディオを含めて浸透した。CDプレイヤーについては単三型電池(アルカリ乾電池または充電式電池)を使用する形態が続き、「ディスクマン」が「CDウォークマン」に一新されて1年経過した1999年秋モデルより本格採用が始まった。MDウォークマンは1996年モデルから再生専用機で、1998年からは録音再生機でも採用された。1997年の「MZ-EP10/EP11/EPS11」では乾電池型電池かガム型電池のどちらかを本体内に収納できるようにして、乾電池型電池を電池ケースなしで使用できるようになっていたが、本体サイズが通常の機種に比べて大型化してしまうことや、乾電池とガム電池の併用などによる長時間再生ができないという欠点があったためか、再生専用機では前述の3機種・同年秋のMZ-E25・翌年のMZ-E33の5機種のみで姿を消した。

MDウォークマンリンク

1998年夏モデルのミニコンポMD pixy DMC-MD777」への搭載により登場。当時は、MDデッキのダブルデッキ化が一般的ではなく、ダブルMDデッキ搭載モデルの価格が高かったこと、低価格コンポが登場していたことから、低コストでMDダビングができるシステムが早急に望まれた。その答えの1つが、MDウォークマンをもう1台のMDデッキとして使うことであった。MD pixy2機種と高級志向のマイクロコンポJMD-7にMDウォークマンリンク端子が搭載されたが、それ以上の展開はされなかった。

MDウォークマンリンクは、MDウォークマンとMD pixyとを専用ケーブルを用いて繋ぐことで、MDダビングやテキストコピー、シンクロ録音、MDウォークマンの再生が可能であった。リモコン端子搭載モデルのMDウォークマンであれば使用が可能。デジタル信号によるMDダビングでは、SCMSにより2世代以降のデジタルコピーが禁止されているが、MDウォークマンリンクは、ダブルMDデッキでのMDダビングと同様にアナログ接続であるため、SCMSの制約は受けない。また、MDウォークマンのリモコン端子に接続しているので、MD pixyへコマンド信号が送信されて[† 7]、テキストコピー、シンクロ録音はもちろんのこと、コピー元のMDと同じトラックで分割される(ギャップレスのMDも同様に分割される)ため、手動でのトラック分割は不要である。

MD Link Plus

1997年に発売されたCDラジカセ「ZS-D7」への搭載により登場。当時はMDデッキが一般的ではなく、MDを搭載しないラジカセも多数販売されていたことから、録音再生MDウォークマンをMDデッキ代わりにして、MDラジカセ感覚で使うスタイルが提案された。MDウォークマンとラジカセ付属の専用ケーブルを用いて繋ぐことで、MDウォークマンの再生、シンクロ録音、充電が可能であった(CDのデジタル録音には別途光デジタルケーブルが必要)。

1999年には2代目の「ZS-D70」が発売された。機能はZS-D7とほぼ同じであるが、前年のMZ-R55から動作電圧が3Vに変更されたため(従来は6V)、DC-DCコンバーターユニットを介して動作電圧を3Vに変更する機能が追加された。

WM-PORT

 
WM-PORT コネクタ

デジタルオーディオプレーヤー型ウォークマンにおいて様々な周辺機器に接続できるようにするため、2006年秋発売のNW-S700F/NW-S600シリーズから採用された。NW-A3000/NW-A1000に搭載された42ピンプラグを、使いやすいように22ピンヘコンパクト化してキャッチーな名前にしたものであるが、42ピンプラグとWM-PORTに互換性はない。iPodの「Dockコネクタ」の仕様に似ているが、こちらの方がよりコンパクトである。サポートされている周辺機器は、WM-PORT搭載の機種ではWM-PORT対応の周辺機器であれば接続でき、NETJUKEの接続にも対応している。尚、PCとの接続など接続時に操作ができない組み合わせもある。

WM-PORTでは従来からの楽曲転送やバッテリー充電の他に、「ダイレクト録音」、「マイク録音」、「Bluetoothトランスミッター接続」、「NETJUKEとの接続」、「録画機能(一部機種のみ)」、「文字入力パッドでのタグ情報編集(一部機種・ダイレクト録音で録音した楽曲ファイルのみ)」、「ハイレゾ音源出力(一部機種のみ)」に対応している。またDMPORT端子搭載のAVアンプとの接続に関しては、専用ケーブルを接続することで、ウォークマンに転送された楽曲を再生することができる。

WM-PORT対応の周辺機器は、ソニーから発売されていたが、2008年の9月のプレスリリース[24]によると、ソニーはライセンスプログラム「Designed for Walkman®」を開始し、ライセンシーに対して「WM-PORT」の仕様を公開するとしている。これにより、様々なメーカーにて、ウォークマンと接続して楽しめる専用アクセサリーの製造・販売が可能となり、ライセンシーはソニーによって認定された「WM-PORT」搭載商品のパッケージ等に「Designed for Walkman(R)」ロゴを使用できる。

なお、ロジテックは「Designed for Walkman(R)」に準拠した「WM-PORT」搭載アクセサリー4機種、FMトランスミッター2機種、サウンドレコーダー、アクティブスピーカーを販売している[25]

WM-PORT対応ウォークマンにはアクセサリーアタッチメントが付属し、一部の周辺機器とはこのアタッチメントをはめ込んで使用する。当初はアタッチメントの形状は円形であったが、2009年秋からは円形に加え楕円(オーバル)形も付属するようになった[† 8]。2010年モデルからは円形はオプション扱いとなっている。

2010年以降はmicroUSBやUSB Type-Cの登場で、コンパクトで使いやすいWM-PORTの優位性が薄れることになる。2016年モデル以降はデジタル専用となったが、それでも旧態依然の規格であったことから、2019年モデル(NW-A100シリーズ/NW-ZX500シリーズ)では、USB Type-C端子の採用に伴ってWM-PORTが廃止された。

LDAC

2006年よりウォークマンではBluetooth規格を採用してきた。ところが、Bluetoothでサポートされている音声規格では音質劣化が顕著で、さらに2014年以降は本格的にハイレゾ市場に参入したことで、ハイレゾにも対応した音声規格が必要であった。

Bluetoothがサポートしているビットレート帯域をフルに使用し、ハイレゾ伝送にも対応した規格として開発されたのがLDACである。

頭出し機能

後期のウォークマンにはカセットテープの中で音声が収録されていない数秒の無音部分を曲の変わり目と見なしてボタンを押した回数だけ次または前の曲の冒頭まで早送りや巻き戻しを行うことで聞きたい曲を選択できる機能が搭載された。使用には、カセットテープにどの順番で曲が録音されているか、そして今現在カセットテープのどこを再生しているかを把握している必要があった。

リモコンの形態の変化

  • リモコン付きヘッドホンの採用もウォークマンの特徴であった。本体をバッグ等に入れたまま、手元で再生や停止などの操作を行えるようにと開発されたものであった。マイクロプラグ採用時代はカセット・CD・MDのいずれにおいても、リモコンの形状はある程度統一されていたが、ステレオミニプラグが採用されると、リモコンの形状もユニークなものになった。
  • カセットやCDでは、ジョグレバーで操作する液晶リモコンが登場した。カセットでは、液晶画面の周囲にドットが配置され、テープの走行状態に合わせてドットが回転するリモコンが採用された。
  • CDウォークマンでは「eyeコマンダー」と呼ばれるリモコンが採用された。「(一部の機能を除いて)全ての操作が出来る」と謳ったこのリモコンは、それまで本体操作に限定されていた音質調整やプレイモードの操作を可能にした。加えて「くるくるクリップ」と称する回転式クリップや、バックライト搭載タイプには「ライトボタン」も採用されている。
  • MDウォークマンでは、ヘッド部を動かして再生・頭出しなどの基本操作を行う「スティック・コントローラー」が採用された。字のごとく、細長い形状のリモコンであった。「スティック・コントローラー」は、1996年~1997年夏のモデルでも使用できるよう、アクセサリーとして別売りもされていた。機種により、バックライトや液晶表示に関する制限がある。1999年には、改良型の「スマート・スティック・コントローラー」も登場した。
  • 2000年に入ると、(MDLP)の採用に合わせて「スティック・コントローラー」がモデルチェンジを行い、同時にCDウォークマンにも採用されるようになった。さらに、2001年には漢字かな表示対応スティック・コントローラーも登場した。
  • 2002年にはさらにモデルチェンジを行い、従来ヘッド部分を動かして行っていた再生・頭出しを、ジョグレバーによって行う方式に変更した。また、従来カナ表示対応型と漢字表示対応型とで異なっていたデザインも統一された。さらに、HDD対応のネットワークウォークマンおよびウォークマンAシリーズのHDDタイプ(NW-A3000/A1200/A1000)でも使用可能である。この世代のリモコンは現在でもMD/Hi-MDウォークマンにも採用されているが、機能の増加に合わせマイナーチェンジを行っている。
  • 2004年に入ると三行漢字表示対応のリモコンが用意された。これは同年1月に発表された新規格「Hi-MD」対応のMDウォークマンに採用されたものであり、曲検索およびメニュー操作にジョグダイヤルが新設され、操作性の向上がはかられた。基本操作にはジョグレバーが採用されている。これは一部のHi-MDウォークマンおよび、Aシリーズを除くHDD対応ネットワークウォークマンに対応している。またCDウォークマン向けには10月の新製品発表に合わせ、スティック・コントローラーが一新された。

ワイヤレス・レシーバー

リモコン付きヘッドホンでは、手元で再生や停止などの操作を行えるが、本体をバッグ等に入れてコードを出す方法が採られたため、本体からコントローラまでをコードレスにする方法が望まれた。

1988年発売のWM-505より搭載されていたが、電波干渉による誤動作や使用時に支障をきたす場所(航空機内など)では使用できない、価格が通常のウォークマンよりも高い、通信にHi-BANDのワイヤレス電波を用いるために音質面が劣る、といったデメリットが目立ち、リモコン付きヘッドホンほどの人気には至らずまた電波法の改正によりMZ-E606Wを最後にワイヤレスモデルは一旦消滅した。カセット・CD・MDのいずれにおいても採用されたが、カセットの方で多く採用された。1990年代後半にはリモコンの形状もユニークなものになった。

ネットワークウォークマンにおいてはワイヤレス対応モデルが長らく発売されなかったが、2006年よりBluetooth方式を採用している。従来からのHi-BANDからデジタル通信のBluetooth方式となったことで、伝送時における音質劣化を抑えることに貢献したものの、Bluetoothで採用されている非可逆圧縮方式では音質劣化が顕著であったこと、ハイレゾに非対応だったことから、現在の製品ではBluetoothのビットレート帯域をフルに使用するためにLDACを開発、多くの機種に採用している。

同年にNW-S700F/S600シリーズを発表・発売した際、同モデルから搭載されたWM-PORT(後述)に接続できるBluetoothトランスミッター「WLA-NWB1」を同年11月より発売した(2011年頃生産終了)。Bluetooth非搭載のWM-Port搭載ウォークマンで使用可能である。

2016年にWM1シリーズとA30シリーズを発表した際、Bluetooth Low Energy方式のリモートコマンダー「RMT-NWS20」が発表された。ウォークマンを有線接続やクレードル接続時などにおいて、再生・曲送り・音量調節などの操作が行える。Bluetooth v4.2以降に対応しているウォークマンで使用可能。

スティック・コントローラー

1997年秋モデルのMDウォークマンで初めて採用され、2000年秋モデルからはCDウォークマンでも採用された。尚、スティック・コントローラーには型番があり、ELのコントローラーはバックライト機能、ELKのコントローラーはバックライト機能と漢字かな表示に対応している。

第1世代
「スティックコントローラー 」という愛称がついた。
ヘッド部を動かして再生・頭出しなどの基本操作を行う。
最大表示文字数は半角6文字。MZ-R55付属のリモコンは半角9文字表示可能。
バックライト機能は一部を除く1998年夏以降の機種で使用可能。
単品モデルでは1997年夏以前の機種でも使用できるように、ステレオミニプラグのヘッドホンが付属していた。
第2世代
この代のみ「スマート・スティック・コントローラー 」という愛称がついた。
ヘッド部分をスライドすることで基本操作を行え、片手でのオペレーションを可能にした。
最大表示文字数は半角9文字。
録音機能付モデルにはトラックマークボタンが別に配置されている。
バックライト機能は一部を除く1998年夏以降の機種で使用可能。
これ以後の単品モデルには、ヘッドホンは付属しなくなった。
第3世代 (RM-MC11EL)
基本操作は第1世代を踏襲しているが、音量調節がヘッド部分を手前に引いてからヘッド部分を回転させて行う方式になった。初めてCDウォークマンとの接続に対応した。
最大表示文字数は半角9文字。
リピートボタンと音質切り替えボタンが新たに装備された。
機種によっては、MDグループ機能やバックライト機能が使えないものがある。
これまで録音機能付モデルに配置されていたトラックマークボタンが廃止された。
第4世代 (RM-MC12ELK)
基本操作はRM-MC11ELを踏襲しているが、新たに漢字かな表示やMDグループ機能に対応し、ステレオミニプラグの位置が従来の停止ボタンの位置に変更され、それに伴い停止ボタンの位置も変更された。
最大表示文字数は半角9文字または全角6文字。
1997年夏以前の機種では、漢字表示機能は使用できない。
2001年秋以降の機種に限り、「カナ漢字交互」と「漢字優先」を選択できる。両モードはセクタ1とセクタ4の文字データを交互に表示するか、セクタ4のデータのみを表示するかの違いである。
第5世代 (RM-MC33EL、RM-MC35ELK)
基本操作をジョグレバーで行う方式に変更し、ヘッド部は音量調節機能・メニュー選択のみとなった。
カナ表示対応型と漢字表示対応型とで異なっていたデザインを統一。これによりカナ表示対応型ではステレオミニプラグの位置が従来の停止ボタンの位置に変更された。
再生ボタンが順方向頭出しボタンとの兼用から一時停止ボタンとの兼用に変更され、これに伴い再生や一時停止はレバー中央のボタンを押し込む形に変更された。それに合わせて本体内部でも仕様変更が行われており、それ以前のMD/CDウォークマンで対応していた周辺機器の一部が使用不可になっている。
リピートボタンはプレイモードボタンに統合された。短押しでプレイモード切り替え、長押しでリピートON/OFFになる。
脱着式のクリップが採用され、向きを変更することが可能になった。
最大表示文字数はRM-MC33ELでは半角9文字、RM-MC35ELKでは半角9文字または全角6文字。RM-MC35ELKでは一部機種で2行表示に対応している。
MZ-E10では、別売のスティック・コントローラーとの接続には対応していない。
RM-MC35ELKはHDDタイプのネットワークウォークマン・ウォークマンAシリーズでも使用可能である。また、現在もソニーストア等で販売されている。
第6世代 (RM-MC55ELK)
CDウォークマン向けに開発。
左部には回転スイッチによる表示・プレイモード・音質調整が、右部には頭出し・フォルダスキップと音量調節にジョグレバーがそれぞれ割り当てられた。また、曲の検索を容易に出来るよう、新たにサーチボタンが増設された。
回転式のクリップや白色のバックライトを搭載。
トラック番号は従来のデジタル表示からドット表示に変更し、反転表示や表示文字数の増加を可能とした。
最大表示文字数は半角12文字または全角9文字。半角表示では2行表示に対応している。但し、全角・半角混じりの文字表示が可能となったこと、表示にトラック番号も含まれるため、場合によってはこの文字数よりも少なくなる場合がある。

型番

ウォークマンの型番の原則的な規則は以下の通り。「ウォークマンの製品一覧」も参照のこと。

ハイフンより前

  • TPS…初代ウォークマン(Tape Player Stereoの略)
  • WM…カセットウォークマン(WalkManの略)
  • D…ディスクマン・CDウォークマン・DVDウォークマン・ビデオCDウォークマン(Discmanの略)
  • PBD…初代DVDディスクマン
  • GV…ビデオウォークマン
  • TCD…DATウォークマン(Tape Corder Digitalの略)
  • WMD…再生専用DATウォークマン(Walkman Digitalの略)
  • MZ…MDウォークマン(Music Zealotの略)
  • NW…ネットワークウォークマン・ウォークマン△シリーズ(Network Walkmanの略)
  • NWD…ウォークマンWシリーズ(Network Walkman DRM非対応の略) - 2013年秋以降はNWに統一された。
  • NWZ…海外用ウォークマン△シリーズ - 2007年秋~2015年夏発売モデルのみ

ウォークマンではない一部のソニー製ポータブルプレーヤー・レコーダーも、ハイフンより前の型番は上記と共通である。

ハイフンより後(主に1995年以降)

  • ウォークマン(カセット)
    • D…高性能録音再生機(デンスケのD)
    • E…再生専用機
    • F…チューナー付き再生専用機
    • G…チューナー付き録音再生機
    • R…録音再生機
    • W…ワイヤレス機
  • CDウォークマン
    • E/EJ…標準機
    • T/F/FJ…チューナー付き再生専用機
    • CJ…MP3 CD対応機
    • NE…ATRAC CD対応機(一部MP3 CD対応)
  • MDウォークマン
    • E…再生専用機
    • F…チューナー付き再生専用機
    • R…録音再生機
    • B…ビジネス向け録音再生機(MDウォークマンのブランドを使用しない)
    • N…NetMD対応録音再生機
    • NE…NetMD対応再生専用機
  • Hi-MDウォークマン
    • DH…Hi-MD Photo対応録音再生機
    • NH…Hi-MD対応録音再生機
    • RH…Hi-MD対応録音再生機
    • EH…Hi-MD対応再生専用機
  • ウォークマン(△シリーズ)、ネットワークウォークマン
    • A…Aシリーズ。Android搭載およびメモリータイプウォークマンでのミドルレンジモデル(Advanced、Ace、最初のアルファベットのA)。
    • B…Bシリーズ。日本未発売。
    • E…Eシリーズ。エントリーモデル(EntryのE)。
    • F…Fシリーズ。Android搭載ミドルレンジモデル。
    • M…Mシリーズ。ワイヤレスヘッドセット機能搭載モデル。
    • S…Sシリーズ。ローエンドモデル。機能特化機(SpecializedのS)。
    • W…Wシリーズ。イヤホン一体型機(WearableのW)。
      • WH…ヘッドホン型。
      • WS…防水。初期は数字の後ろにSがあった。
    • WM1…WM1シリーズ。メモリータイプウォークマンでのフラッグシップモデル。ソニーのオーディオ機器におけるフラッグシップシリーズの「Signature Series」にも属する。
    • X…Xシリーズ。メモリータイプウォークマンでのハイエンドモデル。
    • Z…Zシリーズ。Android搭載ハイエンドモデル。
      • ZX…ZXシリーズ。Android搭載およびメモリータイプウォークマンでのハイエンドモデル。
    • MS…メモリースティック対応機(Memory StickのMS)。
    • HD…ハードディスク搭載機(Hard DiscのHD)。

容量(メモリータイプウォークマン) 2005年以降に発売されたメモリータイプウォークマンでは、容量は型番末端の数字で表される。但し数字と容量の関係は発売時期により異なる[† 9]

  • 2005年~2006年春:3…256MB、5…512MB、7…1GB、8…2GB
  • 2006年夏~2008年:2…512MB、3…1GB、5…2GB、6…4GB、8…8GB、9…16GB
  • 2009年以降:2…2GB、3…4GB、4…8GB、5…16GB、6…32GB、7…64GB

付加機能・付属品(メモリータイプウォークマン) メモリータイプウォークマンのみ、付加機能や付属品の内容によっては末尾に1~2文字のアルファベットが付加される。

  • F…FMチューナー搭載機(2006年~2008年発売モデルのみ)
  • K…スピーカーを同梱(S730シリーズのみ、FMチューナー搭載機には「F」を付けるというルールがあったため「FK」となる)
  • BT…Bluetoothイヤホンを同梱
  • HN…ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリングイヤホンを同梱
  • WI…ハイレゾ対応Bluetoothイヤホンを同梱

製品一覧

現行モデルのみ掲載。現行モデルの詳細や、過去のモデルについては「ウォークマンの製品一覧」を参照のこと。

ウォークマン(シリーズ)

2022年現在の主力モデル。2007年以降は主にEシリーズが毎年春に、Wシリーズが毎年夏に、Aシリーズが毎年秋に新モデルが発表されている(NW-E050シリーズ、NW-A820シリーズ、NW-E080シリーズ、NWD-W270シリーズ、NWD-W270Sシリーズなど一部例外あり)。2012年にはFシリーズも発売、2013年にはZXシリーズとMシリーズも発売、2014年にはAシリーズが復活、2016年にはWM1シリーズが発売された。

WM1シリーズ
  • NW-WM1ZM2 (フラッシュメモリタイプ/256GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
  • NW-WM1AM2 (フラッシュメモリタイプ/128GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
2022年2月9日発表、3月25日発売。
WM1Z・WM1A後継のフラッグシップモデル。2016年秋より展開されたソニーのオーディオ機器におけるフラッグシップシリーズ「Signature Series」にも属する。
WM1シリーズ初のAndroid(11)搭載モデル。主な変更点として、画面のサイズ拡大&高解像度化(4.0インチ→5.0インチ、854x480→1280x720)、データ転送端子がWM-PORTからUSB Type-C(USB 3.2 Gen1)端子へと変更された。
高音域補完技術は新たに「DSEE Ultimate」を搭載。アップデートで先行搭載されたA100シリーズやZX500シリーズとは違い、W.ミュージックを含む全てのアプリに対応し、有線接続・Bluetooth接続でも作動できるようになった。また、PCM音源を元のデータの情報量を損なわず11.2MHz相当のDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」を搭載。オーディオブロックの電源のバイパスコンデンサー全てにFTCAP3(新開発高分子コンデンサー)を採用、ノイズ発生を防ぐために、音質を決定付けるアナログブロックとCPUや内蔵メモリなどを搭載するデジタルブロックの間を物理的に遮断し、音質に影響が及ばないような設計とした。
WM1ZM2は、WM1Zと比較して不純物を約1/4に減少させた純度約99.99%の総削り出し無酸素銅シャーシを採用し、アンプからヘッドホンジャックへの線材はKIMBER KABLE社との協力によって開発された4芯Braid(編み)構造ケーブルを採用。WM1AM2は筐体に総削り出しアルミシャーシとリアカバー素材にも一体型のアルミを採用することで低インピーダンス化と高剛性を両立し、アンプからヘッドホンジャックへの線材は無酸素銅ケーブルを採用している。
ZXシリーズ
  • NW-ZX707 (フラッシュメモリタイプ/64GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
2023年1月14日発表、2月5日発売。
ZX507の後継モデル。ZX507からの主な変更点として、搭載OSがAndroid(9.0)からAndroid(12)にアップデート、バッテリー持続時間が約10%向上、360 Reality Audio再生に対応した。
音質面において、筐体はZX507と同じくアルミ切削筐体と一体化したモノコック構造、リアパネルにアルミを採用。切削加工した銅のブロックを新たに組み込むことで、抵抗値を低減。DMP-Z1と同じく高分子コンデンサ(FT CAP2)を4機搭載、アンバランス出力用のアンプブロックの電源に使われるPOSCAPの容量をZX507シリーズに比べて2倍以上向上させることでアナログ電源系統を強化。ヘッドホン出力やバッテリーなどには金を添加した高音質はんだ、アンプからヘッドホンジャックへの線材には無酸素銅ケーブルを使用している。
5.0型(12.7 cm)、HD(1280×720ドット)のタッチパネルディスプレイを搭載。Bluetooth機能は通信方式がBluetooth標準規格 Ver 5.0で、対応コーデックはSBC, AAC, LDAC, aptX, aptX HDである。USB DAC機能やBluetoothレシーバー機能も備える。
Aシリーズ
  • A300シリーズ
    • NW-A307 (フラッシュメモリタイプ/64GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
    • NW-A306 (フラッシュメモリタイプ/32GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
2023年1月27日発表、2月7日発売。
A100シリーズの後継モデル。搭載OSはAndroid(12.0)で、画面サイズは3.6インチ、解像度は1280x720。データ転送端子はUSB Type-C(USB 3.0)端子。ATRACファイル再生は非対応。前モデルのA100シリーズは併売される。
ストリーミングサービスの音源やCD音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」が、すべてのアプリやLDACでのワイヤレス接続時にも利用可能になった。また、バッテリー持続時間が最大約36時間に向上した。
筐体にアルミ切削シャーシを採用し、高い剛性と低抵抗化を実現。フラッグシップモデル「WM1AM2」の技術を継承し、金を添加した高音質はんだを使用するなど、高音質化が図られている。
  • A100シリーズ
    • NW-A107 (フラッシュメモリタイプ/64GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
    • NW-A106 (フラッシュメモリタイプ/32GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
    • NW-A105HN (フラッシュメモリタイプ/16GB/ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング・外音取り込み機能対応イヤホン付属/microSDカード別売)
    • NW-A105 (フラッシュメモリタイプ/16GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
    • NW-A100TPS (フラッシュメモリタイプ/16GB/ソフトケース、ステッカーをスペシャルボックスに一式同梱/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
2019年10月16日発表、11月2日発売。
A50シリーズの後継モデル。ZX500と同じく搭載OSが独自OSからAndroid(9.0)に、画面のサイズ拡大&高解像度化(3.1インチ→3.6インチ、800x480→1280x720)、データ転送端子がWM-PORTからUSB Type-C(USB 2.0)端子へと変更された。またATRACファイル再生が削除された。前モデルのA50シリーズ(NW-A55WIを除く16GBモデルのみ)は併売される。
型番末尾に「HN」が付くモデルは、A50シリーズ付属のIER-NW500Nと比べて50%小型化した、本体カラーと同色のハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング・外音取り込み機能に対応したイヤホン「IER-NW510N」が付属される。
期間限定モデルで初代ウォークマン TPS-L2の発売当時のパッケージを再現したボックスに、背面に40周年記念ロゴをプリントした『NW-A105』のブラックとTPS-L2のデザインを模した専用ソフトケース、ステッカー2種が付属した「NW-A100TPS」が2019年12月15日まで期間限定で販売されていた。
2020年10月のアップデートでW.ミュージック及び有線接続使用時における「DSEE Ultimate」に対応した。なお、W.ミュージック以外のアプリやBluetooth接続では従来通り「AI技術搭載のDSEE HX」が作動する。
  • A50シリーズ
    • NW-A55HN (フラッシュメモリタイプ/16GB/ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング・外音取り込み機能対応イヤホン付属/microSDカード別売)
    • NW-A55 (フラッシュメモリタイプ/16GB/microSDカード別売、ヘッドホン別売)
2018年9月5日発表、10月6日発売。
A40シリーズの後継モデル。ZX300と同じく、アルミの押し出し材から削り出したキャビネットを採用。右側面の再生・曲の頭出しボタンが独立ボタンに変更された。スマートフォンなどのBluetooth搭載機器からの音声を本体に受信し、高音質で(定額制音楽配信)などの音楽やインターネットラジオ、動画の音声を聞くことができる「Bluetoothレシーバー機能」、DSP技術でアナログレコードをスピーカーで聞くようにシミュレートできる「バイナルプロセッサー」機能を追加。基板とバッテリ線材の接続部分に「金入り高音質無鉛はんだ」を採用。高音域補完技術の「DSEE HX」も新たにAI技術を投入する事で、処理をしている楽曲のタイプをAIが自動で判別、高音域の補正性能を向上させた。
型番末尾に「HN」が付くモデルは、本体カラーと同色のハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング・外音取り込み機能に対応したイヤホン「IER-NW500N」が、「WI」が付くモデルは本体カラーと同色の「h.ear in 2 Wireless(WI-H700)」が付属される。
16GBのh.ear in 2 Wireless(WI-H700)付属モデルと32GBモデル、64GBモデルは後継モデルであるA100シリーズの登場により販売終了された。
Sシリーズ
  • NW-S315 (フラッシュメモリタイプ/16GB)
  • NW-S313 (フラッシュメモリタイプ/4GB)
  • NW-S315K (フラッシュメモリタイプ/16GB/スピーカー付属)
  • NW-S313K (フラッシュメモリタイプ/4GB/スピーカー付属)
2017年8月4日発表、9月9日発売。
NW-S10シリーズの後継モデル。S10シリーズと比べると音楽再生に特化され、嘗てのEシリーズに近いものとなった。NW-S10シリーズに比べ画面は小さく、Bluetoothの音声コーデックがSBCのみに、静止画・動画再生機能や高音域補完のDSEE、そしてフォト、ビデオ、ポッドキャスト(ただし、ポッドキャストは、一般的に、MP3を始めとする音楽ファイルでの配信のためミュージックとして再生できる)、ATRACファイル再生が削除[† 10]されている。
また、連続再生時間が52時間に低下し、このシリーズから歌詞ピタ機能が削除された[† 11]
Wシリーズ
  • NW-WS623 (フラッシュメモリタイプ/4GB)
  • NW-WS625 (フラッシュメモリタイプ/16GB)
2017年4月25日発表、6月10日発売。
NW-WS610シリーズの後継モデル。NW-WS625のみリングタイプリモコンが付属する。
NW-WS410シリーズと同じく、防塵性能、耐寒熱性能の向上、塩水対応になり海水でも使用可能。外音取り込み機能も搭載され、新たにFLACファイル(48kHz/16bitまで)の再生も可能となった。
  • NW-WS413 (フラッシュメモリタイプ/4GB)
  • NW-WS414 (フラッシュメモリタイプ/8GB)
2016年1月26日発表、2月13日発売。
NW-W270Sシリーズの後継モデル。防塵性能、耐寒熱性能の向上、塩水対応になり海水でも使用可能となった。また外音取り込み機能も新たに搭載された。
主要機種別性能・機能比較表
2022年5月現在、ウォークマンの主力製品は「WM1シリーズ」、「ZXシリーズ」、「Aシリーズ」、「Sシリーズ」、「Wシリーズ」の5つである。それぞれの製品ごとに違った特徴をもつ。
ウォークマン主要機種別性能・機能比較表(2022年5月現在)
NW-WM1ZM2 NW-WM1AM2 NW-ZX500 NW-A100 NW-A50 NW-S310 NW-WS620 NW-WS410
ストレージ容量 256GB 128GB 64GB 16/32/64GB 16GB 4/16GB 4/16GB 4/8GB
(microSDカード)スロット
(SDXC対応)

(SDXC対応)

(SDXC対応)

(SDXC対応)
連続音楽再生時間
(MP3 128kbps)[† 12][† 13][† 14]
約40時間 約20時間 約26時間 約45時間 約52時間 約12時間 約12時間
連続音楽再生時間
(FLAC 192kHz/24bit)[† 12][† 13][† 14]
約35時間 約16時間 約16時間 約30時間
ディスプレイ 5.0型 HD
(タッチパネル)
3.6型 HD
(タッチパネル)
3.6型 HD
(タッチパネル)
3.1型 WVGA
(タッチパネル)
1.77型 QQVGA
WM-PORT
USB Type-C端子 [† 15] [† 16] [† 16]
ダイレクトエンコーディング
(録音機能)
ハイレゾ音源再生
(PCM:最大384kHz/32bit、
DSD:最大11.2MHz[† 17])

(PCM:最大384kHz/32bit、
DSD:最大11.2MHz[† 17])

(PCM:最大384kHz/32bit[† 18]
DSD:最大11.2MHz[† 19])

(PCM:最大384kHz/32bit[† 18]
DSD:最大11.2MHz[† 19])
ハイレゾ音源出力
(USB Audio)対応

(DSD出力対応)

(DSD出力対応)

(DSD出力対応)

(DSD出力対応)[† 20]
バランス接続端子
USB DAC機能
S-Master HX
(金入り無鉛高音質はんだ接続)
HX
(金入り無鉛高音質はんだ接続)
HX
(金入り無鉛高音質はんだ接続)
HX
(無鉛高音質はんだ接続)
DSEE Ultimate Ultimate・HX(AI技術搭載)[† 21] Ultimate・HX(AI技術搭載)[† 21] HX(AI技術搭載)
デジタル(ノイズキャンセリング) [† 22] [† 22] [† 22]
外音取り込み機能 [† 23] [† 23]
クリアフェーズ
クリアオーディオプラス
VPTアコースティックエンジン (5モード)
DCフェーズリニアライザー (6モード) (6モード)
バイナルプロセッサー
DSDリマスタリングエンジン
無線LAN ○(IEEE802.11a/b/g/n/ac) ○(IEEE802.11a/b/g/n/ac) ○(IEEE802.11a/b/g/n/ac)
Bluetooth ○ (v.5.0)[† 24] ○ (v.5.0)[† 24] ○ (v.5.0)[† 24] ○ (v.4.2)[† 25] ○ (v.4.1+EDR)[† 26] ○ (v.4.0)[† 27]
Bluetoothレシーバー機能 [† 28]
NFC
おまかせチャンネル
歌詞ピタ(有料)/歌詞表示 -/○ -/○ -/○ -/○ -/○
語学学習
(FMラジオ) [† 29] [† 29]
Music Center/
ドラッグ&ドロップ転送
○/○ ○/○ ○/○ ○/○ ○/○ ○/○ ○/○
防護性能 防水((IPX5/8))
塩水(海水)対応
防塵((IP6X))
耐寒熱(-5℃〜45℃)
防水(IPX5/8)
塩水(海水)対応
防塵(IP6X)
耐寒熱(-5℃〜45℃)

限定モデル

ウォークマンにおいては、店頭では発売されない限定モデルが存在する。近年は当社のネット直販サイト「ソニースタイル(現:ソニーストア)」限定で発売されるモデルを指すことが多いが、何らかの記念として限定発売されたモデルも存在した。

一般店頭販売モデルとの違いは主にカラーリングであるが、以前は店頭発売モデルよりも高機能のモデルも存在した(NW-HD5H、NW-A1200等)。

関連商品・アプリ

  • video walkman (ビデオウォークマン)
    商品コンセプトは、現在の液晶モニター付きコンパクトDVD/BDプレーヤーに近い。
  • watchman (ウォッチマン)
    小型白黒テレビ。FD管と呼ばれる縦型ブラウン管を使用。
  • scoopman (スクープマン) (NT)
  • pressman (プレスマン)
    小型テープレコーダーで、初代ウォークマンTPS-L2は、このプレスマンから録音機能を外したという位置付けだった。
  • 武道館 (BOODO KHAN) (DD-100)
    1986年に発売された。WM-2、WM-DDのボディをベースに、専用の重低音回路「D.O.L回路」を搭載。さらにオーバーバンド式の密閉型ヘッドホンが付属し「武道館サウンド」と謳った迫力ある重低音を特徴としていた。型番のとおり、この商品はウォークマンの商品名を冠さず、カセットレコーダーとしてラインアップされていた。
    オプションパーツとして「クッション型ボディウーファー・(重低音対応)ヘッドホン・電源アンプ」により構成される簡易ボディソニックシステム(型番:BBS-10)が用意された。
    ネーミングは、発売当時の日本国内のコンサートホールの中でも最高峰の位置づけであった日本武道館に由来する。
  • ウォークマンケータイ / Walkman Phone
    auKDDI沖縄セルラー電話連合)からウォークマンケータイ W42S(CDMA W42S)(2006年)・ウォークマンケータイ W52S(CDMA W52S)(2007年)・Walkman Phone Xmini(CDMA W65S)(2008年)・Walkman Phone Premier3(CDMA SOY01)(2009年)の計4機種が発売されていた。
  • DATA Discman
    電子ブック(EB)専用のディスクマン。8cm CD-ROMを専用キャディに収めた電子書籍。
  • ICレコーダー
  • CE-P
    こちらは、ソニーの中国法人によって作られた中国限定販売のウォークマンである。中国のユーザーの要望に応えたフラッシュメモリ型ウォークマンで、音楽転送ソフトは無く、エクスプローラーから利用したり、ATRAC3に対応していなかったりなど特異な製品となっている。フラッシュメモリは価格設定の為に低くなっているものの、中国国外向けに販売して欲しいとの要望が日本などで上がったりしている[26]
  • Xperia / Xperia Tablet / Live with Walkman
    ソニー製[† 30][† 31]スマートフォンタブレットで、Android 4.0にバージョンアップした2012年モデルのXperiaやXperia GX (SO-04D)Xperia SX (SO-05D)以降の機種にウォークマンのブランドを冠した音楽プレイヤーアプリが搭載されている。
    こちらは当初は「WALKMAN」と表記されていたが、後に「Walkman」に改称、2015年発売モデルからは「ミュージック」に改称された[† 32]
    Live with Walkman(WT-19)は音楽専用ボタン(Walkmanボタン)を備えており、そのボタンを押すと音楽プレイヤーアプリが起動する。
  • nasne
    バッファローから販売されている[† 33]、3波チューナー&ハードディスク・レコーダー機能搭載ネットワークストレージ。Android搭載のウォークマンZ1000シリーズ(2011年発売)及びF800シリーズ(2012年発売)にアップデートを行うことで、録画したテレビ番組や放送中のテレビ番組を別売の無線LANルーターを経由してウォークマンから視聴することができる。2013年以降に発売されたAndroid搭載ウォークマンは標準対応。バッファロー製nasne(NS-N100)はアプリ「torne mobile」のみ対応。
  • Video & TV SideView
    ソニー製テレビ&ブルーレイディスクレコーダー向け番組録画予約アプリ。Android搭載のウォークマンに入れることにより番組録画予約やブラビアの操作が可能となる。また有料プラグインの「Video & TV SideViewプレーヤープラグイン」を購入することにより、屋内や外出先でも放送中の番組や録画した番組の視聴が可能(BDZのみ。nasneにおいてはSIE(旧SCE)製は対応、バッファロー製(NS-N100)は非対応)。
  • Smart B-Trainer (SSE-BTR1)
    2015年2月に発売。16GBの内蔵メモリと防水対応という点ではウォークマン Wシリーズ(NW-WS615)と共通だが、GPS心拍センサーが搭載されており、スマートフォン専用アプリの「Smart B-Trainer for Running」と連携してランニングログを残すことが可能。
  • WF-SP900
    2018年10月27日発売。左右独立ワイヤレスイヤホン。4GBの内蔵メモリに最大920曲分[† 34]の音楽を本体のみで聴くことができ、防水・防塵、外音取り込み機能に対応している。アプリ「Headphones Connect」からイヤホンの設定、アプリ「Music Center」からイヤホン本体内蔵楽曲の早戻し/早送り、フォルダ単位などの再生が可能。
  • DMP-Z1
    2018年12月8日発売。デジタルミュージックプレイヤー。ウォークマン WM1シリーズと同じオーディオ機器のフラッグシップシリーズ「Signature Series」に属する。外形寸法138×278.7×68.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.4kgのプレーヤー。高品位な電源供給を目的としてバッテリーを搭載し、電源が無くても動作する。据え置きで使用する他に、室内で書斎やカフェなどでも利用でき、専用のキャリングケースも付属する。
    操作画面はWM1シリーズを踏襲しており、ハード面では、DACに旭化成エレクトロニクスのAK4497をLRチャンネル別に搭載し、本体中央のボリュームにアルプス電気の「RK501」という4連ボリュームのソニー専用カスタム品を搭載。ソフト面では、PCM音源を5.6MHzのDSD信号に変換再生できる「DSDリマスタリングエンジン」、AI技術搭載の「DSEE HX」、「USB DAC機能」、「Bluetoothレシーバー機能」、「バイナルプロセッサー」を搭載する。

年表

 
ウォークマンの歴史を見せる、実物展示。「It's a SONY」EXPOにて(2016年11月、銀座のソニービルディング(当時))
  • 1979年
    • 初のウォークマン「TPS-L2」発売。カップルで楽しめるようにヘッドホンの端子が2つあり、初期ロット版はヘッドホン端子が「GUYS」と、「DOLLS」であった(後にAとBに改められた)。標準価格は33,000円(当時の大卒初任給は11万円)[27][28]
  • 1980年
    • 初のラジオウォークマン「SRF-40」発売[27]
  • 1981年
    • 初のレコーディングウォークマン「WM-R2」「WM-F2」発売[27]。TPS-L2よりも小型化に成功。メタルテープ対応、アンチローリングメカ搭載などの音質重視設計で爆発的な人気を博す[29]
  • 1982年
    • ディスクドライブをシステム採用した「WM-DD」発売。
  • 1983年
    • WM-20」で伸縮ボディを搭載し、未使用時のジャストカセットケースサイズを実現した。「世界最小・最軽量」のキャッチフレーズは、単3乾電池を1本にすることによって実現[29]
  • 1984年
    • ウォークマン誕生5周年。
    • 初のディスクマン「D-50」発売。
  • 1985年
    • WM-101」でガム型充電池を初採用。電池にかかるコストが節約され、本体の重さが200gを切った[29]
  • 1986年
    • ソーラーバッテリーシステム搭載の「WM-F107」発売。
  • 1987年
    • 初のコード巻き取り式ウォークマン「WM-51」発売。
  • 1988年
    • 初のビデオウォークマン「GV-8」発売。
  • 1989年
    • ウォークマン誕生10周年。限定モデルが抽選でプレゼントされた。
  • 1990年
    • 初のDATウォークマン「TCD-D3」発売。
  • 1991年
    • ウォークマン「WM-EX88」でホールドシャッターを初採用。
  • 1992年
    • 初のMDウォークマン「MZ-1」「MZ-2P」発売。
  • 1993年
    • MDウォークマン 「MZ-R2」「MZ-E2」で大幅に小型化された。
  • 1994年
    • ウォークマン誕生15周年及び、ディスクマン誕生10周年。
  • 1995年
    • ウォークマン「WM-EX1」発売。現在までに発売されたウォークマンの中で最も販売台数が多い機種である。
  • 1996年
    • 初のビデオCDウォークマン「D-V500」発売。
  • 1997年
    • マイクロプラグからステレオミニプラグへの移行が始まる。
    • スティック・コントローラー登場。MDウォークマンへ採用される。
  • 1998年
    • 「ディスクマン」が、一部を除きウォークマンブランドに吸収される。
  • 1999年
    • ウォークマン誕生20周年。それに伴い、記念モデルとして「WM-WE01」「WM-EX20」発売。同時に、CDウォークマン15周年記念として「D-E01」発売。
    • 今まで各プレーヤーで別々になっていたカタログが統合される。
    • 初のMSウォークマン「NW-MS7」発売。翌年、ネットワークウォークマンの一分野に統合される。
    • NW-MS7の付属ソフトとしてSonicStageの前身となるOpenMG Jukeboxが登場。
  • 2000年
    • 同年5月、ウォークマンのロゴマークが初めて変更される。これはCD、MDの名を冠したロゴを廃し、ロゴマークを統一させたものだった。
    • 初のフラッシュメモリー型ネットワークウォークマン「NW-E3」発売。
    • CDウォークマンとMDウォークマンのリモートコマンダーが、同年秋発売モデルより共通化される。
  • 2001年
    • 初のNetMDウォークマン「MZ-N1」発売。
    • OpenMG Jukeboxの後継として初代SonicStageが登場(当初はWindows XP搭載VAIOのプリインストールのみ)。
  • 2002年
    • 初のDVDウォークマン「D-VM1」発売。(DVDディスクマンが過去に発売されていたが、持ち歩く用途ではなかった)
    • MD10周年記念モデルとして、「MZ-N10」「MZ-E10」発売。
    • CD/MDウォークマンのリモートコマンダーが一新される。
    • これまではVAIOプリインストールのみだったSonicStageがバージョン1.5以降ネットワーク/Net MDウォークマンにも付属するようになった。
  • 2003年
    • 初のフラッシュメモリー内蔵MSウォークマン「NW-MS70D」発売。
    • 初の再生専用NetMDウォークマン「MZ-NE810」発売。
  • 2004年
    • ウォークマン誕生25周年。CDウォークマン20周年、ネットワークウォークマン5周年。
    • 初のHi-MDウォークマン「MZ-NH1」「MZ-NH3D」「MZ-EH1」を発売。
    • ウォークマン25周年記念モデルである初のハードディスク型ネットワークウォークマン「NW-HD1」発売。
    • 同年10月21日に発売された「WM-EX651」が事実上国内で最後に発売されたカセットウォークマンとなった。
    • 初の1GBフラッシュメモリー内蔵の「NW-E99」発売。
    • これまで製品に付属されているのみで単体配布されていなかったSonicStageがバージョン2.3以降mora経由で無償配布されるようになった。
  • 2005年
    • NW-E507」「NW-E505」「NW-E407」「NW-E405」で初の50時間再生バッテリー搭載。
    • ネットワークウォークマンの名称を廃止。ウォークマンの名称をそれまでのネットワークウォークマンにも適応させた。
    • 9月8日、新ウォークマン「NW-A3000」「NW-A1000」「NW-A608」「NW-A607」「NW-A605」発表、同年11月21日より発売。これ以降の製品より、商品ごとにシリーズ分けされるようになった。
    • NW-A3000」「NW-A1000」「NW-A600シリーズ」で初のアーティストリンク、インテリジェントシャッフル、自動プレイリスト作成、楽曲の自動読み仮名変換機能を搭載、初の2GBメモリー内蔵モデル(NW-A608)が登場。
    • Aシリーズの付属ソフトとしてこれまでのSonicStageとは異なるCONNECT Playerが登場し、上記の各機能に対応するものとなったが国内外での操作性の不評により翌年にはSonicStage(CP)に統合された。
    • DATウォークマン最終機種「TCD-D100」が販売終了。
  • 2006年
    • それまでも「WM」を冠した携帯電話は存在したが、正式に日本初のウォークマンケータイとして、「W42S」発表。
    • MZ-RH1」で初のMDからPCへのデジタルコピー、MDへのリニアPCM録音機能、ダイナミックノーマライザを搭載。事実上、本機種が国内で発売された最後のポータブルMD機器となった。
    • これまでのSonicStage(Eシリーズ及びMD機器に付属及び単体配布)とCONNECT Player(Aシリーズに付属)が統合されSonicStage CPとなる。
    • NW-E000シリーズ」で初のダイレクトUSBを搭載。
    • NW-S700Fシリーズ」で初の本体内蔵ノイズキャンセリング機能とWM-PORTを搭載、初の4GBメモリー内蔵モデル(NW-S706F)が登場。
    • NW-S700F/S600シリーズの発売に伴い、同社オーディオ製品共通のキャッチコピー「もっと、音楽とひとつに。」及び共通カラー(青色)を採用。これに伴い同年10月版からカタログがフラッシュメモリー/HDDとHi-MD/MD/CD/カセットテープに再び分離される。
    • また、同年以降は非デジタルオーディオプレーヤーとしての新機種は発売されていない(2010年発売のCDウォークマンD-NE241は2006年12月発売のD-NE241(JE)というツーリストモデルの日本語化版)。
  • 2007年
    • HDDウォークマン最終機種「NW-A1000」が販売終了。以降デジタルオーディオプレーヤーはフラッシュメモリー型のみの展開となる。
    • NW-A800シリーズ」で初のビデオ再生機能を搭載、初の8GBメモリー内蔵モデル(NW-A808)が登場。
    • NW-A910シリーズ」で初のワンセグ機能を搭載、初の16GBメモリー内蔵モデル(NW-A919)が登場。
    • 「Walkman Goes OPEN」戦略を発表。これに伴い海外向け機種は型番が「NWZ」となり、ATRAC系コーデックへの対応中止・転送ソフトがSonicStageからWindows Media Playerに変更・製品仕様の変更など日本国内向けとは異なる戦略で販売される。
  • 2008年
    • 2月1日、W54S/W56Tの発売と共にau×Sony "MUSIC PROJECT"が開始される。これによってウォークマンへの着うたフルの転送がLISMO Port及びNETJUKE経由で可能になった。
      • その絡みでLISMO PortはSonicStage(後のx-アプリ)がベースとなる。
    • NW-A820シリーズ」で初の本体内蔵Bluetooth機能を搭載。
    • NW-E020Fシリーズ」で初のStyle-Upパネル交換機能を搭載。
    • NW-S730Fシリーズ」「NW-S630Fシリーズ」「NW-S630FKシリーズ」で初のおまかせチャンネル機能を搭載。
    • SonicStage CPと並行する形でSonicStage V(2006年モデル以降専用)が登場。
    • 同年末に非Hi-MDのMDウォークマン最終機種MZ-N920(録再機)の生産が終了。
  • 2009年
    • ウォークマン誕生30周年。CDウォークマン25周年、(ネットワークウォークマン時代含め)デジタルオーディオプレーヤー10周年。
    • 同年春に再生専用MDウォークマンが生産終了(最終機種:「MZ-EH50」(Hi-MD対応))。以降は最上位モデルMZ-RH1のみの展開となる(2011年まで)。
    • これに伴い同年6月版よりMD/CD/カセットテープ型ウォークマンのカタログはラジオ/ラジカセ/テープレコーダー/ICレコーダーのカタログと1冊に統合され「パーソナルオーディオ総合カタログ」となる。
    • NW-X1000シリーズ」で初のタッチパネル、S-Master、デジタルノイズキャンセリング、ドラッグ&ドロップ転送機能を搭載、初の32GBメモリー内蔵モデル(NW-X1060)が登場。
    • NW-W202」で初のZAPPIN機能を搭載。
    • 同年8月最終週(24〜30日)の販売台数シェアでiPodを追い抜き、4年8ヶ月ぶりに首位を記録した。
    • NW-A840シリーズ」「NW-S740シリーズ」「NW-S640シリーズ」「NW-S740Kシリーズ」「NW-S640Kシリーズ」で初の歌詞表示機能「歌詞ピタ」、語学学習機能、いたわり充電を搭載、初の64GBメモリー内蔵モデル(NW-A847)が登場。
    • SonicStage Vは動画転送機能等を加えx-アプリに変更。これに伴いLISMO Portもx-アプリベースに移行した。
    • ソフトウェアCD-ROMが付属しなくなり、ウォークマン本体内のフラッシュメモリに組み込む形式に変更された。
  • 2010年
    • 同年4月、カセットテープ型ウォークマンの国内出荷を終了(最終機種:「WM-FX202」)。2010年3月時点の世界累計販売台数は約2億2000万台[30]。中国で委託生産している海外向け機種は販売継続。
    • NW-W253」で初の防水機能(IPX5相当)を搭載。
    • 同年8月、2002年7月以降96ヶ月連続首位だったアップルを抜き、月間シェア1位、8月第1週〜最終週(8月2日〜9月5日)の週間シェア1位を記録した。その後、2010年11月第2週と同年12月の月間で1位になり、初めてアップル以外でシェア5割を超えた。
    • NW-A850シリーズ」「NW-S750シリーズ」「NW-S750Kシリーズ」「NW-E050シリーズ」「NW-E050Kシリーズ」でおまかせチャンネル復活、初のボイスキャンセル、ちょい聴きmoraを搭載。
  • 2011年
    • MDウォークマンの全世界出荷を終了(最終機種:「MZ-RH1」)[31]。2011年3月時点の累計販売台数は約2200万台。
    • NW-Z1000シリーズ」でウォークマン初となるAndroidプラットフォーム採用。
    • NW-A860シリーズ」でAシリーズ初のタッチパネルを搭載。
    • NW-S760シリーズ」「NW-S760Kシリーズ」でSシリーズ初の本体内蔵Bluetooth機能を搭載。
  • 2012年
    • NW-F800シリーズ」で初のFLAC対応、後にZ1000シリーズもアップデートで対応した。
    • NW-S770シリーズ」「NW-S770Kシリーズ」でクリアフェーズを搭載し(同時発売のF800シリーズも含む)、別売りの文字入力パッドに対応した。
  • 2013年
    • 3月29日をもってSonicStage CPのダウンロードサービスが終了[32]
    • NW-S780シリーズ」「NW-S780Kシリーズ」でバッテリー持ちが改善され、最大77時間再生を実現した。
    • NW-F880シリーズ」「NW-ZX1」で初のNFC及び最大192kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生に対応。またNW-ZX1は初の128GBメモリー内蔵モデルでもある。
    • 同年秋発売モデルよりMacintoshに対応し、標準添付ソフトがWindowsにはMedia GoContent Transferになり、MacにはContent Transferが提供された。
  • 2014年
    • NW-F880シリーズ」「NW-ZX1」でアップデートによる初のDSDファイル再生(PCM変換再生)に対応。
    • NW-A10シリーズ」で初の(microSDカード)によるストレージ容量拡張に対応。
    • CDウォークマンの販売を終了(最終機種:「D-NE241」・「D-EJ002」)。
  • 2015年
    • NW-ZX2」でBluetoothの音声コーデックに、A2DPの標準コーデック「SBC」に比べ最大約3倍の情報量をワイヤレスで伝送できるソニー独自の音声コーデック「LDAC(エルダック)」に対応。後にA10シリーズもアップデートで対応した。
    • NW-ZX100」「NW-A20シリーズ」でハイレゾ音源のデジタルノイズキャンセリングに対応。後にA10シリーズもアップデートで対応した。
  • 2016年
    • NW-WS410シリーズ」で初の海水(塩水)・防塵(IP6X相当)に対応。また外音取り込み機能も搭載された。
    • NW-WM1シリーズ」で初のDSDネイティブ再生に対応。4.4mm5極バランス接続端子を搭載。またNW-WM1Zは初の256GBメモリー内蔵モデルでもある。
  • 2017年
    • NW-ZX300」「NW-A40シリーズ」で初のUSB DAC機能を搭載。Bluetooth音声コーデック「aptX HD」、音声フォーマットAPEおよびMQAに対応。後にWM1シリーズもアップデートでaptX/aptX HDとAPE、MQAに対応した。
    • 同年12月をもって、Windows用転送ソフトのx-アプリおよびMedia Goのダウンロードサービスが終了[33]
      • 同年秋発売モデルからのWindows用転送ソフトはMusic Center for PCになった(macOSは従来通りContent Transferのみ)。
  • 2018年
    • ウォークマン向けの有料歌詞配信サービス「歌詞ピタ」を2018年7月31日17時をもって終了[34]
    • NW-ZX300G(ZX300の内蔵ストレージ128GBモデル)」「NW-A50シリーズ」でBluetoothレシーバー機能とアナログレコードをスピーカーで聞くようにシミュレートできるバイナルプロセッサー機能を搭載。後にZX300とWM1シリーズもアップデートで対応した[† 35]
  • 2019年
    • ウォークマン誕生40周年。デジタルオーディオプレーヤー20周年。
    • 銀座ソニーパークにてウォークマン誕生40周年記念展「WALKMAN IN THE PARK」を開催[35]
    • NW-ZX500」「NW-A100」でWM-PORTが廃止され、USB Type-C端子を搭載。OSは「NW-ZX2」以来となるAndroid(9.0)を搭載し、定額制音楽配信サービス等が単体で利用可能になった。発売当初は「mora qualitas」に非対応だったが、「Amazon Music HD」アプリのインストールにより、ハイレゾストリーミングウォークマンを初めて実現した。
    • 40周年記念モデル「NW-A100TPS」が期間限定の受注生産で販売された[21]
  • 2020年
    • 同年2月より「mora qualitas」アプリの配信開始。「NW-ZX500」「NW-A100」へのインストールに対応したことにより、真のハイレゾストリーミングウォークマンを初めて実現した。
    • 同年10月より「NW-ZX500」「NW-A100」を対象にW.ミュージック及び有線接続使用時における「DSEE Ultimate」にソフトウェアアップデートで対応。ただし、W.ミュージック以外のアプリやBluetooth接続では従来通りDSEE HXが作動する[36]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 発売以降グループ内のどの会社が販売しているかは、幾度か推移してきており、2015年10月から2019年3月までは、2019年4月から2021年3月までは。
  2. ^ NW-ZX100以降のモデルを除く。
  3. ^ NW-A100以前のモデルを除く。
  4. ^ D-50はDiscmanの名を冠しておらず、厳密な意味での初代DiscmanはD-50MkII(D-50の改良型)となる。
  5. ^ これの一例として、MDの音質に嫌悪感を抱いたユーザーによるが存在していたことがあげられる(現在同サイトは閉鎖)。
  6. ^ また、1994年(平成6年)以前の製品ではエラー対策のためにミラーリング記録していたため、これも音質に悪影響を及ぼしていた。
  7. ^ 2002年秋以降のMDウォークマンはコマンド信号が変更されているため、トラック分割機能などが作動しなくなる。
  8. ^ オーバル形アタッチメントが必要な機器では、2009年8月以前に発売された機種(NW-S700F/NW-S600シリーズを除く)でも使用できるように専用アタッチメントが付属している。
  9. ^ ZXシリーズやWM1シリーズは除く。
  10. ^ 日本向けモデルでATRAC非対応となるのは本機種が初である。
  11. ^ LRC歌詞ファイルや一部音声フォーマットで歌詞を設定している場合は、歌詞表示が可能。
  12. ^ a b デジタルノイズキャンセリング搭載機種はOFFの時。
  13. ^ a b 外音取り込み機能搭載機種はOFFの時。
  14. ^ a b バランス端子搭載機種はステレオミニジャックに接続時。
  15. ^ USB 3.2 Gen1準拠。
  16. ^ a b USB 2.0準拠。
  17. ^ a b DSDネイティブ再生はバランス接続のみ。ステレオミニ接続の場合はリニアPCMに変換再生される。
  18. ^ a b 352.8kHz以上のファイルはダウンコンバート再生される。
  19. ^ a b リニアPCMに変換再生される。
  20. ^ 別売のUSB変換ケーブル「WMC-NWH10」と市販のUSBケーブル、もしくは別売のハイレゾ音源出力対応クレードル「BCR-NWH10」が必要。
  21. ^ a b DSEE Ultimateはアップデートで対応。W.ミュージック及び有線接続使用時に有効。W.ミュージック以外のアプリやBluetooth接続では従来通り「AI技術搭載のDSEE HX」が作動する。
  22. ^ a b c デジタルノイズキャンセリング機能対応イヤホン接続・使用時のみ。
  23. ^ a b 外音取り込み機能対応イヤホン接続・使用時のみ。
  24. ^ a b c 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC、対応プロファイル:A2DP/AVRCP/SPP/OPP/DID
  25. ^ 対応コーデック:SBC/aptX/aptX HD/LDAC、対応プロファイル:A2DP/AVRCP
  26. ^ 対応コーデック:SBC、対応プロファイル:A2DP/AVRCP
  27. ^ 対応コーデック:SBC/AAC、対応プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP
  28. ^ 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
  29. ^ a b ワイドFM対応。
  30. ^ 2021年3月までは子会社であったソニーモバイルコミュニケーションズ(旧ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ)製。
  31. ^ Xepria TabletおよびXperia Z UltraのWi-Fiモデルはソニー製。
  32. ^ 一部のXperiaによってはアプリ更新およびOSアップデートなどでも適用される。
  33. ^ 2019年まではソニーの子会社であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(旧ソニー・コンピュータエンタテインメント)が開発・販売。
  34. ^ MP3・128kbps、1曲4分の場合。
  35. ^ WM1シリーズはUSB DAC機能も追加された。

出典

  1. ^ a b “Sony Japan|Sony History 第6章 理屈をこねる前にやってみよう <ウォークマン>”. ソニー. 2015年5月13日閲覧。
  2. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、第二章。[]
  3. ^ ソニー「ウォークマン」敗訴で浮き彫りになった商標確保の問題点WIRED NEWS。
  4. ^ ソニー、カセット型ウォークマンの生産・販売終了 海外では継続。登場から約31年で2億2,000万台 AV Watch 2010年10月22日
  5. ^ 朝日新聞 2010年11月13日 be on Saturday キミの名は - ウォークマン。
  6. ^ ポータブルビデオレコーダーソニー製品一覧サイト
  7. ^ ソニー プレスリリース2001年9月21日発表
  8. ^ ポータブルDVDプレーヤーソニー製品一覧サイト
  9. ^ ソニー プレスリリース1999年9月22日発表。
  10. ^ ソニー プレスリリース2004年7月1日発表
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  12. ^ 「俺の毎日フル・スロットル 西城秀樹・行動野郎の生物研究」『月刊明星』1979年9月号、集英社、16-17頁。 
  13. ^ . 北陸中日新聞 (中日新聞北陸本社). (2015年11月28日). オリジナルの2015年1月6日時点におけるアーカイブ。. 2016年12月20日閲覧。 森健二 (2016年4月11日). . ダイヤモンドオンライン. オリジナルの2016年12月12日時点におけるアーカイブ。. 2016年12月20日閲覧。 三品貴志 (2018年5月27日). “”. 産経新聞. 産業経済新聞社. 2018年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月24日閲覧。『あのころangle 街と地図の大特集1979 新宿・池袋・吉祥寺・中央線沿線編』主婦と生活社、2018年、50頁。ISBN (978-4391151015)。 
  14. ^ 2012年1月16日 読売新聞「アップルが7年連続で獲得していた携帯オーディオをソニーが奪取」
  15. ^ 2012/12/07 BCN「携帯オーディオは『ウォークマン』が人気、学生やプレゼント需要を取り込む」[1]
  16. ^ 1.[2]2011年1月6日記事。2.2010年9月21日記事。3.BPCランキング 2010年8月18日記事。
    2009年・2010年調査とも、調査会社BCNランキングの「携帯オーディオプレーヤーのメーカー別販売台数シェア」による。
  17. ^ 「iPod」販売が不振=スマートフォンに需要シフトも
  18. ^ ソニー、カセット型ウォークマンの生産・販売終了 海外では継続。登場から約31年で2億2,000万台(AV Watch 2010年10月22日)
  19. ^ (SankeiBiz 2010年10月22日閲覧)
  20. ^ (asahi.com 2011年7月8日)
  21. ^ a b ウォークマン® Aシリーズ × 40周年記念モデル NW-A100TPS
  22. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、47頁。
  23. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、98頁。
  24. ^ 2008年09月08日“ウォークマン”専用アクセサリー拡大に向けてライセンスプログラム“Designed for Walkman(R)”開始
  25. ^ http://www.logitec.co.jp/press/2008/0908_01.html
  26. ^ ITmedia +D PCUPdate:“中国人による中国人のための”ウォークマンを日本人が使ってみた
  27. ^ a b c 『昭和55年 写真生活』(2017年、ダイアプレス)p73
  28. ^ 『昭和55年 写真生活』(2017年、ダイアプレス)p106
  29. ^ a b c 『昭和55年 写真生活』(2017年、ダイアプレス)p107
  30. ^ カセットウォークマンの販売終了 共同通信社 2010年10月22日
  31. ^ MDウォークマン終了 ソニー、9月めどに 共同通信社 2011年7月7日
  32. ^ SonicStage CP (SonicStage Ver.4.4) ダウンロードサービス終了に関するお知らせ 2012年11月8日発表
  33. ^ お知らせ | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー 2017年10月10日発表
  34. ^ お知らせ | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー 2018年1月25日発表
  35. ^ Ginza Sony Park | Program | #009 WALKMAN IN THE PARK
  36. ^ “お知らせ|ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン|ソニー”. ソニー (2020年10月1日). 2020年10月2日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN|ソニー
  • Sony Japan | 商品のあゆみ−パーソナルオーディオ
  • Sony Japan | Sony Design
    • Sony Design History - ソニー製品のアーカイブ。ソニー公式サイト。
  • ウォークマン20周年
    • 新ウォークマンロゴW.(ダブルドット)
    • MD10周年
    • ASCII24(2004年3月末時点でのウォークマン生産台数内訳)
  • Sony Japan | WALKMAN® 40th anniversary -ウォークマン 40周年記念サイト-
    • Ginza Sony Park | Program | #009 WALKMAN IN THE PARK - 銀座ソニーパークのウォークマン40周年企画展。
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