ف |
語末形 | 語中形 | 語頭形 |
ـف | ـفـ | فـ |
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語末形 | 語中形 | 語頭形 |
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ف(ファー, فاء)はアラビア文字の20番目に位置する文字。無声唇歯摩擦音 (/f/) を表す。
フェニキア文字から受け継がれた文字の一つで、ヘブライ文字の פ、ギリシャ文字の Π、ラテン文字の P に対応する。発音もセム祖語の/p/が変化したものである[1]。
アラビア語には無声の /f/ はあるが、有声の /v/ はない。ペルシャ文字では و で /v/ を表す。vを含む外来語をアラビア文字へ転写する際にもفが使われており、例えばtelevision(テレビ)はتلفزيون(tilifizyun)となる。
マグリブ地方のカイラワーン書体では、ف の点は下に書かれる[2]。
符号位置 文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 説明 |
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ف | U+0641 | ‐ | ف
ف | ファー |
ڡ | U+06A1 | ‐ | ڡ
ڡ | 点のないファー、アディゲ語で使用された |
ڢ | U+06A2 | ‐ | ڢ
ڢ | マグリブ地方のファー |
ڣ | U+06A3 | ‐ | ڣ
ڣ | イングーシ語で使用された |
ڤ | U+06A4 | ‐ | ڤ
ڤ | ジャウィ文字の p、一部のアラビア語地域で v に使用 |
ڥ | U+06A5 | ‐ | ڥ
ڥ | |
ڦ | U+06A6 | ‐ | ڦ
ڦ | シンド語 ph |
脚注参考文献 - 内記良一 著「アラビア系文字の発展」、西田龍雄 編『世界の文字』大修館書店、1981年、159-180頁。
- Watson, Janet C. E. (2002), The Phonology and Morphology of Arabic, New York: Oxford University Press
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