ウマロ・シソコ・エンバロ(Umaro Sissoco Embaló, 1972年11月23日 - )はギニアビサウの政治家。1年間首相を務めた後、2020年から大統領。
経歴・人物
(リスボン工科大学)にて国際学の学位を、マドリード・コンプルテンセ大学にて政治学及び国際学の博士号を取得した。母国語であるポルトガル語に加え、スペイン語、フランス語、アラビア語、スワヒリ語が堪能である[1]。准将として軍部に所属。世界各地で国家安全保障研究について、続けた[2]。
2016年にジョゼ・マリオ・ヴァス大統領の下で、首相に任命された[3]。当時、政党であったギニア・カーボベルデ独立アフリカ党では彼の信任投票が行われ、賛成112と反対11の差で就任が決定した[4]。僅か1年1ヶ月後に政治危機を解決できなかったとして、ヴェス大統領に辞表を提出した[5]。
2019年11月に大統領選が行われ、最終的に(ドミンゴス・シモーズ・ペレイラ)候補との一騎打ちとなったが、54票対46票で勝利した[6]。ペレイラ候補は選挙に不正があったとして訴訟を起こしたが、最高裁は却下した[7]。2022年2月2日にエンバロ大統領暗殺を図ったクーデター未遂事件が発生。彼は、多少の犠牲者は出たがクーデターは回避できたと発言した[8]。その後も議会との対立が続き、2022年5月16日に議会を解散、同年12月18日に総選挙を実施するとする大統領令を発令した[9]。しかし投票日前日になって、(総選挙)を2023年6月4日に延期する大統領令に署名した[10]。
脚注
- ^ ウマロ・シソコ・エンバロ - アーカイブ
- ^ エンバロ大統領 - 公式サイト
- ^ エンバロ首相就任 - voaportugues.com
- ^ 新政府にたいして、政党がボイコット - Reuters.com
- ^ エンバロ首相解任へ - dm.com
- ^ エンバロ候補を勝利を宣言 - africanews.com
- ^ ギニアビサウ - 外務省公式サイト
- ^ エンバロ大統領、クーデター失敗と発表 - cnnニュース
- ^ “Le président bissau-guinéen Umaro Sissoco Embalo dissout le Parlement”. ラジオ・フランス・アンテルナショナル. (2022年5月17日) 2022年5月17日閲覧。
- ^ “Guinea-Bissau postpones legislative elections”. APANEWS. (2022年12月17日)2022年12月19日閲覧。
公職 | ||
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先代 ジョゼ・マリオ・ヴァス 第5代 | ギニアビサウ共和国大統領 2020 - | 次代 |