神ノ郷町(かみのごうちょう)は、愛知県蒲郡市の町。
地理
遠望峰山の南東方の麓に位置し、町域は遠望峰山の山頂付近から三河湾の湾岸付近まで南北に長い。東側は(落合川)を境界とし、(水竹町)や(蒲郡町)などに接する。
歴史
かつて神ノ郷村と称し、中古には上ノ郷村と称したとされる[4]。
地租改正に際して1876年(明治9年)までに字の廃置分合が行われた[5]。
1878年(明治11年)の郡区町村編制法施行時点では上ノ郷村と称し、宝飯郡に属した。1889年(明治22年)の町村制施行に際して村名を神ノ郷村に改めた[6]。1906年(明治39年)に蒲郡町、豊岡村、静里村と合併し、蒲郡町の一部となった[6]。旧村域は蒲郡町大字神ノ郷となった。
教育
大部分が蒲郡市立蒲郡西部小学校、愛知県道323号芦谷蒲郡線以南が蒲郡市立中央小学校(緑町)の校区内である[7]。また、全域が蒲郡市立中部中学校の校区内である[7]。
交通
鉄道
バス
西部地区支線バス「みかんの丘くるりんバス」が町内と蒲郡市街の主要施設を巡回する形で運行されている。公共交通空白地域の解消のため、2020年1月に運行が開始された[8]。
道路
国道247号中央バイパスが町域の南部を東西に通じる。また、国道1号蒲郡バイパスが山沿いを東西に通過する。
愛知県道323号芦谷蒲郡線・愛知県道383号蒲郡碧南線が町域の南端付近を東西に通じる。
産業
農業
- 愛知県農業総合試験場園芸研究部常緑果樹研究室
- 蒲郡市農業協同組合(JA蒲郡市)総合集出荷場
神社
- 赤日子神社[9]
脚注
- ^ 令和2年国勢調査
- ^ 日本郵便 2022, p. 195.
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2023年4月21日閲覧。
- ^ 早川彦右衛門 1893, p. 16.
- ^ 蒲郡市誌編纂委員会、蒲郡市教育委員会 1974, p. 549.
- ^ a b 蒲郡市誌編纂委員会、蒲郡市教育委員会 1974, p. 573.
- ^ a b “通学区域”. 蒲郡市. 2023年4月21日閲覧。
- ^ 「蒲郡西部をカバー 支線バス運行開始」『中日新聞 朝刊 東三河版』、2020年1月8日、12面。
- ^ 早川彦右衛門 1893, pp. 17–18.
参考文献
- 早川彦右衛門 編「神之郷村」『三河国宝飯郡誌』 第拾集、早川彦右衛門、1893年、16–27頁。(NDLJP):765323/339。
- 蒲郡市誌編纂委員会、蒲郡市教育委員会 編『蒲郡市誌』蒲郡市、1974年4月1日。(NDLJP):9569306。
- 「愛知県」(PDF)『郵便番号簿』 2022年度版、日本郵便、2022年11月、187–204頁2023年4月21日閲覧。 。