くにかぜIIIは、2009年(平成21年)から運用されている国土地理院の航空測量用航空機。
概要
ビーチクラフト C90(海上自衛隊での名称はUC-90)を改装した「くにかぜII」の後継として、セスナ208が導入され、2009年から運用を開始した。登録記号はJA315G。
装備機器の大型化に伴って機体をセスナ208としたことにより、「くにかぜII」までの海上自衛隊徳島教育航空群第202教育航空隊から民間委託となった。現在は共立航空撮影により、調布飛行場を母基地として運用されている。
役割
災害時
- 地震の場合、震度6弱以上、その他の災害の場合は被害状況を踏まえ被災地を撮影する。
平時
諸元
- 機種:セスナ208
- エンジン:ターボプロップエンジン
- 乗員:最大11名
- 全幅:15.88 m
- 全長:12.67 m
- 全高:4.52 m
- 自重:1,861 kg
- 巡航速度:341 km/h
- 航続距離:1,797 km
脚注
- ^ “「国土交通」NO.149(2018.4-5)「業務密着ルポシリーズ 現場力」”. 国土交通省. 2020年1月1日閲覧。
外部リンク
- 測量用航空機「くにかぜⅢ」の概要と役割 - 国土地理院
- 測量に関するミニ知識 第15回 測量用航空機「くにかぜ」の変遷 -時代と共に進化する搭載機材- その3 - 国土地理院